<中央橋からクルーズ船発着所付近を見る>
11月15日付の当ブログ「小樽ゆき物語が始まっています…」で、ゆき物語のイベントの一つである「青の運河」についても取り上げました。そこで今回は運河クルーズ船に乗って、約1万個の青のLEDで飾られた運河を船上から見てきました。クルーズ船については、JR小樽駅から中央通りを海に向かって徒歩10分ほどの中央橋が、発着所です。クルーズの所要時間約40分、30分毎に出ております。デイクルーズ(始発9時30分から日没頃)は1500円、ナイトクルーズ(日没頃から最終21時)は1800円です。
12月23日(月)の午後4時発のナイトクルーズ便に乗ってきました。この日、ちらちらと小雪の舞い散る、氷点下のとても寒い日でした。でも、座席にはヒーターが入っており、ひざ掛け毛布も用意されております。
順路はマップの通りですが、中央橋の発着所から、すぐ橋をくぐります。そして小樽港縦貫線にかかる月見橋をくぐって、小樽港に出ます。再度、旭橋をくぐり北運河に入ります。北運河んの終点で、Uターンして南運河(通常は南を略して、運河という)に戻り、浅草橋で再度U ターンして、発着所に戻ります。
まず船は中央橋をくぐって北運河方向に向かいますが、出るとすぐに、月見橋をくぐって、小樽港に出ます。
右手中央の2Fの建物は観光船発着所です。その奥の、塔のある建物は合同庁舎です。観光船は、小樽港を遊覧したり、祝津水族館方面への便もここから出ます。
小樽港で、巡視艇や曳航船のたていわ丸を見た後、船は旭橋をくぐって北運河に入ります。なお、乗船客が腰に巻いている赤い帯は、ライフジャケットです。
北運河は、昭和40年代の運河埋め立て論争のさいにも、埋め立てられずに、昔のまま保存されました。この辺の経緯については、2012年8月1日付当ブログ「夜の小樽運河クルーズを楽しむ」を参照のこと。現在でも、釣り船や観光遊漁船、あるいは喫茶を兼ねた小型船が数多く係留されています。
さらに進んで北運河の終点には、1艘の艀(はしけ)が係留されています。艀自体は動力を持たず、曳航船で運行しますが、300トンの貨物を運ぶことができた言います。
運河沿いには、当時の石造りの倉庫や建物がそのまま残っております。現在はイベント会場、店舗、倉庫等に利用されています。さて、ここでクルーズ船はUターンして、南運河に向かいます。
運河の海側には、小樽を代表する企業である北海製缶の工場が数棟建ち並んでいます。ちらちら舞い散る小雪を、内臓フラッシュで映し込んでみました。
運河の山側には、係留された小型船が幾艘もあります。
竜宮橋付近までは、小型船が係留されています。正面の船は、イカ釣り漁船でしょうか。集魚灯が付いています。
北運河から南運河来ましたが、ここからは運河の幅が狭くなり(昭和50年代に半分埋め立てられた)、小型船は係留されていません。竜宮橋~中央橋間は電飾されていません。この辺りは、運河の両側に工場や倉庫が立ち並んでいますが、山側の奥には、高層マンションが数棟あります。
中央橋をくぐると、運河沿いを散策する観光客が多くなります。
ホテル群が立ち並ぶ。もう少し浅草橋方向に進むと…
電飾も多くなります。画面左最奥が浅草橋街園。〇〇街園、という名称、今回のクルー船のパンフレットで、初めて知りました。地元に長年住んでいて…。
南運河の浅草橋街園で、Uターンして中央橋のクルーズ船発着所に向かいます。この間約40分ガイド付きクルーズの楽しい旅でした。
なお、2019年のブログも今回で終わります。皆さん、良いお年をおむかえください。