紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

9-10月の成果…やっと回復基調に

2010-10-30 06:00:00 | フォトコン関係
6-9月のフォトコン入選数が、前年の半分以下に激減、と前回のブログ(2010.9.24付け)で述べましたが、9月後半から持ち直してきました。結局9月は前年と同じ5回の入選、10月は9回(前年4回)の入選となりました。

9月にボルボカレンダーフォトコンで入選したことはお伝えしましたが、その時点で画像が載せることが出来ませんでした。すでに画像が公表されましたので(10月20日発売デジキャパ11号)、ブログにて入選作を紹介いたします。5月に洞爺湖湖畔で撮影したものです。なお、12月10日に東京で表彰式が行われます。旅費等ボルボ持ちで、招待されております。


(コピーライターによるキャッチコピー「おヘソまで出して思いっきりジャンプしている若い女性たち。はじける青春の1シーンを垣間見る。」)

次に10月に入って入選した作品等を紹介いたします。すでに「2010年小樽市展」「20周年目の赤いヒマワリ写真展」等については作品を紹介しておりますので、ここでは省略いたします。

1第45回カナデンデジタルフォトコンテスト「彩」


(入選「小樽マリーナのイルミネーション」 2008.12.8撮影 EOS40D F5.6 3秒 ISO=800)

2第22回ブログdeフォトコンテスト「風景・街並み」


(準グランプリ「影が伸びる」2009.11.4撮影 大人の科学付録カメラ ネガカラー)

3小樽市民会議「2011年小樽カレンダー」コンテスト


(入選「和光荘の秋」(9-10月ページ) 2009.10.25撮影 EOS40D F5.6 1/750 ISO=400)

4第6回モンキーフォトコンテスト(サル以外でも可)


(朝日新聞社賞「悠悠泳ぐ」2006.4.14美ら海水族館で撮影 EOSKissDigiN F4.5 1/15)

5第2回木と合板写真コンテスト


(佳作「俺の城、ただ今築城中」 EOS 40D F5.6 1/180 ISO=100)

6OCN・元気一杯フォトコンテスト


(入選「太鼓を叩く」 2010.9.5撮影 EOSKissDigiN F5.6 1/125 ISO=100)

7ディリーヤマザキ・思いで一杯フォトコン


(ハッスル賞「ホッピング乗れるよ」 2010.6.26撮影 PEN E-P1 F2.8 1/1250 ISO=100)

小樽の市場を訪ねて…その1

2010-10-26 06:00:00 | 写真
北海道には、有名な市場が沢山あります。代表的なものとしては、函館の朝市、釧路の和商市場、札幌の二条市場などがあげられます。小樽にも全国的に知られた市場が幾つかあります。南樽(ナンタル)市場や隣友市場、三角市場などはガイドブックにも載っております。

全国的に知られたこれらの市場では、結構観光客が多いようですが、小樽の市場は、先の市場を含めて、観光客よりも、地元のお客が多いようです。そこで今回は、市場巡りをして見ました。周辺の施設も含めて紹介いたします。第1回目は、小樽駅近くの三角市場、中央卸売市場、中央市場の三つを紹介いたします。


(小樽市場連合の9市場では、共通祭事で市場を盛り上げようとしています)

先ず三角市場は、小樽駅の駅前広場に隣接しております。なぜ三角市場なのか、それは市場の位置にあります。上の写真左下に図示されていますが、市場が町の中を斜め突き切っているからなんです。小樽駅に近いこともあって、観光客もよく利用しております。


(小樽駅広場横から3mほど階段を上がったところに入り口があります)


(かに、たらこ、シャケなど観光客向け商品が多い カメラを向けると45度にポーズを取ってくれました)


(観光客らしき夫婦が品定めをしています 市場は下りとなって国道に出ます)

さて国道に出ると道路(国道5号線)を挟んで、目の前に「中央卸売市場」の文字が目に飛び込んできます。やや古い建物です。さらにこの奥(海側)に薄いグリーンの建物、中央市場が二棟並んでおります。なお、中央卸売市場は、主に卸売り専門ですが、勿論小売も行っています。先ず国道側から中に入ると、なんと一番手前にガラス工房があります。市場内にガラス工房がと、当時大評判になりました。


(運河工芸館から中森工房が、数年前にここに移転して来ました)


(午前中とあって、来店客も少ない) 


(取り扱い品も食品、日用雑貨と多岐にわたる)

卸売市場を出ると、並んで中央市場の薄いグリーンの建物が海側に二棟あります。さて中に入ると先ほど見た二つの市場とは、様相ががらりと違います。なんと空きスペースの多いことか。お客も午前中ということを考慮しても殆どおりません。数ヶ月前に来た時も同じようにがらがらでした。あちこちに、「空きスペースあり」という出店を求める看板が出ています。


(海側から山側を見ると右二棟が中央市場、その先に中央市場が、中央奥の坂は船見坂)


(半分近くは空きスペース)


(家賃半年無料のポスターが、むなしく揺れている)


(空きスペースの一角には、かつての繁栄の写真が展示され、以前ヒットした「ガンガン屋台」の椅子が…)


(「ガンガン屋台」の元ととなった、往時の写真や人形、絵が… H16.6.19撮影)

平成16年頃、ここ中央市場内でガンガン屋台なるオープン形式の屋台飲み屋が出来たのです。市場内に簡易テーブルを作り、一斗缶を逆さまにして座布団を敷き椅子としました。市場内で酒とつまみや惣菜とうの肴を調達して飲むというものでした。これが評判となり後年「小樽屋台村(サンモール一番街)」や「出抜き小路(運河浅草橋筋向い)」が出店するきっかけともなりました。


(市場直結の飲み屋として一時は賑わった H16.6.19撮影 EOS55+NEOPAN PRESTO 1600)

しかし、こうしたガンガン屋台も長続きはせず、数年で廃止となりました。今は中央市場の片隅に、往時の面影を、一斗缶の椅子や写真が僅かに残っているだけです。

なお、戦後魚介類の流通の柱となったのは、下から二番目のモノクロ画像にあるように、ブリキの缶(ガンガン)を背負って行商に歩く婦人達でした。別名ガンガン部隊とも呼ばれました。私が札幌に汽車通勤していた昭和42年(電車ではなくSLでした)頃には、まだちらほらガンガンを背負った行商人が列車内におりました。

ニセコの雲海と紅葉を撮りに

2010-10-22 06:00:00 | 旅行
先週の10月14日に、ニセコの雲海と紅葉を撮りに、午前3時半に自宅を出ました。途中赤井川村の冷水峠にさしかかると、街中に雲海が流れ込み、街明かりがオレンジ色や青い色に霞んで見えました。夜空にはオリオン座がくっきりと出ております。ここで撮影ですが、とにかく寒くて三脚が持てないほどです。一応耐寒用の服装はしておりますが、10分もすると歯ががちがち言うほどです。


(街明かりが霞んで見えます 中央左奥には羊蹄山も見えます 午前4時半頃)

早々に雲海+星空を切り上げて、ニセコの雲海撮影に向かいます。霧の中の赤井川の街を通り抜け、通称メープル街道(道道393号線)を倶知安に向けて走ります。JR倶知安駅を横目に、五色温泉方面に登って行きます。五色温泉を通り過ぎると、視界が開け眼下にニセコの街が見えます。予想通り、一面雲海が漂っております。丁度左手から朝日も上がり、雲海がピンクに輝きだしました。


(雲海は低いところへと流れていくのでしょうか、高台の農家にはかかっておりません)


(1.5倍のテレコンを装着して、もう少しズームアップしてみました)


(朝日が当たり、手前の森の紅葉がはっきりしてきました)

五色沼から降りる途中あちこちに立ち寄って、絵になるところを探しながら進みます。道路沿いに細い川の流れがあります。緑色の藻が生え、長い藻が波間にゆらゆら揺れています。


(目に染み入るような緑色)


(反対側のニセコ連峰の山頂が朝日で赤く焼けています)

さて、十分雲海を撮り尽くしたので、道道66号線沿いの雪秩父温泉(雪秩父=施設名で、正式には湯元温泉郷)の源泉に向かいます。ここは過去に何度も撮影できており、このブログでも何度か取り上げております。


(源泉から噴出す湯気 周辺はすっかり赤く染まっている)


(上の二つの画像は、OLYMPUS PEN E-P1「POP ART調」で撮影 多少色調が派手目に出ている)

湯元温泉郷での撮影も済み、最期の撮影地、京極噴出し公園に向かいます。ここは羊蹄山の湧水で有名です。ここの水を使った京極名水コーヒーも販売されております。昼近くに着いた時には、香港からのツアー客が50人ほど来ておりました。盛んに紅葉をバックに記念写真を撮り合っておりました。こういう、メジャーとはいえない地方にまで外国人ツアーが来ることに多少驚きました。


(画像ではカエデが綺麗に紅葉しているように見えますが実際は…)

最後は、倶知安町郊外の富士見町の十割蕎麦店の裏の池に寄りました。ここの池(羊蹄の噴出し水の池)は、羊蹄山が映り込む事で有名で、過去何度か、画像も紹介しております。この日は晴れるも、羊蹄山の山頂には雲がかかっていました。帰りはキロロにも寄り黄金岩の滝を撮りましたが、別の機会に紹介いたします。


(周囲の松林と青空の映り込みが美しい)


(白樺の葉が黄色く色づいている 幾分ハイキー調で撮影)


札幌国際スキー場に紅葉を撮りに

2010-10-18 06:00:00 | 旅行
10月11日(体育の日)に札幌国際スキー場に紅葉を撮りに行ってきました。数日前の読売新聞に、今が紅葉の盛り、10月11日がゴンドラ営業の最終日ですと、紅葉の写真と共に記事が出ておりました。

と言うわけで今回は、小樽・定山渓道路(道道1号線)沿いの朝里ダム、札幌国際スキー場、定山渓ダムの紅葉を撮影してきました。朝方はぐずついた天候でしたが、9時からは晴れマーク予報でしたので、自宅を9時過ぎに出ました。20分ほどで朝里ダムに到着し、展望台から撮影しましたが、どうも色付が例年に比べよくないようです。


(例年に比べ、黄葉も色付が良くなく、赤い葉が殆ど見当たりません)


(去年10月17日に同じ展望台から撮影した画像 2009.10.18付けブログから)

次の目的地札幌国際を目指して進みます。小樽と札幌の境界線、朝里峠付近にかかると道の両側が一面黄色の染まり、目に飛び込んできます。


(海抜500mくらいでしょうか、黄葉が目立ってきました)

さらに国際スキー場に向かいます。この頃には、天気予報通り快晴に近くなり、一段と黄葉が目立つようになって来ました。やはり例年に比べ、かえでや漆、ナナカマドなど赤い葉が少ないようです。路の両脇で見かけても、枯れたり痛んだりしております。国際スキー場にはいるや、二本の大きな黄色に染まった木が目立ちました。

(入ってすぐ、二本の大きな木が目立つ)


(往復料金1000円を払ってゴンドラで山頂へ)

新聞記事を見たのでしょうか、連休でゴンドラの最終運航日ということもあって、長い行列が出来ておりました。ゴンドラに偶然スキー場関係者が乗り込み、彼の説明によると、山麓駅が標高600m、山頂が1100mで、標高差500mとのことです。山頂の気温は、麓よりも5度低いとのこと。約10分で到着です。

残念ながら山頂付近はすでに紅葉は終わり、枯れ木ばかりでした。ただ眺めは抜群で、遠く小樽港や石狩湾が望めます。麓の紅葉を撮るべく、再び山麓駅に向かいます。


(画像3枚によるパノラマ合成)


(再び先ほどの関係者と同席 遠方のレストハウスは取り壊し予定と)


(ここ国際スキー場でも、黄葉は目立ちましたが、紅葉はほとんど見られませんでした)


(ワンコのしっぽがとても綺麗)

本日最期の撮影地、定山渓ダム(サッポロ湖)に向かいます。途中のトンネルは未だに補修工事中(トンネル内に亀裂が見つかり、昨年は数ヶ月に渡り道路が封鎖された)で、交互通行になっています。


(赤い車が来るのを待って撮影)


(参考 H9.10.18撮影)

やはり、今年は秋口まで猛暑が続いたせいでしょうか、紅葉はどこもいまひとつ冴えないような気がしました。次回は(22日頃)、ニセコの雲海と紅葉、赤井川の雲海とキロロの紅葉をレポートいたします。

赤いひまわり写真展の表彰式に…

2010-10-16 18:53:43 | フォトコン関係
先月9月2日に安平町追分へ、赤いひまわりを撮りに行ったことはすでに、9月6日付ブログ「今回は…赤いひまわりを撮りに…」の「安平町追分の赤いひまわり」の項に詳しく取り上げております。その後、赤いひまわり百万本の会主催の写真展に二点応募しました。

数日前に、そのうちの一点が銅賞に入ったとの電話連絡がありました。写友Y氏の作品が金賞になり、賞品が沢山用意されおり、新聞記者も来るので、10月16日の表彰式に是非参加して欲しいとのことです。金賞ならまだしも、銅賞では、クオカード一枚くらいではと、躊躇しておりました。

写友Y氏は、コンテストで初のトップ賞、沢山の賞品と言う言葉に誘われて、二人で安平町追分まで行くことにしました。高速を利用して車で約1時間半、事務局の菊池病院にはすでに、新聞記者や入賞者、関係者たち20数人が集まっておりました。


(左から、Y氏の金賞作品、銀賞作品1点、銅賞作品3点、入選作品15点ほどが展示されている)


(私の銅賞作品「無我夢中」 日の丸構図で…)

次いで表彰式に移りましたが、銅賞以上は、賞状+ワイン1本+菓子1箱+チーズ1箱+Tシャツ1枚と全員同じです。すべて赤いひまわりマークが刷り込まれた商品です。上位以外の入選者には上記の賞品の内Tシャツが付いていないだけでした。表彰式後Y氏は、新聞記者にインタビューされておりました。

会場を出て、前回(9月2日)撮影できなかった、「日本最古の木造サイロ」を観光案内図で探します。JR遠浅駅(トアサ)付近と言うことが分かり、追分からさらに20分ほど南下します。なお、このあたり(早来)はサラブレッドの産地としても有名でアチコチに牧場があります。橋本聖子議員の出身地でもあります。途中の牧草地で素敵な光景が目に入りました。


(手前の緑は秋撒き小麦でしょうか、空の青さと雲が北海道らしさを…)


(中央の木にもっと近づきたいところですが、勝手に入るわけには…)


(これが日本最古の木造サイロ)

Y氏いわく、これが持ちきれないほどの商品か、でもトップ賞か、と上機嫌でした。帰りにいい写真も撮れたし…私も満足した一日でした。Yさん、長時間運転有難うございました。

小樽写真市展公開審査を見てきました

2010-10-14 06:00:00 | フォトコン関係
先週の9日(土曜)、小樽生涯学習プラザで、写真市展の公開審査がありました。審査員は日本写真家協会の「石津聰」先生です。写真市展は、第1部(自由)と第2部(ネイチャー)に分かれています。応募点数は各部とも200点前後です。

先ず第1部の審査から始まります。石津先生がテーブル上に並べられた作品を見て回り、二週目に入選候補の写真を30点前後ピックアップして行きます。


(手前が石津先生 先生の手に注目が集まる)


(ピックアップした30点の中から上位入賞候補を選ぶ)

ピックアップした中から慎重に推薦1点、特選2点、準特選3点を選びました。重複があった場合は補充します。第1部自由部では、私の作品(応募3点)は残念ながら上位入選は出来ませんでした。「昆虫バトル」がかろうじて入選しただけでした。

次いで、先ほどと同様な手法で、第二部ネイチャーの部の審査に入ります。ここでも30点ほど入選候補が選ばれますが、私が応募した全作品(3点)が取り上げられました。


(上位候補6点の作品に見入る石津先生・手前黒い服 左下に私の作品「雪が降る」が…)

第2部ネイチャー部門も推薦1点、特選2点、準特選2点が決まりました。これから石津先生による講評が始まります。第1部自由の部からです。ここでは、いつも撮影旅行で一緒する写友S氏とYしが共に特選に入りましたので紹介しておきます。


(特選となった写友S氏の作品 トドが飼育員の頭に襲い掛かるような迫力がある…と評価)


(写友Y氏の特選となった作品 4人の若い娘の表情がまちまちで、若々しさを感じる…と評価)

続いて、選外となった作品を例に、構図の取り方やシャッターのタイミングの話がありました。上段の作品は、小樽潮祭りの踊り子を撮影していますが、踊り子がとても美人で、手が綺麗なのに、手がカットされてしまった。カメラをもっと左に振るべきでしたと。さらに二番目の画像では、蔦や窓の映りこみを取り込んだのはいいが、映り込みの人物にもっと配慮すべきでした。と作例を基に解説がありました。


(踊り子の右手をもっと入れて、後ろの人の手はカットしたほうが…)


(映り込みを、子供やもっとカラフルな人物のほうが…)

第二部ネイチャーの講評では、先ず推薦となった作品が取り上げられました。幾分決まりすぎの感があるが、整列したカモメ、荒々しい波を取り入れて、これしかないと言う構図でしたと。

次いで特選ですが私の「雪が降る」です。まさにシンプル・イズ・ベストと言う作品ですと。先のカモメ作品とどちらを推薦にするか迷いました、明日であればこちらを推薦にしたかもしれませんということでした。


(推薦となった作品)


(私の作品「雪が降る」が特選 画像右の青い写真も特選)

ということで、残念ながら、応募以来二度目の推薦は取れませんでした。本音を言うと、この作品は付け足しで応募したもので、別の作品が上位に、と予想していたんですが…。なお、第二部では写友Y氏が、準特選にも入賞しました。

以下に、今回で入選した作品を紹介しておきます。なお、小樽市展作品は、10月20日(水)~24日(日)まで小樽市美術館3Fで公開されております。

第1部(自由) 入選「昆虫バトル」

(公園の水道の蛇口から噴出した水をマクロ撮影)

第2部(ネイチャー) 特選「雪が降る」

(赤井川村のはずれで、猛吹雪の中で撮影 内臓ストロボ発光で雪を取り込む)

第2部(ネイチャー) 入選「寒い朝」

(東川町忠別川付近 -15度の朝)

変雲(第23回ブログdeフォトコンテスト応募作品)

2010-10-12 17:21:58 | フォトコン関係


ふと外を見ると、不思議な雲が見えた。早速カメラを片手に屋上テラスで撮影したうちの一枚。うろこ雲だとは思うが、雲の左側は、小さな雲が密集し、これからうろこ状になろうとしているようであった。不思議な雲だ。

撮影者 紅露雅之
撮影場所 小樽市内自宅屋上
撮影日 2010.9.20 午後4時43分
撮影データ等 CANON EOS 40D+SIGMA15mm対角魚眼(35mm換算24mm)
       WB=auto ISO=400 F=5.6 SS=1/3000
使用ソフト CANON ZoombrowserEX トーンカーブ調整

この画像は「第23回ブログdeフォトコンテスト」応募作品です。

SLニセコ号の走る季節

2010-10-10 06:00:00 | 日記
          (蘭島のトンネルを抜けるSLニセコ号 H14年10月撮影)

今年もSLニセコ号の走る季節となりました。と言うよりすでに、9月の中旬から土日祭日に走っております。函館本線の札幌~蘭越間を、行きは4時間6分で、帰りは5時間46分かけて走ります。途中小樽駅で機関車の入れ替え作業で、45~50分ほど停車します。

9月下旬にJR小樽駅にて、帰りの(札幌に戻る)SLを撮影しました。午後4時52分着で、出発は5時42分です。この間50分の間に、後方にあったジーゼル機関車をSLの背後に設置し、先頭車両とする作業が行われます。


(帰りの小樽到着時は、SLが先頭でバックになっています 左側が札幌方面)


(作業の間機関士さんも一休み)


(連結作業を見守る人たち 左側からジーゼル機関車が入って来る)


(オレンジ色のジーゼル機関車が入ってきた)


(連結作業もひと段落 SLの機関士たちも乗り込む)


(発車まであと数分 SLをバックに記念写真を撮る人が後を絶たない SLの駅員もサービスに忙しい)

この日は私は、SL発車10分ほど前に札幌行きの普通電車で、隣の南小樽駅で下車、自宅に戻りました。なお、二番目の画像以降は全部OLYMPUSPEN E-P1で撮影しております。見出しの画像と、下の二つの画像はフィルム時代に撮影したものです。


(機関室の中に入れていただき、15mmの対角魚眼レンズで撮影 H14年10月)


(停車中のSLを内臓ストロボ一発、横にカメラを振りながら撮影しました と同時にボア~っと煙が…H16年10月撮影)

大雪山の初雪と紅葉を撮る~その他偏

2010-10-06 06:00:00 | 旅行
ここでは、一回目、二回目で紹介し切れなかった画像を中心に取り上げます。初日の旭岳では、雪と濃い霧で紅葉の撮影は出来ませんでしたが、雪を被った高山植物がとても綺麗でした。雪原の中でぽつんと咲くさまは、とてもいじらしくさえ感じます。また、横殴りの風雪で、葉に雪が凍れ付いて、それが重なった、いわゆる「えびのしっぽ」と言うのでしょうか、そんな現象を目の辺りにしました。いくら北海道でも、平地では眼にしたことがありません。それだけ生き物にとって厳しい雪なんでしょうね。


(釣り鐘のように見えますが、手前の植物とお辞儀をしたようなススキもどきが重なりました)


(えびのしっぽ? 奥が人の顔に、手前は二匹のドジョウにも見える)

時おり横殴りの雹に近いような雪が降りつけけますが、体感温度はそれほど低くはないようでした。多分0度前後でしょうか。写真撮影に夢中になっていたら、写友のY氏が、私の頭髪に付いた霧氷を見て、遭難オヤジだと言います。そこにHBCテレビのカメラマンがやってきて、旭岳の初雪を撮影中なので、ついでに写真撮影中のカットを撮らせてくれといいます。


(白い頭がさらに白く… 写友Y氏が撮影)


(HBCテレビに撮られる 夕方の番組で放映との事だが、飲んだくれて見損なった 撮影は写友S氏)

さて、写友Y氏が捻挫した事もあり、早々にロープウエーで下山し、美瑛に直行しました。撮影ポイントを探し数箇所回りましたが、この頃には曇ってきて、親子の木のあたりでキガラシを一枚撮っただけでした。日没までには時間もあることだし、急遽旭山動物園に向かいました。ここなら、車椅子が常備されていますので、Y氏も車椅子に乗ったまま撮影が出来ます。しかも車椅子だと、行列に優先して各動物館に入れるから、儲けモンです。


(旭岳から下山し、忠別湖ダムにて すっかり晴れてトンボも気持ちよさそう)


(親子の木とキガラシ 空と麦畑、キガラシの明暗差が大きいのでHDR加工)


(子猿は好奇心が旺盛)


(ガラスを盛んに舐めるサル 飼育員がガラスに蜂蜜を塗ったのです、お客サービスです)

動物園で十分撮影し、旭川市内のホテルに戻りました。一杯飲みながら例によって写真談義に花を咲かせます。気がついたときには、HBCテレビの放映は終わっていたようです。なお翌日は高原沼の登山と撮影ですが、高原沼編で主要な画像は取り上げましたので、次の二枚の見上げておきます。


(えぞ沼の紅葉 曇り空を生かして横長でシンメトリックにしてみました)


(食事可能な休憩地点である緑沼の昼頃 バスツアー客が二組あって、ラッシュアワー並み)

大雪山の初雪と紅葉の撮影に…高原沼編

2010-10-02 06:00:00 | 旅行
二日目の朝は、午前4時に起きて高速道路を使って、シャトルバス発着のある大雪レイクサイトに向かいました。6時半始発の高原温泉行き(所要25分)に乗るためです。実は紅葉の期間中は、一般車の通行が禁止されていて、シャトルバスを利用することが義務付けられています。

6時前にレイクサイトについたときは、すでに30人ほどが順番待ちをしておりました。定刻よりも15分ほど早く第一便が出発、われわれもそれに乗り込みました。前日捻挫したY氏は残念ながら痛みが引かないため、駐車場の車で待機です。

高原温泉では、高原センターで、まず入山名簿への記入、次いで監視員による10分ほどのレクチャーを受けます。受けないと入山できない仕組みになっております。沼巡りの掲示板には、今夏のヒグマの目撃情報、足跡、食蹟情報が事細かに記載されております。何と言うその数の多さ、登山道のいたるところでヒグマが確認されています。監視員からはヒグマに出会ったときの注意事項が色々指示されましたが、要は襲われたら終わりということで、多少ビビッたのも事実です。

登山口を7時15分に出発しましたが、すぐに急な坂道が続きます。おまけに前日来の冷え込みで、一部木道が凍っていて、スリップします。周りの風景に注視しながらゆっくり進みます。第二陣の登山客にも抜かれましたが、写真を撮りながら進みます。30分ほどアップダウンの激しい山道を進むと、小さな川があります。とても綺麗な流れです。


(水の流れと水草がとても綺麗)


(登山道の横には、雪と氷を被ったキノコがアチコチに…ラクヨウキノコでしょうか、採取不可と言う事で…)


(親子でしょうか、女性の二人組み わき目もふらず進んでいきます)

登山道はアイスバーンと雪解けの泥水とで、一段と歩きにくくなります。依然アップダウンの激しい山道が続きます。登り始めて、1時間半ほどたち、8時50分頃に最初の沼である「土俵沼」に到着です。沼一面氷が張り付いておりました。数カット撮りましたがあえて取り上げるようなカットがなく省略いたします。続いて9時に2番目の沼「バショウ沼」に着きました。


(土俵沼を出ようとしたとき二人の登山家が、沼には見向きもせず、進んでいきます)


(バショウ沼 映り込みとの明暗差があるためHDRしました)

さらに10分ほど進むと、三番目の沼「滝見沼」に出ます。周囲を見渡しても滝は見当たりませんが、近くに滝があるのか、水の流れ落ちる轟音だけが聞こえます。ここまで来るとかなり登山客が増えました。と言うよりわれわれの登る速度が遅く、後から来た登山客と重なり合うためでしょうか。この沼も、紅葉と針葉樹の緑、そして雪の白とコントラストが見事です。撮影スポットにはカメラマンが列を作って順番待ちをしております。


(沼への映り込みが美しい 大型三脚を構えたカメラマンが多い)

滝見沼から5分ほど進むと4番目の「緑沼」があります。時計は9時20分を示しています。ここは今までの四つの沼で一番大きくて、登山客のための休憩地にもなっております。飲食が出来るのもこの「緑沼」と「大学沼」に限られています。われわれもここで朝食を撮ることにしました。


(水への映り込みが幾何学模様にも見える)


(雪と紅葉の中を親子三人連れが進んでいく)


(樹木の間に、綺麗なモミジが見える)

昼食と写真撮影に30分ほど費やし、さらに先に向かいます。依然平坦な道路が少なくて、アップダウンの連続です。途中5番目の「湯の沼」(近くで硫黄が噴出している)、6番目の「鴨の沼」を過ぎて、10時25分に7番目の「えぞ沼」に着きました。


(湯の沼近くで 荷物を軽くするため三脚を持たず、手持ちではこれが限界 E-P1 F16、1/10)


(紅葉と緑と白のコントラストが美しい「えぞ沼」)

ここまで来るとわれわれの最終目的地である「大学沼」は目前です。途中8番目の「式部沼」を通り、10時50分に9番目の「大学沼」に到着しました。監視員によると、名前の由来は、大学の研究チームがここでキャンプをはり、調査研究した事からつけられたそうです。ちなみに標高は約1500mで、登山口の高原沼が1300mなので、標高差は僅か200mということです。それにしては、アップダウンの激しい登山道でした。


(多くのカメラマンがシャッターチャンスを狙っている)

この大学沼からさらに、「高原沼」に向かうことも出来ますが、われわれにはもうその体力は残っておりません。ここで休息の後、11時10分頃登山口に向かって下りました。勿論再度周辺の景色を撮影しながらです。結局高原センターで下山届けを記入したのは午後2時でした。この間約7時間弱、よくもま~歩けたものだと自分でも驚いています。

なお、三回目は載せ切れなかった写真や、美瑛、旭山動物園での写真を紹介いたします。