紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

小樽雪あかりの路2014~悠里&綺里のレポート

2014-02-24 06:00:00 | 祭り・イベント


第16回小樽雪あかりの路が、2月16日閉幕しました。開催期間中(2月7~16日)の来場者数は、49万8千人で、前年比0.2%の微増にとどまったようです。例年さっぽろ雪祭りと並行して行われますが、今年は関東地方が再三大雪に見舞われ、東京~千歳便が閉鎖されるなどの影響もあったようですが、東南アジアからの入り込みが相変わらず好調なようでした。そんななか11日の祝日に、小学生の孫娘二人を連れて、旧手宮線会場をみてきました。

また翌12日には、運河会場を車で通りかかった際に、立ち寄って数カット撮ってきました。本格的な撮影は15、16日の最終週にするつもりでおりました。ところが運の悪いことに、インフルエンザに罹り、週末は自宅待機となってしまいました。もっぱらFacebookで写友たちの撮影した雪あかりの路を、観賞することになってしまいました。と言うことで、今回は孫たち(悠里ユウリ・小6年生と綺里アカリ・小4年生)、が撮った写真を含めて紹介いたします。

なお、表題及び運河会場の画像は2月12日私が撮影したものです。標題の画像は、久しぶりにフィルム時代に多用していた「ブルーエンハンサー」なるフィルターを使いました。


浅草橋会場の運河側は三脚を立てたカメラマンと観光客で満杯。近づくことも出来ません。


ならば、しゃ~ない、スマホの画像を借用。これを借景と言うのかな?


さて、11日祝日の夕方、孫二人を連れてJRで南小樽から小樽駅に向かいます。まだ時間が早いので、運河プラザに向かいます。確か、運河プラザではガラス市が並行して開催されているはずです。孫たちもガラス小物が欲しいらしく、ついつい足早になります。運河プラザについて、ギャラリー3番庫を覗くと、あれれ、ガラス市がやっていない。なんと8日、9日の土日二日間のみの開催だったということでした。運河プラザ玄関横の1店のみがガラス小物を販売しています。


孫たちは目を皿のようにして小物を選ぶ。


悠里は何を撮っているのかな?


どうやらこのダルマのような、リンゴのような小物が気に入ったようで、2個買い上げです。@1600円×2個=3200円は、チョイ痛い出費。


運河プラザの中庭では…モデルによる雑誌の取材撮影中でした。


運河プラザをあとにして、旧手宮線会場に向かうことにします。まだ時間が早いせいかキャンドルに灯りが入っていないようなので、一旦近くのKFCで腹ごしらえです。30分もすると外が暗くなってきました。駅前の中央通りから会場に入ります。いろんなオブジェが立ち並び、点灯され一面まばゆい光がこぼれています。孫たちもコンデジで盛んに撮影しています。


浮き球を抱えて記念撮影。


あかりを覗きこむ綺里(アカリ)。


中央に雪だるま。


WBを思いっきり下げてみると(2500ケルビン)、一転冷たい雰囲気になりました。


あれれ、姉妹でこんなに身長差が…いえ、足元に段差があったようです。


マイナス補正すると、周囲が暗くなって、炎と氷の器が目立ちます。


気泡がとても美しい。


日銀通りの歩道わきで見かけたオブジェ。


どのように撮れたか確認する姉妹。


旧手宮線会場は、日銀通りをまたいで寿司屋通りまで、まだまだ続きます。日銀通りから会場に入ると、30mほど先に旧手宮線を覆いかぶさるように雪のトンネルがあります。路面には旧手宮線の鉄路が走っていて、かつてここを石炭列車が走っていたことを思い起こします。


トンネル内で撮影する姉妹。そんなに近づいては顔しか映らないよ。


姉妹にとっては雪あかりの路も、作品鑑賞よりも遊びの場にしか映らないようです。これこれ、作品を壊さないようにね。


フラッシュ一発、作品には興味が行かないのかな…


こんなかわいいふくろうがいるのに…


これもまたかわいいイカのオブジェ。


午後7時半過ぎ、無事旧手宮線会場の作品については見終わりました。と言うより孫たちはほとんどがコンデジを玩具にして遊びまくったといったほうが、当たっているような気がしますが、ともあれ、後日再度作品の撮影に来ることにします。とその時は思ったのですが、その週末に、インフルエンザに罹り、結局は、11日、12日の二日間だけの撮影に終わってしまいました。

なお、紹介した画像の約半分近くは孫たちがコンデジ2台(ルミックスとペンタックス)で撮影した画像です。下の画像最後は自宅で、姉・悠里が雪あかりの路の会場内で妹・綺里を撮影したカットのモニターを見せている一枚です。


「これ、綺里のドヤ顔」


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氷の世界~その4(最終回)

2014-02-19 06:00:00 | 写真

氷の世界も、今回で最終回となりました。雪と氷の違いについては前回のその3でも触れましたが、通気性に着目して分類しているようです。ウィキペディアや専門の気象関係の論文を読んでもややこやしくて頭が痛くなってしまいます。今回は氷の中でも霧氷と呼ばれるものを中心に取り上げたいと思います。ここでもまた「樹氷」は聞いたことがあるけれど「霧氷」ってなんだ?と言う疑問がわいてくると思います。

例によってウィキペディアで調べてみると…「霧氷(むひょう)は、氷点下の環境で樹木に付着して発達する、白色や半透明で結晶構造が顕著な氷層の総称。過冷却にある霧(着氷性の霧)によるものと、空気中の水蒸気の昇華によるものがある。着氷現象の一種。普通、樹氷・粗氷・樹霜の3つに分類される。」とあります。樹氷はわかりますが、粗氷、樹霜となると…呼び方はともかく、あとで画像をもとに説明することとして、まずは樹氷について取り上げましょう。


(1) キロロの樹氷林

樹氷は、空気中の水分が冷却されて霧氷となった氷が樹に付着したものを言います。スキーをされた方なら、まず蔵王の樹氷を思い起こすことでしょう。蔵王の樹氷は、丸々と太って、時にはモンスターと呼ばれることもありますが、北海道の樹氷は幾分様子が違います。内地と違って大気中に水分が少ないので、太ることがありません。

さて次にあげるキロロの樹氷は、ゴンドラの山頂付近で、氷点下20度を下回る早朝によく見られます。何れも平成11年2月の撮影ですが、この日は特に冷え込んで、スキーのストックを持つ手がしびれるほどだったことを覚えています。


青空がバックだと一段と綺麗に見えます。陽が登って10時近くになると樹氷は消えてしまいます。


山頂付近は一面の樹氷原。


ワイドレンズで切り取ると… H23年OCN「空がある風景」フォトコンテスト 金賞「キロロの樹氷林」


逆光で見ると、なお一層美しく見えます。


キロロのスキーコースです。'98元気の出る北海道フォトコンテスト優秀賞「樹氷林を滑る」


(2) 金色に輝く樹氷

この画像は、釧路市細岡の展望台で撮影したカットです。細岡の展望台は、後方から朝日が上がってきます。ふと振り返ってみると樹氷が金色に輝いていました。


朝日に輝く樹氷がとても美しい。


午前7時ちょうど、日の出から5分ほどで、金色は失われていきます。


展望台からは湿原が赤く染まり始めます。Freeml第16回冬のハッピーフォトコンテスト1位「釧路湿原の朝」


蓮氷の釧路川に映り込んだ、朝日が当たってピンクに染まった樹氷です。ハートンホテルフォトコンテスト2010 最優秀賞「真冬に桜満開?」


(3) 石狩川流域の樹氷

さすが札幌市内で樹氷を見る機会はありませんが、郊外の石狩市では年によっては氷点下15度以下になることもあります。そんな時には樹氷が発生することがあります。近くを石狩川が流れており、そこから発生した霧氷が着氷するものと思われます。


あまりの見事な樹氷林に、車から降りて、撮影ポイントを探す写友たち。


原画はカラーですが、モノクロにしてみました。


石狩川を挟んで向こう側には札幌市のゴミ焼却炉があります。横になびく煙との組み合わせで撮影してみました。


(4) 旭岳の粗氷・樹霜等

粗氷・樹霜と言う言葉は、普段聞きなれない言葉ですが、霧氷の3分類のうちの一つです。改めてウィキペディアを引用してわかりやすくしてみました。
「霧氷」氷点下の環境で樹木に付着して発達する、白色や半透明で結晶構造が顕著な氷層の総称。過冷却にある霧(着氷性の霧)によるものと、空気中の水蒸気の昇華によるものがある。着氷現象の一種。普通、樹氷・粗氷・樹霜の3つに分類される。
「樹氷」過冷却水滴からなる濃霧が地物に衝突し、凍結付着した氷層のうち、白色で脆いものをいう。
「粗氷」過冷却水滴からなる濃霧が地物に衝突し、凍結付着した氷層のうち、半透明のものをいう。
「樹霜」空気中の水蒸気が昇華して樹枝などの地物に付着した樹枝状ないし針状の結晶。


姿見の展望台にある愛の鐘。粗氷と思われます。


鹿児島から出張で旭川に来たついでに旭岳に登ったというオジサン、白髪ではないそうです。


高山植物の葉の先に針状の結晶が見えます。これが樹霜かと思います。


はっきりと針状の結晶が見えます。


これは樹氷でしょうか。形が面白いですね。バイクに乗ったサルが、ドジョウを二匹乗せ、さらにサルを一匹曳きずっているように見えました。


(5) ニセコ界隈で見た氷の世界

ニセコ・倶知安のいわゆる羊蹄山麓地域は、道内でも有数の豪雪地帯でもあります。複雑に山々が入り組んでいて、温泉地帯でもあります。何れも割と標高の高い地域にあって、冬期間は猛烈な凍れに見舞われます。氷の世界~その2では、五色沼温泉宿のツララに覆われた画像を掲載しましたが、あれなども冬期間は普通に見られます。


五色沼温泉の駐車場に置かれた車。一晩で、フロントガラスはごらんのとおりの凍結状態。エンジンをかけて温めても、走れるまでには30分はかかります。


何とも不思議な光景を目にしました。木の枝に糸が垂れ下がっている?誰かこの近くで凧揚げをしたのかな?糸が絡んで…


手を触れると崩れ落ちてしまいます。どうやら蜘蛛の巣(糸)が凍ったのではないかと思います。それにしても不思議な現象を目にしました。


倶知安郊外の尻別川付近で見た樹氷。午前9時40分、陽が高くなって樹氷の大半は落下してしまいました。


尻別川河畔の雑草に着いた樹霜、針状の結晶が見事に連なっている。やがて陽が高くなると崩れ落ちてしまう。


その雑草の根元を見ると、崩れ落ちた針状の結晶が七色に輝いている。なお、結晶にピントを充てると、どういうわけか輝きが失われてしまいます。


ニセコの山々にも、樹氷林があります。


(6) その他の氷の表情

氷の結晶と言うとダイヤモンドダストを抜きには語れないのではないでしょうか。残念ながら小樽や札幌で見ることはほとんど不可能です。例外的なケースもありますが、通常は氷点下15度以下、近くに川の流れがあって、無風状態でないとみられません。撮影ツアーで道東や美瑛に行って、見られたらそれは超ラッキーです。


川湯温泉のダイヤモンドダストパーティで、人工的に作り出されたダイヤモンドダスト。


釧路湿原で見かけたダイヤモンドダスト、この日の朝は氷点下20度。写真に撮ると…こんなもんです。


初冬の北海道庁の池で見かけました。全面結氷した池面に白い輪が出来てました。
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プロジェクションマッピングを楽しんできました

2014-02-14 06:00:00 | 祭り・イベント

札幌雪祭り会場で、今流行りのプロジェクションマッピングを堪能してきました。2月5日(水曜)に開幕した「第65回さっぽろ雪まつり」は11日(火曜、祝日)に閉幕しました。期間中関東などの記録的な大雪で、新千歳発着の飛行機便が大幅に欠航するなどトラブルもありました。しかし、アジア方面からの観光客が大幅に増加して、大通会場とつどーむ会場の来場者は、240万人を超えて、過去3番目の記録となったそうです。

期間中は、道内は比較的好天が多かったこともあって、地元や周辺からの観光客も多くみられ、好調に推移したようです。私も2月8日(土曜)に、写真撮影に行ってきました。なんといっても、昨年見られなかったプロジェクションマッピングが見たくてたまらなかったのです。昨年もプロジェクションマッピングが、豊平館の雪像をスクリーンにして行われたのですが、予想外に大勢の観客が押し寄せ、危険防止のために、祭り開始早々に中止となった経緯があります。寒い雪上で30-40分も再放映を待って並んでいたのですが、無情にも再放映なしとのアナウンスにがっかりしました。

雪祭り実行委員会でも、再検討し、今年は2丁目会場(JRA札幌競馬場)と5丁目会場(外国産車アウディ)そして8丁目会場(インドのタジマハール風建物)の3か所で、しかもスペースにゆとりを持たせて行うことになりました。と言ううことで、今回はプロジェクションマッピングを含め、会場の様子を紹介いたします。


(1) すすきの氷の祭典

正式にはさっぽろ雪祭りとは、主催者が異なりますが、従来から共催行事として雪まつり期間中にすすきので行われています。雪まつり実行委員会の公式ガイドブックにもページが割かれております。札幌駅前の大通(西4丁目通り)南4条から6条まで区間に、大小60基の氷像が設置されています。今年は「氷を楽しむ」をテーマに、氷の彫刻や氷像コンクール作品のほかに、氷像に触れる、乗れる作品も展示されています。記念写真撮影のための、イルミネーションスポットも用意されました。


すすきの交差点の会場入り口に展示された氷漬けの魚たち。PENTAX WG3のHDR加工してみました。


氷像をバックに記念写真を撮る人も多い。


氷像に貯まった雪を吹き飛ばすボランティアのスタッフたち。中央女性が持っているのが掃除機の送風を逆にした器具。この後ハプニングが発生。強く吹き過ぎて、氷像・鹿の右角が吹き飛んだ。近くの観客は大笑い。「秋には雄鹿だって、角が落ちるんだから、どうってことないさ」の一言で、スタッフも苦笑い。


記念撮影スポットが設けられていて、スタッフが客のカメラやスマートフォンで撮影していました。


外国人の子供が親に向かって手を振っているところ、親の了解を取って撮影しました。


(2) プロジェクションマッピングを楽しむ

Projection Mappingとは、パソコンで作成したコンピューターグラフィックをプロジェクター(投影機)で建物や物体、今回は大雪像に映像を映し出す技術のことを言います。皆さんは昨年の12月のクリスマスのころに、新装なった東京駅の建物をバックに、映像が映し出されたのをご存知かと思います。テレビのニュースで大々的に報道されました。大通2丁目の会場では、札幌競馬場がリニューアルされたのを機会に、競馬場観覧席とターフを駆けまわる馬たちが映し出されました。


画面は、北海道の冬から春へ、春から夏へ、そして秋へと画面が写っていきます。1回の投影時間は3-4分で、観客を入れ変えてすぐに次の投影が始まります。


紅く染まった落ち葉のターフを駆け巡るサラブレッド。


よく見ると、画面が立体になっているので、斜めから見ると、うまの顔や足が幾分いびつに映り込んでいます。この時は2度目の観賞で、最前列に陣取りましたが、雪像が横長のため入りきれませんでした。

さて、札幌競馬場のプロジェクトマッピングを2度見て、次は8丁目会場に向かいました。5丁目会場でも、外国産車アウディのプロジェクトマッピングが行われていますが、テント張りの会場が狭く、大勢が順番待ちしていたので、とばして8丁目会場へ向かいました。大雪像は、インドの首都ニューデリーから180㎞離れた観光都市アーグラーにある「イティマド・ウッダウラ」と言う白亜の大理石の宮殿を模しています。この美しい宮殿は、のちのタージマハルの造営時にも参考にされているそうです。


次から次と模様が変化し、いつまで見ていても飽きませんでした。撮影位置が近すぎて左の塔の先端が切れてしまいました。下がろうにも身動きできないほどの人混みでした。いったん下がると、観客で宮殿の下部が見えなくなってしまいます。


これでもか、これでもかと言うほど、美しいCGが投影されます。

さて最後にもう1枚の画像を見てください。これは平成20年のさっぽろ雪祭りに登場したナルニア物語の雪像です。ナルニア物語の雪像は平成18年の雪祭りにも登場しました。2回とも後方からカクテル光線が投影され、雪像をバックにさまざまな模様が現れました。この時はまだプロジェクションマッピングなる言葉はありませんでした。しかしこの方法が人気を呼び、くわえてCG技法の進化と相まって、今回見る映法に至ったのかな、なんて勝手に思っております。
(注:H26.2.14午後11時追記)
読者の方から、プロジェクションマッピングの理解に誤りがあるとのご指摘がありましたプロジェクションマッピングについては、一般財団法人プロジェクションマッピング協会「プロジェクションマッピングについて」を参照してください。



雪像に投影された色彩が次々と変化したことを記憶されている方も多いのではないでしょうか。平成20年2月9日撮影。


(3) 札幌発の仮想アイドル「雪ミク」も大人気

大通11丁目会場の最奥に位置するのが、初音ミクの冬バージョン雪ミクです。昨年もこの雪像が大人気で、初音ミクのフィギュアをそばに展示して、雪像と一緒に撮影しようとするアマチュアカメラマンまで現れたのは、記憶に新しいところです(2013.2.13付ブログ「第64回さっぽろ雪まつり)後段部分)。今年も多くの人が周囲を取り囲み、雪像をなかなか撮影できません。


人気のなくなった隙を見て撮影した1枚。


雪ミクのグッヅ売り場の建物は、入場制限され、長い列が出来ていました。


街角で見かけた雪ミクの手提げ袋。若い娘かと思ったら、中年の髭だらけのオジサンでした。

そういう私も「当店の飲み物には、雪ミクのコースターがプレゼントされますよ」と言う、甘言に乗って、1杯200円のホットレモンを注文してしまいました。


(4) 雪祭り会場でのトピック

今までレポートした3点だけしか見なかったわけではありません。ここではそれ以外の画像を紹介します。


札幌競馬場のプロジェクションまっぴんが行われている反対側では。氷像をバックに「北斗夢学院桜組」のユニットがダンスを披露中です。アナウンスによると、さっぽろ雪祭りの会場で、北斗市のPR目的で急きょ結成されたユニットと言うことでした。そんなことはどうでもいいのです、可愛ければ…でも観客が多くて、近寄れない。


よく注意して見ないとわからないのですが、左端に、ディレクターが、桜組の娘に指示を出しています。リハーサル中ですとのことでした。


大通3丁目会場では恒例の石屋製菓主催の小中学生によるフリースキー大会が行われていました。3人そろって空中回転をしたところ。


ここは何丁目会場か忘れてしまいましたが、観客の子供を巻き込んで、皿回しをしていました。


4丁目会場の台湾故宮博物館の氷像前で、ライブが行われていました。


あれれ、この真冬の寒い中を、ノースリーブでへそを出して踊っている。風邪ひくよと言いたくなりますが、パナソニックの暖房機器のPRブースでした。


氷像や大雪像の合間には、飲食コーナーがあります。やはりラーメン店が多いような気がしました。札幌ラーメンが超有名ですが…


どのテントの飲食ブースも超満員でした。


雪ミクのある11丁目会場は、国際雪像コンクールの作品が展示されていました。この作品は3位だったかな?


韓国チームの作品がグランプリでした。はて、これは何なんでしょうね?


駆け足でしたがすすきの氷像祭りと、さっぽろ雪祭りを見て帰途につきました。最後は大通西4丁目交差点にある北洋銀行ビル付近のイルミネーションです。


街路樹に取り付けられたイルミネーションのうち、手前の2本の電球が数秒間隔で色が変わります。



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氷の世界~その3

2014-02-09 06:00:00 | 街中ウォッチング
札幌雪祭りが2月5日(水曜)から始まり、7日(金曜)からは小樽雪あかりの路が始まりました。相次いでイベントが始まっても、一向に天候が回復しません。日中でも氷点下の日が続いています。写真愛好家にはそんなことも言ってられないのですが、やはり道産子でも、この寒さには閉口しています。

氷の世界も、その1では氷雪像を取り上げ、その2では、ツララを取り上げました。今回その3では川や湖、あるいは海に発生する氷のアートを取り上げたいと思います。その前に、一つ断っておきたいのは「雪」と「氷」の違いです。なんとなくわかるような気がしますが、学術用語でははっきりと区分されています。雪は通気性のあるもの、氷は通気性のないものを言います。では空から降った雪が、踏み固められ、アイスバーン状態になったらどうなるのか?なんて疑問がわきますが、やはり通気性で測定し、一定以下になると氷と言うらしいです。細かいことはさておいて、ここで取り上げる氷は、場合によっては、厳密には雪に分類されるかもしれません。その辺はご勘弁いただきたいと思います。


(1) 凍てつく大地

通常雪の降った大地は、雪原と呼ばれます。踏み込むと、ずぶずぶとぬかります。これは雪と雪の間の通気性が大きいからですね。ところが、道東や北海道の内陸では、氷点下20度を下回ることが通常起きています。こうなると雪原の表面が凍って、氷原になってしまいます。体重をかけて歩いても、ずぼっとぬかることがありません。


道東は、釧路管内標茶町の字熊牛原野付近、地名がクマとウシしか住んでいないようなイメージですが…女優高橋恵子の出身地ですね。雪原がガチンガチンに凍っています。


こちらは、札幌郊外の石狩市花畔付近です。またまた珍しい地名が出てきました。読める方は、北海度通ですね。「バンナグロ」と読みます。雪の結晶(氷)が朝日に輝いています。この日は氷点下15度でした。


この画像は氷じゃない?いえいえ、川の水が空気中で昇華して氷の結晶となって、樹木や川べりのすすきの穂に着いたものなんです。この日の朝はマイナス25度、風がないのでそれほど寒さは感じません。子供たちは元気に通学です。


凍ったナナカマド。小樽ではまず見られません。内陸の芦別で撮影しました。


天体写真のようですが、雪原に反射する氷の結晶です。極端にマイナス補正して撮影しました。


最後はこの画像です。多分旅行雑誌で見たことのある光景だと思います。雪原ならぬ氷原の中に立つ美瑛の親子の木です。


(2) 湖に出る不思議なアート

ここでは、糠平湖のキノコ氷と屈斜路湖和琴半島で見た氷のアートを取り上げます。昨年の2月に初めて糠平湖に行きました。撮影の目的は、崩壊まじかと言われる幻の鉄橋「タウシュベツ鉄橋」を撮影することでした。この鉄橋は発電用の人造湖・糠平湖が造成されるに伴って、昭和62年に廃線となったJR旧上士幌線です。糠平湖の水位によって湖面に出たり、水没したりします。もう一つ糠平湖で有名なのがキノコ氷の出現です。冬季全面結氷した湖面が、発電で水位が下がり、結氷した湖面も下がります。その時湖底の立ち木に氷が残ります。その形がキノコに似ているためキノコ氷と呼ばれます。


遠方にワカサギ釣りのテントも見えます。キノコ氷の詳細については、当ブログ2013.3.13付「道東厳冬の撮影ツアー」を参照してください。


その氷の断面を見ると、気泡がいっぱい。


屈斜路湖和琴半島付近には温泉が噴き出しています。地中から吹き出した気泡が冷やされて氷になると、色んな模様になります。手のようにも見えます。


気泡の凍ったのが重なったように見えます。


動物か人のようにも見えます。


波打ち際には珍しい氷の模様が出来ていました。


不思議なアートとは言えませんが、ご存知摩周湖ですが、4-5年に一度は全面結氷すると言われています。日付が入っていますが17年前釧路に勤務していた折に撮影したものです。


(3) 凍った美瑛の青い池

今や美瑛の青い池は全国的にも有名になって、夏の間は観光バスでアジア系の外国人も多数来ます。観光シーズンには、駐車場が満杯になることも珍しくありません。しかし冬は滅多に観光客が訪れません。青い池が雪に埋もれて見えなくなるので当然のことです。雪解けの始まる春先や、初冬の頃も、結構絵になる写真が撮れます。そんな中から、氷に絡むいくつかを紹介します。


初冬の頃、池は全面結氷しますが、結氷しても青さが残り、カラマツ林のオレンジ色ととてもマッチします。


やがて陽が高くなって、暖かくなると、結氷した池面のあちこちに花模様の割れ目が出てきます。


さらに時間がたつと…シャーベット状になってきます。


結氷した池全体に、美しい亀甲に似た模様となります。

なお、上にあげた3カットとも撮影時期、時間が異なります。その時の光線状態、撮影角度や氷の状態によって色調が幾通りにも変化します。


(4) 河口と海に見る氷塊

海に見る氷と言うと、真っ先に流氷を連想します。残念ながら私自身は、オホーツク海側の網走や紋別への流氷ツアーに参加したことがありません。と言うのも、真っ青に晴れた日でないと、雑誌やテレビで見るような美しい流氷は見られません。空の青さが海に反射してるからこそ、白い流氷が映えます。これが曇天や雪の日であれば、あのような綺麗な流氷にはなりません。なので、ツアーに参加しても天候次第だからです。

とはいえ、釧路に勤務していた折に、知床の羅臼沖で何度か見たことがあります。なお、オホーツク海で見られる流氷は、ロシアのアムール川で凍った氷塊が、海に流れ出し、宗谷海峡を越えてオホーツク海に来ると言われています。北海道内でも、釧路川では氷塊が海に流れ出しますが、海水温が高いために、流氷となって沿岸に押し寄せることはありません。知床の羅臼沖で見られる流氷も、オホーツク海の流氷が知床岬を回って入り込んだものです。


羅臼の高台からは、国後島との中間に流氷が見えます。


岸辺近くまで流れてきた流氷。海水温が高いのでかなり溶けかかっています。


石狩漁港で見かけて蓮葉氷。


釧路川にかかる久寿里橋と流氷。上流から流れてきた氷塊が水温の高い河口付近では溶けて、蓮葉氷状態となりました。この時は満ち潮で、蓮葉氷が上流(画面右手)に向かって流れるという珍しい現象を目にしました。


積丹海岸の岩場です。岩は波をかぶって、飛沫が岩肌に氷となってへばりついています。


小樽勝納川河口で見た板氷です。薄い板状の氷が数枚重なっています。この河口は実は市内の雪捨て場になっていて、捨てられた雪が、凍ったものです。


夜の勝納川河口付近。手前に見えるのは蓮葉氷状になった、捨てられた雪です。画像の色調がおかしい?そうです、ポジフィルムで撮影したフィルムを、クロス現像した画像なんです。クロス現像については、別途当ブログ2011.11.23付「クロス現像による写真」を参照してください。


なお、氷の世界~その4、最終回では霧氷あるいは樹氷を取り上げる予定をしています。
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氷の世界~その2

2014-02-04 06:00:00 | 街中ウォッチング

前回1月25日のブログでは、雪祭りや氷祭り等のイベントにおける氷のアートを取り上げましたが、今回は、自然にできた氷のアートを取り上げます。屋根からぶら下がったツララや、冬の滝や川にできたツララ、氷塊などです。雪の少ない地域から小樽に来られた観光客が、南小樽駅で下車し、マップ片手に住吉町の坂を下ってメルヘン広場方向に向かう時、最初に目にするのが屋根や軒先にぶら下がったツララです。彼らのほとんどが、ツララを手に取って、嬌声をあげはしゃぎまわっています。地元民にすれば厄介なツララですが…

そして「その3」では、湖面や川面の氷、川面から蒸発した水分が小さな氷となって、樹に着いた樹氷などを取り上げる予定です。と言うわけで、今回はツララ特集と行きます。小樽は北海道内でも比較的寒さが厳しくないほうです。海が近いこともあって、内陸の旭川、帯広に比べれば、格段に違います。小樽では-10度を下回ることは滅多にありません。一方内陸の旭川や帯広では-25~30度を下回ることもあります。ツララは寒気と暖気の繰り返しで、成長していきます。そいう点では小樽の気候があっているのかも…


(1) 屋根・庇から下がるツララ


ご存知小樽運河にある倉庫です。3Fの屋根から垂れ下がったツララは、1Fの扉付近で固まり、さらに下に伸びていきます。


同じ倉庫ですが、撮影時期が違っています。上の画像は平成11年2月で、内部はレストランです。この画像は平成17年2月の撮影で、内部は雑貨・お土産品店でした。扉に張り付いたツララの大きさに注目です。


同じく運河沿いにある倉庫群で、内部は「運河食堂」になっています。歩道を通るのに危険ではないかって?そうです、ここの歩道は冬期間閉鎖されています。なのでツララは伸び放題です。


北運河の倉庫街です。この建物はレストラン・ライブハウスとなっています。この辺りに滅多に人は通りませんが、たまたま来た観光客が落ちたツララの塊を見ておりました。画像はHDR風に加工しております。


この程度のツララはどこででも見かけますが、4月上旬旭岳ロープウェーの姿見駅のホールで見かけました。


屋根ではありませんが、勝納臨海公園内にあるブイのオブジェのツララです。埠頭が整備されていない大正・昭和前期まで使われていた本物のブイです。直径4-5mの鉄製のこのブイは、数千トンクラスの船が係留出来と言います。ちなみにオブジェは下の画像のとおりです。


なおこの画像は平成21年のもので、この後ブイは塗装されて落書きは消えてしまいました。


このツララと、凍れた車から相当冷え込んでいることがわかると思います。ここはニセコ五色沼温泉で、アンヌプリとイワオノプリの間に位置します。標高560mですが山中にあって冬は氷点下20度を下回ることが多いそうです。



(2) 冬の滝

小さな滝は別として、冬も全面結氷してしまうことはなく、一部流れとなって落ちてきます。ただ周辺に飛び散った飛沫が凍ってツララになったり、あるいは滝を覆い隠してしまうことがあります。したがって冬の滝はそれほど写欲をそそりません。


殆ど結氷してしまい何が何だかわかりにくいですね。この滝は積丹町から神恵内村に抜ける国道229語線沿いあった滝です。もともとこの229号線は切り立った崖沿いに作られた国道ですので、至る所に大小さまざまな滝があります。


滝の横の崖を見上げると、ツララが降ってくるような錯覚に陥ります。


滝の周辺には飛沫が凍りついて、まるで五百羅漢が立ち並んだような、不思議な光景が目に入ります。


こちらは、道南の森町にある、鳥崎渓谷にある滝を春先に訪れたときのものです。もともと水量の少ない滝ですが、暖気とともに凍っていた壁面が溶け出してツララ状になりました。


同じく鳥崎渓谷の滝です。指状のツララの先から水玉が落ちる瞬間です。


(3) 冬の川

表面は結氷していても、川はその内部で流れています。割れ目からは、いろんな形の氷塊・ツララが顔を出します。そんなツララたちを集めてみました。


某フォトコンテストに「美脚コンテスト」と言う題名で応募してみました。入選しました。


こちらは「皆で担ごう雪饅頭」、見事落選でした。


像の足のようにも見えます。


スローシャッターで撮ってみると…


川の氷をよく観察すると、鍾乳石のような…自然の力は不思議だなと思いました。


(4) 壁面にできたツララたち

海岸沿いや山中の壁面にだってツララは出来ます。地中の水分がしみだして、それがツララとなることもあります。下の画像2枚は積丹町美国の町道わきで見つけたものです。冬期間交通止めの終点で見かけました。雪原を超えて近づくと奇妙な現象を見かけました。


崖の崩れたたような壁面に無数の細いツララがぶら下がっています。まるで糸がぶら下がっているようにも見えました。


別の崖の壁面を見ると、ツララがコバルトブルーに輝いています。原因はわかりませんが、何らかの鉱物を含んだ水分がツララとなったのかもしれません。美瑛の青い池と同じ現象なのでしょうか。


こちらは小樽市忍路湾で見かけました。海岸の一部が崖になっていて、しみ出した水分がツララとなったようです。


同じく忍路湾で、ふと見上げるとこちらのツララは薄い茶褐色をしています。


(5) その他のツララたち


大沼で見かけました。湖面の水位が下がって段差が出来たのか、あるいは陸地の氷がせり出したのかはわかりません。30cmほどの隙間が出来て、ツララが下がり始めました。


氷にミニツララが出来ました。


破れた靴の底にトンボの頭があるような…


最後の1枚はこれです。「チャリ冷凍保存中」と言う題名で某フォトコンに応募したところ、グランプリとなりました。アパートの階段下にチャリンコを置いていたら階段から落ちた水滴でいつの間にかこんな状態になったようです。
コメント (3)
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