紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

コンパクトデジカメを買い換える

2011-11-30 06:00:00 | カメラ
従来メインの撮影機材としてCANON EOS40Dを、サブとしてOLYMPUS E-P1を使っていました。またLUMIX FX33と言うコンパクトデジカメを胸ポケットに入れて、ちょっとしたお出かけ時にはこれで撮影しておりました。

いずれも、フォトコンのもらい物ですが、ここにきてLUMIXの調子がおかしくなってきました。GETしてから4年近く経過したでしょうか、ズームを拡大すると、縮小に戻らなくなってきました。保証は勿論切れていますので、修理に出すと最低1万円はかかります。この際ということで新しいコンデジの購入を決めました。


(左赤が今回購入の「CASIO EXILIM Z3000」右が故障したLUMIX FX33」)

以前からHDR撮影が可能と言うことでEXILIMが気になっていました。他のコンデジでもHDR撮影可能な機種があるのですが、EXILIMはさらに一歩進んで絵画調の作風が可能なHDRアート機能がついております。早速ヨドバシで「EXILIM Z3000」を15,700円と言う手ごろな価格で、ゲットしました。以下、早朝のイヌの散歩時に試し撮りしてみました。


(通常のプログラムオート「以下Pモードという」 我が家の玄関を出たところで撮影)

(HDR撮影)

(HDRアート撮影)

我が家を出て50mほど下がメルヘン広場。ルタオの塔が見えます。私の背後の坂の上から朝日が射していますが、途中のマンションに日が遮られています。そのため手前は影となっています。散歩のスタートです。メルヘン広場のほうへ下ります。


(見慣れた光景もHDRアートにすると… 中央は洋菓子店ルタオ)


(信号手前で、イヌのポートレート)


(HDRアートだと絵に描いたような…)

さらに散歩を進めて、JR入船ガード下の赤いお宮の近くにまで来ました。


(Pモードで普通に撮影した画像 ガード下の奥やお宮の線路側が暗いまま)


(HDRモードで撮影した画像 日陰の部分が明るくなった)


(HDRアートモードで撮影した画像 赤や青い部分がより鮮やかになりました ガード下奥の建物の2F部分や右端の樹木に注目)

ガード下をくぐって、マンションの横を量徳小学校方面に上がっていきます。途中で、取り壊し中の家屋があって、重機で建物を解体中でした。普通に撮っても絵になりにくい題材ですが、これをHDRアートで撮ってみると、結構面白い絵になりました。


(解体中の家屋)


(双葉中学校の横を通って量徳小の前に出ます 太陽を画面に入れたところ、太陽の周りのフレアーが、Pモード撮影時よりも、より濃く、大げさに現れました)

なお、イヌの散歩はこのあと南小樽駅前を通り、三本木旧坂を降ります。ぐるっと自宅を一周しましたが距離にして1.5kmほどで、イヌのペースにあわせて歩いて約30分ほどでした。

このHDRアートに魅せられて購入しましたが、数日間の使用でいくつか気付いた点を上げてみたいと思います。
(1)今回撮影モードを「Pモード」「HDRモード」「HDRアートモード」の三つに限りましたが、より高画質な「プレミアムモード」があります。そのほか「ベストショット」「パノラマ」もあります。ただ、モノクロ撮影が出来ないのが残念です。
(2)ズームレバーが惰性でずれてしまいます。正確な位置にストップできなくて、何度かレバーを左右に動かさなければなりませんでした。
(3)高画質モードにすると、処理に時間(1秒前後)がかかり連写ができない。通常のPモードでも、連写ができない。
(4)Pモードだけで、シャッター優先、絞り優先モードはありません。

とはいえ、お散歩カメラとしては十分すぎるほどの機能を備えているといえるでしょう。

H23年10-11月のフォトコンテスト戦績

2011-11-26 06:00:00 | フォトコン関係
このところ各種フォトコンテストの入賞・入選も順調で、10月には「2012年小樽カレンダーコンテスト」の入選取り消しと言うアクシデントもありましたが、6回入賞・入選がありました。中でも「2011JAMCA PRIZEフォトコン」ではグランプリを獲得しました。11月25日現在でも順調で、7回の入賞・入選を数えました。

1月からのトータルでは56回となり、平成22年の46を大きく上回り、21年の54回をも上回りました。12月も頑張れば、60回を越える可能性も…、あまり欲張らないほうが良いとは思いますが…と言うことでこの間の入賞・入選作品の一部を紹介したいと思います。

(1) 2011年小樽市展


(自由の部 入選「ジーニスト」 札幌東急デパートの壁面に大きなジーンズの広告が、その前をジーンズ姿の二人が歩いて行きます。この広告は四季折々変わります。)


(ネイチャーの部 特選「真珠の首飾り」 朝露に濡れたクモの巣をTAMRON SP90mmのマクロレンズ+パーシャルクロス フィルターで切り取りました。右下の水滴に、フィルターで光条をつけて変化をもたせました。なおもう1点入選がありますが省略します。)

(2) 2011年 JAMCA PRIZEフォトコンテスト

(一般の部 グランプリ「クラシックカーが走る」小樽観光街の堺町通りを轟音を発しながら数台のクラシックカーが走り抜けました。夕方でしたので運よくシャッタースピードが低速になり、流し撮りが上手くゆきました。)

(3) 蘭越町フォトコンテスト

(特別賞「仕事の合間に」 6月はじめに写友と島牧の賀老の滝を撮影したあと、黒松内、蘭越を経由して戻る際に撮った一枚です。八重桜が満開でした。)

(4) 第4回木と合板写真コンテスト


(佳作「囲炉裏のある旧家」毎年正月早々に行われる札幌開拓の村撮影会での一コマです。明治・大正時代の建築物が保存されていて、一般に開放されています。囲炉裏端の女の子はある大学の写真部の方たちでした。)

(5) 積丹町観光フォトコンテスト


(準グランプリ「冬の浜辺」冬の日本海は荒れるとモノトーンの世界になってしまいます。赤い浮き玉と黄色い旗だけが目立っていました。)

(6) 旭山動物園「ふれあい」フォトコンテスト


(金賞「未知との遭遇」後存知アザラシ館の円柱の水槽をアザラシが上下に移動します。子供が一人、珍しそうに上下するアザラシを見ていました。いつもは込み合う人気館ですが、偶然空きが出来ました。ポジフィルム・エクタクローム1600を使いました。レンズは15mm対角魚眼レンズです。なお金賞と言うのでトップかと思ったら、上位に優秀賞、最優秀賞があって、中間くらいの賞でした。)

(7) 2011年毎日写真コンテスト


(ファミリーの部入選「荒れるオホーツクの海」 10月の道東紅葉撮影旅行の際のカットです。一般部門の応募料が5000円と高く、応募料無しのファミリーの部に応募しました。)

(8) 札幌パークホテル「中島公園の秋」フォトコンテスト


(入選「落葉の頃」中島公園の紅葉については、11月13日付け当ブログ「中島公園と北大の紅葉」に詳しく載せております。)

(9) 札幌だいどんでん!写真コンテスト


(街創造スタッフ賞「愉快な仲間達」 コンテストの途中経過のスタッフのブログには、賞は「だいどんでん賞」と「街スタッフ賞」の二つであると書かれていました。またピックアップ作品として私の「決めポーズ」が紹介されていました。てっきり「決めポーズ」が入選と思い込んでいました…)

(10) 2011公共建築の日フォトコンテスト


(佳作「フェリーターミナル」 かなり前のポジフィルムの作品です。)

以上のほかの第2回VICS「2011夏フォトコンテスト」佳作3点、ヒマワリプロジェクト「ヒマワリフォトコンテスト」優秀賞「明日に向かって」などありますが省略しました。次に選外となった作品も紹介しておきます。

(11) 選外作品


(2011ジャズフォトコンテスト どうやら入選は、WEBの投票順位で決まるらしく、この画像はトップの10分の1程度の16票に留まり惨憺たる結果でした。リコーのマクロフォトコンといい、投票による審査は鬼門のようです。)

 

クロス現像による写真

2011-11-23 06:00:00 | 写真
ブログのアクセス解析をしていていつも気になる事があります。数件は少ないのですが、キーワードとして「クロス現像」を上げる方がおられることです。このブログでも、クロス現像については過去二度取り上げております。

最初は、2009年3月25日に「クロス現像とは?」と題し、その方法と実例を挙げました。二回目は、2010年3月14日に「クロス現像にトライ」として、フィルムによる方法と、デジタルカメラのソフトの使い方を説明しております。

クロス現像とは何かを、復習しておきましょう。通常ネガフィルムは、DPE店でC-41と言う方法で現像して、補色反転した画像として出て来ます。ポジフィルムは、E-6と言う方法で現像すると、スライドフィルムとなって出て来ます。ネガフィルムをE-6で、ポジフィルムをC-41で現像する事を、クロス現像といいます。通常はポジフィルをネガ現像する事をさします。

なぜわざわざ通常とは異なる現像をするかと言うと、コントラストのきつい、色に偏りのある面白い画像が出てくるからなんです。ポジフィルムの種類や露出によっても変化して、出来上がりの予測がつかないという魅力があるのです。今回は、過去にクロス現像によって得られた画像の数々をご紹介します。

(1) 使用フィルム 「Kodak Elite Chrome Extra Color 100(EBX)」
H19年11月~20年1月に撮影。使用カメラCANON EOS7




二枚とも美瑛のマイルドセブンの丘で、夕方撮影したものです。通常に撮影するよりも雲の色が強烈になりました。






この3枚は、小樽勝納埠頭近くの臨海公園で夜間撮影したものです。長時間露光で、蓮氷が揺れて面白い画像になりました。この近くは夜間ナトリウム光や蛍光灯の光があるためか、かなり緑が強く出ました。


最後は、祝津の展望台から日和山灯台を、3色フィルターを使い多重露光してみました。日中にもかかわらず、青い海は黒く潰れ不思議な画像になりました。

(2) 使用フィルム 「Kodak Elite Chrome 200(EB3)」
H19年12月~20年1月に撮影。使用カメラ OLYMPUS OM-4、PENTAX Espio120SW




この2枚の画像は小樽運河、運河周辺を撮ったものですが、硬調でガリガリの感じがします。




この2枚は、JR小樽駅前の長崎屋とサンホテルを結ぶ歩道橋(現在は撤去されてない)から、駅前ターミナルと、駅前セピア通りを見たものです。


この画像は先の画像と同じ位置で、昼間撮影したものです。実は蓮氷に見えたのは、河口付近に除排雪された汚れた雪の塊だったのです。写真では綺麗に見えますが…

(3) 使用フィルム 「Agfa CT Precisa 100」
H20年2月7日~11日に撮影。使用カメラ CANON EOS7


北一ガラスのバス停前です。


小樽郵便局前の交差点。右の先50mが観光客で最も賑わう小樽運河浅草橋です。人力車のお客の顔が潰れてしまいました。


小樽花園サンモール街の衣料品店のマネキンです。子供が背負っているかばんは、ナップランド(ナップザック+ランドセル)と言い、小樽ではランドセルの代わりに、これが主流。 


最後は「小樽雪あかりの路」で、運河に浮かぶ、ロウソクを灯された浮き玉を撮影したものです。

フジフィルム系のプロビアやベルビアなどは、全体にグリーン被りが強く出て、不向きなようです。一方コダックのエリートクロムやエクストラカラーなどは、青味が強く出るものの、クロス現像すると面白い画像が出てきます。

フォートピア第2回写真展無事終了のお礼

2011-11-20 06:00:00 | 写真
11月9日から18日までの10日間に渡り開催しました「フォートピア第2回写真展」も無事終了いたしました。この間多くの方々にお出で頂き誠にありがとうございました。厚く御礼申し上げます。この間写真展がマスコミにも取り上げられ、開始当日の9日には、「小樽ジャーナル」で、そして15日には「北海道新聞小樽版」に紹介されました。

16日には、このブログの愛読者・コメンテーターでもある、kozukaさんとhondaさんがお見えになり、楽しい時間を過ごさせて頂きました。


(この写真素敵ね~、指先の写真は…)

また、ご芳名帳にも多くの方にご記帳いただき感謝しております。中でも、素敵なご感想を頂きました札幌市のM様、そして私の拙いブログを見ておりますよと、ご記入された桜町のT様、有難うございました。皆様方のご期待に沿えるよう、今後も一段の努力をいたします。


(M様、誠に有難うございます)

なお、都合で写真展に来られなかった皆様方にも見て頂きたく、会員の展示した写真をブログに掲載いたします。私の写真につきましてはすでに取り上げておりますので(11.9付けブログ「今日から…」)省きます。

(1)太田照二(代表世話人)作品


左上段から時計回りに簡単に解説いたします。(1)共和町かかし祭りのバンバ競争「ガンバレー」(2)浦幌町常室川の池「再生」(3)小樽春香山のトリックアート「なにかいる?」(4)萎れかかったサギ草をPCで調色「変身」(5)東京アサヒビールのオブジェとスカイツリー「夕照」(6)旧JR幸福駅舎「幸福を願って」

(2)成沢克郎作品


(1)小樽ウイングベイのイルミネーション「光の森」(2)赤井川カルデラ祭りのイベント「仁木町阿波踊り1」(3)同じく赤井川「ジャズストリートダンス」(4)自衛隊千歳基地の航空ショー「航空ショー」(5)赤井川「仁木町阿波踊り2」(6)新日高町の海岸の昆布干し「浜の光景」

(3)鹿戸芳之作品


(1)東京押上十軒橋から見たスカイツリー「晴天のスカイツリー」(2)羅臼町で見たオオワシのオブジェ「夢見る飛翔」(3)旧JR幸福駅の施設・列車から降りる「乗客」(4)冬の帯広駅前通「樹氷の街路樹」(5)東京築地市場「マグロの解体」(6)然別湖湖畔「桟橋」

(4)嵯峨秋雄作品


(1)白糠町の旧本岐炭鉱の施設「炭鉱遺産」(2)共和町のかかし祭りのバンバ競争「激戦」(3)美瑛の丘「秋雲」(4)旭岳のスリバチ池付近「景観」(5)美瑛町の哲学の木「晴天」(6)十勝岳温泉の駐車場から見えた光芒「嵐の予感」

(5)貝沼正雄作品


(1)東川町秋のイベント「豊作の舞」(2)新日高町のサラブレッド銀座付近「情愛」(3)小樽市蘭島町「田植えは楽しい」(4)田植え後の田圃と桜「エゾ富士に見守られて」(5)黒松内町で見かけた楽しい牧草ロール「キャンパスは牧草ロール」(6)倶知安当で見かけた「コスモス街道」

道東紅葉撮影の旅~最終・阿寒・オンネトー

2011-11-17 06:00:00 | 旅行
10月19日最終日の予定は、摩周湖・阿寒湖・オンネトーの3ヶ所の撮影です。川湯温泉のホテルを日の出前に出発し、摩周湖の第1展望台で先ずは、日の出を待つことにしました。先客が2組ほどおりました。流石に冷え込んで、とても車外では待てずに、暖房の効いた車内で待つことにします。対岸右方向から陽が上がり始めましたが、霧もなければ、光条が差し込むわけでもなく、モノ足りません。


(対岸から陽が昇り始めましたが、いまひとつ物足りなさが…)

数カットとってすぐに、次の目的地阿寒湖に向かいます。午前8時前ですが、学校に通う子供たちがちらほら見えます。急いで湖畔に出ると、湖面にモヤがかかっています。遊覧船の桟橋の板に霜がかかっていました。


(湖面のモヤは陽が昇るにつれ薄れていきます)


(湖の周囲を左手に進んで湖面に出ると…)


(釣り船が湖上を走っていく)


(周囲は晩秋の雰囲気が…)

湖畔のホテル周辺からほぼ1km、小1時間ほど撮り歩き、今日の最終撮影地オンネトーに向かいます。写友3人ともいい写真が撮れたと満足顔です。阿寒湖からオンネトーまでは20kmほどです。オンネトーの数km手前に錦沼と言う、赤い沼があります。前回7月に通ったときには、素通りしたのでしたので、今回降りてみることに。


(道端の看板にあるとおり、鉄分が含まれていてオレンジ色になるようです)


(倒木も赤く錆び付いて…)

ぬかるんで十分撮影が出来ません。惜しいですが、オンネトーに向かいます。最初の空き地に駐車して、今回は沼を1周することにしました。私がかつて釧路支店に勤務した折に、1周したことがあります。そのときに撮影した倒木の写真を思い出したからです。なお、そのときの写真は2011年8月4日付当ブログ「道東撮影旅行(2日目)」末尾に掲載しております。


(先ずは最初に駐車した付近から見た光景)


(駐車場、展望スペースの対岸辺りまで進んだ地点から見た光景)


(沈木した大きな木々はあちこちに見られるが、いずれも年数が経ち水面上に枝が出ていない)


(水際に沈木がシルエットになって…)

ほぼ小1時間ほどかけて半周した地点にロッジのような建物が数軒あります。内1軒は自販機を備えた雑貨店のようでした。後は最初に止めた車まで、舗装道路です。歩いて20分ほどでしょうか。道路と水際の間には樹木が重なり合って撮影には不向きです。そんな中で一枚撮って見ました。


(カーブミラーに写り込んだオンネトー)

お昼近くなって、本日の撮影はほぼ終わりです。後は帰路に付くだけで、足寄から高速に乗り込むだけです。勿論途中道路わきの紅葉にも目配りはしていますが、下車するのも面倒になり、専らコンデジでシートに腰掛けたままパチリ、パチリです。


(占冠と夕張間の高速未開通部分 紅葉真っ盛り)


(写友も窓からコンデジでパチリ)

中島公園と北大の紅葉

2011-11-13 06:00:00 | 写真
北海道大学の銀杏並木が、見ごろとのニュースが盛んにTVで放映され、10月の30日(日曜)には、車両の通行を止めて銀杏並木が一般に開放されると聞きました。天気もいいということで撮影に行きたかったのですが、数日前に痛めた腰が、まだ万全ではありません。

さらに二日ほど様子を見て、11月1日(火曜)に行って見ました。丁度札幌のパークホテル主催の「中島公園紅葉フォトコンテスト」の募集もありますので、この日中島公園、北大と紅葉を撮影してきました。

中島公園は、地下鉄札幌駅から、大通り、ススキノの次の中島公園駅を降りると目の前にあります。札幌の真ん中を走る創成川の上流である鴨々川と豊平川にはさまれています。周囲には高層マンションやホテル、オフイスビルが数多くあります。公園中には大きな池・菖蒲池が広がっています。


(札幌の真ん中、中央区にあって、公園内には豊平館等の歴史的建造物やコンサートホールキタラ等がある)


(地下鉄を出ると、銀杏並木が先ず目に付きます 木陰で絵筆を取る人たちも)


(さらに西側に進むと、菖蒲池越しに大きなビルが林立している)


(紅葉は終盤にさしかかっていました)

公園内にある白い建物は、明治13年に建築された木造洋風貴賓館で、「豊平館」と言います。貴賓客専用ホテルとして北海道開拓使が立てました。最初の宿泊客が明治天皇でした。戦後は一時米軍に接収されましたが、現在は結婚式場として活用されています。


(国の重要文化財に指定されています)


(菖蒲池に落ちたカエデの葉)


(イチョウとカエデの競演)


(公園の中を流れる疎水とカエデ)


(菖蒲池を一回りして、パークホテル近くから)

二時間ほどかけて撮り歩きました。実は何年も札幌に勤務しながら、中島公園に入ったのは初めてなんです。札幌の街のど真ん中にこれほど美しい公園があったとは驚きでした。勿論豊平館もコンサートホールキタラを見たのも初めてです。時間があれば豊平館の中も見学したいところですが、次回の楽しみとします。

地下鉄南北線の北12条駅で下車し、銀杏並木のある北13条門へと急ぎます。門の中に入ると、黄色に染まった見事な銀杏並木が目に飛び込んできます。


(13条門から300mほど並木が続く)


(学生がこぐベロタクシーがゆっくり進む)


(秋の日差しの中、親子が落葉を楽しんでいる)

去年もこの時期に写友と来て、イチョウをはじめ各学部付近の紅葉を撮っております。従って今回は銀杏並木付近で、自転車を乗る学生の流し撮り一本に絞って撮って見ました。


(女子学生3人が撮られていることを意識して笑いながら通り過ぎました)


(さすが学生は毎日見ているせいか、銀杏並木に目もくれず走り去っていく)


(赤いウエアーはやはり目立ちます)

ISO400、シャッタースピード20分の1で30-40カット撮りましたが、被写体とぴったり連動したのは4-5カットでした。3時過ぎには撮り終えて、学生食堂で遅い昼食を済ませ帰宅しました。

今週の一枚~カーネルおじさん、あれれ

2011-11-11 06:00:00 | 今週の一枚


娘家族と一緒に小樽駅前通(通称セピア通)のケンタッキーFCで、フライドチキンを食べ終えて舗道に出ようとすると、孫たちの大きな笑い声が聞こえてきました。ふと見ると、カーネルおじさんが、今にも…しそうな格好です。

さては我が家のイタズラ悪餓鬼・孫三兄妹の仕業か。ま~ついでだから撮っておくか。なお念のための申しそえますが、このカーネルおじさん、白いスーツの上に、サンタの服を着用しております。

今日から「フォートピア写真展」始まりました

2011-11-09 06:00:00 | フォトコン関係
先にご案内したとおり本日から18日(金曜)までフォートピア6人会の第2回写真展が始まりました。テーマ四季彩々と題して、一人6点計36点を、北海道新聞小樽支社1Fギャラリーオアシスに展示いたしました。

なお出品には、6人全員参加で撮影した作品から2点とそれ以外4点という縛りがあります。そのため個展と違い6点に共通したテーマが取れずに、バラバラとなってしまいました。ちなみに私の展示作品は下のとおりです。


(「エゾカンゾウの咲く頃」 「第46回カナデンデジタルフォトコン」入選作品)


(「雲海のごとく」 荒れる波を長時間露光で撮りました 運よくカモメが1羽岩場でじっとしていました)


(「炭鉱跡地を巡る」 釧路白糠町の旧本岐炭鉱跡地です)


(「木陰」 鹿追町市民ホール広場の木陰で本を読む少女)


(「愉快な孫娘」 「H21さいたま市ユーモアフォトコン」入選)


(「羊蹄を飛び越えろ」 OLYMPUS E-P1初試写 「第11回未知倶楽部古里写真コンテスト」第1席)


(道新ギャラリーに展示された作品)


(ギャラリー入り口をみる 小生の作品が見えます) 

道東紅葉撮影の旅~その2厚岸・霧多布・知床

2011-11-06 06:00:00 | 旅行
10月18日、道東の旅二日目は釧路を夜明け前に立ち、一路厚岸から霧多布を目指します。さらに厚床に出て、羅臼に出ます。知床横断道路を経て斜里町から、今日の宿泊予定地川湯温泉へと向かう予定です。

釧路市内を後にして、一昨年冬にSL湿原号を撮影した材木町を抜けると、右手から日が登り始めました。JR根室本線をまたぐ高架橋に差し掛かると、線路が朝日に輝くのが見えました。車の外に出ると10分と立っていられないほどの冷え込みです。とても列車の来るのを待ってられません。早々に切り上げ先を急ぎます。


(とても寒い朝でした 零度くらいでしょうか、数カットとって車の中へ…)


(厚岸大橋 真っ青な空に赤い橋げたが目立つ)


(橋を渡って街中に入ると、ど派手な建物が…店舗ではなく一般の住宅の様でもあり…)

海岸沿いには集魚灯を着けた船が停泊しており、近くには船の修理場がありました。また近くには、江戸幕府11代将軍徳川家斉ゆかりの国泰寺があります。その寺の近くでこれまた不思議な光景を見ました。


(おい、郵便ポストよ、お主なぜ縛られておる?)


(厚岸は牡蠣漁をはじめとする漁業の町、漁船が多い)

街中や、郊外を走ると結構面白い光景に出会いました。緑の古里公園という高台の公園に登ると、鹿やキツネが何頭も出てきます。割と人馴れしているせいか、カメラを向けてもすぐには逃げないようです。

さて海岸沿いの道道123号線「北太平洋シーサイドライン」を進みます。暫らく進むと、霧多布湿原が一望できる琵琶瀬湿原展望台に到着です。運が良ければ湿原に飛来する鶴が見ることも出来ますが、今日はいないようです。さらに進んで霧多布岬へと行ってみました。


(一面セピアカラー)


(馬が放牧されていて、逆光に光る海を背景に…)

さらに海岸線を走り、浜中から根室方面と羅臼方面に分岐する厚床を目指します。途中で、「ムツゴロウ王国」の古ぼけた看板を見かけました。ムツゴロウ王国はすでに、浜中から、中標津に移転し、確かその後東京のあきる野市へ移転したはずでした。未舗装の砂利道を20分ほど行くと、古ぼけた家屋が数軒あり、壊れかけの牛舎の柵に馬が10頭ほど繋がれているだけでした。壊れかけの有刺鉄線が張り巡らされ、一般人の来る気配が全くありません。早々に引き上げ羅臼方面に向かいました。

夏に撮影に来た野付半島の手前尾岱沼の少し手前の白鳥台で一休みです。ここ白鳥台は、四角い太陽や時としてグリーンフラッシュが観察できる撮影スポットなのです。


(返せ!北方四島の像 国後に向かって指をさす老婆や叫ぶ人物像を、見ていると悲しい気持ちになる)


(羅臼町内の展望台から見る漁港と国後島)

羅臼町で昼食をとり、知床横断道路を宇登呂方面に向かいます。標高が高くなると空模様が怪しくなり、それまで晴れていた空が曇り始めました。峠の頂上でも視界が悪く撮影になりません。宇登呂から知床五湖方面に進み、五湖には向かわず、岩尾別温泉「地の涯(ハテ)」向かいます。結果としてこれが、初めて野生のヒグマに遭遇することになったのです。


(望遠レンズに付け替え出来ず、手持ちの17-85mmレンズで撮ったので、画像を3-4倍にしています)


(鹿は見飽きるほどあちこちにいます この牡鹿は、近くに寄って撮影しても逃げない)

宇登呂を出て、オシンコシンの滝付近に来た時には日はかなり傾きかけていました。写友Y氏が道路脇の魚の日干し小屋を見つけ、今夜の酒のつまみにと買いに入りました。なんと煮上がったばかりのタコとホッケや鮭の燻製を6袋も抱えています。全部ただでくれたとの事。川湯温泉のホテルで反省会と称して飲んだ一杯の美味かった事。


(Y氏が干物の買物の間に撮った画像 こちらも美味しい画像が撮れました)

一日の終わり(ブログdeフォトコンテスト最終回応募作品)

2011-11-04 08:00:00 | フォトコン関係


日本最北端の地、稚内ノシャップ岬は、真夏は午前3時半頃に夜が明ける。一方夜は午後7時半頃に海に日が沈む。沈んだ後は30分ほど、海も空も夕焼けに染まる。一日の漁が終わり、磯舟が赤く染まった波間に静かに漂う。午後8時近くなると、磯辺の漁師の家の灯火も消え、街路灯だけが輝いている。

タイトル  「一日の終わり」
撮影者   紅露雅之
撮影機材 CANON EOS 7+EF28-105mm+TwilightRedFilter
       F 5.6 Bulb(3-4秒)
フィルム  Kodak DynaHighColor(EBX)
       DPE店にてCD化
撮影日時 H16年7月2日午後8時頃
撮影場所 稚内市ノシャップ岬沿岸
使用ソフト  PhotoshopCS3(リサイズ)

なおこの作品は、ブログdeフォトコンテスト応募作品(最終回、テーマ「自由」)です。

フォートピア 第2回作品展のご案内

2011-11-02 06:00:00 | 写真
今年2月の第1回作品展に続き、テーマを「四季彩々」と題しまして、第2回作品展を実施することとなりました。今回は、会場を北海道新聞小樽支社1Fギャラリー・オアシスに移し、各自6点の計36点を展示いたします。



なお期間は11月9日(水曜)から18日(金曜)までの10日間です。時間は午前10時から午後5時までで、新聞社が休業日の土日も閲覧が可能です。フォートピアノメンバーについては以下のとおりです。

代表世話人 太田照二 写真道展会友・道写協小樽支部前支部長
        成沢克郎 道写協小樽支部
        嵯峨秋雄 道写協小樽支部 HP「北の風景
        紅露雅之 フリー HP「紅露の写真日誌」 「kouroのphoto日誌
        貝沼正雄 道写協小樽支部
        鹿戸芳之 道写協小樽支部 HP「yotutiの写真日記