<小樽青の運河を進むクルーズ船>
新型コロナウイルスのオミクロン株の拡大を、TVも新聞も大々的に報じておりますが、発症ゼロの北海道も年末年始の帰省客や旅行客で、ごった返す正月明けには感染者が出る可能性もあります。今のところはコロナの新規感染者も下火で、小樽市内も感染ゼロの日が続いています。
長かった自粛生活から解放されたせいか、市内に観光客もかなり戻って来ましたが、喜んでもいられません。29日の北海道新聞朝刊にも掲載されていましたが、2021年の小樽市の出生数見通しでは過去最低とか、原因は若い世代の札樽圏への流出云々。抜本的な対策を見いだせないなかでは、小樽に未来はありません。
それはそれとして、12月24-25日に、小樽運河で堺町商店街主催のクリスマスイベントが行われました。その模様を24日に撮影して来ましたが、時期を同じくして、運河沿いに建つ「小樽芸術村」の似鳥美術館(旧三井銀行小樽支店)横の中庭で、プロジェクションマッピングも行われていました。まずは似鳥美術館の中庭へ…
☆一面新雪に覆われて中庭には3基の照明があって…
プロジェクションマッピングは、「小樽・余市ゆき物語」の一環として、美術館横の中庭で、12月17日~2月14日まで行われます。詳細については「小樽芸術村クロスマッピング~光のアート」を参照のこと(リンクをクリック)。
運河側の小路を通って会場に入るや目に飛び込んできたのが、この光景。奥に進むと(色内大通り方向)…
雪のない時期は、この庭でいろんなイベントが行われます。画像に見るように、三つの櫓があって、それぞれ光を放っています。
ぐるぐる回転したり、拡散したり…
広い雪面に多様な文様が拡散収縮、流れたり、いつまで見ていても飽きない。30分以上続くのであろうか。
雪面への投影が終わると同時に、似鳥美術館「旧三井住友銀行小樽支店」の石造り建物の側面に色んな文様記号が次、次投影される。
三井銀行小樽支店開設当時の街並みや、銀行内部などなど歴史を感じさせる映像が次々投影される。
花火の画像も終盤に投影される。
☆順番が前後しますが、青の小樽運河浅草橋広場(正式には「小樽運河浅草橋街園」という)に戻ります。小樽観光街の一つである「堺町商店街」が主催し、ランタンで飾りつけしたツリーと小樽名産のホタテ料理を直売するというものです。
青の運河広場で行われるイベント案内ポスター。
ランタンツリーの後ろにいる緑色(黄色っぽい)は「運がっぱ」です。小樽運河のマスコットキャラクターです。
運がっぱと…奥の白いキャラクターは知りません。
左手前では、エレクトーン(電子ピアノ)の演奏もやっていました。
ランタンツリーの前で記念写真用にポーズをとる観光客。
観光案内所の前の温度計は、氷点下5.7度。素手でカメラを構えてると、痺れてくるほどの寒さ&冷たさだ。
三脚をセットして、カメラの機能を「ライブコンポジット(比較明合成)」にセットし…、ところが肝心のクルーズ船が来ない、まあいいかとシャッター切る。車道の車のテールランプの流れが赤い線になった。
<ライブコンポジット撮影とは>
背景の明るさを変えずに、花火や星などの明るい光跡の変化をを観察しながら、複数枚を合成した1枚の画像にすることです。OLYMPUSU OM-D E-M10取扱説明書による。よくわからない?でしょうね。
手っ取り早く言うと、星空の撮影で、大地や建物はそのままで星が回転している写真を見た事があるかと思います。それです。
しばし待機していると、クルーズ船がやってきた。ライブコンポジットで試したものの、シャッター操作が不調、出来上がった画像は明らかに露出オーバー。かろうじて、手前に来るクルーズ船のLEDの光跡がわかるが…。おそらく外気温が低すぎて正常に機能しなかったのかも。もともとこの機能の主たる用途は星空の軌跡を撮るためのものだから、しょうがないか。
最後に、手持ちでクルーズ船をメインに青の運河を普通に撮影。
マスクと眼鏡のくもりに加え、素手の痺れで、散々でした。早々に帰宅、石油ストーブと床暖房の温かさでついごろ寝でした。