紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

フラッシュバック~湘南

2009-12-22 07:00:00 | 写真
昭和62年の3月から平成元年の3月までの二年間横浜に勤務していたことは、このブログでも何度か書きました。PCの写真投稿サイトの壁紙・写真部やFreemlでの友人に、miyaxとおっしゃる方がおられます。時おり湘南海岸の画像をアップされておられます。それらの画像を見る都度懐かしく、横浜時代を思い出します。

湘南は勤務先横浜支店の管轄エリアでもあり、公私ともども何度も行ったことがあります。標題の画像は葉山の海岸から、江ノ島と富士山を撮ったものです。古い話になりますが、この画像を見る都度、「ま白き富士の嶺、緑の江ノ島…」と歌われた逗子開成中学ボート部の遭難事故の映画が思い出されます。

次の二つの画像は鎌倉の稲村ガ崎で撮ったものです。稲村ガ崎というと、先ず思い出すのは、新田義貞が鎌倉幕府軍との戦いで、ここの難所で立ち往生し、神剣を海に捧げて荒波を収め、遂に北条軍を打ち破ったことでしょうか。若い方なら、桑田圭祐の映画「稲村ジェーン」の方が思い出されるかもしれませんね。


(左端の女性が欠けてしまった…)


(彼氏、カメラ持ってるのになぜ彼女を撮らないんだ?じゃ私がパチリ)

再度海岸線を下って葉山の海岸を歩いていると、わかめを加工している現場に出会いました。数軒の漁師の加工場が立ち並び、いずれもわかめ干しに忙しそうです。この時に、葉山市がわかめの産地であることを初めて知りました。


(前浜で採ってきたわかめを、家族全員で水洗い、釜茹での作業をする)


(数分の釜茹でだが、重労働だ)

茹でたあとは再び水洗いされて、天日干しされる。洗濯ピンがここでは大活躍。この天日干しは、子ども達も借り出される。画像はないが、この後は乾燥されたわかめを、選別等級別にまとめ集荷する作業があるという。


(洗濯ピンは、なぜか全部水色、ピンクのピンは見当たらなかった。)

さて、葉山のわかめとお別れして、再び、稲村ガ崎に戻ってみよう。ここ稲村ガ崎は、冬の間富士山が見えるスポットとして有名なのだ。何度か撮影に来ましたが、いつも5-6人のカメラマンが大きな三脚を構え、日没を待っています。日が落ちて気温が下がると富士山が見えてくるのです。



気温が下がると空気中のダストも地上に落ちるために、空気が澄んで、富士山が見えてくるのです。この画像は長時間露光で、波が消えました。トワィライトフィルターで赤が強調され、より一層幻想的になったかなと思っております。

最後の画像は、私が横浜支店の融資課長をしていたときに、融資課の新年会(S63年1月)を三浦三崎で行った時のものです。課の職員12名が一泊し、大騒ぎしたことは今でも忘れられません。


(真ん中の赤い子は、課のマスコットガール陽気なM嬢、「課長、YEA~」と言っている。)

美瑛・旭岳に行く~その2旭岳

2009-12-19 07:00:00 | 旅行
10日の日は東川町のホテルに宿泊しました。翌日8時頃車で旭岳方面に向かっていると、付近を流れる忠別川の堰堤付近にケアラシが発生しているのが見えました。この日は朝-15度でしたので、堰堤の木々には霧氷が張り付き真っ白です。標題の画像がそうです。なお、ケアラシという言葉は、北海道弁らしいのですが、正式にはなんと言うのでしょうか、分かりません

そこで、堰堤に続く道を探し忠別川河畔に降りてみました。幸い今年は雪が少なく川の中まで入ることが出来ます。そこで撮影したのが次の二枚です。二枚目のように、暗いところでは、水蒸気が結氷して空気中に漂い、きらきらと輝いています。いわゆるダイヤモンドダストと思われます。


(朝日に赤く染まるケアラシ)


(日陰にはダイヤモンドダストらしき輝きが…)

ダイヤモンドダストの撮影はどういうわけかカメラでは上手く捕らえるのがとても難しいのです。今年の1月、釧路の細岡展望台付近の釧路川で遭遇した時もそうでした。実際にはきらきらと七色に輝いているように見えるのですが、画像にするとノイズのように見えてしまう…


(H21.1.28撮影 釧路細岡展望台付近)

さて、旭岳の麓からゴンドラに乗って終点「姿見の池」で降りると、-8度と意外に暖かく感じました。好天に恵まれ、目の前には噴煙を吐く旭岳が見えます。今回の目的は、あの噴火口の近くで撮影することです。


(ゴンドラ終点から1キロ半くらい先でしょうか)

目視しても割りと近くに見えます。これなら簡単と持参したカンジキを履き、いざ噴煙口へと向かいました。しかし歩き出して200mも進まないうちに、カンジキがはずれ、ずぶ、ずぶと膝上までぬかってしまいました。カンジキを外すのに悪戦苦闘しながらやっと外し、私はこの付近で撮ることとしました。

写友のSも、履きなれないカンジキにつまずいて転倒を繰り返しながらも、一人で噴煙口に向かいました。暫らく付近で撮影していると、一人のスキーヤーが山頂方面に向かうのが見えました。下の画像です。


(一人のスキーヤーが山頂を目指して進んでいく)

一方、ゴンドラで上ってきた方を見ると、富良野岳や富良野スキー場が、正面奥に見えます。又今日のように天気のいい日には、日本海側の暑寒別岳までもがくっきりと見えました。このような広大な景色を見るのは久しぶりで、時間の経過も忘れてしまいました。


(これが本当の「でっかいどう!北海道!」だ)

写友S氏も念願の噴煙口が撮れて大満足のようす、お互い今回の撮影ツアーに満足して帰路に着きました。なお、途中美瑛のマイルドセブンの丘付近で数カット撮影しました。それが次の二カットです。最下段は、親子の木です。


(とある丘の上で)


(親子の木 HDR加工済み)

美瑛・旭岳に行く~その1美瑛

2009-12-16 08:00:19 | 旅行
このところ天気のよい日が二日と続きません。先週のことです。新聞の天気予報欄に12月10-11日と二日連続、珍しく晴れマークが出ました。急遽写友のS氏と大雪山の旭岳を撮りに行くことになりました。なにぶん当日の朝に決まったので、用意もそこそこ出かけました。

先ずは美瑛に寄って東川町で一泊し、旭岳は11日に登ることとしました。美瑛の青い池に到着したのが午後2時頃で、陽はすでに傾きかけておりました。

青い池は残念ながら全面結氷しておりました。日中の暖かさで、ところどころに池面にひび割れや穴が開いておりました。標題の画像のとおりです。又あちこちにキツネの足跡があります。(下の画像)



一方、美瑛川のほうは結氷はしておりませんが、日が傾いて川に日が当たっていないせいか、いつものエメラルドグリーンではありませんでした。対岸の斜面に夕日が当たっているために、川面には、黄金色に映りこんでいました。



砂防ダムの上方には十勝岳連峰が青空にくっきり見えます。画面右端の方には噴煙も見えます。なお左側は、雪煙です。十勝岳連峰は、美瑛川にもくっきり映り込んでいました。





美瑛の青い池の撮影はこの程度として、次に四季彩の丘に向かいました。もう日は殆ど落ちかけております。さすがに、冬のこの時間帯では観光客は一人もおりません。施設の従業員が数名冬支度に追われておりました。遠くに見える十勝岳連峰の山々に夕日が当たり赤くなっているのが印象的です。



宿泊予定地の東川に向かうべく、一旦美馬牛へ、そして国道に出るために丘を降りた時にまたしても美しい光景が目に入りました。それが下の画像です。本日最後の画像になります。なお、最下段の画像は、翌日旭岳の帰りにマイルドセブンの丘で撮ったものです。冬の美瑛については、2008年11月に撮影した画像の一部を当ブログ2009.4.30付け「私の好きな撮影スポット」で取り上げております。




(12月11日撮影モノクロ変換 逆光で派手なフレアーが…)

街はイルミネーション一色~小樽マリーナとウイングベイ

2009-12-12 08:00:05 | 日記
                 (12月4日撮影 HDR加工済み)

先週晴れ間を見て、小樽マリーナの電飾されたヨットとウイングベイのツリーを見てきました。去年までは20数mのツリーが飾られていましたが、今年は、一転して小型のツリーが数本飾られているだけでした。標題の画像がそうですが、ここにも予算削減の影響が来ているのでしょうか、華やかさ、豪華さが全くなくなってしまいました。

次の二つの画像は、数年前のものです。ウイングベイの中心にヒルトンホテルが見えますが(現在グランドパークホテルに変っている)、ここの横に20数mのツリーが飾られていたのです。ツリーを囲むように、建物のガラス面が湾曲しています。そのため壁面のガラス面にイルミネーションが映りこむのです。


(左側が旧ヒルトンホテル CANON EOS Kiss DigiN)


(2008読売風景写真・心の風景コンテスト 入選「ツリーの輝き」)

一方、ウイングベイの向かいの小樽マリーナでは、12月1日からヨットが電飾されています。やはりここにも経費節減の風が吹いているのでしょうか。本体に電飾を施すヨットの数が減ってきているようです。下の画像はこの12月4日に撮影したものです。


(例年に比べ寂しい感じが…CANON EOS40D)

次の画像は、H19年12月5日に撮影したものです。ワイドレンズで、多少デフォルメされております。この時期のほうが華やかだった感じがします。なお、この画像はマリーナの正面、クラブハウス側から見たものですが、ウイングベイ側から見ると又違った光景になります。


(多少デフォルメが…CANON EOS55+SIGMA15mm+フジスーパー100)


(波の静かな日で…H20年12月8日ウイングベイ側から撮影 CANON EOS40D)

最後の画像は、毎年12月24日に小樽マリーナで行われる、ウイングベイの花火大会の時ものです。電飾されたヨットと絡めて撮影してみました。今年も12月24日の花火大会を楽しみにしております。


(H18年12月24日撮影 CANON EOS KissDigiN)

JR駅及び駅前広場を見る~札幌駅の場合

2009-12-06 08:00:00 | 日記
                (JRタワー、H14年9月撮影、赤外フィルム使用)

北海道の中心都市札幌は、人口約190万人、全国5番目の大都市です。中心はなんと言っても官公庁、ハイテク企業が集まるJR札幌駅周辺です。

私自身は、札幌北支店勤務時のH9-12年、そして、定年前の最終勤務地となった札幌支店にH14-17年の、計6年余りを小樽~札幌間をJRで通勤しました。この間に札幌駅も大きく変貌しました。北口ロータリーが整備され、駅ビルにJRタワーが出来ました。

標題の画像は、オープン半年前ほどのJRタワーです。左下の黒いテントの建物は、かつて「キャッツ」などが上演された劇団四季の舞台です。これもオープン前に撤去されました。モノクロの画像が続きますが、下の画像は駅ビルの「ステラプレイス」がオープンする前日のH15年3月5日に撮ったものです。よくぶれないで撮れたものだと、自分でも感心しております。


(PENTAX ESPIO 120SW+Kodak Tri-XPan400)

次の画像は少し遡って、H11年11月に撮影したものです。元勤務先ビルの5階から撮ったものです。北口広場は、手前が路線バス、観光バスの発着所になっています。奥側半分はタクシープールになっていて、広場の地下が一般車の駐車場となっております。左下のPマークが地下駐車場の出入り口です。


(OLYMPUS OM-4+Kodak Gold100)

このJR札幌駅の北口周辺の開発は、凄まじくそれまであった平屋の飲食店、一般民家があっという間に撤去され、次から次と巨大なビルが建っていきました。かつては駅北口は、民家が立ち並び、一部に畑地があるなど、駅南側(道庁、大通側)の発展とは全く無縁にも見えました。

しかし、コンピュータ時代の訪れと共に、周辺に北海道大学があること、ソフト開発などのベンチャー企業が家賃の安い北口に集中していたことなどから、官公庁、金融機関などが進出し、そして様々な企業が出てきました。下の画像は、全面ガラス張りのビルに映りこんだ建築中のビルです。(H16年2月撮影)


(CANON EOS55+Konica Pan400)

さてJR札幌駅には鉄道ファンであれば、涙を流して喜びそうなことがあります。そうですブルートレインの発着駅なのです。札幌~東京間の「北斗星」は、AM11:15札幌着、PM5:12札幌発なのです。更に、札幌~大阪間の「トワイライトエクスプレス」が、AM9:52札幌着、PM2:05札幌発なのです。上手くすれば、1日に二度以上も見ることが出来ます。


(機関車二台連結で入線して来る北斗星)


(トワイライトエクスプレスも機関車二台連結)

内地では、ブルートレインと言うと、マニアがホームに溢れるほど集まり、写真撮影もままならないと言います。でも、ここでは平日であれば2-3人、それも乗客がコンパクトカメラや携帯でパチリする程度です。これらのブルートレインもいつまで走り続けるか分かりません。マニアの方、是非札幌で撮ってみてください。存分に、思い通りの撮影が出来ます。

最後の画像は、付け足しです。よく見てください。キリンガラナという文字を。北海道限定の飲み物です。北海道には、昔からありました。南米産のガラナのエキスを取り入れたもので、かつて全国で飲まれた「DR.ペッパー」に似ていて薬味を少なくした感じです。



道内では、函館の小原飲料の「コアップガラナ」が有名で、スーパーの飲料コーナーにも置かれていて、根強いファンがいるようです。北海道においでの節には、一度飲まれてみてはいかがですか。Hit Point回復間違いないでしょう。

JR駅及び駅前広場を見る~小樽駅の場合

2009-12-03 08:00:00 | 日記
駅前には広場があって、市民憩いの場が設けられているケースが多いようです。残念ながら小樽駅前には、憩いの場はありません。全国三番目に鉄道が札幌~小樽(手宮)間に敷かれましたが、その目的が、石炭を鉄道で運送することが目的であったために、交通至便を優先したためかと思われます。

駅前をすぐに国道5号線が走っており、駅前の広場は大きくありません。左半分が、市内循環や都市間バスの駐車場で、右半分は、タクシープール及び一般車の駐車場となっています。いずれも狭いスペースの中でひしめき合っています。

標題の画像は、駅前に二つ設置されていた歩道橋の一つから海側を見たものです。その数年前にここ中央通は片側二車線から三車線へと拡幅されました。この歩道橋は、長崎屋と旧国際ホテルとを結んでいましたが、景観を損ねるという理由で最近撤去されてしまいました。

次の二つの画像は、いずれもこの歩道橋から海側を撮影したものですが、上段は道路拡幅前(H10年12月撮影)で、下段は拡幅後(H16年4月撮影)のものです。拡幅後、中央通は別名「セピア通り」と呼ばれております。


(OLYMPUS OM-4+FUJICOLOR G400)
(H13年塩沢町商工会「雪の写真コンテスト 佳作)


(CANON EOS7+Kodak DYNA EBX)

長崎屋と旧国際ホテルを結ぶ歩道橋は撤去されましたが、も一つの歩道橋は残っております。国道5号線をまたいで、長崎屋と駅前ビルを結ぶ歩道橋です。ここから撮影したのが下の画像です。進行方向先が余市方面で、手前が札幌方面です。画像はHDR処理をしておりますが、使用ソフトによって、随分とカラフルな光跡となりました。


(CANON EOS40D HDR加工)

次に小樽駅の裏側に回ってみましょう。産業会館前の交差点を地獄坂方面に上がって行くと、小樽警察署の横に出ます。ここからホームが一望できます。蛍光ランプのため画像が緑がかっておりますが、今のデジタルカメラですとホワイトバラランスの調整で補正できます。なおこの画像はフィルム撮影によるものです。画面中央部の白いラインは、入線して来た車両の窓明かりです。


(OLYMPUS OM-4+Kodak Gold 100)

さて、小樽駅には全国に自慢できるものが二つあります。その一つは、石原裕次郎にちなんだ、裕次郎ホームがあることです。裕次郎が兄慎太郎(現東京都知事)とともに、幼い日を数年小樽で過ごしたことは、周知のとおりです。父が山下汽船の小樽支店長として赴任しており、家族で小樽に滞在したのです。

小樽駅の4番ホームが、別名裕次郎ホームと名づけられ、ホームの番号がヨットのマーク入りとなっております。いつも、裕次郎の歌が流れております。来樽の折には是非確認してみてください。


(CANON EOS55+FUJI ZOOMMASTER800)


(CANON EOS40D)

自慢できるもう一つは、ガラスの町小樽にちなんで、駅舎にも、ホームにもランプが取り付けられていることです。夕闇の訪れと共に、このランプがとても幻想的な雰囲気を醸し出します。ランプは全ホームに取り付けられております。駅舎のまどにも勿論取り付けられており、そのまばゆい光に見とれる乗客も少なくありません。

 


(いずれも、H21.1撮影 EOS40D)