<小樽工業高校写真部作品の中から>
雪もすっかり解けて、春本番間近というのに、一向に暖かい日が続きません。GWを週末に控え、道内ではところによって雪&吹雪の予報マークも出ています。例年GW中に桜が満開となるのですが…。そのためカメラを担いで街中を撮り歩くことも少なく、ブログのネタも底をついてきました。
今回は3月から4月にかけて小樽市内で開催された三つの写真展を紹介します。一つ目は小樽明峰高校と小樽工業高校の合同写真展、二つ目は北海道写真協会(道写協)小樽支部の、例会上位写真展、最後が、同じく道写協小樽支部写真展です。なお作品についてのコメントは、私自身の個人的な見解ですのでお断りしておきます。
☆小樽工業高校&明峰高校合同写真展
両校の写真部員による写真展で、3月上旬に北海道新聞写小樽支社1Fギャラリーで開催されました。
<小樽工業高校写真部について…あいさつ文から抜粋>
部員数は9名で、3年生が抜けた後は6名で活動中。通年を通して数えきれないほどの撮影会を実施、その時でしか撮れないものを作品作りに集中しています。特に撮影する際に、何を主役にし、何を脇役にするか、考えて撮影しています。今回の作品の中では、3匹のネコの撮影がとても難しく、数多く撮影した中からの選別も大変でした。
<小樽明峰高校写真部について…あいさつ文から抜粋>
写真部の部員数は15名で、毎週月曜日にミーティングをしています。撮影会は3か月に1回ですが、2月には、さっぽろ雪祭りを撮りに行きました。
右側が、工業高校のあいさつ文文中にあったネコたちです。
3匹のネコですが、3者3様の表情(模様も含め)と言うか顔つきがとても面白いですね。
これは隙間を狙ったもので、その隙間でいろんな物語が生まれています。
その一部を切り取ってみると…札幌地下歩行空間での撮影のようですが、人が行きかう中で、女子部員(と思う)が被写体を探しているポーズがいいですね。
スケボーで遊ぶ姿もいいのですが、左の写真11点に注目です。少々小さくて分かりにくいので、下の4点を切り取ってみました。
もうお分かりですね。「顔」です。どれも人間の顔に似ています。実は私自身も顔に似た写真を集めていて、「顔写真」フォトコンテストに応募しております。去年10月の同フォトコンテストでは銀賞に入りました。
2016年顔フォトコンテスト 2位(銀賞)「う~ん、息苦しい」
☆道写協小樽支部例会上位作品展
二か月に1度定期例会を行っていて、互選及び写真道展審査員の審査で順位が決まります。そのうちから上位5点を展示しています。北海道新聞社小樽支社1F写真ギャラリーで展示されました。
画像が小さくて分かりにくいですが…いずれも秀作ぞろいです。
右手の縦写真は、美瑛町の「クリスマスツリーの木」ですね。
いずれもインパクトのある写真ばかりです。これらの中から、特に以下の2点を取り上げてみました。
横浜みなとみらいにあるランドマークタワーの69Fの展望台から撮った夕景だそうです。全体がイエローですが、撮影者によれば、フィルターやソフトでの加工は一切なしとのこと。街の灯りとこのイエローがマッチして、夢の世界に誘ってくれるような…気がします。
これまた写真とは思えない、日本画の屏風絵のような作品に、あ然としました。
☆道写協小樽支部写真展
道写協小樽支部の会員12名が各自5点づつ展示しております。特に統一したテーマは儲けておらず、各自の力作が見ごたえありました。小樽市立美術館1Fギャラリーにて展示。
美術館の照明の関係で、画像が黄色っぽくなってしまいます。幾分ソフトで調整しておりますが…
モノクロの画像を出品されておられる方もおられたので、モノクロで撮影しました。左端の旗がなびいている画像は、YOSAKOIソーラン祭りの旗手をとったもので、月例作品ではカラーで出品されておられました。
この5点は、写真道展審査会員である瀧野邦保氏の作品です。画像が小さくて分かりずらいですが、雨傘の親子は水たまりに映った画像です。
なお、展示作品のうちから、特に目を惹いた作品を以下に数点あげておきます。撮影者はいずれも、大先輩に当たりますので、あえてコメントは致しません。
金沢市の公園のオブジェ、とか…、題名「雲を測る男」
室蘭市の白鳥大橋と車の航跡、題名「テールライト」
千歳基地航空ショーのブルーインパルスでしょうか、題名「にらむ」
汐留地下路での撮影で、題名「視線」