紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

青の運河をクルーズ船に乗って…

2019-12-27 09:13:03 | 日記

                                  <中央橋からクルーズ船発着所付近を見る>

 11月15日付の当ブログ「小樽ゆき物語が始まっています…」で、ゆき物語のイベントの一つである「青の運河」についても取り上げました。そこで今回は運河クルーズ船に乗って、約1万個の青のLEDで飾られた運河を船上から見てきました。クルーズ船については、JR小樽駅から中央通りを海に向かって徒歩10分ほどの中央橋が、発着所です。クルーズの所要時間約40分、30分毎に出ております。デイクルーズ(始発9時30分から日没頃)は1500円、ナイトクルーズ(日没頃から最終21時)は1800円です。

12月23日(月)の午後4時発のナイトクルーズ便に乗ってきました。この日、ちらちらと小雪の舞い散る、氷点下のとても寒い日でした。でも、座席にはヒーターが入っており、ひざ掛け毛布も用意されております。

 


順路はマップの通りですが、中央橋の発着所から、すぐ橋をくぐります。そして小樽港縦貫線にかかる月見橋をくぐって、小樽港に出ます。再度、旭橋をくぐり北運河に入ります。北運河んの終点で、Uターンして南運河(通常は南を略して、運河という)に戻り、浅草橋で再度U ターンして、発着所に戻ります。

 


まず船は中央橋をくぐって北運河方向に向かいますが、出るとすぐに、月見橋をくぐって、小樽港に出ます。

 


右手中央の2Fの建物は観光船発着所です。その奥の、塔のある建物は合同庁舎です。観光船は、小樽港を遊覧したり、祝津水族館方面への便もここから出ます。

 


小樽港で、巡視艇や曳航船のたていわ丸を見た後、船は旭橋をくぐって北運河に入ります。なお、乗船客が腰に巻いている赤い帯は、ライフジャケットです。

 


北運河は、昭和40年代の運河埋め立て論争のさいにも、埋め立てられずに、昔のまま保存されました。この辺の経緯については、2012年8月1日付当ブログ「夜の小樽運河クルーズを楽しむ」を参照のこと。現在でも、釣り船や観光遊漁船、あるいは喫茶を兼ねた小型船が数多く係留されています。

 


さらに進んで北運河の終点には、1艘の艀(はしけ)が係留されています。艀自体は動力を持たず、曳航船で運行しますが、300トンの貨物を運ぶことができた言います。

 


運河沿いには、当時の石造りの倉庫や建物がそのまま残っております。現在はイベント会場、店舗、倉庫等に利用されています。さて、ここでクルーズ船はUターンして、南運河に向かいます。

 


運河の海側には、小樽を代表する企業である北海製缶の工場が数棟建ち並んでいます。ちらちら舞い散る小雪を、内臓フラッシュで映し込んでみました。

 


運河の山側には、係留された小型船が幾艘もあります。

 


竜宮橋付近までは、小型船が係留されています。正面の船は、イカ釣り漁船でしょうか。集魚灯が付いています。

 


北運河から南運河来ましたが、ここからは運河の幅が狭くなり(昭和50年代に半分埋め立てられた)、小型船は係留されていません。竜宮橋~中央橋間は電飾されていません。この辺りは、運河の両側に工場や倉庫が立ち並んでいますが、山側の奥には、高層マンションが数棟あります。

 


中央橋をくぐると、運河沿いを散策する観光客が多くなります。

 


ホテル群が立ち並ぶ。もう少し浅草橋方向に進むと…

 


電飾も多くなります。画面左最奥が浅草橋街園。〇〇街園、という名称、今回のクルー船のパンフレットで、初めて知りました。地元に長年住んでいて…。

 


南運河の浅草橋街園で、Uターンして中央橋のクルーズ船発着所に向かいます。この間約40分ガイド付きクルーズの楽しい旅でした。

 

なお、2019年のブログも今回で終わります。皆さん、良いお年をおむかえください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


SAPPORO WHITE ILLUMINATION…その2

2019-12-20 12:05:31 | フォトコン関係

                                            <西1丁目会場 ハートリース風撮影スポットを撮っていると偶然「Merry Christmas」の赤い袋が通りかかった> 

 

第39回サッポロホワイトイルミネーションも、メインの大通会場の会期は、ほぼ半分以上が過ぎて12月25日が最終日です。ちなみに駅前通会場は、翌年の2月11日までです。北3条広場、札幌駅南口広場、南1条通会場の三か所は3月15日まで続きます。

今回はメイン会場である大通公園会場のイルミネーションと、西2丁目会場で併催されている「ミュンヘン・クリスマス市」を取り上げます。ミュンヘンクリスマス市については、併催の趣旨を記しましたとおり、今年で18回目となります。チカホを出ると、西4丁目交差点に出ますが、まずは西1丁目方向に向かいます。

 

<大通会場案内図 西1丁目~西丁目>

各会場はそれぞれメインカラーで色分けされています。

 

 ☆西1丁目会場 札幌テレビ塔のある会場ですが、ここは赤いハートを施されたラブツリーがメイン

 


西1丁目会場に向かう途中、降る雪を珍しそうに眺める二人ずれの女性と出会う。どちらから来られたのと聞くと、チャイナですと、国ではめったに雪が降らないとか…。彼女たちのスマホで、二人を数カット撮ってあげました。

 


2丁目会場から1丁目会場に向かう。雪が激しくなってきました。

 


ラブツリーをバックに撮る人が多い。若い方はカメラではなくスマホのカメラ機能を使う人がほとんど。

 


標題に掲載したカット。入れ替わり立ち代わり、ここのハートリースで記念写真を撮る人が後を絶たない。

 


地下歩道への出入り口にあるガラスにラブツリーが移りこんでいる。

 

☆西2丁目会場は、ミュンヘンクリスマス市
会場中央広場の、クリスマスオブジェ+ステージと休憩用テントの周辺に30を超える飲食、クリスマスグッズのブースがあります。でも、ドイツミュンヘンとうたいながら、ほとんどは札幌、小樽、近郊の店の出店。ロシアのマトリョーシカを売る店も…。まあ、いいか。

 


ドイツ製?と思いきや、パンフによれば、リトアニア製とありました

 


買う方にとっては、Made in Germany であろうが日本製であろうが構わない、ということです。きらきらとてもきれい。

 


拡大してみると…とてもファンタジック、値段を見ると万札が飛んでいく。

 


これもきれいだ。

 


この店舗も毎年出店しています。店内では数人のドイツ人男性が製造に従事しています。ドイツ・ハンセンのアーモンド工房です。

 


クリスマスリース付近から。無数のキラキラが回転しながら点滅。

 


ロシアのマトリョーシカを売る店。プーチン大統領の写真付きTシャツも販売してました。安倍首相の…誰も買わん、だろうね。

 


こちらの店舗は、正真正銘ドイツミュンヘン名物ばかり売っています。

 

☆西3丁目広場は、札幌市のシンボルであるライラックをモチーフにしたオブジェがメインです。

 


オブジェの撮影スポットで写真を撮る家族。

 


降りしきる雪が、手前の薄紫のLEDの反射でファンタジックになったかな…

 


ママは大変。小さい子を抱っこして、手荷物をもって、バギーカーを押して…

 

 ☆西4丁目会場は、ダイヤモンドをメインにした光の宮殿「ジュエリーパレス」をイメージしています…

 


あえてクロスフィルターを4分の3ほどかけて撮ってみました。

 


ジェリーパレス上部からダイヤはじめいろんな模様が投影されます。喜んでいるのは子供だけではなく、大人だって楽しい。

 


親子の絵は何だろう、と驚く子供たち。

 

☆西5丁目会場は、微笑みのトゥインクルガーデンと名付けられていますが…

 


右の金色のタワー上部に、七色の電球が飾られ点滅しまっす。まさにトゥインゥルです。

 


つぅいんくるガーデンの両側には、大会運営本部と飲食店の店があります。さすが、西5丁目まで来ると、人出は多少少なくなってきます。

 

☆西6丁目会場は、グリーンに彩られた樹木を囲んで巨大迷路があります…

 


この会場まで来ると、人出はぐっと少なくなります。昨年は、大きなグリーンのゲートがあって、アニメの「グリンチ」が出迎えてくれました。今年は寂しい飾りつけとなりました。

 

 

 

 

 


サッポロホワイトイルミネーションが始まりました…

2019-12-13 08:09:53 | 祭り・イベント

                          <JR札幌駅南口ビル壁面のネオン広告がカラフルでとてもきれい…>

 

今年で39回目となる「サッポロホワイトイルミネーション」も、すっかり初冬の風物詩として定着してきました。昭和56年に大通公園西2丁目広場で、約1000個の電球で始まりましたが、その後規模、内容ともに充実し、今や国内を代表する冬のイベントになりました。会場も広がって、①大通会場(西1~6丁目)、②駅前通会場(北4条~南4条)、③北3条広場(道庁前アカプラ)、④JR札幌駅南口広場、⑤南一条通会場(西1~3丁目)の5カ所になりました。なお、点灯時間や会期は各会場ごとに異なっています。

大通公園西2丁目会場では、ミュンヘン・クリスマス市も併催されています。ドイツミュンヘン市と札幌市が姉妹都市の提携をして、30周年を迎えた2002年から、始まりました。ドイツではクリスマス前の4週間から市が始まり、イルミネーションとワインの香りで幻想的な雰囲気ななるそうです。パンフレットによれば、そう記されていますが、実際に西2丁目広場に行ってみると…次回のブログで詳しく見ていきます。

 

☆まずは、JR札幌駅南口広場会場を見ると…大丸百貨店のライトアップや、ビックカメラの入店するエスタビル、道路一本向かいのビルの装飾が相まって、とてもきらびやかです。

 


駅ビルに入居する商店街も、きらびやかなLEDモールで電飾されてます。

 


イルミとは関係ありませんが、ディズニーの絵と、右の若い女性の持つバッグの絵が妙に面白くて、撮ってみました。

 


さて駅ビルから出てみると、大丸百貨って、何と美しいことか。

 


南口タクシープール付近ですが、この広場は構造物が多くて、いまひとつすっきりしません。

 


駅前広場メインの飾りかと思われますが…

 


この日、案外気温が高く、歩道は雪解け水で濡れていました。むしろ映り込んだイルミネーションのほうがきれいかも。

 


南口ビルの壁面のネオンの色のほうが目を惹きました。

 


壁面のネオンは数秒間隔で、色とりどり、次々と変化していきます。木々に取り付けられた正式のイルミネーションを上回る美しさでした。

 


広場の樹木に飾られたLEDライトが水たまりに反射してとてもきれい。

 

☆駅から歩いて数分の北3条広場(通称アカプラ)では、広場の両側のイチョウ並木にLEDが施され、刻々と色が変わっていきます

 


中央はライトアップされた北海道庁

 


こんどは緑色に…赤、黄色など次々に変化します。イチョウ並木左側の赤いビル、この広場のネーミングの元である赤レンガプラザに入ってみます。

 


1Fのメインホールにはツリーがいくつも飾れていて、その前で記念写真を撮る人が、後を絶たない。

 


北3条広場と赤レンガプラザの出入り口。室内の飾りの映り込みと表の光りが入り混じて、一層にぎやかになりました。

 

☆駅前通会場に目を移すと…

 


駅前通中央分離帯に植えられた木々に、青っぽいイルミネーションが飾りつけられています。駅前の北4条から、大通と狸小路を超えて、南4条(ススキノ)まで、続きます。

 


大通交差点から南4条方面を見てます。

 


上の画像と同じ、横断歩道から撮影。

 

☆赤レンガプラザから、地下歩行空間(通称チカホ)を大通会場方向に進みます。

 


以前紹介した「シタッテサッポロ」(したって=北海道の方言、そんなこと言ったって…)ビルの地下正面に金色のツリーが…もっと何かあるかと思いエスカレーターで1Fまで上がってみました、がクリスマスらしい飾りはなにもなかった。
(注)当ブログ2019.3.30付け「春本番のはずが…札幌街中散歩」中段記事

 


大通公園角に立つ石屋製菓ビルのB1F店舗。飾りつけもクリスマス仕様。ここは飴細工工房で、右のガラス越しに、職人が製作する飴細工が見られる。

 

☆チカホから大通会場方向の地上に出ると…石屋製菓ビルと、北洋銀行のイルミネーションがとてもきれいでした。

 


オートで撮るとカラフルな飾り付けがすべて白飛びします。なのでマイナス側に大きく補正しました。

 


北洋銀行ビルのツリーと樹木に飾られた金色のイルミネーションがとてもきれい。

 

大通会場のイルミネーションとミュンヘンクリスマス市については、次回に掲載します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


小樽スイーツフェスタ2019を見てきました

2019-12-06 09:53:50 | 祭り・イベント

                      <小樽市のキャラ「運がっぱ」が和生菓子になると…何と可愛い…食べるのが惜しくなるね>

 

 

小樽ウイングベイ1F広場(5番街ネイチャーチャンバー)で行れたスイーツフェスタに行ってきました。小樽市内および近郊の町村から、37の菓子店・菓子工場・果樹園・関係機関等が出店しました。期間は11月29日から12月1日までの3日間です。初日の29日(金)には、小樽市の日本遺産認定記念として、北前船、炭鉄港のパネル展やトークイベントも同時開催されました。

北前船、炭鉄港のトークイベントを聞きたかったのですが…、当日都合が悪く、翌日行ってきました。

 


スイーツフェスタの両面摺りのチラシですが、下3分の1ほどは、裏面の一部をつないだものです。文字が小さくて読み取りにくいのですが、北前船と炭鉄港についての記事が添えられています。

 

☆各菓子店自慢の一品がそろって出品されています…

 


家内と長女が最初に向かったのは、「ガトーフレール」の店です。有名な「土鍋プリン」を購入するはずが…土鍋プリンは置いてなくて、代わりに白い器に盛られた「銭函プリン」(1620円)でした。

 


地元老舗の中野製菓のかりんとうが、何種類もならんでいます。

 


この運がっぱの生菓子は、つくし牧田の代表的商品。運がっぱの菓子製作体験コーナーもあります。

 


こちらは…店舗ではありませんが、厚生労働省の外郭団体が、試作品を賞味してもらって、感想をアンケートで答えてもらうコーナーでした。アンケートを基に試作品を改良し、商品化につなげていくとか…。回答後、鰊の昆布巻きをいただきました。試作品の味?忘れてしまいました。

 


後志管内真狩高校のブースもありました。野菜製菓コースの生徒が考案・製作した、地元の特産品「ゆり根」使用したモンブランが1個300円でした。
ちなみに、真狩というと、演歌歌手「細川たかし」の出身地です。

 


店舗名を見落としましたが、商品に付けられたネーミングが抜群!「熊が出た」「うさぎチャン」つい、つい、買ってしまいたくなりますね。

 


たい焼きですが、職人を見てください。腰の曲がった、かなり高齢のおじいさんですが、生き生きとした表情です。昨年のスイーツフェスタでもこのおじいさんたい焼きを焼いておりました。体の動く限り現役を続けてほしいものです。

 


ウイングベイ2Fからフェスタの会場を俯瞰したものです。なお、ここのイベント会場は、5番街ネイチャーチャンバーと名付けられています。〇番街というのはJR小樽築港駅側(画像の下の方)から、区域ごとに、1番街、2番街…と名付けられ、ここが5番街、上方(JR南小樽駅側)のイオンスーパーの入っているところが6番街になります。

 

☆北前船と炭鉄港のパネル展…
このネイチャーチャンバーの山側の広場にパネルが展示されております。北前船については、江戸時代から明治にかけて蝦夷地に物資を運ぶ船として有名です。詳しくは、「北前船」を参照。
一方「炭鉄港(たんてっこう)」とは聞きなれない言葉かもしれませんが、100100。いわゆる北の産業革命と呼ばれています。炭(空知管内の各炭鉱)鋼(鉄の街・室蘭)湾(石炭積出港・小樽)道(明治12年日本で3番目の鉄道が小樽手宮港~幌内炭鉱間に施設)100詳しくは「北海道空知振興局の産業遺産物語」を参照してください。

 


北前船の模型です。

 


先の「空知振興局…」をお読みください。

 


小樽市内他日本遺産に認定された石造りの倉庫等がパネルで展示されています。

 

☆ウイングベイの1~4番街は、かなり模様替えが進んでいました。2F通路を4番街から1番街方向へと進んでいくと…

 


4Fのマイカルシネマ映画館で上演された映画のポスターのミニチュア版(A4サイズ)に縮小され壁一面に張られています。映画ではなくテレビで見た記憶のある映画のポスターもたくさんありました。

 


そのうちの一つがこれ。もとはアニメでしたが映画にリメイクされたようです。幕末から明治の初めにかけて実在した人物をモデルにしたストーリで、主人公の「緋村剣心」は、「人斬り抜刀斎」の異名を持ち、後に改心して「逆刃刀(刀の刃と峰が逆になっている)」に持ち替える。新選組で活躍した実在の人物が出てくるのも面白い。

 


宇宙を表すようなイラストが…

 


1番街の1Fは、今はホームセンターの「ビバホーム」が入ってますが、ウイングベイができた当初は、天井から吊り下げられた機器がキラキラ輝く、アミューズメントエリアでした。それも今は無用の長物化しています。

 


平成11年ウイングベイ(当時はマイカルと呼んでいた)できたての頃は、音楽に合わせてこの球体が伸縮し、カクテル光線が周囲に降り注ぎ、買い物客のみならず多くの見物客が押し寄せたものでした。