紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

11月は入選ラッシュ~どうにも止まらない♪

2009-11-30 08:00:00 | 日記
9月下旬に某フォトコンでケチがついいて以来、不振が続いておりました。そのケチの原因等については、9月22日付ブログ「怒り心頭、不愉快千万」を見ていただくとして、11月に入って入選ラッシュが続き、月間で13件と、今までの最高件数となりました。大きなコンテストではありませんが、入選の一部を紹介したいと思います。

<ハウス食品「げんきいろ」フォトコンテスト>
C1000という飲み物キャンペーン関係のフォトコンテストです。


(審査員賞「人力車のお兄ちゃん」)
いつも顔をくしゃくしゃにして笑う、俥夫の洋平君はとても陽気で、観光客にも人気がある。今年5月の洞爺湖サミットの際に、メキシコ大統領夫人と娘さんが小樽に来られました。その時に、洋平君が人力車でご案内したそうです。スペイン語でジョークを言ったとか言わなかったとか…

<道写協小樽'09フォトコンテスト>


(特選 「スポーツの秋」)
詳細については11月11日付ブログ「道写協フォトコン結果について」参照してください。

<積丹観光フォトコンテスト>
割とこのコンテストとは相性が良くて、ここ4年ほど毎年入選しております。



(優秀賞 「立ち木」)
申し訳ありませんでした。画像がやはり違っておりましたので、差し替えいたしました。なお、雪が白く点々と写り込んでおりますが、内臓ストロボで日中シンクロしたからです。この場合、レンズの近くに、雪が来ないように、傘などを差すといいでしょう。
審査委員長岡本洋典氏講評「この作品「立ち木」は、激しい降雪の中に立ち続ける木立を表現しています。ニセコや美瑛の丘を連想させる絵柄です。」

<Korea 100 Sparkles Photocontest>
韓流ドラマ好きの人のためのサイトで、家内にせがまれ、韓国旅行の景品が欲しいということで応募しました。結果は三位及び四位に入賞しましたが、旅行は取れませんでした。代わりに、サムスンのノートパソコンとMP3プレーヤをGETしました。


(三位 「在りし日の南大門」)

<第7回お寿司のある風景フォトコンテスト>
この画像は、多少ヤラセですが、孫の表情がよかったかなと思ってます。


(ユニークショット賞 「お姉ちゃん、美味しいね」)
講評:お手伝いのうちにだんだん味見の回数が増えていっているようですね。かわいらしい写真が微笑ましいですね。

<JA竜ヶ崎・夏の思い出フォトコンテスト>
優秀賞と入賞の二点が入りました。茨城産コシヒカリ5kg+2kgと大量の野菜類を頂きました。


(優秀賞 「ジャガイモの花満開」)

<第41回カナデンデジタルフォトコンテスト>
2-3ヶ月ごとに開催されますが、とにかく入選数が3点と少なく、今まで3-4回選外となっていました。それだけに今回の入選は、とても嬉しく思いました。


(入選 「竜宮城への路」)

<第2回JR小樽駅「わたしの好きな小樽」写真コンテスト>


(小樽駅長賞・2席 「旧手宮線散策」)

上記以外に、JALPAK×壁紙.COM/写真部「私の旅自慢」フォトコン(佳作2点)、キタムラフォトコン2009春夏(キタムラ賞)他などにも入っております。
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小樽街なか散策…ちょいと珍しい

2009-11-27 08:00:41 | 街中ウォッチング
今回は、小樽の街中で、良く見かけるけれども、見る都度オヤと思うような構築物などを取り上げたいと思います。不思議なもの或いは面白いと思われるものを取り上げてみました。

「バーコードのある家」
(バーコードのある外壁)

水天宮界隈の相生町の小路で発見した民家の壁です。最初は汚れかなと思い近づいてみると、壁に縦型にバーコードが走っているように見えたのです。外壁にバーコードとはおかしい、まさかと思いもっと近寄ると、何と、JISマークや、取り扱い注意書き、4級という等級まで書いてあるではありませんか。

そういえば、2年ほど前に、この近辺で火事がありました。丁度撮影位置のここに建っていた民家が全焼したのです。そのときに、類焼したのでしょう。それで応急の処置として、本来建物の内部に使われる建材を外壁にしたものと思われます。

(よく見るとJISマーク、取り扱い留意事項等が読める)

「ドラえもんのどこでもドア」
(階段がない!)
JR南小樽駅付近で見かけた建物。空き家ではありません。時々住人を見かけることがあります。どうやって降りてくるのかって?多分、ドアを開けて飛び降りるんでしょうね。外壁にかすかに階段らしき跡があります。ドアを開けると階段が自動的に飛び出してくる。それとも、内部からドアを開けると、ドラえもんのどこでもドアのように、どこへでも行ける、のかな。

どうやらいずれも違うらしいく、画面最下段の右が出入り口のようです。多分敷地の境界線が原因で階段が撤去されたのかもしれません。1Fは元々倉庫か物置として使われていたらしく、2,3Fが居住スペースだったようです。

「背伸びしてみる海峡を…♪」
(約20cmほど背伸びしながら、「港町ブルース」を歌う)

住吉町と臨港線を結ぶ辺りにあります。殆どの消火栓はほぼ地面に足をつけています。ここの消火栓は、20cmも浮き上がっているんです。その格好が、背伸びをしているように見えます。

もう少し背伸びをすると右手に、石狩湾が一望出来ます。何年来と、ここを通っておりますが、その都度、なぜここだけが浮き上がったのか不思議でしょうがありませ。

なお、ここの消火栓に限らず、小樽の消火栓はみな竿を背負っております。なぜだか分かるでしょうか。そうです、旗幟鮮明にするために、赤い旗を取り付けるんです。いざ出陣、源平壇ノ浦の決戦へ…

イエ、イエ、冬になると降雪や、道路の除雪などにより、消火栓が雪の中に埋まってしまいます。ここに消火栓があるぞという目印なんです。又除雪のときにも、消火栓をなぎ倒さないようにしているのです。

「お父さん預かります」
(閉店までには必ず引き取ってください)

ここは、小樽観光街、堺町通りにある、みの屋という利尻昆布販売店の前です。とかくオヤジどもはショッピングの邪魔になります。女性が、じっくり品定めをし、或いはウィンドウショッピングを楽しみたいと思っても、オヤジ連中は、「まだか、疲れた、早くしろ」等と愚痴ばかり言います。

そんな親父を預けるところがここなんです。ま~、いつもここを通りますが、まだ実際に預けられたオヤジを見たことはありませんが…なお、昆布をご購入いただければ無料で預けることができるそうですよ。ただし、くれぐれも、閉店までには引き取りを忘れないようにと言う事でした。

「これが噂のまりもっこり」
(そこは私の大事なところ♪)

北一ガラスの向かいにあるお土産品店から、「もっこり、もっこり、まりもっこり♪…」と言うメロディーが流れてきます。観光客は、ここで記念写真を撮っていく方が大半です。お年寄りの中には、顔をしかめる方もおりますが、中国人や韓国人、そして修学旅行等の学生達若者には大人気です。

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街はイルミネーション一色~函館X'masFantasy

2009-11-24 00:03:59 | 旅行
11月も下旬にさしかかると、いたるところに、イルミネーションが施され、クリスマスの雰囲気を盛り上げております。新聞の旅行広告欄や、旅行会社のパンフレットにも、イルミネーションが表紙を飾っています。

道内では、札幌ホワイトイルミネーション、小樽ロングX'mas2009、函館X'masファンタジーが、開催されます。今回は、函館X'masファンタジーを取り上げてみたいと思います。

去年この時期に、トラピクス道内版で、函館フリープラン、2泊3日10000円(食事別)というバスツアーがあることを知ったのです。JR札幌北口駅発着です。家内と二人で、ワンランク上の、湯の川温泉プラン(朝・夕食つき)+5000円を利用しました。

12月14~16日に行きましたので、以下の画像はすべて、去年撮影したものです。なお、最近のトラピクスのパンフレットによれば、2泊3日の函館フリープラン10000円は今年も、12月11日~1月29日まで実施する予定のようです。

さて、初日午後4時前にホテルについたあと、夕食までの時間を利用して、新装なった、五稜郭タワーに行って見ました。タワーの営業終了時間が午後7時と早いために、夕食後では間に合わないと思ったからです。

(タワーから函館山を望む)

上の画像はタワーから函館山を見たものです。なお画像はHDR加工を施してあります。(HDR加工については、'09.3.4付けブログを参照)なお、画像はアップしておりませんが、函館山の左手側には、イカ釣り船の漁火が20隻前後出ておりました。

下の画像は、ライトアップされた五稜郭を撮ったものですが、ワイドレンズを使うと、室内光景がガラスに反射するのです。レンズをガラス面に近づけようとしても、鉄パイプの柵が邪魔をします。この辺は、夜の営業時間の延長と共に、改善して欲しいものです。「函館100万ドルの夜景」の標榜が泣きます。
 
(全景が撮れない)

タワーを出ると、タクシー乗り場で面白いタクシーを見ました。何と、車体が牛とそっくりではありませんか。社名も、モーモータクシーとあります。しかも、クロブチではなく、アカブチです。同じ料金であれば、断然こちらのモーモーを利用したくなります。モーモー会社の社長の、遊び心に大拍手です。パチ、パチ…

(粋なタクシー、頑張れと声をかけたくなる)

翌日は、元町界隈を散策しました。函館も坂の街として有名で、街中にいくつもの有名な坂があります。この八幡坂も有名です。更にベイエリアに下りてあちこち見て歩き、とある喫茶店でコーヒータイムです。

(ハイカラな店が多い八幡坂)

(コーヒーを飲む家内、適度なボケで…)

夕暮れが近づいて、函館山に登りました。函館山からの夕景、夜景は皆さん方も飽きるほど見ておられると思いましので、下の1カットだけ上げておきます。麓の三つの教会を中心として撮って見ました。

(麓の三教会がひときわ綺麗に見える)

函館山をロープウエイで降りて、15分ほど港の方に下れば、そうですここが、「函館X'mas Fantasy」の中心、金森倉庫群のある、ベイエリアです。赤いレンガの倉庫は今はお土産品店に改装され、外壁にはイルミネーションが煌煌と施されております。海面にきらめく電飾、海面に組み立てられたツリー、とても満足した二泊三日でした。

(金森倉庫群)

(ベイエリア)

(ツリーと倉庫群)

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道東から鶴の便り

2009-11-20 08:00:02 | 日記
          「道東から鶴の便り…撮影者Reiさん」

北方四島、釧路と続いた後は、次は丹頂鶴を取り上げようかなと思案している時に、かつてのFreeml仲間で、道東にお住まいのReiさんから、素敵な画像がメールで届きました。標題の画像がそうです。11月10日に撮影したとあります。民家の畑に舞い降り、落穂や虫を拾っているらしいということです。

丹頂鶴が民家の近くまで来るようになったということは、道東も本格的な冬が近づいているということです。標題の画像は親子四羽の鶴が、収穫後の農地で餌を探しているのでしょう。右の二羽は子どもで、中央が父親、左が母親、ほのぼのとした感じが伺えます。

私自身釧路支店に在任中(H6年3月-9年3月)には、冬季の土日、祭日ごとに丹頂鶴の撮影に奔走しておりました。撮影カット数で言えば、多分数万カットになります。残念ながら、本格的に写真を習う前で、殆どが無駄撃ちでした。

また、カメラ自体もオリンパOM-4+SIGMAミラー600mmという、マニュアルフォーカス(MF)機だったことも原因だったかな、と勝手に解釈しています。MFでは、鶴のすばやい動きについていけませ。年とともに視力が落ち、ピントあわせが難しくなって、この時ほどオートフォーカス機が欲しいと思ったことがありませんでした。

言い訳は、これくらいとして、次に三カットあげておきます。いずれも阿寒丹頂センターで撮影したものです。真ん中のカットは、二羽の鶴の首が交差し、ハート型になったかなと思っています。

 (一人舞い)

 (デュエット)

 
(H20年タンチョウフォトコンテスト 鶴の恩返し賞「絆」)

道東地方は冬は寒さが厳しく、-20度を超える日も珍しくありません。寒いというよりは、頬などが痛くなります。こんな寒い日は鶴だって寒いのです。通常鶴は飛ぶ時には両足を後方に伸ばします。しかし余りにも寒いと足を折りたたんだまま飛びます。そんな珍しいカットが下です。

 (折畳み飛行)

次の画像もとても冷える日に撮影したものです。日中になると温度が上がって、鶴の息が白くなることはありません。早朝か、夕方に、温度が下がりますが、もうその時は、給餌場に丹頂の姿がありません。給餌場でこのようなカットが取れるのはとてもラッキーなことなのです。

 (-25度の朝)

最後は、ちょっと滑稽な感じの画像を二つ上げておきます。上段の画像は、鶴居村の鶴見台で、夏に撮ったものです。普通鶴は、夏の間は湿原で自給自足しているので、給餌場に来ることはありませんが、カップルになれなかった鶴が、夏でも給餌場に来るといわれています。

独り身の憂さでも晴らすように、相撲の四股を踏んでいるように見えませんか?下段の画像は、鶴に生餌(ウグイなど)を与えたところ、近所のネコがウグイを横取りしたものです。

 (四股踏んじゃった)


(第5回ベネッセ趣味の写真コンテスト 入選「ちょっと失敬」)
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フラッシュバック~釧路

2009-11-17 08:00:22 | 写真
道東の話題を取り上げたとなるとどうしても、釧路について触れないわけには行きません。私が某政府系金融機関の支店長として初めて赴任した土地であり、色々と思い出があるからです。平成6年3月に単身赴任しましたが、その年の10月4日に東方沖地震(震度6、マグニチュード8.2)を経験しました。

当日、官舎で風呂から上がって茶の間に戻った瞬間に、大きな揺れが来ました。結構時間が長く、柱がメリ、メリというきしむ音が聞こえ、一瞬倒壊するのではと思いました。しかし、棚から一部置物が落ちた程度で済みましたが、翌日確認すると、液化現象で、支店敷地のマンホールが5-10cmも飛び出したり、道路に亀裂が入り山型に盛り上がったりしておりました。

ともあれ、衝撃的な出来事を経験したわけですから、忘れられない思い出の地となりました。ただ残念ながら、本格的に写真に取り組んだのは、もっとあとですので、お見せ出来るような画像が少ないのが実情です。もっとも丹頂鶴の画像があることはあるのですが、これについては別の機会に取り上げたいと思います。



釧路の中心部を旧釧路川が流れており、河口に近い方が有名な「幣舞橋(ヌサマイバシ)」です。上の画像の赤い橋がそうです。そしてこの画像の撮影地点が、久寿里橋(クスリバシ)です。なお、クスリ(クズリ)とはアイヌ語で交易のあるところを言います。そしてこのクスリが訛って釧路となったといわれています。



幣舞橋には、春夏秋冬を表す、四つの乙女の像があります。四体とも絵になりますが、夕日が海側に落ちますので、特に夕方は、上の画像のようにシルエットがとてもよく見えます。右側の建物は、フィッシャーマンズワーフMOOと呼ばれる、観光商業施設です。



忘れてならないのが、霧です。釧路といえば霧が有名です。発生のメカニズムや原因は別として、春先から夏にかけて発生します。真夏でも、ワイシャツで歩いていて、一旦霧が発生すると、寒くて上着が必要になります。統計によれば、7月の平均気温が6月よりも低いという、珍しい地域なのです。

霧の影響でしょうか、釧路地方では米は勿論農作物も殆ど収穫できません。釧路より、はるかに緯度が高い北見でコメが取れるのと対照的です。そして、1月、2月の厳冬期には、旧釧路川には蓮氷が現れます。(下の画像)



さて、もう一つ有名なものに、湿原があります。車で、郊外に出ると、もうそこは湿原です。車から降りて、路外に足を踏み込むと、ずぶ、ずぶとぬかります。勿論農地には不向きです。



上の画像は、細岡湿原展望台から朝焼けの湿原を撮ったものです。撮影日は今年の1月27日で、今期一番の冷え込みで、-25.4度でした。EOS40Dのグリップに、ホカロンを貼り付け、尚且つタオルでレンズだけ出して、ボデイを頬被り状態にしてシャッターを切りました。

なお、この画像は、写真投稿サイト「Freeml」冬のハッピーフォトコンテストで、1位となり、地デジ対応ブルーレイビデオデッキを頂きました。


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返せ、北方領土!

2009-11-14 08:00:35 | 日記
突然過激な言葉が出てきましたが、これは、根室から納沙布岬に向かう国道のあちこちに立てられている看板に書かれている言葉です。

私は、平成6年3月から9年3月までの3年間、政府系金融機関の釧路支店に勤務しておりました。日本最東端の納沙布岬には公用、私用を問わず、何度も行く機会がありました。根室市内から納沙布岬までは22~23kmで、車で30分ほどの距離です。

この間、標題のような立て看板があちこちにで見られます。中には右翼の看板でしょうか、銃で武装した人物が「奪い返せ北方領土」と叫んでいる過激な図もありました。



上の画像は納沙布岬の灯台を撮ったものですが、水平線上の左手にかすかに、鼠色の灯台が見えます。画像が小さくてわかりにくいですが、納沙布の灯台の沖合約1600mのところに、旧日本陸軍が設置した灯台があるのです。これを望遠レンズで切り取ったのが下の画像です。



現在はロシアの管轄下にあります。補修もされず放置されたままで、今にも倒れそうになっております。僅かに海上に出ている岩礁にはカモメだけが自由に行き来しております。

この灯台と納沙布の灯台の中間、沖合い僅か800m先が、日本とロシアの中間ラインになります。赤いブイがロシアによって敷設されております。時おり、ロシア側の巡視船がパトロールしている姿が見られます。

かつて北方四島に居住されていた方々にとっては、近くて、遠い生まれ故郷なのです。直接北方四島に携わらない私達にとっても、この現状を目の前にすると、何ともいえない理不尽な感情が沸き起こってきます。



灯台の奥は貝殻島です。納沙布岬からは僅か3.7kmしか離れておりません。海岸には座礁船が放置されたままとなっております。天気のいい日には、双眼鏡を覗くと対岸がはっきり見えます。右手奥にかすかにですが建物があります。監視棟です。時おり、銃を持った歩哨兵が歩き回る姿も確認できます。

なお、不思議なことに、貝殻島から南の太平洋側の根室沖の島々は上の画像に見られるように、ナイフで削ったようにみな平らなのです。浜中町の霧多布が典型的です。

さて、次は根室から羅臼に移動してみましょう。下の画像は羅臼町の高台から撮影しました。数隻の漁船が羅臼港に戻るところです。防波堤の向こうには白い帯状のものが見えますが、これが流氷です。そして流氷の向こうには国後島が見えます。この中間ラインでも過去何度も銃撃、拿捕などの惨事が起こっています。



納沙布岬にしても、羅臼にしても、目の前にかつてのわが領土が見えるわけですから、いたたまれない感情になるのも理解できます。一日も早く、北方四島が戻ってくること願っています。

なお、11月13日午後7時30分から、NHKテレビで「北海道・クローズアップ現代」と題して、北方四島について取り上げられました。丁度、このブログを書き上げている最中でした。道民だけではなく、全国の人々に現状を知っていただきたく、全国放映をしていただきたいものです。
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道写協小樽フォトコンテストの結果について

2009-11-11 08:00:52 | フォトコン関係
北海道写真協会の小樽支部主催のフォトコンテストが、10月末で締め切られ、11月6日(金)公開審査がありました。このフォトコンは、小樽在住者が応募の対象ですので、規模は大きくありませんが、小樽市展と並んで、小樽の二大写真イベントとなっております。

テーマは自由で、私も4点応募いたしました。公開審査に行くかどうか迷いましたが、行くと上位入選ならずというジンクスがあります。というわけで行きませんでした。翌日写友のS氏から電話があり、特選に選ばれましたとの事でした。

このフォトコンテストは、私にとって割りとゲンのいいコンテストで、最初に応募した年に、最高賞の推薦をとりました。過去の上位作品を中心に紹介したいと思います


('98道写協小樽フォトコン 推薦「浮沈」)
一見すると、北海道庁のレンガのドームが池に沈んでいくように見えます。それで題名を浮沈としました。この年は、道庁は裏金問題で新聞などでは、道庁丸沈没などと批判されていた時期なんです。画像をよく見ていただくと、実は道庁前庭の池に映りこんだ画像を天地逆さまにして応募したのです。
この年、前月の10月には、小樽市展に初応募した作品が市展賞(推薦)となり、二ヶ月連続推薦となりました。(H21.3.6付けブログ「ひな祭りを撮る」)

'99年、'00年は入選どまりでした。'01年、'02年は八王子に単身赴任中でしたが、東京から応募しております。

 
('01年道写協小樽フォトコン 準特選 「光跡」)
お台場の先の青海埠頭公園で撮影したものです。対岸の奥に羽田飛行場があり、発着陸する飛行機がここから見えるのです。夕方ネガフィルムで、トワィライトフィルターを使いました。トワィライトフィルターを使用しないと、ネガカラーの場合、画像が鼠色になることが多いからです。

 
('02道写協フォトコン 準特選 「渚の少女達」)
4月中旬江ノ島の海岸で撮影したものです。何かのクラブの女子学生でしょうか、そろいのウェアーで、楽しそうに遊んでおりました。

 
('03年道写協小樽フォトコン 準特選 「何がおかしいの」)
小樽潮祭の会場で、次女の通っている小樽双葉高校チームの踊りが終わって、友達と談笑しているところを撮りました。審査員の講評では、左上の余白が気になる、ここが埋まっていれば、推薦も可能であった、とのことでした。

 
('04年道写協小樽フォトコン 入選 「青き舞姫達」)
この作品は入選どまりでしたが、実はモノクロフィルムで撮影したネガを、カラープリントしたものなのです。今のデジタル時代ですと簡単にPCで着色出来ます。当時は、白黒のネガでカラープリントすることは先ずありませんでした。事前にフィルター調整で何種類かの色調を試し焼きしてもらい、そのなかから四つ切にプリントしたものなのです。

'05年と'07年は入選どまりでしたので、割愛し、'06年をアップしました。

 
('06年道写協小樽フォトコン 特選「ジンベイザメが行く」)
これは周知のとおり、沖縄美ら海水族館で撮影したものです。この平成18年の4月に沖縄の海が撮りたくて名護市のビジネスホテルに8日間宿泊し、レンタカーで海ぞいをあちこち走り回りました。

 
('08年道写協小樽フォトコン 特選 「晩夏」)
画面を大胆に二分割したことが評価されたようです。看板の黒人女性があたかも衣料品ハンガーをくわえているように見えます。

 
('09年道写協小樽フォトコン 特選「スポーツの秋」)
先月の小樽市展で特選に入った画像と同じ手宮のグラウンドで撮影したものです。ボール遊びに疲れた下の孫娘二人がリタイアする中、小五の孫が手持ち無沙汰で、ボールを高く放り投げた時にシャッターを切ったものです。

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落葉がアートになる

2009-11-08 08:00:28 | 日記
小樽メルヘン交差点から運河方面に植えられている街路樹プラタナスも、その大きな葉が切り取られ、枝だけが天に突き出しています。一見異様な光景ですが、地元の人にすれば、初冬の風物詩で、まもなく冬将軍の到来を意味しています。標題の画像は、業者が、プラタナスの枝を切り落としているところです。

厄介者の落葉ですが、時として写真家にとって見ると、これがアートになることもあります。下の画像は二枚とも八王子在勤中のものです。八王子と自宅のあった立川市の間に日野市があります。新撰組の土方歳三の実家のある町としても有名です。

この日野市の産業祭で、11月の中旬のことです。地元の中学生の吹奏楽が行われている最中に、強い風が吹き、枯葉が一斉に舞い散る事態となりました。楽譜が吹き飛ばされたり、楽譜スタンドが倒れたりして、大変でした。下段の画像は、舞い上がった枯葉が、楽譜スタンドに挟まったところを撮ったものです。ここだけ見れば正に「落葉のコンチェルト」というところでしょうか。





さて次は、北海道庁の池で見かけた落葉です。池は、僅かですが流れがあります。落葉は流れに沿って移動します。画像では、右の落葉二枚は動きがありません。この部分だけ池が凍っていたからなのです。



落葉をよく観察すると、虫食いで穴だらけのものが、沢山あります。これに日が当たると、時として思いもよらないアートになります。以下に、三枚の画像を上げておきますが、いずれもフォトコンテストで入選したものです。最後の画像については選者の講評も紹介しておきます。

 
「枯葉怪獣」 (H16小樽市展準特選)


「会話 儲かりまっか? ボチボチでんな~」 (H20福岡県LPガス協会フォトコン優秀賞)


「悪魔が来たりて…」(H20ベネッセ第4回フォトコンテスト優秀賞)
(選評)神社の境内で撮影していた時に見つけた落ち葉の虫食いのあとだそうです。自然が作り出した模様が、まるで顔のように見えます。見つけたときの興奮が伝わってくるようです。ユニークな視点が傑作を生みました。
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モミジ色とりどり

2009-11-05 08:00:13 | 日記
クラーク像のある広場から、北8条の正門方向に歩き、学術交流会館手前の駐車場管理棟横の通用門を抜けて構内から出ました。出て左側の薄緑色の建物の庭園から緑、黄色、赤の色とりどりのモミジが塀を超えて通路に出ております。カメラマンが数人、盛んにシャッターを切っております。

どうも、一般の民家ではなく北大の関連施設でしょうか。下の画像に見られるように、テーブルの上に椅子がさかさまに置かれています。一見飲食店の様でもあります。室内に電灯が灯っていて、住人がいるようにも見えます。


ともあれ、薄いグリーンの古めかしい建物と色づき始めたモミジが何とも言えない、いい組み合わせだと思いました。おまけに窓際のスタンドに灯が入っており、撮って下さいと言わんばかりです。遠慮なく撮らせて頂きました。

庭園は手入れがされているようには見えませんが、モミジが今を盛りと、緑から黄色に、そして真っ赤に変化していく様が見られます。夢中で数十カット撮らせて頂きました。

 

なお、下の画像は4年ほど前に、同じ場所から撮影したものですが、当時は、庭に、テーブルと椅子が置かれていました。ただ、使用されたような様子がなく、当時から不思議に思っておりました。現在は撤去されています。



さて最後に、北大構内で、以前撮影したカットを二つあげておきます。上段の画像は、北18条のイチョウ並木のそばで撮影したものです。北大付属病院の駐車場側ですので、車が多数映りこんでいますが、親子の表情、動作がいいかなと思っています。下段は、イチョウを撮っていると、突然女子学生がステップを踏んで、落ち葉の中で踊り始めたのです。まるで、落葉の妖精が、私のために踊ってくれている、と錯覚しました。



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