紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

フォートピア写真展~3月6日まで

2011-02-27 06:00:00 | 写真


写友6人によるフォートピア写真展も会期が残り1週間となりました。会場風景や私を除くメンバーの作品の一部を紹介したいと思います。会場が市立図書館の2Fと言うこともあって、来場していただいた皆様とゆっくりとお話が出来ず、ご迷惑をかけております。


(6枚のパネルボードの裏表に各四点づつ計24点展示しています)



次にメンバーの作品の一部をご紹介いたします。

(1) 太田照二


上段は「春香」、5月に洞爺湖湖畔の壮瞥公園で梅を撮ったものです。湖畔の斜面一面に梅が咲きほころび見事な光景を切り取ったものです。下段「落日」は今年1月札幌芸術の森で、オブジェをシルエットで撮ったものです。左下の林の中に日が落ちていきました。

(2) 成沢克朗


上段「舞う」は、例年1月上旬に札幌開拓の村で行われるモデル撮影会での一コマです。降りしきる雪の中モデルさんが赤いカクマキを振った瞬間を捉えました。下段「観光船」は小樽港に寄港した大型客船が、夕日の中離岸するシーンを切り取っております。

(3) 嵯峨秋雄


上段の画像「語らい」は、これも札幌開拓の村の撮影会での一コマです。囲炉裏端にモデルさんや昔の衣装を着用した観光客が座り込んだところを切り取りました。下の「五月の穴滝」は昨年5月に写友6人で、奥沢の穴滝に撮影に行った時のものです。この時残雪が多く、穴滝にたどり着けたのは嵯峨氏一人でした。(詳細2010.5.24付け当ブログ「滝の撮影に行く」)

(4) 貝沼正雄


上段の画像「決戦」は昨年2月写友と道東旅行にいった際に、阿寒丹頂観察センターで撮影したものです。子鶴とオジロワシが、生餌のウグイを取り合っているところです。下段「桜下力走」は、5月の洞爺湖マラソンで、給水地点でランナーが水を受け取る瞬間を撮りました。桜満開のなか、ランナーは桜を見るゆとりがあったでしょうか。

(5) 鹿戸芳之


上段の画像「早出」は今年の1月高島漁港で撮影したもので、早朝暗い中仕事に向かう漁師を撮りました。下段「怒涛」は、11月の末積丹に荒波を撮影に行った折の画像です。(詳細2011.1.6付け「yotutiの写真日記」)折からの強風と吹雪で三脚を構えることも出来ないほどでした。波は岩場にぶつかり荒れ狂っておりました。

なお、展示されている写真については、電灯や窓ガラスの反射がきつく、一部写りこんでいるために、見づらいことをお詫びいたします。

美脚コンテスト(ブログdeフォトコンテスト応募作品・テーマ「白」)

2011-02-24 06:00:00 | フォトコン関係


ちょっとダイエットのしすぎかしら?なんて声が聞こえてきそう。
なお、本作品は、ブログdeフォトコンテスト・テーマ「白」の応募作品です。

タイトル 「美脚コンテスト」
撮影者  紅露雅之
撮影日時 2010年2月28日昼頃
撮影場所 北海道後志管内赤井川村の白井川
撮影データ CANON EOS40D F8.0 1/90 ISO=100 WB=オート
使用ソフト CANON ZoombroserEX(トーンカーブ調整)
      PhotoshopCS3(ブログ用にリサイズ)

フォートピア6人会作品展のご案内

2011-02-22 06:00:00 | 写真
今回写真好きの仲間が6人集まって、第1回写真展を開催することとなりました。話の発端は、12月中ごろ写真好きの仲間が集まり忘年会で、半分酔った勢いで、この仲間で写真展をやろうと言い出したのがきっかけでした。会の名前も写真(Photo)とユートピアを足して2で割った「フォートピア」になりました。

会期、開催場所等については、上記案内状のとおりです。ただしご注意いいただきたいのは2月25日(金曜)は館内整理日、28日(月曜)は定例休館日となっております。平日は午前9時30分から午後7時まで、土日は午前9時30分から午後5時までが開館時間です。

メンバーは下記のとおりです。

代表 太田照二 写真道展会友・前支部長
    成沢勝郎 道写協小樽支部
    嵯峨秋雄 道写協小樽支部
    紅露雅之 フリー
    貝沼正雄 道写協小樽支部
    鹿戸芳之 道写協小樽支部

今回の作品展に当たっては、各自四つ切サイズ4点づつとし、計24点を展示しました。テーマは特に決めず「四季彩々」としました。ちなみに私の作品については下記の通りです。


(群来の浜辺 2月4日東小樽船浜町で撮影したもので、今回の案内状にもなっています)


(寒い朝 H11年1月13日キロロのスキー場で撮影)


(冬の積丹海岸 H22年11月29日積丹余別海岸で撮影)


(赤獅子炎上 H22年7月10日古平町恵比須神社例大祭で撮影)

<追記>
今日2月22日で、当ブログ開設以来、まる2年となりました。ここまで続けられたのも、皆様方の暖かい励ましの言葉等があったからと思っております。さらに3年目を目指して頑張りたいとおもっておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

ニセコはオージー(Aussie)天国?

2011-02-18 06:00:00 | 写真
2月15日(火曜)は、後志管内は朝から快晴と言う天気予報に、朝4時半に小樽を出てニセコに行ってきました。例によって写友3人で、できればニセコ連峰の樹氷を撮ろうと意気込んで出発です。午前7時少し前に朝日が羊蹄山の裾野から顔を出しました。急ぎ、五色温泉に向かいます。


(今回の主な撮影地点は、五色温泉、雪秩父、アンヌプリスキー場付近です)


(五色温泉の休憩所は深い雪の埋もれている 左下が温泉施設 冬季間も営業中です)


(ニセコバスの停留所の標識も埋もれている)

道道58号線は、ここ五色温泉から先は冬季間交通止めになっております。ここでカンジキに履き替えて、見晴らしの良い撮影位置に進みます。7時15分過ぎにはアンヌプリの横から朝日が雲の隙間から顔を出してきました。反対側のニセコ連山に日が差し込みました。


(山肌の一部が輝きだした)


(遠くのイワオヌプリ・標高1116mの山腹を一人のボーダーが登っていく)

太陽はさらに高くなって来ましたが、同時に雲も多くなってきました。暫らくたつとイワオヌプリ(山に詳しくないので別の山かもしれません)の中腹を二人のボーダーが登ってきました。どうやら三人一緒に山頂から滑り降りるのでしょうか。


(われら三人の影もご覧の通り…)


(ふと日陰を見ると、ダイアモンドダストがキラキラと浮遊しております)

五色温泉の通行止め終点は、スノーボーダーたちのスタート地点のようです。ボードを積んだ車が10台近く停車しております。20人近いボーダーたちが出発の準備をしておりますが、半数が外国人で、オーストラリア人(Aussie)です。


(カメラを向けると陽気にポーズを取ってくれるオージー達)


(先頭のボーダーはカンジキをつけているが他の三人はボードシューのまま これが中腹にかかると登りに困難を極める原因となるのだが…)

ボーダーたちが降りてくる瞬間を撮影すべく待機しておりましたが、日が遮られ曇天となってしまい、撮影を諦めて雪秩父に向かうことにしました。なお、雪秩父での雪景は何度か取り上げていますので、今回は次の一枚だけとしました。(2010.4.2付け当ブログ「羊蹄山麓~雪秩父偏」


(雪原の曲線が美しい)

雪秩父で十分撮影を済ませて、次はアンヌプリスキー場で、スキーヤーやボーダーたちを撮ろうという事になりました。ゲレンデの側に陣取って暫らく滑る人たちの様子を見ておりましたが、麓付近では迫力のある撮影は無理なようです。近くを滑っていた方に声をかけると気さくに撮影に応じてくれました。母国は今真夏、こうしてパウダースノーを楽しめてハッピー、と言っていたような気が…ヒアリングは苦手ですので、確かではありません。


(オーストラリアから来たというご夫婦、ヘルメットの横に小型ビデオカメラがつけられている)

そうこうしているうちに、昼近くになり、スキー場近くのラーメン屋さんに入りました。なんと入ると日本人は店員さんとわれら3人だけ、10数人のお客は皆オージー達です。一瞬外国に来たような錯覚に陥りました。


(隣の席のカップルが「イェー」とばかりに立ち上がってVサイン、慌ててカメラでパチリ)

スキー場近くの飲食店やペンションの通りにも、カラフルなウエアーに身を包んだ外人が闊歩しております。新聞等で読んではおりましたが、ニセコの町(スキー場近く)にこれほど外国人、それもオージーが多いとは思いませんでした。ともかく陽気な彼らには、とても親近感が湧きました。

<追加画像>
標題のニセコマップの右下方ピンクのマーカーで「サクランボの木」とあります。ここが有名な二本のサクランボの木と羊蹄山が見られるスポットなんです。
当日帰りに撮影した一枚をアップしておきます。


(左の足跡は、私達がサクランボの木の近くまで歩いた跡です)

カンジキツアーに挑戦

2011-02-14 06:00:00 | 日記
2月のはじめに、写友S氏から「オタモイ~祝津間のカンジキツアー(2月5日)」に参加しないかとの電話連絡があり、即OKしました。事前にカンジキを足慣らししたほうが良いというアドバイスもあって、自宅横の空き地で10分ほど歩いてみました。カンジキで歩くと言うことは殆ど経験がありませんでしたが、試験歩行はまずまず快調。どうやらカンジキを甘く見たのが、失敗の元でした。

当日9時半ごろオタモイ団地付近に集合。男女半々ぐらいで、21名が集合しました。皆年配の方々で、格好から見て山歩き専門の経験者のようでした。例によって写友S氏、Y氏と私の3人で参加。3人の内、Y氏と私はカンジキ未経験者で、S氏が旭岳ツアーなどの経験者。

オタモイ団地の奥からいよいよカンジキを装着して山中に入ります(9:40)。祝津のホテルノイシュロスの駐車場まで約6km、標高400m前後、所要時間5時間ほどの縦断です。30分ほど進んでは、ツアーを企画したボランティアレンジャーが、休息を兼ねて樹木等の説明をしてくれます。


(最初の休息 手前は写友Y氏、別名「黄金の足」を持つ男 由来?それはカンジキが単に金色だからです 10:13)


(汗が滴り落ちる 元気なお爺さん 歩き慣れているらしい 10:14)

歩き始めて1時間くらいまでは、私にもまだ余裕がありました。後ろのレンジャーのお爺さんから、ストックは山側を中心に、海側は添える程度で、体勢をぶらさないようにと、山歩きのアドバイスも聞こえてきました。モクモクと前の人の足跡だけを見て登り続けます。やがて山頂でしょうか小樽市内が見渡せるところに出て来ました。


(何でもこのあたりは風の通り道で、数年前の強風で樹木が倒れ見通しが良くなったとか 10:43ほぼ1時間経過)


(まだ写真を撮る余裕もありましたが… 10:49)

どうやらまだのぼりが続く様です。かなりへばってきました。前の人の足跡どおり歩くと、さらにズブズブと埋もれ、体勢が不安定になります。山歩き専門の方を見ていると、新雪の中でも埋もれずにすい、すいと歩いております。やはりカンジキに違いがあるようでした。プラの小型で安いカンジキだったためにかかとが離れず、体重で雪に埋まりやすかったのです。その分体力の消耗に繋がります。


(11:20やっと赤岩の頂上の電波塔に着きました)


(少し早めの昼食です 離れたところでトイレタイム 11:43)

さあ、祝津に向けて出発です。聞くところによるとまだ半分来ていないとのこと。これから下りで、赤岩の自然探勝路の入り口に向かうと言う。そこからさらに崖っぷちを通って
探勝路にそって登り降りがあるという。なお探勝路については、昨年6月に当ブログで「小樽赤岩のロッククライミングを撮る」で紹介しております。


(昼食休みで一息ついて、一旦下ります カンジキツアーは登りより下りが体力使うと…11:50)

下りに入った途端にトラブル多発です。カンジキのかかとを押えるゴムのバンドが何度も外れてしまうのです。その都度直しますが最後尾になってしまいました。ツアーガイドの方が二人最後尾についていて、その方が、自分のザックの中から紐を取り出してくれて、かかとの部分のゴムバンドが外れないように補修してくれました。


(赤岩の海が見えたときは、ほっとしました 12:58)


(探勝路のほぼ頂上に付き、ガイドのレンジャーがこの辺の成り立ちを説明してくれました 13:01)


(写友は展望台の先端からパチリ 体力消耗の私はシャッター切る気力もなし)


(枯れ木が邪魔で折角の青い海も…)

あとはただひたすら降りるのみ。女性のレンジャーが気遣ってくれて、盛んに体力消耗しないように降り方をレクチャーして、先導してくれました。がしかし、私の頭の中はうつろ…、足腰は自分の体でないような感じがして…。14時過ぎに最終目的地ホテルの駐車場に到着。とにかく疲れました。その後二日間はぐったり。カンジキを甘く見たツケが…反省、反省、


相次ぐ入賞、入選にビックリ

2011-02-10 06:00:00 | フォトコン関係
2月6日にニシン豊漁を予感させる「群来(くき)」を取り上げたからではあるまいが、直後の7日、8日と相次いでフォトコンテスト入賞入選の連絡が届きました。なんと二日間で5件もです。実母の49日の法要もまだ済んでいないうちに…とにかく仏前に感謝のチ~ンをしました。

(1) 第4回ホテルサンルート「鉄道と旅」フォトコンテスト 入賞「釧路湿原号が行く」

(H22.2.11撮影 CANON EOS KissDigiN F6.7 1/750 SIGMA15mm)
昨年2月写友5人で道東撮影旅行した時のカットです。釧路駅をSLが出発直後に、釧路川にかかる材木町の鉄橋を通ります。ここが撮影スポットになっており、多くのカメラマンが集まっておりました。川面に映り込むSLも捨て難く、カメラ2台(EOS40DとEOS KissN)で撮影しました。

(2) ピクトリコ(三菱製紙)フォトコンテスト2010 自由部門入選「赤獅子炎上」

(H22.7.10古平町恵比須神社例大祭火渡りの儀式にて撮影 EOS40D F5.6 1/1000 ISO=800
EF17-85mm)
火渡りの儀式は、積丹町美国神社と古平町恵比須神社で、7月上旬に相次いで行われます。また古平町では9月の例大祭にも火渡りの儀式が行われます。神輿が火渡りで清めお宮入りする前に、天狗(猿田彦)や獅子舞が前座を務めます。

赤獅子、黒獅子が燃え盛る火の中を通ったときに異変が起こりました。舞い上がった燃え上がる鉋屑が、赤獅子に突然降りかかったのです。一瞬赤獅子が火達磨になりました。幸いなことに周りにいた火消し役の若者が冷静沈着に炎を押さえ込み、大事に至りませんでした。自分としては、この一瞬のカットが、もっと上位に入選するかなと思っていたのですが…残念でした。

(3) MAPPLEイルミネーションフォトコンテスト 入賞「七色に輝く船」

(H22.12.9 東京後楽園ドーム付近で撮影 CANON EOS40D F4.5 1/90 -0.5補正 ISO=1600 TAMRON18-200mm)
<編集部講評>定番の被写体「エルピス号」を、素敵な構図に収められましたね。水面に写りこんだ船体の光の色が本当に綺麗です。夜空に飛び出していきそうな躍動感もいいですね。

(4) ホテルノイシュロス7周年記念フォトコンテスト 支配人賞(トップ賞)「2人だけの時間」

(H22.4.8祝津展望台にて撮影 CANON EOS40D F13 1/500 -0.5補正 ISO=400 TAMRON18-200mm)
ここの展望台から見える、積丹半島に落ちる夕日は絶品です。この日も夕日が出そうだということで、来て見ました。着てみると何組ものカップルが入れ替わり立ち代り、手摺に寄りそって写真を撮っておりました。どのカップルも夕日に見とれているようです。そんな中から、愛のささやきを感じた一枚を撮って見ました。

(5) OCN「空のある冬景色」フォトコンテスト 金賞「キロロの樹氷林」

(H11.1.13キロロスキー場にて撮影 CANON EOS55 EF75-300mm ダイナハイカラーポジフィルム)
<編集部講評>広大な空と地平線の先まで続く雪景色、樹氷林の光と影の立体感も素晴らしく、今回の『空がある冬景色』というテーマを見事に捉えた作品でした。

なお、1月中にも3点の入選がありますが、機会を見てご紹介いたします。
 


小樽の浜辺にニシン群来(くき)

2011-02-06 06:00:00 | 写真
2月3日の北海道新聞夕刊に写真入りで「ニシン群来~今季初確認」の記事が出ました。新聞では、東小樽の船浜町の沖合い2kmに渡り、海岸線から2-300mのまでの海で見られ、オスのニシンが放出した精子で海面が乳白色の帯になっているという。

なお、群来(クキ)とは、魚が産卵のために海岸に大群で押し寄せて来ることを言います。通常はニシンが押し寄せてくるときに使う言葉です。4日午前中に東小樽の海岸に行ってみると、群来の範囲は前日よりも狭まり、沖合い50mほどのところに乳白色の帯が出来ておりました。


(消波ブロックの先に白い帯が見える、これが群来と呼ばれる)


(さらに場所を変えてみると…)

前浜に下りてみると、今朝揚がったニシンが箱詰されている最中でした。


(忙しそうに漁師の方々が箱詰作業に追われていました)


(ニシン漁は1月中旬から3月25日まで行われる)

今季の水揚げは、前年の半分以下ので、不漁模様らしいです。ただ、群来のあった3日以降はかなり獲れ出しているとのことで、今後に期待しているようです。


(運よく札幌から快速電車がやってきました)

少し高いところから撮るべく、朝里方面に向かって、国道沿いを歩いてみました。


(奥は、高島岬)


(高台に建つ建物、城風の作り四棟は、レストラン・旅館の銀鱗荘です)

今度は、浜辺に出て見ました。


(四枚の画像を繋ぎ合わせ、パノラマにして見ました。出来はいまひとつ…)

タンポポの綿毛に魅せられて

2011-02-02 06:00:00 | 写真
時期はずれな話題で申し訳ありません。12月から1月にかけて、身辺のごたごたが続き、カメラを持って歩ける状況ではありませんでした。今は整理もつき、2月からは本格的の撮影開始が出来ます。今しばらく古い写真のアップ等が続きますがご了解ください。

さて、今回はタンポポの綿毛+水滴を取り上げました。平成20年6月に今メインで使っているEOS40DをGETしたのも、このタンポポの綿毛+水滴の超マクロがテーマの写真でした。マクロレンズでも綿毛は撮れますが、等倍が限度です。そこで、リバースアダプターを使い、レンズ逆付けで、超マクロ撮影しました。なお、レンズ逆付けについては2009年3月20付け当ブログ「超マクロ撮影~レンズ逆付けの荒業」を参照してください。


(通常のマクロレンズで撮影し、周辺カットしてもこのくらいが限度でしょう)


(レンズ逆付けで撮ると超マクロ撮影が出来ます ただピントの範囲が1mm前後と極めて狭く、ピン合わせが大変)

上記のマクロ画像は、予めWBを「白熱光」にセットし、バックを暗いところにしています。そうするとこのような異次元のような世界が撮れます。なお、この画像で平成20年6月に、「壁紙.COM/写真部」の第1回フォトコンテストで、金賞(金のカメラ賞)を受賞しました。賞品としていただいたのが、今メインカメラとして使っているCANON EOS40Dなのです。


(上の画像と同じ時に撮影しています)


(バックの明るいところで撮影しています WB=白熱光)


(さらに被写体に近づいて、ズームレンズのワイド側18mm付近で撮ると…)

ワイド側で、思いっきり被写体に近づくと、もうタンポポの綿毛とは思えません。顕微鏡写真のようにも見えますし、或いはアート、デザインのようにも見えて来ます。


(青空をバックにして見ました)


(今度は日影をバックにして見ました)

今までは、タンポポの綿毛と水滴をそのまま撮って来ましたが、さらにもう一工夫してみたのが以下の作品です。つまり、机上でビンに差したタンポポに霧吹きをかけ、さらにCDを使って撮って見たのです。CDの記録面は太陽に反射すると、七色に輝きます。この七色を水滴に反射させたり、或いはバックにこの七色を使うのです。


(七色の水玉ボケが異次元の世界を作り出しました)


(赤い反射光で照らすと、なにやら宇宙の創造を思わせます)


(最後は暗黒の宇宙へワープしました…)

たかがタンポポの綿毛、されどタンポポの綿毛です。撮り方や小物の利用次第では思いも付かないような世界が撮れる事があります。通常のマクロレンズでは無理ですが、レンズ逆付けのこの技、一旦嵌ると案外奥が深いですよ。是非試してみてください。