紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

今冬最後の雪と氷の祭典「層雲峡温泉氷瀑まつり」を見に

2016-03-26 06:00:00 | 祭り・イベント

                    <ホテル朝暘亭6Fの客室から氷瀑まつり会場が見える…>

 

おそらく層雲峡温泉の氷瀑祭りが道内では最後の冬のイベントではないでしょうか。第41回氷瀑まつりが1月23日(土曜)から3月27日(日曜)まで開催されています。朝暘亭が層雲峡温泉進出30周年記念として昨年から4回にわたって「旅の思い出」をテーマにフォトコンテストを実施しています。この事はすでに2015.11.22付ブログ「秋の富良野路を行く」でも触れましたが、運よく第1期、第2期と連続してグランプリを得て、無料ペア宿泊券をGET。ということで、3月21日(祝日)に、家内と小学校卒業したばかりの孫娘と3人で行ってきました。

冬道の運転は危険と言う家内の忠告に従い、今回はホテルの無料送迎バス(札幌~ホテル間)を利用することにしました。3月19日に卒業したばかりの孫娘を同伴と言うことで日程を調整しましたが、肝心の氷瀑まつりが、3月中旬の暖かさで、融けているのではと心配しておりました。ホテルのフロントに確認すると、日中でプラ2-3度、夜間は相当冷え込んでいますということで、一安心。

当日札幌駅北口を12時に出発。大型バスは2台ともほぼ満席状態。途中砂川PAと比布大雪PAでトイレタイム、午後3時半ホテルに着。なんと陽が出ているのに、気温は氷点下5度。山間に温泉ホテルがあるだけに、道央に比べ相当気温が低いようです。

 

正面玄関前の雪だるまの温度計は氷点下5度を指しています。それを撮ろうと家内と孫娘がアイフォンを取り出して…

ここは10年前に、家内が当時2歳の孫娘と記念写真を撮ったところ。それにしても寒い、寒い、

同じ看板の前で、当時2歳の孫娘と、(撮影H17.9.16)8月末で、再雇用2年含め完全退職後の家族旅行。

6Fの部屋からは氷瀑まつりの会場が一望できます。中央は国道39号線(大雪国道)で上が旭川方面、下が北見方面。氷瀑会場を流れる川は、石狩川で、旭川へと大きく迂回して、札幌方面に流れて行きます。

ホテルから氷瀑まつり会場までは徒歩10分もないくらいですが、午後7時から10時まで無料のシャトルバスが出ております。なので、それまでの間に、前回宿泊時温泉に入り損ねたので、ゆっくり湯につかり、夕食後撮影に行くことにします。夕食は1Fホールで、バイキング形式。「あじじまんかい」と言うイベント中で、道内東北の特産物・名物料理が楽しめる企画中でした。

青森支店勤務中によく食べた「じゃっぱ汁」がありました。シャケを入れた石狩鍋に似ていますが、ネギがぶつ切りで入っています。

ホール入り口付近に50~60種類はあったでしょうか。中央の赤と白の器はエビをはじめ生鮮海鮮が入っている。

孫娘は肉料理が大好き。お椀は豚丼、人参&ステーキは二皿目。エビ刺身二皿完食(奥のオレンジの器)。この後アイスクリーム数皿…

 

午後7時過ぎ、氷瀑まつり会場にシャトルバスで向かいますが、家内と孫娘はパス。なんせ外は-10度以下で、おまけにかなり強い風が吹いている。バスで会場近くの駐車所に向かい、入場料300円を払って会場内に入ります。氷雪像が7色に照らし出され、幻想的な雰囲気が漂います。

来場者の6-7割は中国人観光客のようです。

会場要る口付近には大きなかまくらが6~7個あるでしょうか、それぞれ協賛会社の看板が出ていました。中の氷のオブジェには硬貨が張り付けられています。どのかまくらも同じような感じです。

無料の記念撮影コーナーがあり、「極寒証明書」がもらえます。

かまくらの前で写真撮影中の女性。

中にはこんなポーズで撮る人も…

降りしきる粉雪を食べる?

時折強く吹く風に、粉雪が舞い上がる。

粉雪と風が同時に吹くと途端に視界が悪くなる。

記念撮影中に風が吹き、髪が舞い踊る。

会場は路面全部が結氷、つるつるのスケートリンク状態。足を滑らす人が続出。

氷の洞窟はすべて「立ち入り禁止」状態。数日前の高温でかなり溶けだして、崩落の危険があるためとのことでした。

ライトアップされたひょうせつぞがとても幻想的で、暫し見とれて、寒さを忘れさせてくれます。

氷瀑メインステージでは、ウエディングイベントも行われたようで、その愛の鐘の前で記念写真を撮るカップル。男性は盛んに寒さを我慢しているようでした。

降りしきる粉雪と風に耐えられず、小1時間で会場を離れホテルに戻りました。

 

翌日午前9時半の送迎バスで、札幌北口に戻りました。

 

 

 

 

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雪かきはスポーツだ!~国際スポーツ雪かき選手権 in Otaru 2016

2016-03-08 06:00:00 | 祭り・イベント

 

雪国にとって毎日降る雪は、邪魔で厄介なものです。とりわけ地域人口の高齢化が進む地方の街では、毎年のように除排雪が大きな問題になっています。そこで、スポーツの力で高齢化に伴う除雪問題を解決し、地域の活力再興と交流促進を実現しようと目的で、始まったのが、この「国際スポーツ雪かき選手権」です。今年で第3回目となるこの競技には、日本、ロシア、イラン、スェーデンなど9か国から126名、23チームが参加しました。

2月27日(土曜)午前中の第1競技は、高齢者住宅の多い小樽市松ヶ枝町で、「ボランティア雪掻き」です。得点ポイントはありませんが、次の第2、第3競技に進む必須条件です。高齢者世帯の雪かき負担を少しでも軽減するのが目的です。午後1時からは場所を小樽マリン広場(旧合同庁舎跡地)に移して、スノーショベリング&ムーブトライアル(雪の塊約300Kgを崩して10m先に運ぶ)です。

第3競技は、スノーマンコンテストです。第2競技で運んだ雪をもとに雪だるまを作る競技です。雪だるまの出来栄えも競いますが、高さや数にもポイントが加えられます。1時間の制限時間内で競います。午後1時からの第2競技と第3競技を撮ってきましたので紹介します。

 

☆第2競技 スノーショベリング&ムーブトライアル

競技開始前に各テレビ局が参加者にあちこちでインタビューをしています。終始なごやかな雰囲気で半分お遊び気分での参加チームも多いせいか、競技前のピリピリ感は全くありません。

競技参加者は雪の塊の状況を確かめています。下の方から崩して大きな塊をスノーダンプに乗せて…

 

 

会場の端に、RED BULLのド派手な広告車が来ていました。それをバックに記念写真を撮る観光客。なお会場は小樽運河の近くで、中央橋から20~30mほど海側にあります。なので運河を見た観光客が、何事が始まるのかと会場に寄ってきます。

 

小樽運河のマスコットキャラ「運ガッパ」も応援に駆けつけました。子供たちに大人気。並んで写真を撮る親子が後を絶ちません。

 

こちらはスェーデン人+日本人の混成チーム「Swedish Vikings」、留学生なのか日本語ペラペラ。

 

いいいよ競技の始まり。その前に小樽市長をはじめ関係者の挨拶が続き、大会実行委員長から競技ルールの説明があります。手前の青のポリタンクは、第3競技「スノーマンコンテスト」で使用する水が入っています。先ずは6チームづつ4回に分けて協議が開始です。

 

白いコスチュームに身を包んだ「えちごまさ雪」チーム、キャプテンは金色のコスチューム、300㎏の雪の塊を次々と砕いて10m先のラインにまで運びます。砕くのに相当な労力が必要です。スコップが金属製とはいえ、網目になっていて、固い雪だと、スコップが突き刺さらず、跳ね返ってきます。競技エリアに入れるのは各チーム4人のみ。原則5名編成で、残り1人が交代要員。

 

スコップ担当者は相当疲れるようで、交代後はバッタンQ。

 

「えちごまさ雪」チームは4分弱で雪の塊を崩し移動完了。かなり早く、全チームの中でもベスト3位に入るタイムでした。競技終った後は全員ごらんのように、息も絶え絶え。他のチームはまだ続いています。

 

ヴァイキングチームもどうやら終わったようです、へとへとになりながら戻ってきました。後方の雪隗は、後半チームのものです。

 

第2回目のグループの競技がスタートしました。こちらは「北大 Frozen Gang」、イラン、インド、ウズベキスタン、パプアニューギニアから北海道大学に来た留学生チームです。勇ましく飛び出しましたが…

 

イランチームの留学生に聞くと、イランでも雪はうっすらと積もる程度で、これほど大量の雪は日本に来て初めての経験だそうです。それにしても、イラン女性の美系には目を惹きます。

 

こちらは飛び入り参加の松ヶ枝中学校の生徒たちです。午前中の競技が松ヶ枝地区のボランティア雪掻きだったので、その返礼も兼ねての参加のようでした。彼女たちは普段雪かきはしていないのかな。雪の塊を崩すのが下手で、なかなか崩れません。上に登ってスコップを叩きつけますが…はね返されるだけ。応援に駆け付けていた先生たちが盛んに崩し方をアドバイスしますが、結局制限時間10分間に崩し切れませんでした。それにしても、雪の塊はかなり固いようでした。

 

☆第3競技 スノーマンコンテスト

制限時間は2時30分から3時30分までの1時間。この間に崩した雪と周辺の雪を運んで雪だるまを作ります。雪だるまの背丈によって得点差があり、なおかつ数もポイントになります。さらに国旗を掲げ、装飾を施すと、加点されます。スタートから小1時間もすると、それぞれ雪だるまらしくなってきました。

 

スェーデンチームの雪だるま、見るからに日本の雪だるまと表情が違いますね、

 

こちらも赤いラインでコカコーラだとわかります。

 

こちらのチームはLサイズの雪だるまが3個出来上がりました。

 

咥えたばこの表情がいいですね。

 

北海道大学の留学生チームは砂で文字を書き込んでいます。

 

蛍光塗料を吹き付けて出来上がり。パンダをはじめ動物たちの雪だるまのようです。チーム「余市FB友の会 ザ★ショローズ」の作品群。

 

出来上がった雪だるまを囲んで、チームで記念写真。

 

こちらでは写真を撮りだすと、周囲の人たちが、集まれ集まれと言って、あっという間に人数が膨れ上がった。ピンクのウェアーのチームらしいですが、ほれ、そこで写真撮ってる人もこっちに来て入んなさいと、手招きしています。こんな光景があちこちで繰り広げられるのも国際交流の一つかも…

 

午後4時過ぎ、陽も影ってきたころ表彰式&閉会式が行われました。第2部、3部合わせての総合優勝は、「余市FB友の会 ザ★ショローズ」が獲得、特別賞は午前中のボランティア雪掻きから参加し、固い雪隗に苦戦しタイムオーバーとなった松ヶ枝中学校チームに与えられました。

 

閉会式終了後は、懇親会が小樽運河の「小樽ビール小樽倉庫No.1」で行われました。

 

 

 

 

 

 

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雪と氷の祭典・さっぽろ雪祭り~その2

2016-03-02 06:00:00 | 祭り・イベント

           <一瞬、異次元ワールドに飛び込んだような… 北3条広場の『雪テラス』のかまくらに一歩踏み込むと…>

 

 

前回は、大通会場の西1丁目広場から西10丁目のUHB広場『ドラゴンボール・悟空&ベジータ』大雪像まで紹介しました。もっとも、一部カットしましたが、今回は大通会場の残りと『すすきの雪と氷の世界』、北海道庁前の北3条広場の『雪テラス』を紹介します。

<西11丁目会場 国際広場&雪ミクSNOW>

国際雪像コンクールには、12の国と地域からの参加があります。まったく雪のない国・地域からの参加もあって、7日に訪れたときにはまだ製作中のチームもありました。上の画像は、どこのチームか忘れましたが、日本の化粧品に出てくるような…

 ご存知3次元バーチャルアイドル雪ミク(初音ミクの冬バージョン)ですが…う~ん、なんというか表現しずらい。

雪ミク関連グッズを販売しているブースは、売り切れ続出とか。

ボードに乗った雪ミク、自販機の側面です。こちらのイラストの方が断然いいですね。ちなみに、新千歳空港の発着ラウンジに、Snow Mikuのコーナーがあるのをご存知でしょうか。かなり広いスペースをとって、パネルやイラストなどが張られています。

Snow Mikuのコーナーはかなり広い。右奥にもこれくらいの展示スペースがありました。機会があればぜひご覧ください。 

 

<すすきのICE WORLDへ> 

西12丁目会場は市民が製作した小雪像が展示されていますが、省略して、次にすすきの会場の氷の世界を見てみます。

札幌駅前通りを南に進むと、ニッカウィスキーおじさんの広告のあるすすきの交差点に出ます。

ここすすきの交差点(南4条)から、南7条通り交差点まで、氷像が続きます。

回転ずし・すしざんまい店のオブジェ。北海道で取れる、寿司に使われる魚でした。

氷像は通りに沿って両側に設置されていますが、通り沿いの商店やビルのネオンサインが入り混じって、とても見づらいのが現状です。下からライトアップして、美しく見せる工夫はあるものの…いかんせん周囲の光源が何とも邪魔です。両面の真ん中(画像では、ライトアップ用のレールが走っている)にボード、できれば黒幕のボードを挟むと、氷像がより映えると思うのだが、実行委員会の検討をお願いしたいものです。ということで個別の氷像を撮るのは無駄だと思い、周辺の面白いカットを撮ることにします。

氷雪像制作企業のポスターですが、気になりますね。何の広告なのか、どこにも何も書いていない。

このオブジェの製作企業の看板前で(というより新幹線の先頭部分らしい)おどけたポーズをとる外国人。日本人は座って、Vサインしてパチリがほとんど。

この幟も目を惹きましたが、ウィスキー(ハイボール)の広告でした。

シンデレラの馬車かな?

イルミネーションアーケード、氷像の中では、このアーケードが一番よかったと思うけれど…

 

<北3条広場の雪テラスへ>

雪祭りの開催に合わせて、北海道庁前の赤レンガテラス広場(北3条広場)でも、雪テラスと称してミニイベントが開かれています。

広場に大きな鎌倉が5-6個作られています。中を覗いてみると…

どのかまくらも内部の壁面に画像が投影されていました。このかまくらでは色とりどりの丸が回転していました。別のかまくらでは、サッポロの昔の繁華街がパノラマで投影されていました。そして、このかまくらに一歩足を踏み入れたらびっくり仰天、

360度星形の蛍光塗料の用紙に書かれたメッセージが所狭しと張られていました。

子供もその美しさに夢中、母親がカメラを構えて写真を撮ろうとしてもカメラの方に向きません。暫し見とれていましたが、次々と入ってくる人たちも一応に歓声を発します。

 

 

 

 

 

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