紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

海外を撮る…ソウル漢江(ハンガン)の流れ

2009-03-31 00:40:00 | 旅行
海外旅行の経験は多くはありません。平成18年には、9月と11月に、二度ソウルに行きました。なぜ二度も行ったかと言うと、最初に行った時に、不覚にも三脚を持参しなかったのです。ソウルタワーからの美しい夜景の写真がことごとく、ブレてしまったのです。

11月に、リベンジすべく、今度は三脚持参で行きました。ソウルタワーから見る、街並みや、街の中心を流れる大河、漢江(ハンガン)にかかる橋の美しさに、いつまでも見とれました。

漢江にかかる橋は、韓流ドラマにもよく出て来ます。また両岸の景色もネオンで彩られ、とても美しく、何度もシャッターを切りました。上記の画像は、クルーズ船の中から撮ったものです。下の画像もそうです。

 

 

ソウルの街中には、いたるところに露天があります。南大門や東大門などの露天は日本でも有名ですが、それ以外にも、少し大きな通りには必ずあります。トッポギ、おでん、巻き寿司などの食べ物屋の他に、日用雑貨を売る露天など様々です。

 

 

最後の画像は、ソウル一の繁華街明洞(ミョンドン)で撮影したものです。夜の10時頃ですが、平日にもかかわらず街はまるで縁日のような賑わいです。
このように、露天で食べているのは、殆どが若い女性です。韓国女性のパワーの秘密が、ここにあるのでしょうか。そんな思いがしました。次回は、韓国といえばキムチ、そうです、キムチを取り上げたいと思います。

 

三色フィルターを使う

2009-03-28 00:05:00 | 写真
標題の画像は、三色フィルターを使って撮影した画像です。三色フィルターとは、緑、赤、青の三枚のフィルターを指します。光の三原色を覚えておられるでしょうか。昔、中学生の頃、理科か、図工の時間かに、習った記憶があると思います。

この三つの色が重なると白になります。この性質を応用したのが上記の画像なんです。つまり、動きのない部分は、白の透過光になるわけですから、もとのママの色が出ます。しかし、波の様に動きがあるとその時々のフィルターの色が現れます。

写し方は極めて簡単です。三脚にカメラを固定して、同じ被写体をそれぞれのフィルターで三回、多重露出するだけです。こうして出来たのが、標記の日和山灯台の画像です。(EOS7+ネガフィルム+3色フィルター 3回多重露光)

三回多重露光しますので、それぞれ露出を1.5~2マイナス補正をします。
詳しくは、フィルターの説明書に書かれております。この三枚のフィルターは、SP(スペクトラ)フィルターとして、ケンコーなどから発売されております。動きのあるものに使うと、とても面白い画像が得られます。

下は、小樽観光街の中心である、メルヘン交差点で撮影したものです。撮影中に雲が流れ、人物が動いております。人物は、舗道や広場を歩き回っております。その時々のフィルターの色で映っております。

 

次の画像は、小樽勝納川河口で、手前の釣り船が波で揺れています。また橋を走行中の車がカラフルに移しとめられています。雲も流れて面白い画像になりました。

 

次の画像は、余市フゴッペの砂浜で、小さな川が海に流れ込んでいるところです。波の色が色々と変わってとてもカラフルな潮彩になりました。

 

最後は塩谷の浜辺を撮影したものです。SPフィルターで撮影した画像三枚を繋ぎ合わせ、パノラマにしてみました。パノラマにした画像をPhotoshopで波が流れているようにしました。

 


クロス現像とは?

2009-03-25 00:05:00 | フィルム
今回はクロス現像について取り上げてみましょう。初めて耳にされる方もおられるかもしれませんね。
通常、ネガフィルムは、C-41という方法で、そしてポジフィルムはE-6という方法で現像処理されます。ネガの場合には補色で反転した画像が現れ、ポジの場合は、スライド用の画像が現れます。

これを敢えて、ネガフイルムをE-6で、ポジフィルムをC-41で現像することを、クロス現像と呼んでいます。そうすると、ネガフィルムで撮った画像はスライド(ポジ)になり、ポジフィルムで撮った画像は、ネガになって現れます。
少しややこしくなりましたが、現像方式が、違っても(クロスしても)画像が現れるということです。

通常は、ポジフィルムを、ネガ現像することが多いようです。極めてコントラストの強い画像になります。
標題の画像は、美瑛のマイルドセブンの丘をポジフィルムで撮影し、ネガ現像(クロス現像)して、CDに取り込んだものなのです。(EOS7+TAMRON20~200XR+コダックダイナハイカラーEBX)

上記の画像を、通常撮影した下の画像と比較してみてください。色調に偏りがでて、コントラストが著しく高いことが分かります。(FUJI Fine Pix F11 1/240 F3.2 WBオート ISO100)



なぜクロス現像をするかというと、コントラストの強い、予想もつかないような画像が得られるからです。同じポジフィルムで撮影しても、その時によって色調などに違いがでてきます。また、ポジフィルの種類によっても微妙に違いがでてきます。そこに面白さがでてきます。

最近は、若い人を中心に、ロモやホルガで撮影したトイカメラ風写真が流行っておりますが、クロス現像も、一種のトイカメラ風といえるかもしれません。

いくつか撮影事例を挙げておきます。下左は、小樽運河を撮ったものです。寒い日で運河に蓮氷が見えます。青がきつく出ています。(オリンパスOM-4+ズイコー35~70mm+コダックエリートクローム100・EB-3)
右下は、アグファのフィルムで撮影しました。(オリンパス35RC+AGFAプリシーザ100)人物が黒潰れしてしまいました。




更に下の一枚は、小樽運河に近い、ガラス工芸品の多く立ち並ぶ堺町通りにあるコロッケ屋さん(金賞コロッケの幟が目印)です。標題で取り上げたマイルドセブンの丘と同じフィルムを使いました。ただし、こちらのフィルムは、Kodak Elite Crome Extra Color(EBX)といって、旧Dyna High Colorのバージョンアップ版です。



ハイカラーもエクストラカラーも、同じ発色をします。黄色とグリーンかぶりが大きな特徴です。
なお、クロス現像は、デジタル撮影でも可能なんです。Photoshopの「イメージ」から「色調補正」を選び、更に、「トーンカーブ」を開きます。そこでプリセットの中の「クロス現像」をクリックすれば一発でOKです。最後の画像が、そうして出来上がったものなんです。画像は前回取り上げた、「鶏の卵」、いえ「タンポポの綿毛に付いた水滴」なのです。

 

最後になりましたが、クロス現像は一般のDPE店では取り扱っておりません。東京の堀内カラーとか、厚木市の厚木カラー現像所などで取り扱っております。安いところでは、現像のみ一本(36枚撮り)600円(郵送料別)くらいです。

運河近くの「金賞コロッケ」は、壁紙.COM 写真部仲間のCムツミさんお勧めのお店です。

 

超マクロ撮影~レンズ逆付けの荒業2

2009-03-21 07:03:50 | 写真
うえの画像は何であるかわかりますか。鶏が卵を産む瞬間?などといっても、おそらく皆さんがたは、鶏が卵を産む瞬間に、遭遇したことはないと思います。昔はどこの農家も鶏を家の周囲に放し飼いにしておりました。私の育った、雨竜町(当時は村でした)でもそうです。

ですから、卵を生む瞬間なぞはよく目にしました。話がそれてしまいましたが、この画像は、実は、タンポポの綿毛に付着した水滴が、落ちようとしているところなんです。この画像も、レンズ逆付けで撮影しました。

次の左の画像は、やはりタンポポの綿毛に付いた水滴を撮ったものです。超マクロの世界で、まるで、水滴アートのような作品になりました。バックにいろんな色の色紙を利用すると、もっと楽しい作品が出来ると思います。
   

右の画像は、松葉ボタンの葉に付いた水滴を、やはり逆付けで撮影したものです。こちらの画像の方が、通常のマクロ撮影に近いようですね。バックの松葉ボタンの黄色と赤の花びらが水滴に映りこみました。

さて、最後の画像は、小樽公園に咲く藤です。この藤棚を、コンパクトカメラで撮影している女性を望遠レンズで捉えました。画像に滲みが出ています。特に、白い帽子には青色の滲みがでて、全体にソフトフィルターを使用したような感じがします。

別にソフトフィルターは使用しておりません。これもレンズ逆付けで撮影したものなのです。望遠領域では、遠方にも何とピントが合うのです。大袈裟ですが大発見でした。滲みは、多分、色収差が補正されていないためだと思われます。

超マクロ撮影~レンズ逆付けの荒業1

2009-03-20 00:05:00 | 写真
小樽も雪はかなり解けました。街中は、道の両側に、汚れた雪が僅かに残るだけです。これからは、水仙、チューリップなど春の花が蕾を持ち、やがて花畑一杯に咲き誇ることでしょう。花をメインに撮る方には待ち遠しい季節です。そこでなくてはならないのがマクロレンズです。

残念ながら、私はマクロレンズを一本も持っておりませ。中間リングをボディーとレンズの間に挟んで、マクロ撮影することが多いからです。でもこれですと最大で等倍撮影しか出来ません。通常のマクロレンズでも等倍が限度のようです。

そこで、ズームレンズを外して、逆付けすると超マクロ撮影が出来るのです。ワイド側にすればするほど、超マクロになります。このようにして撮影したのが上記の画像です。

タンポポの綿毛に朝露が付いたものなのです。暗い日陰をバックにして、WBを白熱光にセットしました。そうすることで、画像が青味を帯びて、メルヘンチックになると考えたからです。予想通りの出来上がりでした。

レンズを逆付けするといっても、左手でボディーを右手でレンズを持って、ピントを合せるのは至難の業です。ピントが浅い上に、光軸がずれたりするからです。そこで、ケンコーから発売されている「リバースアダプター」(実売2500円くらい)を使いました。

ズームリングや距離リングを回転させてピントを合せます。絞りが開放値に限定されますので、極めてピントの範囲が浅く、呼吸をしただけでピントがずれることもあります。

こうして撮影したのが上記の画像です。この写真は、「壁紙.COM 写真部」というサイトの第一回彩フォトコンテストで、金賞となりました。(EOSKissDigiN+TAMRON18~200mm+リバースアダプター ISO=200 WB=白熱光)

下の画像も同様にして撮影したものです。右の画像は、タンポポの綿毛を、芝桜をバックにして撮影したものです。
    

ノロッコ号に乗る

2009-03-18 00:05:00 | 写真
鉄道三回目は、富良野・美瑛間を走るノロッコ号を取り上げてみました。6月から10までの観光観光シーズンにおもに富良野と美瑛の間を50分間ほどかけて走ります。一部旭川発着がありますので、時刻表を確認した方がベターです。6月から8月一杯は毎日運行、9月10月は土日祭日に運行されています。

上記の画像は、美瑛駅に停車中のノロッコ号を撮ったものです。発車の合図がなって、機関車を撮影していた女性客が慌てて乗車口に駆けて行ったところです。ノロッコ号は、富良野美瑛の丘陵地帯をゆっくり走ります。(EOS55+TAMRON28~200mm コニカセンチュリア100)

ところどころで、解説のアナウンスが入り、記念写真が撮りやすいように更に徐行します。下の写真は、美瑛の手前美馬牛駅に停車中のノロッコ号です。たまたま車で踏み切りを横断中に見かけました。慌てて、近くに車を止めて撮影した一枚です。(EOS55+TAMRON28~200mm フジスペリア400)
 
ノロッコ号の中から外の風景をと思い撮影しましたが、車内と車外の明暗差が大きすぎて、外の風景は、白飛びしてしまいました。外の風景をメインにするのであれば、車内の風景をもっと少なくする必用があります。(データーは上記画像に同じ)
 

最後の画像はノロッコ号とは関係がありません。私が八王子に単身赴任で勤務していた折のものです。自宅が立川市内にあって、毎日八王子に通っておりました。乗車時間は11分間です。この中央線は、立川を出て日野を過ぎるあたりから、遠方に富士山が見えるのです。

とりわけ冬季間は、冠雪した、真っ白い富士山が見えて、とてもすがすがしい気持ちになれます。天気のいい日はいつも先頭車両に乗り込み、運転席の後ろから富士山を眺めておりました。

そのうち、このブログでも、富士山を特集したいと思います。


SLに乗って旅をしたい…2

2009-03-17 00:05:00 | 写真
上の写真は、SLの動輪をメインにして撮ったものです。まさに蒸気を吐き出しながら動いているように見えます。実は、SLは小樽駅の裕次郎ホームに停車中だったのです。(EOS7+SIGMA17~35mm コニカセンチュリア400)

蒸気を吐いた瞬間に、スローシャッターでカメラを横に振りながらストロボを発光したのものなのです。カメラを横に振ると、止まっている被写体でも、動いているように写し込められるのです。

止まっている被写体に、動感を出す方法は他にもあります。
次の画像を見てください。この機関車は、北海道遺産にも指定されている、かつての大夕張鉄道の車両です。炭鉱が盛んな頃に、ここで掘り出された石炭がこの機関車に牽引されて小樽港に運ばれたようです。

今は、夕張市郊外の、旧南大夕張駅跡に、有志によって保存されています。勿論動かすことは出来ません。この画像は正面から、瞬間ズーミングという手法で撮影しました。
具体的にはシャッタースピードを1/45~1/60にセットして、シャッターを切る瞬間に、ズームリングを回転させます。
 
レールの上を疾走している様な感じがします。今はこのような瞬間ズーミングうをしなくとも、画像ソフトで加工できます。私の使用しているPhotoshopCS3では極めて簡単に出来ます。「フィルター」の中から「ぼかし」を選び、ついで「放射状」を選びます。最後にぼかしたくない、いわばピントを合せたい部分を「ヒストリーブラシ」でなぞれば出来上がりです。(EOS55+TAMRON28~200mm コニカセンチュリア200)

次の画像は、SLの車掌(帽子には「車長」となっています)さんが確認のために、窓から顔を出しているところです。(EOS55+TAMRON28~200mm プレスト1600)

最後の画像は、SL機関車の後部に、ジーゼル機関車を連結するところです。向かい側のホームから撮影しました。この画像は「EOS Kiss Digital N」で撮影しております。元画像では、ジーゼル機関車も止まっているように写っておりますが、PhotoshopCS3で動きを出すために加工しました。
次回は鉄道編最後にノロッコ号を取り上げたいと思っています。
 

SLに乗って旅をしたい…1

2009-03-15 00:05:00 | 写真
9月の下旬から11月上旬にかけて、SLが函館本線を走ります。札幌・小樽・倶知安・ニセコ・蘭越間を片道4時間かけて走ります。土日祭日に運転されます。

11月上旬で終わりますので、SL+雪は見られませんが、紅葉の中を走るSLは見応えがあります。上の画像は秋口に、銀山駅の300mほど手前から坂を駆け上がってくる、SLニセコ号を捉えたものです。SLの運転手さんも、カメラマンの姿をみかけると、蒸気を吐いて応えてくれます。

紅葉の中を走るSL見ると、急に旅行がしたくなるから不思議です。また、私が、札幌に就職した頃、昭和41年にはSLが現役で走っており、毎日SLに乗って通勤しておりました。札樽間には三箇所のトンネルがあり、トンネルの手前で、警笛がなると、慌てて窓を閉めたのもいい思い出です。

さてSLニセコ号ですが、小樽駅では機関車入れ替え操作のため40分ほど、裕次郎ホームと呼ばれる4番ホームに停車します。記念写真を撮ろうと大勢のフアンが集まりホームはごった返します。

カメラを持ってうろついていると、機関手さんが、運転室に上がって写真とってもいいというではありませんか。すかさず、魚眼レンズに差し替えて内臓フラッシュ一発撮ったのがこの一枚です。更に、ボイラーに石炭を入れるサービスまでしてくれました。感謝感激でした。

SL発車時間が迫ってきました。大きな鐘を持った車掌(正式には車長と言う)さんが「発車3分前!」といいながら、鐘を鳴らします。下の画像は、こちらに向かってくる車長さんの歩調に合せ、バックしながら、スローシャッターでストロボを発光させたものです。何枚も撮るものですから、車長さんが、「そんなに撮ってどうするの?」と問いかけた瞬間の画像です。('08鉄道フォトコンテスト入選)
        
最後の画像は、小樽駅を出発し、次ぎの余市駅に向かうSLを、裕次郎ホームのはずれから撮影したものです。
なお、小樽から蘭越まではSLが先頭で走りますが、帰りはSLはバックのまま走ります。また札幌・小樽間はジーゼル機関車が先頭になりますので、撮影は、小樽から蘭越に向かう時がいいと思います。

夕日を写しこむ

2009-03-12 00:05:00 | 写真
上記の画像は、国道5号線の小樽の入り口にある銀鱗荘に、落ちる夕日を撮影したものです。城の天守閣のようにも見えますが、この建物は、かつての鰊御殿なのです。

今は、高級旅館として営業しております。この屋根に落ちる夕日を撮りたくて、海辺を走る電車沿いを右往左往して撮った一枚がこれです。ポジフィルが出来上がってきて、ルーペで確認すると、何と兜をつけた戦国武者が、カーッと目を見開いているではありませんか。(オリンパスOM-4+シグマ600mm+R60+ポジフィルム)

撮影中には気がつきませんでした。多分、向こう側のガラス戸越しに入った夕日が畳に反射して、こちら側の窓に映りこんだものなのでしょう。面白いですね、写真って。

下の画像は、石狩浜の灯台に落ちる夕日です。二人の人物が、三脚を立てて、写真を撮っているようです。どんな写真が撮れたか気になるところです。(CANON EOS Kiss Dg N)
なお、この画像は「2008年公共建築フォトコン」準グランプリとなりました。

次の二枚は、同じ日に撮影したものです。場所は岩内漁港です。ご夫婦で岸壁で魚釣りをしていましたが、奥さんの方は手持ち無沙汰で、新聞を読んでいる所を、逆光でとりました。(H17写真道展入選)

もう一枚は、まさに夕日が消波ブロックの向こうに落ちようとしている時に、犬を連れた女性が来ました。すかさず撮った一枚です。犬と女性がもう少し離れていると良かったかなと反省しております。(二枚ともEOS7+EF75~300IS+トワイライトレッドフィルター+ポジフィルム)
   


太陽の軌跡…2

2009-03-11 00:05:00 | 写真
前回は、長時間露光で太陽を写しこむ、いわゆる「棒撮り」について説明しましたが、今回は「点撮り」について見てみましょう。

上記の画像がいわゆる点撮りと言われるものです。
予め多重回数を決めておいて、五分毎にシャッターを切り、最後に、オート撮影したものです。

この画像は、八王子駅ビルの屋上で、富士山と太陽を撮ったものです。
私が、まだ現役で、八王子に単身赴任していた頃のもので、7年位前になります。

太陽は、一個分動くのが約2分前後といわれています。撮影開始から日没まで何分間隔にすれば、何回写し込めるか、おおよそ分かります。

しかし、次の画像を見ていただくと分かるように、丁度灯台に串刺しになるように、予め時間間隔と回数をセットすることは、ほぼ不可能です。僅かですが外れてしまいました。


最後の画像は、棒撮り、点取りとは関係がありませんが、積丹半島沖に沈む夕日を撮ったものです。地平線上の雲が厚く、夕日が隠れると思っておりましたが、偶然にもこのような幻想的な夕日が撮れました。出漁する漁船と左上のカモメが、いいアクセントになりました。

太陽の軌跡を写し込む

2009-03-08 05:19:01 | 写真
長時間露光あるいは多重露光で太陽の軌跡を写しこむのには、デジタルカメラでは難しいかもしれません。

私のカメラEOS40Dには、多重機能がありません。また長時間露光を行うと、ノイズの問題があって、同じ時間ビジー状態が続き、連写が出来ません。

こういう時は、フィルムカメラの出番です。ネガよりもポジフィルムが適しております。
ただ、夜景で、星の軌跡を撮る場合はネガのほうがいいかもしれません。

上の写真は、積丹半島の神威岬に落ちる夕日を30分間の露光で撮影したものです。

カメラはEOS7、フィルムはポジのコダックダイナハイカラー(EBX)です。
フィルターは、フジのIR74を使いました。このフィルターはヨドバシカメラなどで市販されています。

10センチ角ほどのシートフィルターで、必要に応じて円形に切ります。
波長740以下の可視光線カットしますので、このフィルターをつけてカメラを覗いても何も見えません。僅かに、太陽が赤く見えるだけです。

ND400フィルターを二枚重ねで、使う手もありますが、この場合画像が肌色になる傾向があります。IR(インフラレッド)フィルターを使うと赤い画像となります。


一回目の露出は、F8,バルブで30分間、日没後、二度目の露出は、IRフィルターを外して、オートで切ります。
そうすると、赤一色だった画像に、オレンジ、または黄色の夕景が写りこむのです。

下の画像は、石狩浜の灯台に落ちる太陽を撮ったものです。
太陽は、ほぼ45度の角度で落ちてきます。

したがって、予めどこに落ちるか予測が出来ます。この場合も事前に、45度の三角定規を用意して、太陽が灯台につき刺さる位置を決め、撮影場所としました。

結果はドンぴしゃり、太陽が灯台に串刺しになりました。

ひな祭りを撮る

2009-03-06 00:10:24 | 祭り・イベント
ひな祭りは過ぎてしまいましたが、多分女の子のおられるご家庭では、たくさんの画像が撮られていると思います。

ひな祭りをいざ作品にしようとすると、なかなか難しいものです。
どうしても記念写真的になってしまいます。

それは、お雛様がとてもきらびやかで、子供と主役の座を引っ張り合うからです。出来れば、お雛様を添景として扱うといいかと思います。

上記の写真は、平成10年ごろのものです。
私がまだ、北海道新聞社の写真講座を受講していた頃のものです。

次女(当時小五)がエレクトーンの練習している様子を撮ろうと、カメラにストロボをつけて、二階の座敷に入った瞬間、私の股の間を猫がすり抜け、畳からエレクトーンに飛び乗り、更にひな壇に駆け上がりました。

これを見た次女が、ひな壇が壊されると思い、怒り狂った瞬間をパチリ。
猫は、誇らしげに、ほほを膨らませてニャ~。

講座の講師に勧められ、初めてフォトコンテストに応募しました。
地元の「小樽市展」ですが、何と初応募が、最高賞の市展賞となりました。

家内からは、「次女と猫のお陰、ラッキーだったね」の一言。

下の画像は去年のもので、二世帯住宅に同居している、一番下の孫です。
みかんの食べかすを散らかすなと一喝すると、ゴミ入れを足で抱えました。その仕草が面白いと思い掲載しました。



HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)に挑戦

2009-03-04 04:30:36 | 写真
最近投稿写真にHDRで撮影した写真を時々見かけます。
私が最初に見かけたのは、「壁紙.COM/写真部」というサイトででした。

そこには、香港や、東京の夜景がとても綺麗に映っており、しかも、ビルの壁面まで色が出ておりました。とても衝撃的でした。
通常、都会の夜景は、まばゆい光源に露出が引っ張られて、ビルは黒く映ります。

そこで、早速自分でも挑戦してみることにしました。
上記の写真は、我が家の近くにある、オルゴール堂です。

露出を違えて撮影した画像を三枚合成したものです。
PhotoshopCS3では、ファイルをクリックすると、自動処理→HDRに統合という項目があって、簡単に加工出来ます。

もう一枚は、小樽駅前の歩道橋から長時間露光をしながらHDR撮影したものです。
車の光跡が、とんでもなくカラフルになって、楽しい画像になりました。

こちらの画像は、Paintshop Pro X2というソフトを使いました。
同じ原画で、PhotoshopCS3出加工すると派手さは減少します。

ソフトの値段の差が出るのでしょうか。
HDRに、病み付きになりそうです。