紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

燃えるカラマツ林を撮りに積丹路を駆ける~その1

2012-11-29 06:00:00 | 旅行
11月も中旬に入るといつ初雪が降ってもおかしくありません。このところすっきりしない日が続き、二日として好天が続きません。積丹町の観光協会から観光フォトコンテストの案内チラシが届きましたが、いいカットの手持ちがない、とフォートピアのメンバーが言います。であれば晴れ間を見て撮りに行こうということに決定しました。ところがなかなかピーカンの晴れマークが天気予報に点りません。半日でも好天であれば何とか…と願っていると、11日(日曜)が絶好の写真日和であることがわかりました。(なお、この記事が掲載される29日現在では1週間近く雪が降り続き根雪状態になっています。)

ということで、メンバー4人で午前4時出発。まずは、美国の黄金岬の展望台で朝日を撮影、その後国道229号線沿いの婦美町あたりでカラマツ林を撮影、そして神威岬の手前の余別あたりで、岬と神威岩を背景に荒波を長時間露光で撮影しようというスケジュールです。午前4時半、ふと空を見上げれば見事な三日月が出ていいます。それも中天と地平線の中間あたりに出ていて、うまく撮影できれば絵になります。余市町を抜けて古平町に入る前の海岸線で、絶好のポジションを見つけ停車して急ぎ三脚を立てます。


(三日月と風景の露出が合わないため、オート露出煮すると月が露出オーバーで、三日月になりません)


(普通に撮影したのでは決してこの画像のようにはなりません)

各人三脚にカメラを据えて撮影開始しますが…、「シャッターが切れない」「月が丸く映ってしまう」という声が出ています。シャッターが切れないのは、オートフォーカスを外して、マニュアルフォーカスにすればOK。ISO感度400で、F5.6で20秒程度で撮影すれば月に輝く波が出てきます。また星も定点で撮れます。ただこの場合三日月は撮れません。背景と三日月とでは露出差が大きくて両者同時に移しこむことは不可能です。三日月は、F5.6、1/30程度が適正露出(ISO=100)です。なお、下段の画像は、F5.6、8秒の画像(三日月が露出オーバー)とF5.6、1/30秒を合成しております。露出オーバーの画像から月を消しています。

さてさらに車を進めて、午前5時半頃積丹町の美国漁港につきました。東の空がやや白んできましたが、空はまだ青く満天の星が今にも降り注ぎそうで、三日月も出ています。見ていると一艘の小舟が出漁の準備中です。


(やや露出オーバーながら三日月も取り込めました)


(車のライトと集魚灯の明かりのもとで、作業中のようです)


(写友が二人小舟に近づいていきます)

漁港で十分撮り終えて、黄金岬の展望台に向かいます。展望台までは歩いて5-6分の距離ですが、木々の隙間から漁港が一望できます。格好の良い木々を選んで数カット撮影します。青色に染まる空と漁港、何とも言えない美しさにしばし見とれていました。撮影の位置関係をわかりやすくするために、観光パンフレットの一部を転載しておきます。


(海岸から飛び出しているのが「黄金岬」、その左の島が「宝島」)


(三日月も取り込んで…)


(東の地平線がオレンジ色に染まってきました)


(木々のない開けた遊歩道の途中で、漁港を一望できるところがある)


(漁港とは反対側の浜辺もいまだ眠りのまま 遠方に見えるのが積丹岳)


(宝島の後方には、イカ釣り漁船の集魚灯の明かりが水平線上にちらほら見える)


(いまだ世の明けぬ港を出てゆく漁船が一隻 よく見ると灯台のある岩場に釣り人が一人)


(やがて東の空が徐々に赤く染まっていく)


(午前6時40分陽が出てきました)


(遠く余市、小樽方面を見ると…)

ここ展望台では、とりわけ日の出とともに撮影するようなものもなく、一旦降ります。そして漁港のの観光船乗り場付近に行きます。というのもここで観光客相手に魚を天日干しにして販売している例のおやじさんがいるからです。ホッケか宗八ガレイの干物でも買って行こうというつもりです。午前7時過ぎでしたが、早かったせいか、まだ売り物にならん(干せていない)、とオヤジさんは言います。やむなく、昼過ぎに再度よるのでホッケの干物を4人分用意しておくように依頼して、美国から婦美町、野塚町の方に向かいます。


(林道を進むと両側にカラマツ林が立ち並びます)


(朝日を浴びてカラマツが黄金色に輝きだしました)


(走行中の車からも、日に当たったカラマツが輝いて見えて…)


(広場に出てきました 遠方には冠雪した積丹岳が見えます)


(カラマツが朝日を浴びて真っ赤に染まっています)

婦美町の林道をあちこち走行している間に、いったん国道229号線(小樽~積丹沿岸一周線)に出てしまいました。そこからしばらく走り再度わき道にそれます。かなり広い道路で一直線が数百m続いています。この道路は、「カラマツ林 ロマンチック街道]というようです。下の画面の突き当りの道路わきに立て看板が設置されていました。


(ん?民家が付近に見当たらないのにネコが一匹悠々とこちらを見ている)


(アスファルトの道路が途切れたところに、棄てられたサイロがあって、ロマンチック街道の立て看板がある どうやら我々は出口から来たようだ)


(入り口側から振り返ってみると… それにしても美しいカラマツ並木だ)


(今や牛のエサは、牧草ロールが主で、サイロは無用の長物 牛舎も無人で、酪農家は廃業したようだ)

以下「積丹路を駆ける~その2」に続きます。12月3日を予定しています。

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SLクラブツーリズム号

2012-11-25 06:00:00 | 写真
11月も第2週に入って、北海道新聞の地方版に今年最後のSLが走りますとありました。SLニセコ号は、11月3日(土曜)、4日(日曜)が今季最後の運転でした。ところが新聞によると、10日(土曜)と11日(日曜)の両日再度SLが運転されるとのことです。臨時団体列車で、近畿ツーリスト主催の、クラブツーリズム号が札幌~小樽間を走行するとのこと。札幌を午前9時に出発し、45分後に小樽駅に到着します。しかも先頭が蒸気機関車だというのです。

SLニセコ号は、札幌~小樽間は、先頭がオレンジ色のジーゼル車で、蒸気機関車は2両目です。石狩湾をバックに先頭を走るSLが撮れるまたとない機会だと新聞も報じています。さてどこで撮影しようか、あれこれ思案しましたが、天候が悪く、加えて日にちも迫っているために下見に出ることが出来ません。結局は小樽駅のホームで撮影することにしました。

11月10日(土曜)9時過ぎの電車で、自宅近くの南小樽駅から小樽駅に向かいます。駅員に確認すると、ニセコ号と同様に4番ホーム(別名裕次郎ホーム)に到着するとのこと。早速4番ホームの先頭で待ちます。列車到着の9時45分の10分ほど前から待ちますが、いつもであれば結構な数のSLマニアが来るのですが、今日は誰も見えません。定刻の45分を過ぎても列車の来る様子がありません。そのうち札幌から、9時発の電車で来たというマニアの方が、発車時にはSLは待機中でしたとのこと。どうやら新聞情報は正確ではなかったようでした。その間数カットを試し撮りしてみました。


(このホームが裕次郎ホーム 4の文字がヨットになっています また全部の駅ホームに小樽の象徴ともいえるランプが飾られています)


(SLが入る予定の線路を保線担当の方が点検中)

やがて10時を過ぎたころに遠くでSLの汽笛音が響きました。蒸気機関車が、近づくに従い蒸気を吐く音も聞こえてきます。黒い煙を吐きながら、富岡陸橋の下をくぐって顔を見せました。


(手前のランプに焦点を当てて、ゆる鉄風にしてみました)


(C11の蒸気機関車が4番線に入ってきます)


(最後尾がジーゼル機関車です)

ホームから、通過する列車を見ていると、どうもSLニセコ号をそっくりそのままクラブツーリズム号に衣替えしたようです。機関車もC11と、ニセコ号と同系であり、ボディの行先案内板は「クラブツーリズム号」と取り換えられていますが、客車の上部の窓枠には「SLニセコ号」の表示のままでした。ともあれ到着後、前方の機関車のほうに行ってみます。客車から下車するお客は、クラブツーリズムの係員のもとに集合し、記念写真を撮影するようです。


(「は~い、1号車のお客さん、集合してください 前方で記念写真を撮ります」と係員が叫んでいます)


(SLを入れて撮影 その間団体客以外はSLから遠ざけられました)


(ふと見ると、向かいの3番ホームにもカメラを構える人だかりができている)


(3番ホームに札幌行きの快速電車が入線)


(10分ほど停車後、SLはからの客車を引いて進みます 待避線に入るためです)


(先ほどの小学生が盛んに写真を撮っています 話を聞くとSLマニアということです)


(ポイント切り替え地点まで進みます)


(ポイント切り替え後、4番線と3番線の間にバックで入ってきます)


(客車からSLが切り離されて先ほどのポイント切り替え地点に向かいます)


(どうやら、午後2時45分発で、札幌に戻るための機関車入れ替え作業のようです)

駅員に確認すると、クラブツーリズム号は、団体臨時列車として、午後2時45分に札幌に帰るとのこと。そのための切り替え作業らしく、帰りはSLが先頭になってバックで走行するということでした。天気が良ければ、東小樽あたりで海岸線を背景にバック走行するSLの撮影もいいかもしれません。ただ天気が下り坂でしたので午後の撮影はしませんでした。11日(日曜)も同じ工程を走行します。天気予報は晴れマークが出ているのですが、残念ながらこの日は、写友と積丹方面に早朝から撮影予定があります。
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炭鉱巡り

2012-11-21 06:00:00 | 旅行
かつて鉄鋼業や鉄道の隆盛とともに、エネルギー産業の中核を担った石炭産業は、昭和30年代に入って石油という代替エネルギーの出現や海外からの安価な石炭の輸入に押され、その地位を失い、急速に衰退していきました。北海道は九州とともに石炭の産出量で全国1位、2位を争っていましたが、需要の減少とともに、廃坑が相次ぎました。その多くは昭和30年代後半から40年代にかけて閉山しております。平成13年には筑豊炭田の炭鉱が閉山して、国内で唯一残っている坑道掘りの炭鉱は、釧路のコールマイン1社になってしまいました。なお露天掘りで継続している小規模炭鉱は北海道の空知管内に数か所あるのみです。

今回、フォートピアのメンバー嵯峨氏の知人の紹介で、炭鉱の露天掘りを見学出来ることになりました。炭鉱はかつて身近な存在でしたが、その内容については博物館での展示や閉山後の炭鉱遺産で知るのみです。せっかくのチャンスですので、今回は露天掘りの見学に合わせて近郊の旧炭鉱跡地も尋ねてみることにしました。幸い空知管内には炭鉱で栄えた都市が集中しています。このブログでも何度か取あげたことがあるので、記憶に残っておられる方もおられるかもしれません。

その代表は夕張市、全国唯一の財政破綻都市として知られていますが、映画「幸せの黄色いハンカチ」と言えばお分かりかと思います。かつて人口が11万人(昭和35年国勢調査)を超えていましたが、現在は1万人前後にまで減少しています。何と10分の1以下に減少です。そのほか三笠市、芦別市(悲し別ロマン座で有名?)、赤平市、歌志内市(人口6千人の全国一小さな市)、みな然りです。さて話を戻して、最初は上砂川町の炭鉱博物館へ、ついで赤平市の三井炭鉱跡地へ、最後が歌志内市の露天掘りの順です。


(博物館の前庭に展示されている石炭トロッコ)


(近代的な博物館の壁面に映り込んだ立坑櫓)

なお、博物館はコンベンションセンターと一体化していますが、開館が10時からのようなので見学できませんでした。と言うよりガラス越しに覗き込むと中が荒れ放題で閉鎖されているようにも見えました。なお立坑櫓は、現在宇宙開発センターの無重力の実験施設となっています。近くに炭鉱跡地としてずり山が見えましたが、立ち入り禁止措置がなされ近づくことができませんでした。次に赤平の炭鉱跡地に向かいます。


(国道わきに大きな看板がある)


(国道の裏側から)

国道の脇に広大な土地があって、そこに立坑櫓のある建物が国道に沿って約100mほど伸びております。建物は一部現在も事務所として使われているようですが、かなり朽ちかけていて、無人であることがわかります。周囲に沿って外観を撮影していると、立坑櫓のある建物の屋上から声が聞こえます。どうやら、炭鉱遺産管理の関係者(ガイドクラブTANtan)が、構内から屋上に上がってこないかと言っているようです。これ幸いと、ヘルメットを借用して、立坑櫓を登って行きました。


(中央が櫓です 階段があって上に登ることができます)


(櫓の階段下から見ると、トロッコのレールが続いています)


(櫓の階段途中から下を見ると…数100m下の坑道に通じています)


(上を見ると、さびたトタンがとても綺麗に見えました)


(屋上に出てみると、あちこち陥没していたり、穴の開いている部分もあって、注意しながら関係者の説明を伺いました)


(かつては立坑櫓をライトアップしていたのであろう照明灯たち)


(立坑に坑内作業員を上げ下ろしするエレベーターを動かす回転ドラム)


(炭鉱遺産の説明を受けるフォートピアのメンバーたち)


(坑内作業員用の浴場跡 現在は閉鎖されていて覗くことはできない)

一旦建物から出ると、国道を挟んで反対側に、屋根に大きなダクトがたくさんついた横長の建物が見えます。坑内作業員のための浴場とう事でした。一度に数10人が入浴できるように数10mの浴槽が何本かあるとのことですが、閉鎖中で内部の見学は不可でした。長時間にわたる懇切丁寧な解説で、炭鉱遺産に関する知識や理解が深まりました。メンバー各自よい写真が撮れたと大喜びです。名残惜しいのですが、次の露天掘り見学の時間も押し迫ってきましたので、ガイド氏にお礼を述べて、再び歌志内方面に戻ります。

写友嵯峨氏の知人の案内で露天掘りの現場に案内していただきます。まず入り口付近にはビニールシートに覆われた石炭の山がいくつも見えてきます。主に火力発電所の燃料になるとのことでしたが、その山積みの石炭の脇では、ダンプカーやホィールローダーが、燃えカスの灰を埋め立てています。灰の一部は建設用資材としても使われますが、大半は、露天掘り跡地に埋め戻されます。


(積み出し待機中の石炭)


(火力発電所で使用された後には大量の灰が生じる あと数か月で撮影位置の高さになるという)


(採掘現場では、さらに地中に掘り進めるために発破の準備作業中)


(その作業風景をさらにアップで撮ってみると… 地中5-6mまで掘りダイナマイトを仕掛けるという)


(周辺では大型車両が採掘された石炭を運び出しています)


(採掘に伴って出た土や岩石を運び出しています)


(山肌に見える黒い筋が炭層です)


(ここの会社の役員の方が炭層のそばに立ってくれました 炭層の幅や大きさが推定できると思います)


(さらに石炭を拾い上げお土産に…と言われましたが丁重にお断りを…)

この後30分間ほど石炭や作業状況について説明を受けました。更にあと30分ほどで先ほど仕掛けたダイナマイトを破裂れさせるとのことでしたが、地表には多少ドスン!と音がする程度とのことでしたので、見届けませんでした。長時間にわたる案内にお礼を言って辞去しました。
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札幌市内紅葉見て歩き

2012-11-17 06:00:00 | 街中ウォッチング
11月に入ってぐずついた天気が続き、外出もままならず、北大の銀杏並木の状況が気になっておりました。例年10月末の日曜日にイチョウ祭りが開催され、北13条門通りの道路が交通止めとなり、一般市民に開放されます。今年は残暑のせいもあって、開放日が11月4日(日曜)となりました。3日(土曜)と4日(日曜)は、初の試みとして夕方5時以降イチョウ並木がライトアップされるとのことです。しかし無常なことに、3日、4日ともに風雨の強い荒れた天気になってしまい、出かけることができませんでした。

10月5日(月曜)は久しぶりに天気予報に、ピカピカの晴れマークがつきました。ここはぜひ札幌に出かけて、北大の銀杏並木と、道庁及び中島公園の紅葉を撮影したいものです。ついでに某ホテルの「秋のフォトコンテスト」の応募写真も届けようということで行ってきました。まずは札幌駅に近い道庁によって、ついで中島公園、最後に北大の銀杏並木の撮影と言うコースを取ります。札幌駅について、ハッと気が付いたのは、某ホテルのフォトコン応募写真を自宅に置き忘れたままだ。なんというドジ!まぁ、気を取り直して道庁に向かいます。

小樽では終盤にかかっていた紅葉も札幌ではまさにピーク。しかも紅葉がとても綺麗です。モミジも枯葉はほとんど見当たらず、黄色、赤と今まさにいろどり真っ最中です。わずか、40㎞足らずの隣町とこれほど鮮やかさが違うことに驚きです。


(1) 北海道庁の前庭


(黄色く染まった葉とレンガの建物が妙にマッチ)


(モミジの葉も傷んではいない)


(かもに餌をやる少女)


(見事にくねった栗の木)


(池に沿って一周すると…)


(晴れた日だと木々の映り込みも一段と美しい)


(左奥でかもに餌を与えているらしく、かもが盛んに動いている そのたびに池の波が揺れて、ビルが不思議なほど揺らめいて…)


(ぐるっと池を一回り、赤いジャケットの少女がまだ餌をあげている)

北海道庁で撮影し、大通公園まで歩きます。去年ここ大通公園の紅葉がとても綺麗で、かなり撮影したことを思い出したからです。公園に寄ってみると昨年とは違って紅葉が進んでいない?のか、思ったほどでもありません。道路脇では衆議院選挙が近いことを予想して、与党系の某政治団体が盛んに大音量でがなり立てています。チラシを押し付けようとしますが、振り切って地下鉄駅に入り込み、中島公園に向かいます。


(2) 中島公園

地下鉄中島公園の3番出口に出ると、イチョウの黄色が目に飛び込んできます。ちょっとした風に大量の黄色を降り注いでいます。そんな光景を撮ろうと赤いジャケットの女性が盛んに一眼レフやiPhoneをかざしていました。


(一眼レフで数カット撮影後、iPhoneを取り出して数カット撮影)


(地下鉄出口から右手の方に向かって進むと、菖蒲池のそばに見事なモミジの木がありました)


(iPhoneで撮影した写真を見せ合っているようです)


(現在工事中の豊平館を通り過ぎ、音楽ホールキタラの近くに来ると、イチョウ並木があります)


(モミジの葉が一枚松の枝に乗っかっている)


(さらに進むとカーブにらーが… やや汚れているのが気になりますが…)


(さらに進むと、道路1本はさんで札幌護国神社の境内に出ます 橋のそばのモミジが逆光に輝いて、撮って、撮ってと揺れています)


(護国神社から、公園を流れる、創成川の源流、鴨鴨川沿いに戻ると… 地面の落ち葉がとても綺麗です)


(公園内の東屋越しに絵をかいてる方々が見えました キャンバスを片付けているところでした)


(3) 北海道大学のイチョウ並木

地下鉄で北大13条門近くの北12条駅まで行きます。13条門は歩いて5分ほどです。門を入ると、東西に延びた約380mの道路の両側に、70本のイチョウが植えられています。例年10月下旬には黄色く染まります。札幌だけにとどまらず、道内でも有数のイチョウ並木です。北大キャンパスは一般市民にも開放されているので、黄葉の時期には多くの市民や観光客が押し寄せます。この日も構内を通行する車両をしり目に、道路の中央に出て記念写真を撮る人が後を絶ちません。


(北13条門には何やらイベントの立て看板が…)


(入ってすぐ、ピンクのぬいぐるみが…? ん?と思っていると脚立を持ったカメラマンがぬいぐるみ+イチョウの写真を撮影し始めました)


(構内のこの道路は、教職員や業者の車が出入りします)


(中央車両道路の両側の歩道から、車道に出て来る人が多い)


(外国人のグループも記念写真を撮っているようです)


(黄色のじゅうたんを犬を連れて散歩する姿も多い おっ、イヌが跳ねた!)


(紅葉を愛でる施設のお年寄りたち)


(先ほどの外人グループにシャッターを押してと頼まれて ついでに自分のカメラでも数枚パシャリ バングラディッシュの方々でした)


(理学部博物館の前では、なんと!つつじが狂い咲き?)


(スローシャッターで女子学生を流し撮り)

午後3時を過ぎると、太陽が隠れ薄暗くなってきました。紅葉を撮影するには、メリハリがなくなって不適です。もっぱら自転車で構内を走る女子学生に狙いを定めシャッターを切り続けました。やや、バッテリーマークがフラッシュ、と言うことで北大正門から、JR札幌駅に向かいます。後はコンデジであちこちパシャリ、パシャリ。


(正門近くの広場 CASIOのコンデジは紅葉がえんじ色になってしまいます ソフトで何とか色補正しました)
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SLニセコ号を追いかけて

2012-11-13 06:00:00 | 写真
SLニセコ号については前回のブログで、小樽駅停車中と長橋を通過中のカットを掲載しました。今回は写友3人でニセコ号を塩谷からニセコまで追いかけて撮影しようと言うことになりました。ニセコ号は停車駅が少ないのですが、走行スピードが割と遅いので、車で追いかけることが可能です。まずは数日前に北海道新聞の小樽版に、塩谷の山腹から撮影したパノラマ写真が載りました。山間部を抜け出たニセコ号が塩谷湾をバックに快走する写真でした。

通過予定1時間ほど前に道路わきに車を乗り捨て、ささやぶと山ぶどうの蔓に足を取られながらも、30分ほど格闘し、何とか山腹の見晴らしの良い地点にたどり着きました。わずか10秒足らずで通過してしまうのに、そのカットを撮るために、あほらしいほど相当体力を消耗しました。おまけにレンズフードを紛失してしまうし…。このささやぶと背丈のある雑草の中では探すのはほぼ不可能…、そうこうしている間に予定通過10分ほど前に普通電車が通過します。試し撮りです。


(列車は右=小樽から左=倶知安へと通過していきます)


(遠くで汽笛が聞こえいよいよ接近してきました)


(マニアのいる撮影スポットでは気前よく汽笛と白煙を吐き出してくれるのに… 期待に反した作品となってしまいました)


(最後尾のジーゼル機関車 う~ん、これでは物足りない何とかいいカットを…)

車の置いてある国道わきに降りるのがこれまた一苦労です。道なきささやぶをかき分け、急斜面では滑り落ち、笹に足を取られ転倒、ほうほうの体で脱出ですが、相当時間を食いました。次の然別駅付近に急ぎます。そこは国道5号線と道道755号線を結ぶ小道の下(陸橋)をJRの路線が通っていて、陸橋から50mほど小樽寄りに然別駅舎が見えます。線路が二本直線になってこちら側に伸びてきます。撮影スポットとしてもいいところです。しかし、陸橋に着いた時にはどうやらSLは通過した後だったようです。やむなく稲穂峠のトンネルに向かって車を走らせるます。トンネル手前で、国道と線路が交差する陸橋のわきには数十台の車が停車中。数十人のカメラマンが待機しています。我々も車を止めて…と思った瞬間に白い煙を吐いてSLは通過してしまいました。

なお、ここの撮影スポットは、片側1車線で、SL通過時は多くの車両が国道の両側に駐車します。そのために普通通行のく車が、交互通行できなくなって大渋滞を引き起し、とても危険です。そこでJRと道路管理者が、撮影出来ないように陸橋に高さ1.5mほどの目隠しフェンスを設置しました。それでもなおマニアはフェンス脇の隙間を広げ、草木を除けて撮影スポットを確保しています。ともあれ、次の撮影スポットは小沢です。国道から小沢駅を見ると、SLはいまだ来ていないようです。少し進んでで、道道604号線に入って、小道を進むと、撮影スポットがあります。既に20人ほどのマニアが三脚にカメラを据えて待機中ですいた。結構スペースがあるので位置取り争いがおこることはありません。やがて汽笛が聞こえでS字カーブをSLが駆け上がってきます。


(勾配があるせいか、白煙を吹きながらやってきます 機関士もマニアを確認したのか、蒸気を吐き出します)


(煙突からも両脇下からも、もうもうたる白煙 いいカットになりました)


(横を通過するときは車輪付近からの蒸気はなし)


(倶知安に向かってSLは遠ざかって行く)

再び車に飛び乗って、次は倶知安駅に向かいます。残念ながら倶知安駅の少し手前の踏切(ここもスポット)に着くと同時にSLは通過してしまいました。ならば停車時間の短い倶知安駅での撮影はやめて、ニセコ駅に向かいます。ニセコ駅ではハローウィンが近いせいでしょうか、オレンジ色のかぼちゃが所狭しと並べられています。また大型観光バスが数台停車しており、大勢の観光客が駅構内へと入って行きます。どうやらSLニセコ号とグルメ・温泉めぐりツアーとを掛け合わせてバスツアーの乗客がここニセコから乗り込むようです。


(右手の方に大型バスが数台駐車中 乗客は1番線ホームに向かいSLを待っているようです)


(ちなみにJRニセコ駅はこのように洋風の建物になっています)

さて我々も、入場券を購入して駅舎に入ってSLを待つことにします。2番線ホームとをつなぐ渡り廊下の上から入ってくるSLを撮ることにします。


(1番線のホームの端では数名のマニアがカメラを構えています)


(定刻通りSLニセコ号が到着です)


(ホームには乗客とSLマニアでごった返しています)


(渡り廊下からホームに降りると身動きできないほどの人ごみ)


(ホームの先頭も機関車を撮ろうとするマニアでいっぱいです)


(ピーと言う発車の合図と乗務員の警告でカメラマンは一斉に後ろに下がります 黒い煙を吐いて動き出しました)


(噴煙を上げながら黄色いニセコ大橋の下を進んでいきます)


(次の停車駅昆布に向かって進んでいきます)


(よく見ると、カーブの先の道路沿いで車から撮影しているファンが見えます)

以上で本日のSLニセコ号の追っかけ撮影は終了です。駅舎を出ると、SLを降りた乗客やファンたちがハローウィンのかぼちゃやユニークな形の駅舎をバックに記念撮影しています。横から撮影させていただきました。


(かぼちゃが二人を見つめています)

時間は12時過ぎ、途中で昼食を取って午後は有島武郎記念館周辺で撮影です。そして、小樽に戻る途中メープル街道沿いの紅葉を撮影しましたが、機会があれば撮りあげたいと思います。
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小樽街中ウォッチング(その2)~晩秋の紅葉

2012-11-07 06:00:00 | 街中ウォッチング
11月に入って寒さが増してきました。歩道には大きなプラタナスの枯葉が舞い散り、恒例となっている街路樹・プラタナスの枝落しが進んでいます。丸坊主になったプラタナスを見ると、初冬へと季節が変わったことを思い知らされます。そんなか小樽市内の紅葉をいくつか切り取ってみました。今回は、住吉神社、平磯公園、小樽市民公園、手宮公園等を取り上げます。


(1) 住吉神社

境内には桜がたくさん植えられていて、春には桜が咲き乱れます。秋には桜の葉が赤く染まり、イチョウの葉が緑から黄色に変わります。銀杏を拾い集める市民の姿も見られます。また社務所の前に大きなモミジの木があるのですが、今年は今一つ色づきがよくないようでした。


(量徳橋から神社の方向を見る 中央分離帯の街路樹のプラタナスやイチョウが色づいている)


(例年ですと社務所の窓ガラス一杯に紅葉が反射するのですが…)


(左手は桜の葉が赤く染まり、九星運勢の案内板の上にはイチョウが色づいている)


(イチョウの木には銀杏が鈴なり)


(何という樹木か分かりませんが逆光に映えて美しい)


(2) 平磯公園

公園の真ん中に野球の出来るグランドがあって、その横に遊具のある小さな公園もあります。この公園に立つと、手前の商業施設ウィングベイの向うに、小樽港が一望できます。モミジや楓は少ないのですが、公園の端に沿って白樺並木があります。秋にはその白樺が黄葉します。


(対岸は手宮・高島・祝津 白樺の木付近からは小樽の街並みが見渡せます)


(白樺もすっかり黄葉している 色づきは今一つ冴えない)


(グラウンド横の遊具のそばでは子供が遊んでいる)


(3) 小樽市民公園

公園に接して孫たちが通う花園小学校があります。今年の4月に統廃合で児童数の多くなった花園小学校では、今改築工事が行われています。体育館が使えず、今年の学芸会は隣接する市民会館で、10月28日に行われました。その時に目にした市民公園の紅葉がとても綺麗で、早速撮影に行ってみました。


(公園の高台にある駐車場からは市内が一望できる 晴れている日には対岸の暑寒別連峰もくっきり見えます)


(高台の駐車場にある「見晴らし亭」 学生時代ここでジンギスカン鍋を囲んでよくコンパをした記憶があります コンパなる言葉はもう死語かな?)


(今年はどの木も紅葉が綺麗ではありませんが、1本だけまずまずの木がありました)


(駐車場を降りて桜ヶ丘球場沿いを奥に進むと白樺林があります)


(ヤマアジサイ?ドライフラワーになりつつあります)


(再び駐車場に戻ってみると大きな栗の木の下で…)


(4) 手宮公園・手宮緑化植物園

春は桜の名所でライトアップもされ大勢の市民が桜見物に訪れます。秋には栗が実り、栗拾いの人たちも見受けられます。公園内には、陸上競技場が整備されていて、よく競技会が行われます。また小樽港内に面した斜面には「手宮緑化植物園」があって、四季折々、いろんな木や花が咲き乱れます。まずは緑化植物園の中に入ってみましょう。入園料は無料で、冬期間は閉鎖されます。


(緑化植物園の斜面の広場には数本のモミジの木がありますが、近くで見ると例年に比べてややくすんで見えます 残暑のせいでしょうか)


(ひろばの右手には小さな社があって、数本のモミジが紅葉しています)


(八重桜の葉も赤く染まっています)


(なんの葉でしょうか、水芭蕉の葉に似ていますが… 雨竜沼等の湿原でよく見かけますが…)

さて一旦緑化植物園を出て手宮公園内の、眺望地点に向かいます。


(緑化公園を出て、手宮公園の中心部へ向かう)


(眺望地点から豊川、末広町を見ると、山の麓は紅葉真っ盛り)


(更に左手の臨港線沿いを見ると、街路樹のナナカマドが赤く染まっています)


(手宮公園と道路一本挟んで、小樽稲荷神社があります)



(5) 旧量徳小学校跡地、その他

今年の3月末で廃校になった旧量徳小学校は5-6月にかけてすべて解体され、現在は新市立病院建設のための基礎工事が行われています。一部白く高い工事用フェンスで囲われていますが、ダンプカーの出入りのため出入り口があります。実はその出は入り口から毛無山の麓の紅葉が見られるのです。昼休みで工事が行われていない時間に撮影してみました。


(汐見台方面を見ると…)


(少し左手、海側を見ると…)


(塩谷ゴロタの丘展望台付近で見かけたカーブミラー 砂利が跳ねてミラーの表面がくぼんだ?渦巻き状が面白い)


(街中の商店街にも、紅葉の飾りつけが見られます)
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フォートピア第3回写真展のご案内

2012-11-04 06:00:00 | 写真
                         案内状の写真は嵯峨氏の作品、稚内ノシャップ岬公園で撮影

フォートピア6人のメンバーによる第3回目の写真展を開催いたしますのでご案内いたします。各自A4または四つ切写真5点づつ計30点を展示しています。
会場は北海道新聞小樽支社1Fギャラリーオアシス。入場は無料ですす。期間は11月5日(月曜)から15日(木曜)までの11日間。新聞社が休業の土曜日、日曜日も入場が可能です。


ちなみに私の展示作品は下記の5点です。5点ともに10月21日、メープル街道(倶知安~赤井川~小樽間の道道393号線)沿いの倶知安町大和付近で撮影したものです。

<秋の彩~一瞬紅葉の山に日が差した瞬間を切り取りました>


<鎮守の杜~中央の建物は何なのか分かりませんが神々の住む社のようにも見えて…>


<秋色づく>


<作業小屋~今は収穫を終え、やがて真っ白な雪に埋もれる…>


<晩秋のころ~盛夏を過ぎてほっと一息、一杯飲んだ後のように赤く染まって…>



<フォートピアノメンバー>

左から嵯峨、成沢、貝沼、太田、紅露、鹿戸

代表世話人 太田照二 北海道写真協会会友・小樽支部顧問
        成沢克郎 道写協小樽支部
        嵯峨秋雄 道写協小樽支部 Blog「北の風景
        紅露雅之 フリー Blog「紅露の写真日誌(当Blog)」、 「kouroのphoto日誌
        貝沼正雄 道写協小樽支部
        鹿戸芳之 道写協小樽支部 Blog「yotutiの写真日記
コメント (4)
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