紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

札幌豊平公園と大通公園へ…春の花を撮りに

2018-04-30 06:00:00 | 日記

                                            <豊平公園の「野草園」内のカタクリ>

 

4月に入ってからの好天続きで、北海道にも桜開花前線が到着しました。4月の20日過ぎには、小樽市内でも桜のつぼみが今にもはじけそうだとの情報がFacebook上で飛び交い、24日(火曜)には、メルヘン交差点の5-6本あるエゾ山桜の内、1本が見事な開花ぶりを示しました。例年小樽で桜が見頃になるのは、GW開けですが、今年は1週間以上早まるのではないかとみられています。

豊平公園では野草園のカタクリとエゾエンゴサクが満開、また大通公園の桜も咲いたという情報もあって、4月27日(金曜)に、撮影に行ってきました。

 

<豊平公園>
一部に温水プールやテニスコートを備えてますが、殆どは緑化植物園、「緑のセンター」として花や庭園、樹木が広がっている、市民憩いの場です。広さは約7.4ヘクタールあり、東京ドーム球場の1.5倍の広さです。


地下鉄東豊線「豊平公園」を降りると、目の前が公園入り口で「緑のセンター」があります。センター横には数本のエゾ山桜と1本の梅の木があります。画像は梅ですが、数輪開花してますが殆どは蕾状態です。一方背景後ろに写っているのはエゾ山桜ですが、一見満開のようにも見えます。本州では桜に先駆け、約一月前に満開を迎える梅も、北海道に上陸すると、両者の開花が逆転します。
さあ、奥の方の野草園コーナーに行ってみましょう。

 


ピンクのカタクリと青のエゾエンゴサクが咲ききそう、まさに満開の状態でした。

 


天気は晴れたり、一瞬曇ったりでしたが…カタクリの優雅な美しさに、しばし唖然としてしまいした。

 


センターフォーカスフィルターで、周囲をぼかしてみました。

 


この日、結構風が強く、スローシャッターで、花の一部をぶらせてみました。

 


カメラ内蔵のアートフィルターで撮影すると、原色が強表現されます。ちょっとカタクリの色が濃すぎました。

 


「野草園」内のカタクリとエゾエンゴサクは、大きな木の根元の周囲に群生しています。

 


この時期こぶしが満開でした。奥のピンクは多分エゾツツジだと思います。

 


クリスマスローズは、恥ずかしがり屋なのかどれも下を向いていて、撮りにくい。

 


ここの公園にも冬を越してドライフラワーになったアジサイがあります。下の方から葉や新芽が出てきています。アジサイの見頃は、本州に約一月遅れて7月頃です。

 


公園内でよく見かける黄色小粒の花。樹名のプレートを見ると、ヒウガミズキ(ヒメミズキ)とありました。マンサク科と書いてありましたからこの一族は皆黄色なんですね。

 


公園を突き抜けると大きなマンションがあって、塀沿いに、黄色い花レンギョウでしょうか、植えられています。




公園内には子供用の遊具もあります。

 

豊平公園と小路1本はさんで、隣には道立総合体育館「きたえーる」があります。そこの飲食コーナーで昼食を撮り、その後大通公園の桜を、時間があれば、北海道庁の桜も、撮って戻ることにします。


きたえーるのメインホールのドームには金属製の飾りがあって、それが太陽光に反射すると、この様な素敵な模様になります。

 


地下鉄東豊線「豊平公園」駅の通路には、よくテレビで見る顔の選手がポスターになっていました。バスケットボールチーム「レバンガ北海道」の折茂選手。

 

地下鉄大通公園駅で下車して地上に出るとそこは大通公園。平日の午後ですが、外国人観光客ツアー客達が行き交っています。4丁目の交差点から見ると…桜は余り見当たりません。遠く6~8丁目方向に白いこぶしに混じってピンクの木々が目に付きます。ふと目を手前に移すと旅行客らしい若い女性二人が、シャボン玉遊びに興じていました。


芝生の上に、旅行用バッグやケースを放置して、興じています。

 


はて、指先の方に何かあるのかな?

 


4丁目付近では桜よりも、こぶしの白い花が目立ちます。

 


モクレン科のヒメコブシのプレートが貼ってありました。

 


桜とレンギョウとこぶしの競演です。このグループはしばらくここで記念撮影を行っていました。横に伸びた信号のポールが邪魔ですが…

 


8丁目まで来ると、桜が多くなります。エゾ山桜は、ソメイヨシノと違って、茶色の葉があります。花びらが散ると、この焦げ茶色の葉は、緑色に変化していきます。

 


若い二人、桜の木の下で、何を語り合っているんでしょう…

 


桜色のウェアの友達をスマホの自撮り棒で撮っている最中。何度か行き来を繰り返していました。

 

春満開、ふらふら歩いているだけで、気持ちも桜色になりました。なお、この後北海道庁にも行ってみましたが、道庁の桜はメインが八重桜、エゾ山桜も数本こぶし共々咲き誇ってましたが、後1~2週間もすれば、八重桜も満開となるでしょう。大通公園で、シャボン玉吹いていたお二人さん、有り難うございました。いい旅行を!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


春の陽気に誘われて街中ぶらり~その1

2018-04-24 06:00:00 | 街中ウォッチング

                              <裏通り小路を歩いていて見かけた看板 最初読んでも、ちんぷんかんぷん、ああそうか、横読みだったのか>

 

3月中の寒さは一転、4月に入ると、一気に初夏のような陽気になってきました。テレビの天気予報番組では盛んに数十年ぶりの暑さが云々と報じられ栄ます。一体、どうなっているんでしょうね。とても体調がこの激しい気候変動に対応できません。季節の変わり目に、決まったように発症する腰痛も、激しくなったり、一転消えかけたり…

まあ、とにかく寒い冬から解放されただけでよしとしなければなりません。桜前線も例年よりかな早くやってくるとか。GW後半からGW開けに満開となる桜も、このところ急速に進んで、小樽でも20日頃に咲き始めたという情報も飛び交っています。春の陽気に誘われて、完治していない腰を引きずりながら、近場をあちこち見て回りましたので、今回のブログでは、街中ウォッチングをレポートします。

 

☆イヌの散歩道に沿って…

<心を込めて準備中>

ラーメン屋さんの開店前の看板が振るっています。「心を込めて準備中」という看板に、ついにやりとさせられます。ココはかつて「小樽や」と言うラーメン店で、評判が良く、長年続けていましたが、経営者が高齢を理由に従業員に譲渡。1年もせずに前の経営者の息子に変わってからは、客足が減り、廃業。2年ほどまえに現在の経営者に変わり店名も「ラーメン一番」に変わりました。先々代のころは家族でよく利用しました。私と一番上の孫は餃子定食がお決まりで…

 

<のぞき窓>

前掲のラーメン店の向かいの空き店舗ですが、元は「東家南小樽店」(そば店)が、5-60年営業していました。店主が病気で廃業。その後スープカレーの「ネザーランド」が2年ほど営業してましたが、撤退。現在は空き店舗となって2年近くになります。空き店舗で、人の出入りがないはずなのに、カーテンが持ち上げられ、外を窺っているような雰囲気。(注)この画像は4月19日撮影ですが、23日に見ると、内部が造作中でした。聞くと喫茶店になるとか…なるほど、それで…

 

<値上げの季節>

手書きで訂正しているのが滑稽、元の値段が丸見えだよ。かえって値上げ幅が分かった方が良心的かも…

 

<看板に偽りあり…、まあいいか>

JR南小樽駅下のラーメン店「おたる蔵屋」 ガイドブックにも載る有名店ですが、地元民なら一瞬で分かると思いますが…、看板に書かれた建物(蔵)と実際に入居している建物が不一致。実は蔵屋は、この店舗の裏側、つまり南小樽駅裏口にあったんです。看板の絵の通り古い、崩れそうなれんがの蔵(倉庫)を改造して営業してました。あまりにも老朽化した建物で、取り壊し、表通りに移転しました。前のれんがの倉庫は取り壊し、今は個人の住宅になっています。

 

<ん?…>

2Fの窓からタバコを挟んだ指がにゅっと出てきました。室内は禁煙なんでしょうかね。

 

<見にくい看板>

よく見ると、ハサミが描かれ、床屋さんの看板と分かりますが、離れてみると、黄色地に白い絵では、全く見分けが付きません。サインポールもないので…

 

<忍者屋敷、戸を開けると落ちる!仕掛け>

よく見ると、かつては階段があったようで、コンクリートの壁面に階段跡が見えます。どうやって入るのか、って?右の方に地面続きの出入り口があります。

 

<あと1週間もすれば、咲くかな?>

JR南小樽駅の右側斜面には4-5本のエゾ山桜の老木があります。根元が重なったり分かれたりしていて正確な本数は不明。南樽桜として通勤客や地元民に愛されています。(H30.4.19日撮影、GWまえに咲くかもしれません)。

 

<入居者は?どの部屋が空いているのかな?>

2階建ての6世帯用のアパートなんでしょうが、郵便受けがガムテープで目張りされていて…

 

☆小樽水産高校の実習船がマグロを積んで帰港した…

<元気マグロ即売会>

ハワイ沖で水揚げされたマグロの即売会が、4月14-15日の二日間、南小樽生協と緑生協の2か所で行われました。家内と近くの南小樽生協へ行ってきました。海の町小樽育ちの家内と違って、山奥育ちの私は山菜の方が好きなんですが、そこはぐっと我慢して…

 

<学生達も店頭に立ってPR>

お客に説明する高校生達

 

<元気マグロと名付けられ、各種マグロが並ぶ>

数日前に北海道新聞「後志(しりべし)・小樽版」に掲載されました。

 

<2-3日はマグロづくし>

夕食は、右側の寿司を、翌日はしょうゆ漬けを…

 

☆稲穂町裏通り界隈

<ええ?もう桜が咲いているの、と思ったら…>

造花ではなく、本物ですが、店舗内で育てられていたのかもしれません。何屋さんかなと近寄ってみると、樹木・草花を扱うお店のようでした。

 

<ひときわ目を惹く赤い広告>

視線の方向が気になりますが…共産党の志位委員長のポスターがもう少し上にあると、ばっちりですが、そこまで行くとできすぎかも。

 

<通りにはクラシックな建物がいまも使われている>

右の渡辺商店の建物は、かつては硝子・食器類を扱う店だったようですが、いまは喫茶・飲食・ライブハウスのようです。

 

<建物前のグリーンの街頭が目立ちます>

正面のモダンな建物は、飲食店のようですが、入ったことはありません。右のはんこ屋さんは以前に利用したことがありますが。 

 

☆再び南樽界隈>

<知らないうちに店舗閉鎖>

喫茶・レストラン「CAFE・花」 JR南樽駅から信香町に下る途中にあったモダンなカフェ。結構お客が入っていたように思うのですが…

 

<こちらの「はち」は健在>

古民家を改造した作りで、喫茶・飲食店として、市内では有名店です。2Fの赤い窓枠がとても目立ちます。イヌの散歩で近くを通りますが、オーナーか従業員か分かりませんが、気さくに話しかけてきます。それだけ親しみのあるお店なんですね。数回、家内と入ったことがあります。雰囲気のいいお店でした。各サークル活動にも使われているようです。

 

次回は、信香・勝内・新富町辺りをレポートいたします。

 


再び長橋なえぼ公園へ

2018-04-18 06:00:00 | 写真

                                           <これは水芭蕉ではありません バイケイソウという毒草です>

 

前々回のブログで、「北国にも春が来た」(2018.4.6付ブログ)と題して、なえぼ公園の春の状況を取り上げました。その時に、訪れるのが、まだ1~2週間ほど早すぎたとコメントしました。そこで13日後の4月13日再び訪れてみました。さらに帰りにもう一つの水芭蕉群生地である、塩屋町の通称五助沢にも寄ってみました。

長橋なえぼ公園(市のHPではこの表記が正式公園名)は、前回3月31日に来たときには公園内の中央園路の両側に30~50cmほどの残雪がありましたが、今回は両側の雪は全て溶けてなくなり、人の入り込まない樹木間に雪が残っている程度でした。

 


公園を南北に貫く「中央園路」の両側には殆ど雪がない。左右の樹木間に僅かに残っている程度です。
<小樽長橋なえぼ公園>
小樽市の「長橋なえぼ公園」は道内で最も古い森林公園です。桜のお花見スポットとして有名な公園で、毎年5月上旬~中旬には約5000本のエゾヤマザクラを目当てに毎年たくさんの方が訪れます。また、野鳥や小動物などを観察できる「自然生態観察公園」として整備されているので、天然記念物のクマゲラなど野鳥に出会うこともあります。公園内の動植物の資料、学習室や図書コーナー、工作室、展示室を備えた「森の自然館」という施設もあります。 広さは31.1ヘクタールで、東京ドーム球場(4.7ヘクタール)の6~7倍程あります。

 


公園内の山桜は老木が多く、洞(うろ)にはきのこが生えている。詳しい名前はわかりませんが、サルノコシカケ科の一つ「カワラタケ」でしょうか?食用には適さないそうです。

 


中央園路に沿ってせせらぎがありますが、このせせらぎの中や小さな土手に、フキノトウや水芭蕉が点々とみられます。それにしても春先のせせらぎの両側は、枯れ草や朽ちた葉や小枝が多くて、決して美しい光景とは言えません。公園入り口の「森の自然観」から7-8分もせせらぎに添って歩くと、水芭蕉の群生地に着きます。

 


水芭蕉も葉の先端が朽ちかけていたりして、決して美しいものばかりではありませんが…なので、いっそうのこと、モノクロで撮ってみました。

 


アンダー目で撮ると、周囲の腐敗土や枯れ枝も目立たなくなります。

 


周囲のゴミを水芭蕉の大きな葉で隠してみましたが、斜めに、1本葉が入ってしまった。

 


「水芭蕉の湿地」と呼ばれる群生地です。

 


前回は、ザゼンソウがこちら向きで、花心が見えるカットがなかなか見つかりませんでしたが、今回やっと、1個見付けました。殆どのザゼンソウが中央園路の向こう側、つまり日の射す東側を向いているのです。ああ、群生地は、通路の右側(東側)にしかありません。通路はロープによる柵が巡らされ、立ち入り禁止区域です。

 

さて、中央園路の北の出口をさらにすすむと、周辺に数件の農家があって、山肌に添って農地が切り開かれています。100mほど進むとT字路になっていて、周辺の道路から排雪された雪山を越えると、沢があって、ここも水芭蕉の群生地となっています。沢の手前には投げ捨てられた家電や車の残骸もありますが…

 


農家の石垣には、古い木の切り株があちこちにあって、一見なんだか分からない。よく見ると、古い切り株で、新しい枝が出てたり、キノコが生えていたり…生命力の強さに驚きます。

 


沢には水芭蕉が至る所に見られます。

 


カラーで撮った画像、ここでお気づきでしょうか。外側の葉が本当の緑ではなく、かなり黄色っぽいのが…これから時間がたち光合成が本格化すれば、緑色になっていきます。なお、花は、白い外側の葉に包まれたまん中の部分です。白いのは仏炎苞(仏の後の炎に似ているので)と呼ばれる葉です。

 


モノクロの方が、枯れ葉や朽ちた汚れが目立ちませんね。

 


帰り際に、またみつけた「かお」に似ている切り株。

 

もう1か所、塩谷町の五助沢に寄っていきます。小樽からですと、長橋町の二つ目のトンネルを出て、すぐの信号を左折して道なりに進みます。町名改正で、塩谷3丁目と言うらしいのですが…、ゴルフ場入り口にはいらず道なりに進むと、人家がぽつり、ぽつりとあります。やがて左側に沢が見えてきて、水芭蕉やバイケイソウの群落が見えてきます。

 


沢の反対側には、枯れた草木の間から、フキノトウが一面に見えます。道産子にはフキノトウを食べる習慣がありません。やがて、この辺一面に蕗が出て来るのでしょう。

 


沢の中にはバイケイソウが群落をなしています。この花の根元にはアルカロイド系の毒が含まれているので要注意です。 

 


モノクロで撮るともっとアーティスティックになります。

 


見た目は綺麗なんですが…

 


肝心の水芭蕉ですが、ここまで来ると、少し食傷気味になるかも…

 

最後に我が家の花壇を再び見てみます。

 


我が家の花壇は、建物際に幅30~40cm×2mほどしかありません。ここは小路になっていて、緊急用通路として市に指定されたために、自分の敷地にあっても、花壇として広げられないのです。クロッカスが咲き、水仙もつぼみを伸ばしてきました。左側の芽は、菖蒲です。

 


裏の空き地は、雪が溶けて、フキノトウだらけ。やがてフキノトウが消えて蕗が出てくると、京蕗と呼ばれる美味しい蕗になります。

 


我が家の上隣(坂道になっているので)Mさんところのクロッカスも満開。


雲の表情~その3

2018-04-12 16:00:00 | 日記

                              <H18年7月撮影 美瑛町美馬牛のクリスマスツリーの木 有名な撮影スポットで、多くの写真マニアや観光客が集まる>

 

今回は雲の表情として、ちょっと変わった表情を取り上げたいと思います。普段なかなか見ることの機会が少ない彩雲や乳暈、さらにHDR加工やクロス現像した雲なども取り上げたいと思います。今回取り上げた画像以外にも珍しいカットがあるとは思うのですが、如何せん20数万カットの画像のなから見つけ出すのは、容易ではありません。なお、雲の表情については、今回で最後とします。

 


H19年1月撮影。 小樽運河は、水が僅かながら流れており、冬期間でも滅多に結氷しません。前日かなり冷え込んで、写友から運河に氷が張っているとの連絡がありました。急いで駆けつけてみると、薄氷が張っており、加えて、彩雲まで映り込んでいました。
<彩雲とは>
縁が美しくいろどられた雲。雲粒による日光の回折によって生ずる現象で、高積雲などに見られる。五色の雲、景雲・慶雲・紫雲・瑞雲などともよばれ、瑞兆とされた。

 


H11年12月空知管内栗山町で撮影(ポジフィルム)。 この日早朝はマイナス20度近くまで冷え込み、付近一帯の樹木は樹氷に覆われていました。見た瞬間「竜雲虹を吐く」様に見え、翌年の小樽市写真市展で入選しました。

 


H26年9月撮影。 水天宮の境内で、遊ぶ人たちを撮ったものですが、長女の友人達(フォトデザイナーほか)と、冊子の撮影会で撮ったカットです。この一連のカットのうち下記の画像は、この年の小樽写真市展で、推薦となりました。
<参考> 小樽写真市展自由の部 推薦 「影絵でじゃんけん遊び~グー、チョキ、パーでホイ」

モデル3人には自由に飛び跳ねてと、注文したのですが、よく見ると、手のひらが、グー(中央)、チョキ(右)、パー(左)になっていました。この場合は彩雲はあくまでも主題ではありません。

 


H19年5月自宅屋上で撮影した乳暈

 


H23年2月ニセコにて撮影。 第18回さじアストロパーク星系フォトコンテスト努力賞「ちぎれた太陽」 あくまでも主題は雲ではなく太陽ですが…雲があったからこう言う現象が起きました。まん中が太陽で、上下にも太陽があるように見えました。
<審査員講評>
北海道の羊蹄山の右手から昇る朝日。太陽が左右にちぎれ、さらに上にも現れたそうです。気温が低い時に見られる現象で、幻日と呼びますが見た人は必ず驚きます。偶然とは言え上手く作品にまとめました。

 


H17年7月美瑛町「拓真館」(前田真三ギャラリー)裏のラベンダー畑で撮影。 赤外フィルム(コダックHIE)を使用しているので、ラベンダー他緑色の樹木が真っ白に、青空は真っ黒になりました。

 


H19年9月撮影。 美瑛のマイルドセブンの丘 ちょい現実離れをした画像になりました。実際はこれほど濃淡の激しいシーンではありません。ではなぜこのような画像が?と言うと、ポジで撮影したフィルムを、ネガフィルム用の現像液で現像した空なんです。いわゆる「クロス現像」という手法です。詳細は別途このブログの、クロス現像についてを参照してください。

 


H19年1月小樽運河にて撮影。 画像が揺れていて人物も変だと、感じたら正解です。運河の川面に映り込んだ虚像(上下が逆)なんです。まん中よりちょい上のリング状の波は、運河の川面が揺れたためです。

 


H21年1月中標津町の開陽台で撮影。 ちぎれたような形の不思議な雲でした。なぜこのようなちぎれ雲が現れるのか、いまでも不思議です。

 


H18年7月美瑛町マイルドセブンの丘付近で撮影。ポイントはあくまで赤いトラクターと稔った小麦ですが、白い雲がトラクターや小麦の引き立て役になりました。この画像、残念ながら拡大すると、トラクターがぶれていました。時として雲は、主役を引き立てる役目をします。

 


H22年7月美瑛で撮影。 旅行雑誌「るるぶ4000号記念」旅のBestShotフォトコンテスト 編集長賞「美瑛の丘に流れる雲」 北海道部門のトップ賞で、相当な額の旅行券をいただきました。

 


H9年9月札幌駅北口の旧国民金融公庫5F業務室から撮影。夕焼けで、金色に輝く雲が恐ろしいほど綺麗でした。

 


H20年9月北海道庁上空で見付けた鳥の形をした雲。何かのフォトコンテストに入選した記憶がありますが…

 


H24年8月倶知安町尻別川付近で撮影。尻別川のラフティングを撮るために車で走っていると、道路上に黒い雲の塊が落下するような錯覚に陥った。

 


H29年11月小樽運河から1本海側を走る「小樽港縦貫線」からHDR撮影。コンパクトデジタルカメラのHDR撮影のため、雲がよりドラマチックになった。なお普通に撮影すると、右側の倉庫群(殆どが飲食店)が黒くつぶれてしまいます。HDR撮影は明暗差の大きい額に使うと効果的です。
<参考>
HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)撮影については、2009.3.4付当ブログ「HDR撮影に挑戦」に詳しく述べております。

 

 


北国にも春がやって来た

2018-04-06 20:14:23 | 日記

                                  <3月31日小樽市苗穂公園にて撮影 雪解け水で出来たせせらぎの中で、花を咲かせる水芭蕉>

 

3月下旬からの異常とも思える暖かさで、雪国にも一気に春が来ました。3月上旬までは優に2mを超えていた路肩の雪も、見る見る間に減って、4月に入るとメインの通りからは姿を消してしまいました。わずかに路地や日陰に残っているだけとなりました。テレビ放映では桜前線の北上も例年に比べ1週間程度早いとか…。

道内、特に道央の桜は、例年GW後半がピークですが、今年は前半に早まるのでしょうか。なお本州では桜の約一月前に、梅が見頃を迎えますが、両前線は北上するに従い、間隔が縮小し、津軽海峡で並び、道内では逆転します。桜の後に梅が見頃となるという…事です。もっとも北海道では梅は桜ほどポピュラーではありません。道央に限っても、有名な梅園は、数カ所程度です。さて、我が家の周辺・イヌの散歩道と、長橋町の苗穂公園に行ってみましたので、春を見てみましょう。

 

☆我が家の周辺・イヌの散歩道


我が家の前の三本木急坂(H30.3.28) JR南小樽駅からメルヘン広場への通り道なので、毎日多くの観光客が通ります。中央の塔が洋菓子で有名な「ルタオ」、手前の緑色の屋根の建物が「オルゴール堂」です。路肩に汚れた雪がわずかに見えますが、滑り止めの砂をかぶって黒くなっています。これらの砂も4月上旬には、専用の清掃トラックでかたづけられました。

 


雪解けと共に現れる迷惑ものが、ご覧の通りのゴミ、空き缶、マスク、たばこの吸い殻、飲み終わったペットボトルなどなど、路上をゴミ箱と思っている輩ども。中華系外国人だけではありません、日本人も観光地に来ると、相当マナーが悪くなる。
<参考H30.4.6付道新朝刊(小樽後志版)に掲載された記事について>

 


同じ路上(歩道)でもこれは、アートになります。

 


JR南小樽駅のエゾ山桜の芽。こんなに早く芽が出るとは…4月中に満開になる予感。

 


雪捨て場の電柱の根元を見ると、ぽっかり穴があって、フキノトウが微笑んでいました。ちなみに、道産子はフキノトウを食べるという習慣がありません。どうしてなんでしょうか、理由はよく分かりません。一度FB友に勧められ、天麩羅にしてみましたが、私も家内も一言「不味い」。

 


近所を一回り、再び三本木急坂に戻ってきました。春休み中の高校生だろうか、スカートが短くなり、装いも明るくなって、春らしさを感じます。左上部に見える建物は、料亭「海陽亭」。かつて石原裕次郎の父(山下汽船の初代小樽支店長)が、戦前ここで芸者を上げて豪遊したと言います。この海陽亭も売却されて、新たに観光用レストランに衣替えするとか…。
「三本木急坂」が正式名称のようですが、地元住民は古い名称の「山ノ上町の坂」と呼んでいます。昭和44年頃(?)町名変更にの際に、三本木急坂となったようです。

 


我が家の狭い花壇。幅30~40cm×3mほど、敷地の一部が緊急車両用の通路と指定され、こんな狭さに余儀なくされました。チューリップと水仙の芽が出てきました。

 


4月4日撮影 チューリップ(右)のそばに、去年全く芽が出なかった「行者ニンニク」(根元が赤い)10数本出てきました。この酢味噌は、フキノトウどころではない美味。手前の背の低い草は、芝桜です。5月になると一面ピンク色になります。

 

☆長橋町の苗穂公園


苗穂公園に開園日は、4月下旬大型連休の始まる直前ですが、年中自然探索愛好者のために解放されています。公園を縦に走る散策路(中央園路)は、すでに雪がありませんが、両側には未だ積雪が20~30cmほどあって、公園内は殆どが雪に覆われています。う~ん、来るのが1週間から10日ほど早すぎたようでした。

 


この中央園路の片側は小川になっていて、日当りのいいところは雪が溶けて、フキノトウが顔を出しています。

 


中央園路を北に進むと、右手に水芭蕉の湿地があります。雪解けから目覚めたばかりで、花心を覆う葉が未だ黄色っぽく、光合成が進んでいないのか、緑色ではありません。

 


さらに北上すると右手の水たまりにカエルの卵・オタマジャクシがあります。毎年同じ場所で産卵するようです。

 


ドライフラワーになった蔓アジサイが、あちこちに落ちています。

 


さらにザゼンソウの群生地を目指して進むと、小川は園路の左側を流れています。

 


なんのみの皮でしょうか、ドングリでしょうか?雪上にこんな形で落ちていると、ぎょっとします。

 


途中のエゾ山桜の並木を歩いていると、空洞や倒れた老木と共にに、こんな怪物に出会います。細目がとても怖い。右下の四つ目をにらんで居るみたい。

 


ゴリラか人間か、奥の目玉がきらりと光り、とても不気味。

 


雪解け水の中にザゼンソウの群落がありました。未だ少し早いのか、花心は見えませんでした。