紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

中島公園の四季フォトコンテストの表彰式へ

2013-11-29 06:00:00 | フォトコン関係
札幌パークホテル主催の第6回「中島公園の四季を撮る」フォトコンテストについて、今回入選したことは、前々回のブログ「フォートピア写真展も残り三日」(記事の中段付近)でも触れました。その表彰式が、11月24日(日曜)に札幌パークホテルでありました。従来は「中島公園のを撮る」と言うテーマでしたが、今回から「中島公園の四季を撮る」に代わりました。応募要領がしっかり徹底されなかったためか、応募のほとんどが秋に関する作品だったようです。審査員を務められた岸本日出男先生によれば、中島公園の最も美しいシーズンが秋だから已む得ないということでした。

そこで今回は表彰式や入選作品を紹介し、加えて晩秋の中島公園のシーン等をご紹介いたします。さらに10月、11月のフォトコンテスト入選作品の中から取り上げていない作品等もご紹介いたします。


<「中島公園の四季を撮る」フォトコンテスト表彰式&展示作品>

今年で第6回目にあたるこのフォトコンテストは、中島公園に隣接して建てられている札幌パークホテルが主催しています。ご承知のように、公園内には、真ん中に菖蒲池がありそれを取り囲むように遊歩道が整備されています。地下鉄南北線の中島公園駅を出ると、目の前に札幌パークホテルがあって、菖蒲池に沿って西側に進むと、今改修中の「豊平館」があります。さらにその先には札幌市音楽専用ホールの「Kitara」があります。さらに南にすすむと鴨々川の向こうに護国神社があります。何れも周囲の風景と絡めると絵になる建築物です。

さて前置きはそのくらいにして、11月11日に締め切られた作品は、審査員の岸本日出男先生によって推薦1作品、特選1作品、審査員特別賞1作品が選出され、入選15点の計18点が選ばれました。そこでA4サイズの応募作品は改めてA3サイズに再プリントして提出します。入選作品は、11月24日(日曜)から12月4日((水曜)まで、ホテル内ロビーに展示されます。


ホテルレストラン脇に展示された入選作品。右手前の一枚は岸本先生の作品。


岸本先生の作品。


☆右上が推薦作品。菖蒲池に映るホテルや紅葉をHDR撮影した画像です。受賞者によればOLYMPUSのカメラによるアートフィルター「ドラマチックトーン」を使用したとのことでした。
☆その下が特選作品。ホテルで式を挙げた新郎新婦が、紅葉真っ盛りの中で記念写真を撮っているところを撮影しています。
☆中央上部が、審査員賞の作品。夜間の長時間露光で雲が流れ、まるでオーロラのように見えます。撮影者は外国人でした。


入選作品ですが、右下が私の「秋のいろどり」です。画像については前々回のブログで上げております。


岸本日出男先生による講評風景。
☆応募総数250点、応募者数70人で年々増加傾向にあります。昨年度の推薦作品が、Kitaraの前のライトアップされたオブジェであったせいか、ライトアップされた作品が目につきました。その後上位三作品について講評がありました。
☆中島公園で撮影する際の注意事項として、早朝か夕方の斜光時を狙うと作品になりやすい。また日が落ちて茜空をバックに撮るのも一つの方法。などなどの講評&アドバイスがありました。


<晩秋の中島公園>

紅葉の時期は過ぎておりますが、せっかく来たのですから、手ぶらで帰るのももったいないので、一通り公園内を見て回ることにします。しかし天候が今一つぱっとしないので、ここはコンデジのHDR機能を多用してみました。推薦作品に影響されたわけではありません。


すっかり葉の落ちた藤棚のアーケードを親子連れがやってきました。


豊平館はただいまリニューアル中です。


HDRにすると、屋根を覆う緑の網もアートに見えてくるから不思議。


菖蒲池の水を飲みにネコがやってきました。


何の実か、日に輝いて一段と赤く見えます。


カエデの葉がまだら模様になっている。


ボート屋さんのオレンジ色の庇が池に映り込んでいる。そのわきを鴨が進む。


<10月~11月のフォトコン入選作品等の紹介>

小樽写真市展2013や小樽カレンダー2014年のフォトコンテストの結果等については、すでにこのブログでも取り上げておりますので、割愛させていただきます。また、江ノ電カレンダーフォトコンテストや札幌トヨタカローラのカレンダーについても一部紹介しておりますが、改めて再掲したいと思います。

(1) 江ノ電沿線風景フォトコンテスト 優秀賞

ご存知の通り鎌倉と藤沢を結ぶ江ノ島電鉄(通称江ノ電)が募集したカレンダー製作のためのフォトコンテストです。湘南海岸沿いを走るこの江ノ電は市民の足としてはもとより、観光客にも大いに人気があります。鎌倉、湘南と言う一大観光地をゆっくりと走り抜けていく電車はとても絵になります。このカレンダーフォトコンテストの存在を知って応募したのが下の画像です。

撮影そのものはかなり以前になりますが、江の島大橋の向こうに姿を現す夕景の富士山を撮りたくて、官舎のあった立川から、何度この稲村ケ崎に通ったことか。富士山が姿を現すのは、空気の澄んだ冬の1~2月頃です。この日は2月の上旬で、三脚にカメラを据え付け夕景を待っていましたが、富士山は一向に姿を現しません。日没になって茜色に染まる頃やっと姿を現しました。アングル等を変えながらポジフィルム2本近く撮影したのを覚えています。


20秒ほどの長時間露光ですので、波が穏やかになり、サーファーの姿も波の茜色の反射に吸い込まれてしまいました。

なお、最優秀賞、優秀賞、入賞な作品については以下の江ノ電沿線風景フォトコンテストの結果一覧をご覧ください。
☆ http://www.enoden.co.jp/info/photocon2013celebra.html

作品の展示については、江ノ電藤沢駅構内が11月13日~12月4日まで、江ノ電鎌倉駅構内が12月4日~24日までとなっています。
☆ http://www.enoden.co.jp/whats_new/1311_photoconkai.html

(2) 札幌トヨタカローラ2014年カレンダー 4月頁「朝里ダムの桜」

2011年以来このフォトコンテストは四季に合わせて年4回実施されています。プロの写真家も応募OKですので、結構ハイレベルなフォトコンテストになっています。カレンダーの製作にあたっては、入選選外の区別なく、カレンダーに適した作品をカローラ本社で選択しているようです。2014年4月頁に採用された「朝里ダムの桜」です。カレンダーは二つ折りA4サイズで、伸ばすとA3サイズになります。


日付のマス目のメモ書きが出来るので、重宝しそうです。

(3) 第4回カメラの学校×ニコン「いいね!を撮ろう」フォトコンテスト 準グランプリ「夜空に咲く大輪の花」

トイカメラのメーカーとして有名なデジタルハリウッド社が運営するインターネット上の「カメラの学校」が、毎回カメラメーカーとタイアップして催すフォトコンテストです。今回は第4回目で、ニコンとタイアップして、「いいね!を撮ろう」フォトコンテストを実施しました。応募要領には、「あなたが出会った人やモノや出来事の中で、『いいね!』と思って、思わずシャッターをきった写真をご応募ください。」となっています。そこで応募したのが下の画像です。入選はグランプリ1点、準グランプリ1点、特別賞1点の3点のみ。何と準グランプリとなりました。


<審査員講評>
☆観た瞬間、とびきり美しい花だと思ったのですが、あれこれ花じゃないぞと。夜空に咲く花だったとは。プロ写真家でもあまりトライしないだろうと思われるオリジナリティあふれる技法で花火写真の新しい可能性を見せてくれました。なんど観ても魅了されます。 【杉山(生徒会長Mojo)】
☆いわれなければ、花火だとは思わなかった。まるで絵にかいたかのようなきれいなお花が、堂々としたフレーミングで夜空に咲く。【若子jet】

なお、賞品としていただいたのが、ニコンならぬPENTAXの防水・水中カメラのWG3でした。(下の画像)


これでフォトコンテストの賞品として我が家のやって来たカメラは、トイカメラを含めて…う~んと、1台、2台、3台…、8台目です。スペックその他試し撮りの結果等については後日ブログでご紹介します。

(4) キャンピンカーフェスタinFukuoka「くるま旅で撮影した写真」コンテスト カドリードミニオン賞 「ドラマチックな夜明け」

西日本を中心に毎年開催されているキャンピングカーフェスタの一環として開催されるフォトコンテストです。今年は2回目ですが、前回の広島大会に続いて入選しました。


ニセコ町の曽我にある日本のサクランボの木と羊蹄の撮影スポットで撮った写真です。夜明け前の雪原は寒くマイナス15度。羊蹄山の裾野から日が上がり始める瞬間を狙いました。寒さで雪面が光っています。 
 

にぎわう小樽シャコ祭り

2013-11-25 06:00:00 | グルメ
11月16日~17日の土日に小樽シャコ祭りが行われました。今年で6回目の開催にあたりますが、会場を従来の北運河にある運河公園から、第3号埠頭旧合同庁舎跡地(多目的広場)に移りました。開催場所の移転理由の詳細については不知ですが、従来から北運河の運河公園でのイベントに付近の住民から、苦情が多かったと聞いています。駐車場が少ないために不法に駐車する、アナウンスや音楽がうるさいといった苦情が主催者側に寄せららたという話も聞きました。

地域の町おこしの一環として企画された各種イベントも、住民が望まないとなると…、主催者としてはつらい立場に陥ります。その点、旧合同庁舎跡地(多目的広場)は、小樽運河や倉庫街にあって、小樽港湾部の埠頭の敷地内にあります。正規の駐車場こそそれほど多くはありませんが、空きスペースが多く、ゆったりしています。ここでは小樽潮祭りをはじめ、各種音楽フェスティバルも今年から行われるようになりました。

さて話はシャコ祭りに戻って、16日、17日は久しぶりの好天に恵まれました。過去のシャコ祭りにはいい印象を持っておりませんでしたが、久しぶりの好天、行楽日和に、娘家族ともども顔を出してみようということになりました。いい印象がないというのは、イベントのシャコは結構値段が高く、会場隣の市場(燐友朝市)では、シャコ祭りよりも4-5割ほど安く販売していたからです。また、当時のイベントのチラシには前浜で水揚げされたばかりの云々と宣伝されているものの、実はテント後方で冷凍シャコをゆでていたという事実があったからです。昨今の表示偽装問題を意識してなのか、採れたて云々の表示はありませんでしたが…

自宅を10時半頃車で出て、メルヘン広場を抜けて小樽港縦貫線(東小樽~手宮)に出ると、猛烈な渋滞に遭遇しました。夏場の海水浴時期のような…、一瞬戸惑いましたが、今朝の朝刊にシャコ祭りの記事が出ており、その影響であることがわかりました。そこは地元住民、即小路を抜けて岸壁沿いを走ります。合同庁舎裏の空きスペースに車を止めて会場に向かいます。


会場からはみ出した人々が、歩道の縁石に腰かけてシャコを食べていました。


シャコ販売コーナーのテント裏にまで人で込み合っています。


焼きホタテ、焼きアワビが香ばしいにおいをさせています。


よく見ると、長蛇の列が…


列は続くは、続くは…4列に並んで、約6-70m…この最後尾に並んでも、もたどり着くまでにたっぷり1時間以上かかりそうです。ところでこの4列の渋滞は何を求めているのかな?聞いたところ、焼きシャコ(焼きアワビ、ホタテ等)とシャコ汁の販売コーナーと言うことでした。


飲食するコーナーもほとんど空きスペースがない状態。

周囲のテントには海産物の販売コーナーやシャコ汁等の販売テントもありますがどのテントも大勢の人だかり。加えて座る場所が取れないということになると、ここでシャコ飯で昼食と言うわけにはいかなくなりました。とりあえずは、ゆでシャコを購入することにします。3本500円、家内によると結構高いとのこと。市場では…やめましょう。それを承知で来ているのですから。


孫たちは黙々とシャコを口に入れるが、孫娘は憂鬱な顔をしている。もうすぐ潮太鼓の演奏が始まるとアナウンスされたため。小さいころから太鼓の音が大嫌いな孫娘。


潮太鼓のメンバーが搗きたての餅を販売している。家内が購入、3個200円は、まあまあの値段か。


広場入り口では、潮太鼓の面々が餅つきの実演中。後方で外国人も見ています。


餅つきのユーモラスな格好に、笑顔がこぼれる。後方白いジャケットにサングラスは中国人ペアのようです。運河観光の途中なのでしょうね。


会場正面には東海大学海洋部(札幌)の「生きているシャコを見よう」コーナーがあります。若者や親子連れが水槽を見ています。そばでは学生がシャコの生態を説明していました。


水槽に入っているシャコを見るのは私も初めてです。


会場から道路1本離れた観光船乗り場の建物では、小樽商業高校の学生が、シャコ煎餅を製作・販売していました。シーズン中は観光船乗り場として使われている建物の、外にまで行列ができるほどの人気です。


正面入り口は順番待ちのお客であふれています。ガラス越しに覗いてみました。


そうこうしているうちに、潮太鼓の演舞が始まりました。家内たちは、太鼓の音が嫌だという孫娘を連れて合同庁舎裏に止めてある車に避難しました。娘婿と孫息子は潮太鼓を見学すると言って見物客の円陣に加わっています。

茹でシャコ1本食べただけでは腹の足しにはなりません。都通りか花園銀座一番街かで昼食を取ることにします。何分7人の大所帯。各人勝手な要求を出しては、まとまりません。結局は会計担当の娘婿の「寿司が食いたい」の一言に全員が納得。とはいっても、シャコ=寿司と言う単純な発想らしいが…。あたりに寿司店が見当たらない。寿司屋通りまで行けば、あるにはあるが観光客相手の寿司店が多く、値段が高いのが難点。7人ともなると…、近くのチェーン店らしい海鮮飲食店に入店。


好き嫌いの激しい孫たち、注文もなかなか決まらない。


婿は娘に酌をしてもらい満足げ。


一番下の孫は、家内のマグロ丼、ジジの海鮮丼を分けてもらって、満足。


一番奥の孫息子は、イクラ丼。食べ終わって、美味しくない、の一言。

チェーン店の海鮮飲食店は、一見の観光客相手であり、地元っこにはやはりなじまないようです。今小樽を代表するB級グルメの、あんかけ焼きそばにすればよかったかな。



フォートピア写真展も残り3日

2013-11-21 06:00:00 | 写真
フォートピア第4回写真展も、本日を含め残り3日となりました。13日(水曜)に開催以来多くの皆さんにご高覧頂いておりますが、再度ご案内申し上げます。お近くにおいでの祭には、お立ち寄りいただければ幸いです。なお最終日23日(祭日・土曜)は午後4時までとなっております。

<フォートピア第4回写真展>(再掲示)
☆場所   北海道新聞社小樽支社1FPRコーナー(旧ギャラリー「オアシス」)
       小樽市稲穂2丁目8番4号
☆期間   11月13日(水曜)~11月23日(土曜・祭日)の11日間
       午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)
        新聞社が休業日でも上記時間内は入場可能です。
☆出品者 太田照二(フォートピア代表、北海道写真協会前小樽支部長) Blog:foto-essay「人生いろいろ写真好き随想
       成沢克郎
       嵯峨秋雄 Blog:北の風景
       紅露雅之 Blog:紅露の写真日誌
       貝沼正雄
       鹿戸芳之 Blog:yotutiの写真日記


なお、開催3日目には北海道新聞朝刊(小樽版)に「一瞬の自然美 ベテラン活写]と題して、当作品展が紹介されました。詳しくは下記切り抜きを参照願います。


紹介された写真の手前5点は、私の作品です。

さらに18日には、「小樽ジャーナル」にも記事及び写真が掲載されました。「会員6名の努力の結晶!フォートピア写真展」と題して、下記のように紹介されております。一部を紹介しておきます。

<以下小樽ジャーナル2013年11月18日記事から抜粋
第4回フォートピア写真展が、11月13日(水)から23日(土)まで10:00から17:00まで、北海道新聞社小樽支社(稲穂2)1階「おあしす」で開催中だ。
"フォートピア"とは、フォート(写真)と、ユートピア(理想郷)を組み合わせた造語。北海道写真協会小樽支部の気の合うメンバー6名が会員となっている。年5~6回、道内を中心に撮影旅行に出かけ、お互いに技術を学び合い、楽しみながら作品づくりをしている。
撮影した写真を発表して、さらに写真技術の向上を目指そうと、2011年3月に市立図書館で第1回目の写真展とを開催。さらに同年11月、おあしすで2回目を開き、その後、年1回11月に開催し、今年で4回目となる…(以下略)

さて、もう一つ私事ですが、今回展示した5作品のうちの1点が、「札幌パークホテル」主催の「中島公園の秋」フォトコンテストに入選いたしました。過日ホテルマーケティング室の方からご連絡があり、さっそく元データーと、A3に引き伸ばした作品をホテルにお届け致しました。入選した作品は次の通り「秋のいろどり」でした。


桜の葉が紅葉し、赤、黄、緑といろどりの変化が面白く写した1枚でした。

24日(日曜)に同ホテルで表彰式が行われます。勿論出席する旨回答しております。同ホテルの1Fのロビーに上位3作品と入選作品15点が展示されております。期間は24日(日曜)から12月2日(月曜)までで、こちらの方も、お近くにお越しの節は、お立ち寄りください。

モノクロ写真の数々~その2

2013-11-17 06:00:00 | 写真
前々回のブログで、モノクロ写真の数々として、28枚あげましたが、スキャナーで取り込んだ画像やすでにDPE店でデジタル化したモノクロ画像が、続々出てきました。一部にはすでにブログやフォトチャンネルで取り上げた画像もありますが、それ以外にも、こんな画像があったのかと、改めて見直す画像も出てきました。そこで、第2弾として前回と同じ期間に撮影した(平成12年4月から14年7月までの八王子支店赴任期間中)モノクロ画像を紹介します。

なお、モノクロフィルムでの撮影は、あくまでもコンパクトカメラによるもので、メインの撮影は一眼レフ(キヤノンEOS 55とEOS7)でネガカラーフィルムまたはポジフィルムで行っています。


(1) 超高層ビルからの夜景

当時はほとんどの撮影がポジフィルムとネガフィルムで行っていました。池袋のサンシャインビル屋上からの撮影や、築地のセントルーカスタワーからの撮影など、撮影可能な所の高層ビルはほとんで行っています。でもモノクロフィルムで撮影したのは、浜松町の国際貿易センタービルと東京都庁の2か所のみでした。


新宿にある東京都庁のツィンタワー付近


50数階の展望台から見る夜景の美しさは、モノクロでも変わりません。


貿易センタービルの展望台から見ると、東京タワーがまじかに見えます。近年このビルの近くに超高層ビルが立ち並んだために、かなり風景が変わったと聞きました。この日は、夕景の富士山をこのビルの展望台から撮るつもりでしたが、残念ながら、雲に覆われ、顔を出さずじまいでした。


(2) 勝山の流鏑馬

流鏑馬なるものはTV等で見たことはありますが、歴史の浅い北海道にはない行事です。初めて目にしたのは、勝山の流鏑馬の半年ほど前でした。11月の中旬、神宮で七五三の風景を撮影していた際に、偶然広場の一角で流鏑馬を見たのが初めてでした。あわててカメラのシャッターを切ったものの、神宮の森は薄暗く、ISO感度400のフィルムではいずれもブレブレの画像でした。それ以来リベンジを狙っていたところ新聞記事で勝山の流鏑馬を知りました。当日はISO感度800~1600のネガフィルム持参して、ネガ5本、モノクロ1本を撮影しました。ネガで撮影した5本分については、いまだデジタルデーター化しておりません。機会を見てご紹介いたします。


馬を疾走させながら5-6mほど先にある的を射ます。


的中すれば、判定係が祓い串を振る。的は数カ所設けられていて、疾駆する馬上から次々と射ます。


(3) 大井競馬場

実は平成12-14年の八王子支店勤務は、2度目の東京勤務になります。最初は昭和46年から58年の12年間、本店調査部(のちの総合研究所)に通っておりました。住宅が北浦和にあって、JR武蔵野線が出来て間もなくでした。武蔵野線で東の終点が、中山競馬場のある船橋法典駅、西の終点が東京競馬場のある府中駅でした。なんという便利なところに住宅(官舎)が…、土日のつど両競馬場に家内と通ったものでした。一時かなり競馬にのめり込みましたが、娘が出来てからは自然と競馬から遠ざかりました。二度目の東京勤務時は写真撮影に何度か通いました。

大井競馬場は地方競馬ですが、中央競馬に見られない特色を持っていて、それに魅せられて何度か通いました。地下通路のアーケードが、ピンクや青で星座の模様が投影されています。競馬を見に来たのに、まるでプラネタリュウムに入るような感じでした。またナイター競馬も大井競馬が最初と聞きました。馬に関するイベント盛んで、相馬の野馬追レースも、ここ大井競馬場で見たことがあります。


ナイター競馬に大勢のファンが詰めかけました。ギャンブルから娯楽への転換期にあったのでしょうか。


ゴール寸前の競り合いも見ものの一つ。

なお、次の二枚の画像は時代がさらにさかのぼって、昭和40年代後半のころのものです。昭和49年のオイルショックの前のバブルさなかの頃、給料がめちゃくちゃ上がった時期があって、その時に初めて一眼レフカメラ「OLYMPUS OM-1」と400㎜の望遠レンズを購入しました。このカメラとレンズを持って競馬場に通いました。ゴール付近から第4コーナーを回って団子状態になって駆けて来る馬たちをバチバチ撮ったものでした。


右回りコースですから、中山競馬場ですね。どういうレースだかは、記録がありません。


私自身は葦毛(白い)の馬が大好きで、ターフばかりでなくパドックでも相当撮りました。上方に映っているのは「ジョセツ」と言う葦毛の雌馬です。その下にあるラジオカセットで実況中継をよく録音しておりました。数十本あったテープも廃棄して今は残っておりません。


(4) 浅草界隈

浅草界隈については前回でも取り上げましたが、当時の画像をチェックしていたら、次々とモノクロ画像が出てきました。


工事用フェンスのトタン塀に昔の浅草六区の風景写真が数枚張られ、その下に当時活躍した浅草育ちの芸人の写真があります。益田キートン、大宮でん助など今は亡き芸人がとても懐かしく思えます。その写真をじっと見入る通行人、買い物籠付自転車、いずれも下町風景がいい味を出しているのかな。


大宮でん助の顔を見ただけで吹き出してしまう。


今は全国各地で見られるようになった人力車。10数年前に浅草では人力車観光があったのですね。


下町界隈の飲み屋さん。さすがあつい日中はお客もおらずのんびりムード。玄関にイヌがいて…下町らしい雰囲気かも。


(5) 湘南海岸

湘南海岸は撮影スポットとしてのみならず、人を惹きつける何かがありますね。横浜支店に勤務時(昭和62年~63年の2年間)は、鎌倉、茅ケ崎、藤沢が業務エリア内であったこともあってよく通ったことを覚えています。10数年後、八王子に勤務することとなって、数えきれないほど撮影に訪れました。


学生時代以降小樽で育ったせいか、海が大好きで、浜辺に腰かけて海を見るととても心が落ち着きます。とりわけ素敵な被写体があれば、まったく文句なし。


結構波が荒いが、こういう日にこそサーフボーダーの出番ですね。


600㎜のミラーレンズを使用しているので、バックの車の反射がとてもきれい。


と、そこへナイスバディーの素敵なカップルが来ました。


(6) 立川市

現役時代八王子に勤務していた2年3か月間は、住宅は立川市にありました。立川市はJR立川駅で中央線と南武線(川崎行き)、青梅線(青梅行き)が交わり、くわえて多摩モノレール線とも交差している、まさに交通の要所にあたります。隣接の昭島市との間に国営昭和記念公園があります。かつての米軍立川基地が返還された後に公園化したものです。また昭和30年代初めに、米軍立川基地の拡張に対して、市民、労組、学生を中心とした反対闘争が起こり、やがて安保闘争へとつながる「砂川事件」が起きたのもここ立川市でした。ともあれ立川での単身赴任の2年3か月間は、写真三昧で夢のよう時を過ごしました。


日立橋付近の多摩川堰堤は桜の名所。多摩川に流れる疏水の両岸に咲き乱れる桜。転勤直後に、早くもシャッターチャンスが訪れました。赤外フィルムで撮ると、異空間のような感じがします。


橋の上からカメラを構えていると、目ざとく見つけた子供たちが手を振ってくれました。


JR立川駅ビルの商業施設「グランデュオ」のコンコースは、時折イベントも行われる。外人の子供と女子中学生の国際交流?の最中。母親が記念写真を撮りますと左手で合図していました(画面左端)。


駅前通りを2Fの広場から撮影。小型三脚を使って、通行人をブラしてみました。


夜の駅前通り。KONICA BIG MINIと言うコンパクトカメラで手持ち撮影。ブレとボケのオンパレードですが、なぜか気に入った一枚。


まだまだモノクロ画像の在庫はありますが、機会を見て取り上げます。

フォートピア第4回写真展のご案内

2013-11-13 06:00:00 | 写真
フォートピア6人のメンバーによる、第4回目の写真展が今日13日から始まりました。テーマは四季彩々と題して、各自四切またはA4サイズの写真5点の計30点を展示しております。詳細については下記のとおりですので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りいただきたくご案内申し上げます。

☆場所   北海道新聞社小樽支社1FPRコーナー(旧ギャラリー「オアシス」)
       小樽市稲穂2丁目8番4号
☆期間   11月13日(水曜)~11月23日(土曜・祭日)の11日間
       午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)
        新聞社が休業日でも上記時間内は入場可能です。
☆出品者 太田照二(フォートピア代表、北海道写真協会前小樽支部長) Blog:foto-essay「人生いろいろ写真好き随想
       成沢克郎
       嵯峨秋雄 Blog:北の風景
       紅露雅之 Blog:紅露の写真日誌
       貝沼正雄
       鹿戸芳之 Blog:yotutiの写真日記

なお、私の出品5作品は以下のとおりです。秋をテーマにして紅葉を中心にしてみました。


<美しきカラマツ街道>

一昨年の11月に、積丹町の婦美付近で撮影しました。オレンジ色に染まったカラマツが美しく、その落ち葉が道路一杯に、まるでオレンジの絨毯を敷いたように見えます。近所の黒猫がアクセントとなりました。この街道には「ロマンチック街道」と言う愛称がつけられています。平成24年12月「積丹町観光フォトコンテスト」で「優秀賞」となりました。(平成23年11月撮影)

<イチョウ並木>

イチョウ並木と言うと北海道大学の北13条門通りにある並木が有名ですが、小樽市内にも実はイチョウ並木があります。南小樽駅の量徳橋から住吉神社にかけて道路の両側と中央分離帯に数十本のイチョウがあります。客待ちのタクシーが列をなしていますが、小樽市立病院の患者待ちです。こうした風景も市立病院の移転で、来年は見られなくなります。(平成25年10月30日撮影)

<秋のいろどり>

中島公園に行った折に撮影しました。中島公園に隣接しているパークホテル主催の「中島公園の秋」のフォトコンテストに応募すべく、撮影に出かけた折に撮りました。サクラ?の葉が赤、黄、緑と色とりどりが綺麗なので撮った一枚です。(平成25年10月27日撮影)

<揺れるイチョウ~手水鉢に映り込む>

住吉神社の境内にある手水鉢、ここにイチョウの木が映り込んでいるのを撮ったものです。その画像を天地逆にしてみました。手水鉢のさざ波にイチョウが細かく揺れている様子が面白いと思いました。(平成25年10月30日撮影)

<秋の一日>

この画像も中島公園で撮影した1枚です。この日の天候は気まぐれで、晴れたと思っていたら急に大雨が降り、すぐ晴れ間が出ると言うように、目まぐるしく急変。雨の止んだ間合いを縫って、雨宿りしていた公園内の音楽ホール「キタラ」から地下鉄中島公園駅に向かう途中で出会った光景です。傘をさした女性が動くので、撮影位置を決める暇がなく、あわてて数枚撮ったうちの一枚です。(平成25年10月27日撮影)


<10月30日フォートピア打ち合わせ会>


☆前列左から 貝沼 太田(フォートピア代表) 成沢
☆後列左から 紅露 嵯峨 鹿戸
運河沿いの中華料理店「好(ハオ)」にて、今回の写真展を打ち合わせ中


<道新小樽支社1F PRコーナーで展示中の様子並びに作品>
12日午後4時から展示作業をいたしました。


各自5点、合計30点を貼り終えました。


<他のメンバーの作品と撮影者>


太田代表の作品


成沢さんの作品


嵯峨さんの作品


貝沼さんの作品


鹿戸さんの作品


お近くにおいでの際は、ぜひお立ち寄りください。

モノクロ写真の数々

2013-11-09 06:00:00 | 写真
今年の春先に、スキャナーを購入したことはすでにブログでも紹介しました。フィルム時代に撮影した画像を新しいスキャナーで取り込んではいるものの、その数が膨大過ぎて遅々として取り込みが進みません。何とか八王子勤務時代(平成12年4月~14年7月)についてはほぼ取り込みが終わりました。それ以前や、平成14年7月に転勤を終えて地元に戻って以降デジタルカメラに移行する(平成17年ころ)までの、フィルムについては手つかず状態になっています。まぁ暇を見て…と思ってはいますが、一向に進捗がないのが現状です。

と言うことで、今回は八王子勤務の頃の画像の中から、モノクロ写真に限って取り上げていきます。一部についてはすでに、DPE店に依頼してCD-Rに取り込み、デジタルデータ化したものも多少あります。今回は今年3月に購入したスキャナー「CANO SCANER 9600F Mark2」(2013.4.10付ブログ「新しいスキャナーを購入しました」参照)で取り込んだモノクロ画像を紹介します。撮影に使ったカメラは、すべてコンパクトカメラです。KONICA BIG MINI NEO、OLYMPUS 35RC(赤外専用)、PENTAX ESPPIO 120SW、FUJICA COMPACT35(赤外専用)、KIEV 35など、いずれも胸ポケットやビジネスブリーフケースに入るカメラです。通勤の行き帰りや、一眼レフのサブカメラとして使いました。


(1) 八王子駅前~勤務先付近

勤務先は駅から5分ほどのところにあって、某生命保険会社ビルの1-2Fにあります。すぐ隣がヨドバシカメラがあるという立地の良さです。この場合はカメラを趣味にする人にとって立地がいいという意味ですので…


JR八王子駅はそごうデパートビルにあります。土日には出入り口付近で、ストリートミュージシャンが演奏しています。


駅前の東急スクェアーはビルの内部が、十数階まで吹き抜けになっていて、上からのぞくと吸い込まれそうな感じになります。昼食を取りにこのビルの飲食店によく通いました。


勤務先向かいのビルがお化粧直し中。


八王子駅の南口(正面と反対側)は古い街並みがあって、近代的都市とは思えない雰囲気があります。でも何となくほっとする感じがします。並んでいるのはバス待ちの方々です。


H13年9月、隣の空き地にヨドバシカメラがビルを増設。勤務先2Fの食堂から工事現場が丸見え。テントの隙間から何事か話している…


鉄骨をクレーで持ち上げて、組み立てていきます。


夕方作業風景を逆光で撮影。


(2) 昭和記念公園

八王子勤務時代住宅は立川市錦町にありました。JR立川駅の反対側には国営昭和記念公園があります。元の米軍立川基地が返還された後、公園として造営されたもので、広大な敷地です。おおよそ東京ドーム球場10個分の広さと言えば見当がつくかと思います。私が転出した時点では、さらなる拡張工事中でしたから、現在はもう少し広いかもしれません。これだけ広いと、徒歩よりも自転車の利用が便利です。園内はレンタサイクルを利用することが出来ます。自宅から自転車で10分ほどですので、土日には撮影によく通いました。


これだけ広い公園ですから出入り口が何か所もあります。立川駅方面から向かうと正面ゲートから入ります。入ると目の前に奥行き50mほどの大きな人工池があって、奥に噴水などもあります。


公園のほぼ中央に広大な広場があって、CMに出てきそうな大きな樹が一本あります。この広場でいろんなイベントが催されます。


水飲み場もトイレも何か所もあります。


桜の木も数多く植えられています。


(3) 富士山を見に…

東京都内には富士山が見えるところがたくさんあります。富士見町という地名があちこちにあります。中央線で通勤しているときにも、途中人家の切れ目から何度も富士山が見え隠れします。また富士山の麓である河口湖や富士吉田市には、JR中央線が大月から富士吉田・河口湖に乗り入れしているので、快速電車1本で行けます。土日祭日にはよく利用したものです。


フィルムの両側が黒く落ち込んでいたために、スキャナーがパノラマ画像と読み違えて様で、このような形に再生しました。河口湖へ向かう途中車両の窓から富士山が見えます。


河口湖湖畔から、かちかち山ロープウェーで展望台に上がると、目前に雄大な富士山が見えます。


桜と富士山、まさに日本画の原点のように見えます。

さてレンタカーを借りて少し足を延ばしてみましょう。富士五湖を回りながら裾野を1周しても約180㎞程と言われています。半日もあれば回ることが出来ます。五湖めぐりは後日機会があれば取り上げますが、今回は忍野八海を取り上げます。忍野八海とは、富士山から湧き出た湧水池が八つあって国の天然記念物に指定されています。


大きな緋鯉が泳いでいます。どこかのTV局が取材している現場に出会わせました。


富士山は雲に隠れてしまいました。


池からあふれた湧水が小川となって流れます。赤外フィルムで撮影すると、新緑がこのように真っ白になります。


もう一枚赤外フィルムで撮った画像。

さて、少しだけ富士山1周の画像をあげておきます。忍野から山中湖に向かう途中に花の都公園があります。季節ごとにいろんな花が咲き、富士山とコラボレートしてくれます。


駐車場から撮った一枚で、ラチュードの狭いコピーフィルムで山の上部を切り取ってみました。


山中湖とは、富士山を挟んで、ちょうど反対側にあたる朝霧高原近くで撮影しました。牛がのんびりと草を食んでいます。赤外フィルム使用しました。

次は、立川の戻って、多摩モノレールに乗って富士山の見えるところに行ってみましょう。官舎のあった立川にはJR立川駅のすぐそばを多摩モノレールが走っています。このモノレールは北の終点が上北台と言って、西武球場の近く、南の終点が多摩センターになります。途中高幡不動、多摩動物園、中央大学、帝京大学等を通ります。


満願寺を過ぎた付近で、車窓から遠くに富士山が見えました。


富士山の見える公園として有名な…あいにく公園名を忘れてしまいました。公園の桜が満開だったのを覚えております。中央奥に富士山が小さく見えています。


(4) 浅草

日本を代表する観光地ですが、近年隅田川を挟んで対岸にスカイツリーが出来たことで、一段と浅草の人気が高まっているようです。もちろん私が八王子に勤務していた頃にはありませんでしたが、家族が時折赴任先に来るときには、浅草観光をしたものでした。


3月下旬、桜が満開でした。


浅草寺境内の桜。


家内と遊覧船に乗りました。堰堤の桜が満開。


赤外フィルムで撮影。


(5) 春日居町の桃を見に…

JR企画の桃の見学ツアーに参加したのですが、ツアーガイドがいないうえ、企画書一枚を頼りに徒歩でぶらぶら、マークのある地点を巡り歩きました。


駅前には桃祭りならぬ、桜祭りの提灯が飾られていました。桜も満開でしたが…桃祭りはないのかな、なんて思ってしまいました。満開の桃については、カラーで撮影しています。


こちらも駅前の桜。桃の花はカラーネガで撮影したため、モノクロ画像はありませんでした。


ご紹介したいモノクロ画像はまだまだありますが、機会があれば掲載と言うことで…、なお次回こそフォートピアの展示会について取り上げます。

参考までに、当ブログでモノクロ写真を取り上げたのは過去2回ほど、またフォトチャンネルでも2回取り上げています。下にリンクを張っておきますので、お時間があれば参照してみてください。

☆2011.9.22付ブログ「モノクロ写真を撮る~その1(平成12~14年)
☆2010.3.25付ブログ「モノクロ写真を撮る

☆フォトチャンネルNo.114824「モノクロフィルムで撮る」44枚
☆フォトチャンネルNo.175288「モノクロ写真の数々」89枚

写真コンテストの表彰式等が続いて…

2013-11-05 06:00:00 | フォトコン関係
10月があっという間に過ぎ去り、早くも11月に入ってしまいました。紅葉も最終戦、イチョウの木からは日増しに葉が落ち、地面が黄色い絨毯で覆われいています。また小樽市内入舟町界隈の街路樹のプラタナスが、造園業者によって次々と丸刈りにされています。今まで空を覆うように大きな葉が覆いかぶさっていましたが、枝葉が切り落とされ、丸坊主になった木がなんとなくかわいく見えます。こうした街路樹の剪定も晩秋の風物詩と言えます。

さて、10月末から11月初めにかけて忙しい日が続いています。10月30日に写真仲間のフォートピアの会合があり、11月13日から10日間写真展を開催することが決まりました。一人当たり四切5作品を用意する必要があり、5日までに作品名を決めなかればいけません。11月1日(金曜)には、小樽市民会議「おたるカレンダー2014年」写真コンテストの表彰式と懇親会がありました。さらに2日(土曜)には、小樽美術館で小樽写真市展の表彰式が、翌3日(日曜)には作品の取り下げがあります。こうしたバタバタが続く中、元の勤務先OB会の機関誌担当の広報係から、裏表紙用の写真を提供してほしいという連絡が入りました。担当者は何と青森支店当時の同僚では、むげに断るわけにもいきません。しかも締切まじかだという。

そこで今回は、二日続いた表彰式の様子を交えて、展示会の様子や入選作品を紹介することにいたしました。


(1) おたるカレンダー2014写真コンテストについて

小樽市民会議主催の「おたるカレンダー」写真コンテストは、2000年から始まりました。今年で、13回目になります。ん?1回合わないですね。そうです、数年前に事務局担当者の不幸があってカレンダー製作を中止した年があったからなんです。小樽市民会議では、入選した作品をカレンダーとして約1000部を製作します。小樽市民はもとより、かつて小樽に住んでいた方からの注文があり、また海外の関係者からも引き合いがあるということです。8月末に締め切られたコンテストの結果が、10月下旬に入選を知らされました。11月1日に表彰式・懇親会がホテルノルドで行われました。当日会場に着くと、6点の入選作品と表紙(絵画)が飾られ、報道機関の方々も見えておりました。


手前は「小樽ジャーナル」の記者。

以下入選作品を紹介します。なお式典の様子、個々の作品の講評等について詳細は「小樽ジャーナル」2013.11.2付記事「四季折々の小樽!」を参照してください。


☆1-2月頁 鹿戸芳之さん作品「初雪の頃」撮影地:和光荘
☆3-4月頁 嵯峨秋雄さん作品「小樽湾」撮影地:張碓町JR函館線
 

☆5-6月頁 高橋敏明さん作品「霧の運河公園」撮影地:北運河旧日本郵船
☆7-8月頁 粟野孝市さん作品「小樽運河ロードレース」撮影地:小樽運河出抜き小路


☆9-10月頁 紅露雅之作品「秋の気配」撮影地:旧手宮線
☆11-12月頁 宮尾一美さん作品「小樽駅のクリスマス」撮影地:JR小樽駅


表彰式に先立って小樽市民会議の大渕勝敏会長の挨拶があり(写真左)、次いで本郷正利審査委員長から全作品について講評がありました(写真右)。

私の作品については、本郷審査委員長から次のような講評がありました。「旧手宮線は整備が進み、小樽観光の主要なスポットとなってきました。運河を散策する人が多い中、最近は旧手宮線を訪れる観光客も増えてきました。秋の雰囲気をよく伝え、安らぎのスポットをアピールしています。」

表彰式終了後は、場所をホテル屋上階ののクラブに移して、関係者全員で懇親会が行われました。


このクラブは最上階にあって、目の前が小樽運河になっています。雪あかりの路や潮祭りの際には、営業に差し支えない範囲で、外に出て屋上からの写真撮影をOKしてくれます。

なお小樽カレンダー2014年は、紀伊國屋小樽店(小樽駅前)、レストラントレノ(手宮交通博物館入り口の列車店舗)、市民会議事務局でもある荒幸雄仏壇店(山田町、TEL0134-22-9540)等で取り扱っています。なお1部1000円です。

さてカレンダーと言うと、今年はやけにカレンダーの当たり年になりました。小樽市民会議の「おたるカレンダー2014年」をはじめ、GMO・山と渓谷社共催の「なごみ猫2014」(卓上式カレンダー)、江ノ島電鉄「乗車券付きカレンダー」(卓上式)に入選、さらにはTOYOTAカローラ札幌からもカレンダーに使いたいとのオファーがありました。


江ノ電カレンダーの1月頁に採用された画像・卓上式カレンダーと賞品の一日乗車券(のりおくん)や食事券。食事券は片瀬江ノ島のレストランのもので、行く機会があるかな~。有効期限が来年の8月までだけれども…。なお江ノ電卓上カレンダーについては表紙ページに藤沢~鎌倉間の往復乗車券(片道290円×2枚)がついていて、1部1000円で発売されています。


TOYOTAカローラ札幌から依頼のあった作品。何月に使われ、どういうポスターなのか今のところ不明です。


(2) 小樽写真市展表彰式と展示作品

表彰式は、11月2日(土曜)午後2時から小樽美術館で行われました。準特選以上の受賞者には楯と賞状が授与されますが、入選は賞状の授与のみです。上位入賞についても楯以外の賞品はありません。いずれにしても名誉だけですね。表彰式の隣の会場で小樽写真市展の入選作品の展示が行われています。表彰式のついでに写真展も見てきました。


隣のメイン会場で菊の展覧会が行われているので、そちらのお客さんも写真市展に流れて来ているようです。青い法被の女性は菊展の関係者です。


第1部自由の部の推薦作品(左)と特選作品(右)
☆推薦(市長賞) 中町栄次郎さん作品「光射す」…小樽市庁舎で撮影したそうです。
☆特選(教育長賞) 久慈広子さん作品「大好き」…スイス旅行で出会った光景 


第1部自由の部の特選作品(右)と準特選作品(右)
☆特選(国際ソロプチミスド) 小泉弘子さん作品「兄弟」
☆準特選(北海道新聞社賞) 紅露雅之「街角にて」…都通商店街の衣料品店のモノクロポスターと通行人


第2部ネイチャーの部の推薦作品(右)と特選作品(左)
☆推薦(市展賞) 鹿戸芳之さん作品「一瞬」…安平町の鶴の湯温泉の蓮池で撮影
☆特選(ユネスコ賞) 中町栄次郎さん作品「春の妖精」…カタクリをハイキー調で撮影。「パステル画ですか?」と尋ねる人が多かったとか(注目度一番)。


第2部ネイチャーの部の特選作品(左)と準特選作品(右)
☆特選(美術館長賞) 大湯崇夫さん作品「木漏れ日の中で」
☆準特選(朝日新聞社賞) 小泉和子さん作品「語らい」…樹氷の影が語らっているように見える


第1部の入賞入選作品。


第2部の入選作品。


(3) フォートピア作品展示会のお知らせ

詳細や作品については次回のブログ等で詳しくお知らせします。現時点で確定している以下のとおりです。

1とき   11月13日(水曜)~23日(土曜) 10日間
2ところ  北海道新聞社小樽支社1F PRコーナー(旧ギャラリーオアシス)
3作品   四切またはA4サイズ 統一テーマは特になし
4出品者 太田照二(フォートピア代表) Blog「foto-essay~人生色々写真好き随想」
      成沢克郎
      嵯峨秋雄 Blog「北の風景~北海道の風景写真を中心に掲載」
      紅露雅之 Blog「紅露の写真日誌~北の大地夢空間」
      貝沼正雄
      鹿戸芳之 Blog「yotutiの写真日記~運河の街小樽から情報を発信」

紅葉ウォッチング~その2

2013-11-01 06:00:00 | 街中ウォッチング
10月23日(水曜)に、写団豊友会の紅葉撮影ツアーに、特別参加したことは、前回のブログで紹介したとおりです。当日は午前8時半に小樽美術館前に集合し、車に分乗して撮影地に向かいました。最初の撮影地は「星置の滝」です。星置は札幌市手稲区になりますが、滝のある星置川が小樽市と札幌市の境界になります。


(1) 星置の滝

国道5号線から右折して星置川沿いに進むと、5分ほどで手稲西中学校があります。道路わきには「星置の滝」の小さな標識があって、遊歩道も整備されています。


道路わきから滝の展望台まで7-8分です。展望台と言っても人二人が、やっと立てるほどのスペースしかありません。


小さな滝がありました。スペースが狭いので交代で撮影です。


展望台の下の川沿いに浅瀬を進めば、もっと滝に近づけますが、長靴を持参しておりませんでした。周囲は木々がうっそうと生えていて、なかなか滝つぼまで日は射さないようです。


上を見上げれば、ご覧のとおり谷底までは日が射しません。


(2) 朝里宏楽園温泉

小樽市民の保養地として有名な宏楽園温泉の庭園は、春には桜が満開となります。秋にはそのエゾ山桜が紅葉し、くわえてカエデ類が真っ赤に燃えます。ここ宏楽園温泉は「観楓会」などによく利用されます。観楓会は「かんぷう会」と読みます。どうやら北海道独特の風習らしく、職場や気の合った友達同士で、紅葉を愛でるを建前にした一泊の宴会旅行です。本当に紅葉を愛でていたのでは寒くて風邪をひいてしまいます。温泉でドンチャカ騒ぎをするのが目的です。


近くの保育園児たちも紅葉を見に来たようです。これ幸いとばかり、メンバーは、保育士のOKをもらって、保育園児たちをパシャリパシャリ。


形のいい(?)カエデの木を見つけました。と思っていたら、もう少し寒くなったら、ここで大根干しをするそうです。どうりで木の中間あたりに横に丸太を渡してありました。


日陰に変わった木と言うか葉を見つけました。白い縁取りのある葉が珍しい。マイナス補正して、内臓ストロボ一発。


木漏れ日にあたって、これも珍しいような…珍しくないような…


(3) 朝里ダム

1993年(平成5年)に完成した朝里ダムは、翌年には周辺が公園化され、ループ橋の中にテニスコートが作られたり、ダム資料館が整備されました。市民の水がめとして有効利用されているという半面、巨額な投資にもかかわらず、全く役に立っていないという話も聞きます。でも桜のシーズンや紅葉のシーズンには、見学客が結構おし寄せます。この日は絵画グループの方々がスケッチの最中でした。


周囲の山々は、紅葉真っ盛り。


かつてダムが出来る前は、小樽~定山渓線の道道1号線は直線でしたが、高さ73mの朝里ダムが出来たために、ループ橋となりました。


朝里ダムから降りて、次の撮影スポットに向かうべく豊倉小学校方面への小道を入ると、一軒の農家が玄関前で大根洗いをしておりました。その洗った大根を丸太に干しております。車を降りて撮影をお願いすると、にこやかな表情でOKサインを出してくれました。別れ際には赤い酸漿を数本カットしてくれました。


(4) 豊倉町のパークゴルフ場

朝里から豊倉小学校前を通り、望洋台に抜ける小道沿いにパークゴルフ場があることは全く知りませんでした。かなり広いパークゴルフ場で、平日にもかかわらず、大勢のパークゴルフファンが詰めかけておりました。駐車場もほぼ満杯に近いほどで、次々とチームがやってきて、目の前でボールをうっています。


ゴルフ場内の木々も紅葉真っ盛りです。


ナイスショット!と声を掛け合っています。天気も良く、最高のパークゴルフ日和だと、プレーヤーが声をかけてきました。


カ~ンと小気味よい音を立てて黄色いボールが飛んでいきました。


パークゴルフ場で撮影を終えたのが昼ごろでした。途中昼食を取って、すぐ和光荘に向かいました。和光荘の紅葉については前回のブログで取り上げましたので省略いたします。次に向かったのが奥沢水源地でした。奥沢水源地は平成23年8月に陥没個所が見つかり、金額的に補修不可能として水源地としての機能を停止しています。現在は市民公園として再生の方向でプランが進んでいます。門扉が閉鎖されたままとなっていて、残念ながら紅葉撮影はできませんでした。そして本日最後となるスポットが、天上寺です。


(5) 天上寺

入舟町にあるこの天上寺は、明治23年移築建立された歴史ある名刹です。その作りは長野の善光寺を模したとも言われています。春には桜が咲き、多くの市民が見学に訪れます。また秋にはエゾ山桜やカエデ類が紅葉し、撮影スポットにもなっています。ここに着いた時には午後2時を過ぎており、晩秋の陽ははや大きく斜めに傾いています。


本堂の後ろから射す陽によって長い影が出来ている。


赤、緑、黄が織りなす色彩が美しい。


日陰にアジサイがまだ青々として花を咲かせています。アジサイの葉のふちが真っ赤です。初めて見ました、こんなに赤くなるなんて…


午後3時前にほぼ当初のスケジュールに沿った行程で撮影が済みました。あと2-3か所残っていますが、晩秋の日が落ちるのが早く、これ以上撮影は無理があります。と言うことで、豊友会の撮影ツアーはここで終わりとし、解散することになりました。しかしながら小樽市内には、紅葉の撮影スポットがまだいくつもあります。そこで今回の撮影ツアーとは別に、私個人が撮影した紅葉スポットを以下に数カ所紹介いたします。


(6) 小樽公園

小樽公園には、小樽市のシンボルとしての「木」である、つつじが数千本植えられていて、毎年5月から6月にかけて、公園が一面ピンクやオレンジに染まります。かつては、5月の末に「つつじ祭り」が行われていたほどでしたが…、そのほかにエゾ山桜やシラカバなども植えられていますが、カエデ類も多く、秋には紅葉が楽しめます。10月25日((金曜)、あえて小雨が降りしきる中、撮影に行ってきました。


市民会館横の小樽市公会堂をバックにカエデと植込みの樹木(ボケの木でしょうか?)の紅葉が目に染みるほど。


真っ赤なカエデに小雨の滴がたまって、そのうちぽたりぽたりと…


公園の小道は赤い枯れ葉の絨毯を敷いたようでした。


白い傘の女性が盛んにスマホで撮影していました。


雨の日の子供の国は、誰もいない。遊具だけが雨に濡れて寂しそう。


(6) 住吉神社の境内

言わずと知れた小樽総鎮守の住吉神社は、古くから市民に親しまれ、小樽祭りと言うと住吉神社の例大祭(7月14-16日)をさすほどです。春にはエゾ山桜が咲き、秋にはイチョウが銀杏をたわわに実らせます。


南小樽駅の量徳橋付近から境内に向かって続くイチョウの黄葉も見逃せません。やけにタクシーが多い?左手建物は小樽市立病院で、客待ち中なんです。


境内入り口付近に1本のイチョウの大木があります。見事な枝ぶりです。


境内奥では近くの保育園児たちが、秋を探しているようです。


揺れるイチョウの木。何かおかしい?そうです、手水鉢に映り込んだイチョウを撮影、天地を逆にしました。


(7) メルヘン広場とルタオの塔

最後に取り上げたのがメルヘン広場です。ここを南端として、小樽観光街の堺町通りが北に向かって約700mほど続きます。その間はほとんどがガラス工芸品店、お土産品店と飲食店が立ち並んでいます。その南端のメルヘン広場には数本のカエデとエゾ山桜等が綺麗に色づいています。


ルタオの塔の展望台から水天宮方面を見ると、桜の木が色づいていました。


広場には大勢の中国人観光客が来ています。飛び交う言葉の90%が中国語でした。