紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

2015年写真コンテスト入選作品の中から(その2)

2016-01-27 06:00:00 | フォトコン関係

              <富士通MyCloudフォトコンテスト「空の声を聞こう」  佳作「孫走る」(手宮緑化植物園八重桜)>

 

前回のブログでは、12件の作品を紹介しましたが、今回は残り15件(18作品)のうちから何件かを紹介します。

 

★国際フィルターフォトコンテスト2014  佳作「優しいい光に包まれて」

毎年2月上旬に開催される「小樽雪あかりの路」運河会場のオブジェをバックに撮りました。センターフォーカスフィルター特有の丸ボケが優しく彼女を包んでいます。このコンテスト、過去に2度入選しています。

 

★小樽写真市展コンテスト2015 

小樽市民が対象の写真コンテストで、第1部「自由の部」と第2部「ネイチャーの部」があります。今回は上位入選はかないませんでしたが両部門に各1点づつ入選しました。

<第1部自由の部  入選「憩いのひと時」>

3年ほど前にフォトコンでGETした宿泊券を利用して東京、横浜に家内と旅行したときに、六本木ヒルズの東京シティビュー52F超高層展望台から撮った画像です。東京の夜景が一望できます。

<第2部ネイチャーの部 入選「命よみがえる」

苫小牧市郊外の北海道大学演習林で撮影したものです。演習林の一部は小川沿いが自然公園になっていて一般に開放されています。自然のままで、枯れ木や倒木から新しい芽が出てきて、青々として育っていました。

 

★PICTRAVELERフォトコンテスト6月  入選「色とりどりの花たち」

旅行会社のフォトコンサイトですが、その後、昨年の途中で中止となったのか、応募が出きなくなって(サイトの更新なし)、それ以降の二月ほどの結果が不明のままです。なお、画像は美瑛町の四季彩の丘です。

 

★ひらがなタイムズフォトコンテスト「I Love Japan」

日本語を解説した外人向けのマガジンで、I Love Japanをテーマにした写真フォトコンテストです。応募者は日本をはじめ東南アジアの国の方々です。2~3ヶ月ごとに開催されています。

<第5回フォトコンテスト 特別賞「内緒話」

9月上旬に札幌市で開催されるパフォーマーの祭典「さっぽろだいどんでん」(毎年9月初めの土日)での一場面です。

<第6回フォトコンテスト 銅賞「路上カメラマン対決」>

これもさっぽろだいどんでんで撮った一枚です。

 

★札幌市下水道・河川写真募集2015

数点応募しましたが、うち2点入選しました。

<優秀賞 「都会のオアシス」>

中島公園の疏水と紅葉したカエデです。

<優秀賞 「錦秋の定山渓渓谷」>

紅葉が川面に映り込む中赤いカヌーがやって来ました。

 

★公募ガイド社 「街角で見かけた笑える情景」フォトコンテスト 最優秀賞「接骨院の看板が骨折」

お笑い芸人のジグザグジギーのコーナーで募集していたフォトコンテスト。12月が最終回で、その後募集中止となりました。

我が家のイヌの散歩道に当たり、この看板毎日見ておりました。ある日バックで駐車場に入れようとした車が、看板に激突、あえなく看板は骨折。現在この敷地にケアーホームが新築され、看板は接骨され、場所を移動しました。

 

★雪形フォトコンテスト2015  審査委員賞「ひげの濃い男」

北海道シーニックフォトクラブが主催するフォトコンテストの一つです。春から夏にかけての雪融けの時期に、山の斜面に現れる様々な残雪模様を「雪形(ゆきがた)」と言います。北海道内で撮影された雪形が審査の対象となります。このコンテスト何度か入選しており、数年前には大賞を得たこともあります。ただ賞品がいずれの賞でも、雪形をプリントしたTシャツ1枚(ただ大賞は、色違いが3枚)と言うのがちょっと…

忍路トンネル手前の国道わきの残雪が、ヒゲの濃い男にいていました。

審査委員長講評:道路沿いの残雪まで着目するとは、雪形観察に適した観察眼の持ち主と思われます。人の形に見える残雪模様は多数ありますが、そのほとんどが、白く見える部分と黒く見える部分の境界線を形の輪郭として見ています。この作品で興味深いのは、残雪の白の中でも、少し黒ずんだところに注目した点です。黒ずんで見える形をヒゲに見立てた点がユニークであり、素晴らしい着眼点です。雪形は一般的に白黒の2色パターンと考えられていますが、この雪形の場合は「白色・黒色・灰色」の3色パターンと言えるでしょう。黒ずんで見えるところをヒゲに見立てた着眼点やユニークさ、道路脇の雪まで見ている観察力を評価して、この作品を選定しました。

 

★産直GO!GO!フォトコンテスト 入選「これが噂のなまら棒」

富良野駅近くの「富良野マルシェ」名物は「なまら棒」です。観光シーズン中や大型バスが来ているときは長い行列ができるほど有名です。なまら棒=320円、長さ33cmの揚げ棒ぎょうざ。コーンたっぷりバター醤油味。


★札幌PARK HOTEL「中島公園四季のフォトコンテスト」  入選「しだれ桜満開」

12月10日付ブログ「中島公園四季のフォトコンテストの表彰式へ」で紹介しておりますので、詳細を省きます。

 

上記以外にも入瀬作品が数点あります。また雑誌の表紙に使用された画像等もありますが、機会があれば画像をアップいたします。

 


2015年写真コンテスト入選作品の中から(その1)

2016-01-22 06:00:00 | フォトコン関係

              <リビコミュ(産経新聞サークル)2016カレンダーフォトコンテスト 11月頁入選「モミジの錦…」>

 

昨年は1~6月の前半まで別な趣味に取りかかっていて、コンテストへの応募も、写真撮影も小休止しておりました。結果入選数は1~6月が6件にとどまりました。6月以降は応募にも力を入れたこともあって、7~12月21件と、トータルでは27回(30作品)となりました。2012年の72回、2013年の34回には及びませんが、2014年の24回はオーバーしました。

なお、入選通知を頂きながら、それに気づかずに、景品のカメラを逃してしまったというお粗末もありました。担当者からFacebookにメールを頂いたのですが、「FB友」以外からのメールが、「別フォルダーに収納され」、かつ「メールの来たことが表示されない」というシステム変更を知らなかったことが原因でした。済んだことは仕方がありませんが…せっかくのカメラが惜しい。

全国のフォトコン、ローカルなフォトコン、あるいはクラブ活動的なフォトコンも含めて、以下入選作品を紹介したいと思います。なお掲載は順不同ですが…

 

★層雲峡ホテル朝暘亭のフォトコンに二期連続グランプリ…

2015年にホテル朝暘亭(野口観光グループ)が開業30周年にあたることから実施されたフォトコンテスト「旅の思い出」は4期に分けて行われました。その第1期と第2期に連続グランプリに選出されました。

<朝暘亭「旅の思い出フォトコンテスト」(第1期)   グランプリ「旭岳ロープウェー駅での新郎新婦」 >

台湾からプロカメラマン同伴で結婚写真前撮りに来られたカップル。通訳の方やプロカメラマンの方が、側に寄ってみんなで撮影してくださいとのこと、周囲に祝福されるほど、地元では喜ばれるそうです。遠慮なく数十カットも撮らせてもらいました。

☆審査員(旭川・渡邊写真事務所代表渡邊肇之氏)講評:アップで狙いたくなる場面をあえて引き気味にし二人を囲むカメラマンたちの姿を入れることでより一層その幸せを感じる写真になっています。

<朝暘亭「旅の思い出フォトコンテスト」(第2期)  グランプリ「カンジキが重いな~」 >

写友S氏と冬の旭岳撮影に行った際の画像です。ロープウェー駅からカンジキで道なき道を噴火口に向かう途中で撮影しました。カンジキが再三外れ、私は途中で断念、彼は噴火口までたどり着きました。

☆審査員(渡邊肇之氏)講評:冬山をモノクロで表現する事で、より一層自然界の厳しさが伝わってきます。カンジキで蹴り上げた雪煙と左に傾いた体とのバランスが登山者の感情を表しています。


★全日本ニュース社フォトコンテスト「最高の笑顔」 特選「笑うキツネ」

美瑛町の青い池駐車場近くで見かけたキタキツネですが、一瞬このような表情をしました。というより数カット連続撮影したうち、偶然撮れた一枚でした。

 

★第8回Studio Graphic ギャラリーフォトコンテスト(テーマ自由)  入選「太陽の帰り道」

撮影者コメント:石狩川の河口で撮影。対岸の灯台の先端に太陽が落ちるように、予め撮影位置を探しました。経験からこの時期の太陽はほぼ45度に落ちることがわかり、45度の三角定規を当て、斜辺の両端に、太陽と灯台が来る位置を探し、約3時間の露光をしました。ポジフィルムを使い、IR70の赤外フィルターで撮影、予定通りの出来上がりでした。


★JAMCA PRIZE2015フォトコンテスト 入選「マイナス25℃の朝」

2月のニセコ町の五色温泉の駐車場で撮影。このコンテストは自動車に関するフォトコンですが、数年前には、小樽観光通りを走るクラシックカーを流し撮りして、グランプリをGETしたことも。


★保険市場「約束の日」フォトコンテスト  入選「愛の鐘を鳴らす」

室蘭市の地球岬でたまたま出会ったカップルにお願いして、「愛の鐘」を鳴らしてもらいました。空の雲が流れるようで美しかったことを覚えています。


★富士通My Cloudフォトコンテスト(27.3月期テーマ 輝き)  佳作「芋虫走る」

私のPCは、富士通で検索画面がMyCloudになっています。この会員ページの中のサークルフォトコンです。なおこの画像は昔八王子支店勤務時のもので、お台場の観覧車をズーミングしながら流し撮りしたものです。芋虫が走っているようにも見えました。このサークルではこれ以外にも何点か入選しています。


★北海道写真協会小樽支部2015写真コンテスト 準特選「街角にて」

ベトナムハノイ市の街角で出会った光景。共産国とは思えないほど物資が豊かで、親日的な市民が印象的でした。

 

★第9回ふるさとテレビお国自慢フォトコンテスト  副会長賞(ゆうちょ銀行賞) 「女性応援団長応戦状を読む」

小樽商大創立100年の中で、初めて女性が応援団長(第97代)となったことで大々的に新聞報道されました。北海道大学応援団長の挑戦状を受けて、応戦状を読み上げるシーンです。

このフォトコンテストは、どういう訳かグーグルアラートのコンテスト情報にも載らず、他の情報サイトにも載っていません。時々応募忘れもありますが、H25年、24年と応募した年は、入選しています。


★カレンダー写真の応募に3件入選…

<日本水路協会2016カレンダー写真コンテスト 1月頁「厳冬の石狩浜」>

前年に続いて2度目の入選です。

<小樽市民会議2016カレンダー写真コンテスト 9-10月頁「イチョウ色づく」

小樽住吉神社前の通りの両側には数十本のイチョウがあります。左側に小樽市立病院があるため、客待ちタクシーが並んでいますが、昨年12月に道路一本奥側(旧量徳小学校跡地)に新築移転したために、この画面上にはなくなりました。

なおカレンダー写真の3件目は、標題画像の通り産経新聞リビコミュ(サークル)11月頁入選の「モミジの錦…」です。


まだまだ紹介したいユニークな写真がありますが、次回の掲載といたします。






年末年始ドタバタ始末記

2016-01-16 06:00:00 | 日記

             <たまには年末年始はゆっくりと湯にでもつかりながら…(画像は函館湯の川熱帯植物園のサル温泉)>

 

と思いながらも、現実は厳しく思い通りにはゆきません。昨年11月末に身内に不幸があって、正月は忌中期間にかかってしまいました。印刷に取り掛かる前の年賀状は幸いにも、額面通りで引き取っていただきましたが、あわてて喪中の葉書を印刷投函する羽目になってしまいました。それだけであれば、別段問題ないのですが、23日は孫1(16歳)の誕生日、31日の大晦日は孫3(12歳)のこれまた誕生日。

忌中期間中とはいえ、孫たちの誕生日まで控える必要はないし、ともあれクリスマスと孫1の誕生日を23日同時に行い、31日も大晦日と孫3の誕生会を同時に実施。この間遺産相続問題も加わり、両親、兄妹の戸籍謄本やら親族関係申立書の手続きが舞い込んできます。加えて空き家となった住居の諸手続き・清算で関係官庁に手続きに走るなど、目の回る忙しさでした。

それにしてもNTTの電話回線の解約って、大変な手続き。解約書類を見ただけで辟易してしまいました。放っておいて、料金振り替え不能にして、知らんふりして置いてもいいのですが…。親族全員の戸籍謄本(途中何度か市町村をまたいで転籍)(相続人の有無調査らしい)等々、時間と金のかかること…。郵貯の相続手続きも同様でした。1月中旬までにはすべて完了しましたが、それにしても凄い量の調査でした。

 

二世帯住宅に住む長女は、30日までびっしり仕事が入っているため、孫たちの昼食はもちろん、残業のある日は夕食も家内が用意します。左の孫1は、あれも嫌いこれも嫌いと言っては、箸でつまみだして、孫2の皿に移しかえ。後ろで家内が、好き嫌いせず全部食べなさいと叱るも、孫1は、屁の河童。

 

31日大晦日は、二世帯住宅の娘のところで行いました。手造りの惣菜+魚一心の寿司+瓶ビール。下戸の私も、舐める程度に飲みましたが…、中央の茶色の瓶がフォトコンでGET(6本セット)したハワイのビール、フルーツの味がしました。なお、オーストラリアへ遊学中の次女からは、孫たちへのお年玉の立替を要請されるし…今どきスマホのLINE通話だと、国内外問わず無料なんですね、びっくり。時代の変化についてゆけず、ただおろおろするばかりのジジィ(自称photo-gg)です。

アルコールが入ると眠たくなる私は、7時15分からの紅白歌合戦をを見ずに、自分の家に戻ってグースカピー。目が覚めたら、孫3のお祝いは終わっていて、コンデジには画像だけが残っていました。

娘のところの錆び鉄色のネコ(キィーヤ、孫1が名付け親とか)、わたしにも何かくれないのとでも言っているのかニャ?奥のゲージにいるのはダックスフントの黒兵衛(正式名は「珀」、目の縁が琥珀色なので)、もう1匹黒猫がいます。ニィーヤという名らしいが、いずれも孫1が名付け親とか。ふ~ン、変わった名前だニャ~

12歳になった孫3、いつまでもチビだとばかり思ってたけれど、急に背丈が伸びてきたような…

 

結局大晦日は、紅白を1曲も聞かずに寝てしまいました。まあ聞きたい歌もないし、最近の曲の歌詞はメッセージ性が強いのか、曲に特徴(サビ)がなくて、耳に残らないので、どの曲聴いても全部同じように聞こえてしまいます。

さて、元日は恒例によって我が家で雑煮です。

孫2と孫3が、お年玉を用意したというと、飛んでやって来ました。おいおい、孫3はパジャマのままだよ。

 

1月2日は、久しぶりにカメラを取り出し、住吉神社の風景を撮りに行ってきました。家内から一言くぎを刺されました。忌中なので鳥居をくぐってはいけないと、神事仏事に疎い私には?ウィキペディアを参照して、なるほど理解できました。

神社入り口には大きな絵馬がかかっていて、参拝客がパチリパチリ。

小雪ちらつく中、途切れることなく参拝客が続いていました。

 

今年の運勢は如何に、昭和18年生まれを拡大してみると…

 

う~ん、去年と変わりが無いような気もするけれど…

 

お年玉で財布の膨らんだ孫3にせがまれ、3日の日はウィングベイに買い物に付き合わされました。昼近かったので、さてどこに入ろうか、どこも飲食店は長い行列待ちです。

魚一心の回転寿司は、順番待ちの長い列。小一時間ほどかかりそうなのでパス。ビバホームで買い物後、2Fの飲食店街に行くと…

テーブルはすべて占領されているし…注文窓口はやはり長い行列ができている。ここもパスしよう。ということで店内の飲食店はどこも満席状態。ということで、しばし待つことにします。ということで、5番街グランドパークホテル横のネイチャーチャンバーでの催し物見物です。ん?ホテルの昼食があるじゃないかって?そんな余分な出費は出来ませんので…

 

アンパンマンのショウが行われていましたが…

待ち人の比較的少ない中華料理店「台風厨房」に入ることにしました。10分ほどの空席待ちで済みました。中華料理が好みの家族にとっては、あれも食べたいこれも食べたいということで、大人二人+孫(小6の3番目)の3人で結局5000円ほどの昼食出費。ジジィのおごりか。お~、痛い。

 

さて自宅に戻ると、これまた部屋の中が、ジグソーパズルに占領されている。孫3がクリスマスプレゼントにもらった2000ピースのパズルが、テレビの前のテーブルに置かれている。あまりのピースの多さに、補助テーブルまで使って分けられている。

ピースをいくつかのブロックに分けて箱やクリアーファイルに仕分けして…

孫3が遊びに行っちゃった間は、もっぱら家内がはめ込んでいる。時折イヌまで参加しようとするから、注意が必要。夜間もこのままの状態。翌朝ソファーの隅にピースが落ちていることも…イヌの仕業か。こういう状態が2週間以上も続き、ゆっくりテレビを見ることが出来ない。お茶を置くスペースがない。

 

さて正月7-8日は、住吉神社のどんど焼きで、もちろん撮影に行ってきましたが、別の機会に画像をアップします。正月3連休最後の日に若松町の本願寺別院に納骨・49日の法要を済ませました。家族だけの食事会もすませ、あとはウィングベイで孫1と3にお付き合い。中2の孫2は三が日以外は、バトミントンの練習と塾でほとんど家にいない。

なかなか摘まめないね。ユーフォーキャッチャーで、一つ目人形をGET。

孫1は、得意の太鼓の達人に挑戦、ランク太鼓の鬼、80万点オーバーを続出。

ジジィは(photo-gg)、仮面ライダーもどきに変身!300円入れてないので中途半端、

 

来週からは孫たちも学校に行きます。やっと静かな毎日が戻ってくる予定だが、依然ジグソーパズルは2割程度の進み具合。テレビの前に横になって熱い煎茶をすすり、床暖ポカポカ&ウトウトは、まだまだ先のことかな。

 

 

 

 

 


富士は日本一の山

2016-01-10 08:09:11 | 写真

               <東京文京区役所シビックセンター25F展望台から見える新宿副都心と富士山>

 

前回のブログでは、正月にふさわしいめでたい画像として富士山の写真を載せました。ただ本物の富士山ではなくて、エゾ富士と呼ばれる羊蹄山の画像でした。今回は本物の富士山の画像を紹介したいと思います。わたしの元の勤務先は政府系の金融機関で、全国に支店があって、数年おきに転勤があります。平成12年から14年の2年半ほどを八王子支店に勤務する機会がありました。

幸い単身赴任で、土日祭日にはカメラを片手に官舎のある立川市や勤務先の八王子市など周辺の観光・撮影スポットを撮り歩いておりました。その撮影スポットの一つが富士山でした。ただ富士山撮影を専門とする写真家は、プロ・アマチュア合わせて数多くおります。出来栄えでは彼らにかなうはずもありませんので、出来る限り俗っぽい、例えば街中等から見られる富士山等を念頭に置いて撮っておりました。

東京都内で富士山が見られるスポットは数多く有くあります。ネットで調べると一覧表となって出て来ます。私もそれらの情報を頼りに都内各地を巡ったことがあります。

 

☆文京区役所のシビックホール25F展望台からは…

新宿副都心ビル群の間に富士山が見えます。しかも2月の1日には、富士山頂に夕日が沈むという、ダイヤモンド富士が見られます。ここは写真愛好家の間では、知られたスポットなので夕方からは物凄く混みあいます。

この日偶然富士山の夕景を撮りに来たら、ダイヤモンド富士が撮れるとのこと。午後4時過ぎに来てみると、立錐の余地のないほどの混みよう。後方から隙間を見て数カットやっと撮影。画像の粒子があれていますが、カメラに詰め込んであったポジフィルムが、コダクローム200でした。コダクロームは通常ISO=25~50が最適、高感度過ぎました。

 

☆多摩川の堰堤(立川市)は夜景撮影に最適

この日は風が強く、カメラ2台(OLYMPUS OM-4)+三脚2台を担いで夕景撮影に臨みました。

中央の架線とは、JR中央線で、富士山の左下の光の帯は、電車の光跡です。撮影中に1台の三脚が倒れ、カメラ1台がクラッシュしてしまいました。

 

☆JR中央線、立川~八王子間は通勤途上に富士山が見えます

架線や支柱が邪魔ですが、これもありかな。毎日通勤時は先頭車両の運転手横の窓にへばりついてコンパクトカメラで撮っていました。

 

☆湘南海岸は富士山の撮影スポットがたくさんあります

鎌倉から江ノ島電鉄で藤沢に向かう途中の稲村ケ崎という小さな駅で降ります。そのまま海岸方面に数分降りて行くと、七里ガ浜の東端にある稲村ケ崎公園に行き当たります。かつてここは、後醍醐天皇の命を受け鎌倉幕府討伐に出向いた新田義貞が、立ち往生した難所でした。また近年では桑田圭介が初監督した映画「稲村ケ崎ジェーン」でも有名です。

日没になってやっと富士山が姿を現しました。画面左奥は江の島です。なおここ七里ガ浜はサーフィンの盛んな浜辺です。

 

上の画像と同じ時間に撮影しましたが、色合いが全く違っていますね。上段の画像はポジフィルムで撮影しています。下段の画像は、ネガフィルムでの撮影です。いずれのカメラもトワイライトレッドと言う、夕景の赤味を強調するフィルターを使っています。

撮影準備中に、人なれしたリスがカメラによじ登ってきました。そこを一枚パシャリ。

 

稲村ケ崎から南に下がって逗子、葉山に向かいます。

葉山町の長者カ崎から江の島越えに富士山が見られます。この辺りの浜辺ではわかめ漁が盛んで、浜辺一帯にわかめ干しが見られました。

 

☆富士五湖周辺を回ると…

八王子勤務時代、官舎が立川市にありました。通勤にはJR中央線を利用するわけですが、八王子駅も、立川駅も交通の要所で四方八方に支線が伸びています。富士急行とJRの相互乗り入れ線が、土日には乗り換えなしに富士吉田、河口湖へと行くことが出来ます。富士吉田からは、バスで「忍野八海」や富士五湖の一つ「山中湖」へ行くこともできます。

富士吉田にある浅間神社公園からは桜と五重塔と富士山が一緒に撮ることが出来ます。この時もポジフィルムとネガフィルムを持参しましたが、ネガの方が塔の各段が綺麗に映り込みました。なおポジでは塔のこちら側が黒くつぶれてしまいました。

 

忍野八海の一つの池面のそばで絵を描く地元の画家、かなり色彩が強調され赤富士だったり、青富士だったり、グラフィック調の絵でした。

 

水ぬるむころの山中湖。湖面の氷が溶けて割れだしたところ。赤外フィルムを使っています。

 

さて富士急の電車は、富士吉田でスィッチバックして河口湖駅に向かいます。富士五湖の残り、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖へはレンタカーの利用が便利です。富士山周辺を1周しても200㎞前後ですから、撮影しながらでも半日もあれば十分です。

 

富士急行線の単線を進んでゆくと、電車の窓から富士山が見え隠れします。なお上の画像は、モノクロネガフィルムをスキャナーで取り込んだとものですが、画面の左右があるのですが、スキャナーが黒潰れ部分を認識しなかったため、細長い画像になってしまいました。

 

河口湖で釣りを楽しむ方々。

 

西湖の近くの紅葉台から見た富士山は、頂上部分が尖って見えました。赤外フイルム使用。

 

紅葉台から降りて上九一色村付近から見た富士山。上九一色村はオウム真理教事件で一躍有名になった村です。

 

朝霧高原に着くとのんびりした景色が続きます。

牛が草を食んでいます。一瞬北海道の羊蹄山麓と見間違う風景です。赤外フィルム使用。

 

朝霧高原の道の駅付近だったと思いますが…富士山の真下にある保育園でしょうか。

 

☆飛行機の上から見た富士山は…

平成14年7月、八王子支店から札幌支店に発令されて、赴任する機上から見た富士山です。富士よりも手前の渦巻き状の雲が気にかかります。

平成17年、2年間の再雇用を終え、公庫を完全退職したときに、1週間ほど一人で沖縄本島撮影に行きました。その機上で見かけた富士です。

 

まだまだ富士山の画像はありますが、機会を見て再掲いたします。

 


寒中お見舞い申し上げます

2016-01-04 06:00:00 | 今週の一枚

                 <蝦夷富士・羊蹄山の日の出…マイナス20度、足を踏み鳴らして寒さを我慢>

 

 

寒さ一段と厳しき折、皆様方にはますますご清栄にお過ごしのことと存じます。ただ今当家では服喪中ということもあって、年頭のご挨拶を控えさせていただいております。本年も昨年と変わらずご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

などと言う堅苦しい挨拶は抜きにして、今年も少しでも皆さんに喜んでいただけるブログづくりに精を出したいと思っております。2009年2月に始めたこのブログも、もうすぐ丸7年になります。当初は2-3年続けば「御の字」程度に考えておりましたが、われながらよく続いているものだと驚いている次第です。

さて2016年は、気も心を引き締めて…う~ん、ブログネタがキレそう、とりあえず正月らしい縁起の良い画像を探して見ました。俗に、縁起の良い夢とされる、一富士二鷹三茄子にちなんで、富士山の画像を表題に掲げました。富士山と言っても蝦夷富士(羊蹄山)ですが…

今年の正月3が日は割と温かく、2日には小雨が降るなどかつて体験したことの無いような暖冬で、灯油代が節約できると喜んでいます。とりあえず犬の散歩は休日なしですので、例によってコンデジぶら下げていつものコースをのらりくらりと…

 

正月2日からメルヘン広場の商店街も営業を始めたみたいです。観光客のほとんどは東南アジアの方々です。交差点の道路が濡れているのに注目です。例年であればガチンガチンに凍っているのですが…

 

我が家の向かい小路の奥が有名な料亭『海陽亭』、石原裕次郎の実父(石原潔・山下汽船小樽支店長)が昭和17-8年頃豪遊したことで有名。かつては伊藤博文や原敬など政府要人が利用していたという。現在は半休業状態(?)で昼食のみ団体客を入れているようです。

画像からも分かるように格式の高い料亭でも、門松はありません。小樽市内で角松は見た記憶がありませんね。右側の店舗(卸売)の入り口に注連飾りがありますが、左側の飲食店にはありません。しめ飾りがあるのは、店舗で7-8割、民家では3-4割でしょうか。本州の正月とかなり雰囲気が違うのではないでしょうか。

 

このお店でも注連飾りが一個だけで、門松はありません。

 

北海道を代表するBKですが側面に注連飾りがあるだけです。

 

一般民家に至っては注連飾りがはないところが大半。年々正月の風習が薄れていくようです。

 

JR南小樽駅の陸橋で、我が家のイヌ「ジャスミン」、年末にペット屋さんで散髪(犬の場合はトリミングと言うのかな)してもらい、リボンをつけてもらいました。ああ、一応メスイヌですからね…。この日、陽が出てましたが小雨だったので、パピヨンの特徴である耳の垂れ毛が濡れて…

 

さすがJR駅は注連飾りがありますが、隣のセブンイレブンにはありません。また近年はタクシーのフロントに注連飾りが付かなくなりましたね。そういえば我が家の車にもここ数年取り付けたことがないな~。

 

自宅のある「三本木急坂」の途中で外国人に会いました。イヌが可愛い、撮らせてくださいというので、勿怪の幸い、私も彼らを撮らせてもらいました。

暑い南国のタイからの観光客で、30日に青森、31日に函館、元日は札幌、2日は小樽観光と言うことでした。雪が珍しく、寒い寒いと言いながらも北国の冬を楽しんでいるようでした。日本語の上手なタイの皆さん、どうぞいい旅行を!

 

もう一枚、おまけのカットを追加しておきます。

羊蹄山と二本のサクランボの樹、ニセコ町曽我の撮影スポットからです。なお、トワイライトレッドフィルターを使ってますので赤味が一段と強くなっています。