紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

早春の塩谷

2016-04-25 06:00:00 | 日記

                           <水芭蕉のそばでよく見かける野草ですが…名前はわかりません>

 

塩谷は小樽の郊外海岸線沿いに余市の方に位置します。昭和42年に鶴岡雅義と東京ロマンチカで大ヒットした『小樽の人よ』の二番目の歌詞に出てきます。なので、ご存知の方も多いともいます。もっと古くは、伊藤整の生まれた土地(当時は塩谷村)でもあります。ここから整は、小樽高商(現小樽商科大学)に汽車通学していました(小説「若い詩人の肖像」から)。

過日、写真仲間であるS氏がFacebookに塩谷イナホ沢で撮影した水芭蕉の画像をアップされていました。画像の美しさは勿論ですが、以前に周辺でカタクリやエゾエンゴサクなど春の野草やエゾリスを一緒に撮ったことを思い出しました。そこでカメラ担いで春先の光景を撮影しに出かけてみました。イナホ沢から、塩谷の浜辺、そしてJR塩谷駅へと回ってみました。

小樽市内から国道を塩谷方面に進み、2番目のトンネルを抜けて(長橋中学校裏のJR踏切近くが、SLの撮影スポットでした)、山側へ上ると、イナホ沢に出ます。途中JRの踏切を渡って進むと、右斜面に野草が咲き乱れ、左側の湿地には水芭蕉が花咲いていました。

 

クロッカスの群生地のようです。斜面一杯に咲き乱れていました。

 

枯草を押しのけて芽を出し、可憐な姿で、私を撮ってとアピールしているようでした。

 

この群生地の少し先に放置されたバスの廃車。すでに数十年が経過していますが自然に同化するのはあと数百年以上かかるのかな。撤去できないものなのでしょうかね。

 

この辺りの左側は、湿地帯になっていて、水芭蕉が群生しています。

 

4月20日訪れたころは葉が40-50cmに達し、終盤でした。同じ群生地によく見かける野草が…

 

植物図鑑で見ましたが…ラン科の「えびね」に似ているような気がしますが…一瞬日差しが出て葉の筋が綺麗に見えました。

 

アートフィルターを使って、ポップ調に撮ってみました。さらにクローズアップで撮ったのが標題の画像です。

 

近くの農作業小屋は7-8年前と少しも変わっていません。

 

さて水芭蕉や野草を撮り終えたので、いったん国道5号線に出て海岸方向へ塩谷に向かいます。晴れ間も出ていた空が雲が多くなってきました。しかも多少不思議な形になって…

 

アートフィルターの「ドラマチックトーン」を使いました。空の明暗が妙に強調されました。同じフィルターを使ってカメラを陸地に向けると…

 

幾分くすんだ色調に見えなくもないかな。

 

余市方向に目を向けると、海沿いに1軒大きな建物が見えます。日本テレビの「火曜サスペンス」ドラマで使われた「北ホテル」です。2004-5年、3回にわたって、古谷一行主演で放映された舞台なんです。私はテレビドラマを見ないので内容までは知りませんが…。現在レストランとして営業しているようです。入ったことがないもので…。

 

塩谷漁港まで行って(行き止まり)周辺を見渡すと、30mほどの崖の上に見事な枯れ木が数本(下の画像)、

 

浜風を受けて内陸の方に傾いています。一面セピアカラーです。

 

道路沿いには色彩豊かな建物が数軒立っています。夏場は海の家に早変わりするので、この辺りはサーファーが多いと聞きました。

 

建物もカラフルで遠くからでも目立ちます。小型ボートがシートに包まれたままで、夏の出番を待っています。

 

海側だけでなく、山側に目を向けても、粋な建物があります。材木を見ると農作業小屋のようにも…、それにしては大きな建物です。

 

最後にJR塩谷駅に向かいます。国道から山側に入って通称五助沢方向に向かいます。

無人駅で、通学者でしょうか、駅横に自転車が3台止めてありました。

 

ホームには雪が残っています。

 

駅の正面側の道路沿いに黄色い樹木が見えます。サンシュウかな、レンギョウ、それともマンサク?近づいて望遠レンズで見ると…

 

近寄って見るとなんと、金色に輝く柳の芽でした。

 

春は目の前まで来ているような感じです。桜も今週後半には一斉に咲くことでしょう。

 

 

 

 

 


3-4月は別れと出会いのシーズン

2016-04-19 06:00:00 | 日記

                       <青森県横浜町の菜の花畑 作付面積日本一とか…H5年5月撮影>

 

4月もはや中旬を過ぎようとしていますが、一向に暖かくなりませんね。雪解けが早かっただけに例年より早く桜が咲くと期待していたのですが…桜の開花予想前線も足踏み状態なのでしょうか。この時期は卒業、新入学そして転勤の時期でもあります。我が家でも、一番下の孫娘が、先月19日に花園小学校を卒業して、今月6日に菁園中学校に入学しました。両校は、隣同士であるとはいえ、校区によって別の中学校に通う生徒、そして別の小学校から菁園中学に入る生徒と、かなり入れ替わりがありました。

孫娘の最後の卒業式、当然祖父として出席しました。当初涙なんか流さないよと、強がっていた孫娘も、式後の玄関口で担任の先生や親友との最後の別れには目を赤くしていたのが印象的でした。孫の話は別として、サラリーマンにとっては転勤の時期でもあります。私自身昭和41年の入庫から平成15年の退職までの約35年間の勤務に10回の転勤を経験しております。平均2-4年で全国をまたにかけて転勤します。周囲の方から「大変ですね」と声をかけられます。

家財道具一式まとめて、慣れ親しんだ土地をあとにして、見ず知らずの土地に出向き生活するわけですから、確かに苦労を伴うことも確かです。しかしこれも考え方一つ。新しい土地には、新しい出会いがあると思えば「転勤もまた楽し」です。さてそんな中で平成3年7月から6年3月まで勤務した「青森支店」の思い出話&写真を取り上げます。というのも、終活ではないですが、転勤の度に持ち回っていた書籍類段ボール箱20箱ほどを、紙ごみの日に廃棄しました。その中に残っていたメモをもとに再録しました。

 

<青森支店の思い出をバッグに詰めて新任地へ…H6年3月発行「青森支店内ニュース」から>

早いものであっという間の2年8か月でした。平成3年7月ねぶた囃子が街じゅうに流れる中を着任したのが、ついこの前のような気がします。青森支店で得た貴重な思い出をいくつか綴ってみました。

青森と言えば「ねぶた」、ねぶたの起源は、征夷大将軍の坂上田村麻呂が蝦夷討伐で陸奥の国を攻めた際に、敵を油断させるために行灯等の火祭りを行ったとされているが、真偽のほどは定かではない。7月に入ると街にはねぶた囃子が流れ、ねぶた一色になる。

 

☆着任早々東北弁のカウンターパンチ!

着任前の恐れが現実となった。決裁書類を抱えたA融資担当課長が私のデスクの前で「紅露次長(ここまでは聞き取れた)、〇×△#☆☆…?」ときた。「ん…????」一体彼は何を言わんとしているのか。私はおもむろに、「A課長よ、悪いが英語に翻訳してしゃべってくれ」と、つい言ってしまった。

彼は青森市の隣町の東北町出身で、正しくは津軽弁ではなく南部弁(私には区別できない)、いずれも口を大きく開かずに話し、語尾が口の中でこもってしまいます。なのでよそ者にとっては聞きづらく何を話しているのか理解出来なかったのです。

最初のうちはデスクの電話が恐ろしく、なかなか受話器が取れませんでした。お客の電話であれば、何度も聞き返すわけにいかないからです。地元採用の女子職員も、職場内では気を使って標準語で話しかけてくれますが、一旦昼食時など食堂では津軽弁に早変わりです。そばで聞いていても半分も理解できませんでした。その後A融資課長の特訓もあって、数か月もすると、難なく聞き分けられるようになりました。地元の方々は、「われらは、バイリンガルだ。標準語と津軽弁両方話せるぞ」とよくいいます。なるほど、説得力のある言葉でした。

 

☆ねぶたは日本一の祭りだ!

テレビ等では、見ていたものの、実際にねぶたを目の辺りにしてそのスケールの大きさ、勇壮さに圧倒され、驚くばかりでした。各山車に数百人から千人近いの跳人(ハネト=飛び跳ねるような踊りから跳人と言われる)が付き、行進途中でリーダーのホイッスルと同時に、跳人が乱舞する様はまさに日本一の祭りと実感しました。

このような華麗な山車が20数基連なって、市内の大通を進む。

 

この山車には1000人近い跳人が連なり、今まさに跳ねようとしているところ。

 

迫力あるねぶた。瞬間ズーミングで撮影。

なお、ねぶたは毎年8月2日から7日まで連夜行われます。当然公庫の支店も近隣支店の参加を得て、家族含めてある団体の山車に参加します。業務終了後、全員が浴衣襷衣装に着替え、スタート地点へ集合。途中何度も踊るというより跳ねます。さすが翌日は歩行もままなりませんが、地元の女子職員は毎日参加するとか…

 

☆ゲレンデでは味わえない山スキー

今日は休日、天気もいい。寮の3Fから岩木山が青空の中くっきり見える。それとばかりにスキーを車に積んで、岩木山へまっしぐら。圧雪者に載って八合目まで登る。真っ青な空、真っ白な雪原、一直線に滑り降りる醍醐味はゲレンデスキーでは味わえないものだ。すっかり岩木山、八甲田山の山スキーの魅力に憑りつかれた2年8か月でした。(なお画像は鰺ヶ沢スキー場のゲレンデスキーのものです)

休日には、弘前支店、青森支店のスキー好きがよく集まります。指導員資格の所有者が数人いて、転勤後初めて滑る人にも教えてくれます。

 

ゲレンデスキーもリフト頂上から4km先の麓まで一気に滑り降りると爽快、の一言。

 

山スキーが終わって帰路は、桜満開ロードを通って帰ります。もちろん途中で温泉に入ることも忘れません。

スキーシーズン中はゲレンデスキー中心ですが、シーズン終盤になると、圧雪車に載って8合目あたりから滑る山スキーが始まります。ゲレンデスキーに比べコースが整備されておらず、それだけにダイナミックで、スリルのあるすべりが楽しめます。この場合も、支店の仲間に、指導員が数人いて指揮を取ってくれるので、安全に楽しめました。

 

☆温泉はええもんだ~

温泉の数では北海道に及びませんが、青森県も負けず劣らず温泉の多い県です。市内の銭湯はほとんどが温泉で自前の源泉を持っているので、コストが低いせいか朝の6時から営業している銭湯もあります。

さて、今日は休日、予定がないので起きると洗面道具を車に放り込んで、銭湯に行くことにします。どこにしようか、草笛温泉か、ラッコ温泉か、あすなろ温泉か、そうだまだ行ったことのない外山温泉にしよう。街中とは思えないほどひなびた温泉だ。朝の日差しがまぶしい。おお、女湯とは湯船がつながっている。視線を低くすれば…残念、朝が早すぎて客は誰もいない。

画像は、八甲田山中にある「酸ヶ湯温泉」です。ここの温泉は総ヒバ造りの千人風呂で混浴で有名でした。支店旅行でここに宿泊したこともありました。混浴と言っても、脱衣所は男女別々で、中は混浴。と言っても湯けむりで、1m先が見えないほど。湯治客が多いので、老人が多い。若い女性の声は聞こえない…

 

☆管内の色々なイベントにに参加して…

思い出に残るのが、横浜町の菜の花フェスティバルでした。町名の「横浜町」にまず驚きました。横浜と言えば神奈川県の横浜市か知らなかったからです。青森県に横浜があるとは…。陸奥半島のマサカリ状の柄のあたりに位置しています。ともあれ菜の花の作付面積が日本一ということにも驚きでした。一位は北海道の北竜町だとばかり思っていたものですから…井の中の蛙でした、反省。

横浜町の商工会長とミス横浜と並んで記念撮影する公庫関係者。役得だね、

 

ミス菜の花の皆さん、こちらを向いてと声をかけると…美女たちと過ごした楽しい人き…

 

とにかく楽しい思い出がびっしり詰まったバッグを持って、次の任地へ赴任します。(平成6年3月記)

<転勤余話>

平成3年7月青森支店へ赴任は、初めての「単身赴任」でした。娘が中学生になることや同居していた義父の看病等を配慮したものです。身の回り品食器類は全部家内が揃えてくれて、米櫃には米までそろえてくれました。

それから数週間後、ねぶた祭り見物に、家族全員がやって来ました。家内が飯の支度で、米びつを開けると、「プ~ン」と虫が飛び出してきた。まずい、転勤直後から今日まで一度も自炊していなかったのだ。オール外食、その間一度も米櫃を開けなかった。しこたま説教を食らった。それにもめげず、その後も外食オンリー、別に水道、光熱費を節約したわけじゃないんだけれど…

 


春を探して

2016-04-13 06:00:00 | 街中ウォッチング

                    

 

4月に入って割と天気の良い日が続き、TV報道でも桜の開花前線が急速に北上していると伝えています。この分だと例年よりも4-5日から1週間ほど早く、北海道に上陸するのではないかと思われます。平年ですと、道央の札幌・小樽ではGW中盤に満開となりますが…ひょっとしてGW始まる前にも開花しそうな勢いです。写真仲間たちとの春の撮影会のスケジュールにも影響してきます。

とはいえ、天候は気まぐれ、何度も騙されています。もう雪が降ることはないだろうと、タイヤ交換を済ませた途端、TVの天気予報は、4月9日(土曜)夜半から雪マークがつきました。GW前に雪の降る日があることも珍しくはありませんが、暖冬と言われ早々に雪が無くなって、ホッとしたのもつかの間、翌々日11日(月曜)の朝外を見ると、一面の銀世界。春の雪はすぐ消えてしまいますが、昼過ぎには吹雪のおまけつきとは…

今回は、そんな春先の牡丹雪と小樽手宮緑化植物園の春の花を取り上げます。長橋の苗穂公園が水芭蕉が咲いておりましたので(前回のブログ)、距離的にも近く、標高も同じ程度の緑化公園も花々が芽吹いているものと思っておりました。ところが…詳しくは本文で紹介します。まずは、牡丹雪の舞い散る様をご覧ください。

 

我が家の玄関先の百合の芽です。1F奥の駐車場内で越冬した球根は、芽を出してひょろひょろと5-6㎝になっていました。陽が当たらなかったため光合成ができず、白いまま、表に出して4-5日経過するも、いまだ茗荷状態のまま。

 

向かいの駐車場を見ると、紫陽花のドライフラワーにも雪が積もって冬の華を咲かせていました。

 

道路沿いの縁にはフキノトウがここ数日で一段と大きくなったのに、ぶるぶると震えているようにも見えて可愛そう。

 

イヌの散歩のついでに、メルヘン広場に行ってみました。カラフルな服装はアジア系外国人の特徴。多分雪のない国から来たのでしょうか、突然の牡丹雪に感激しているのか、足取りが躍っているように見えました。

 

こんな日は滅多に遭遇できないとばかりに自撮り棒で…

 

ミゾレっぽいこんな日でも笑顔で足取りも軽いようです。

 

とまあ、春先の雪はままあること。つぎに4月10日(日曜)午前中に手宮公園内にある、緑化植物園に行ってみました。正式な開園日は4月28日と決まっていますが、出入りは自由ですので…なお緑化植物園は手宮公園(総合)の一角にあって、海側斜面にあります。まずは海側の「厩稲荷神社」から入ります。

入り口そばの東屋から、正面が厩稲荷神社、木柵のあるところが水芭蕉の池ですが、2ヵ所は水が干上がっている。

 

咲いていない。あれれ、手宮公園の近くの苗穂公園では咲いていたのに…こちらの方が日当たりがいいはずすが…、海に面している分、風が強いのかな?

 

近くの池を覗いても枯れ葉が風にそよいで右にフラフラ、左にフラフラ、

 

斜面見ると枯れ木が芝生に影を落していた。芝生の上部は黄色いマンサクの花でいっぱいになるのですが…他に咲いているものはと付近をうろうろ…

 

松ぽっくりがかたまって、寒さをしのいでいたのかな、一個だけ色が違っている。

 

う~ん、絵になりそうな花がない。やっぱり早すぎたのかな。港を一望してみると…何もない。う~ん、私の財布の中と同じだ。

なお、そのまま撮影すると、空と地上の明暗差が大きく、白潰れ、または黒潰れしてしまいます。そこでカメラの機能HDR撮影をして、さらにクリエイティブフィルターで、彩度をあげてみました。そうすると、雲の様子や人家がカラフルに浮き出てきました。

 

シデコブシのつぼみです。

 

肝心の桜のつぼみは、やっと芽が出てきたところです。

 

花壇にはクロックカスがあちこちに、小さな可憐な花を咲かせていました。風に花を震わせながら…寒いよ~とでも言っているような…

 

見れば見るほど可愛いですね。

 

なんの木かわかりませんが、やがて日差しが強くなって光合成が進むと、緑色になっていくのでしょうね。

 

切り倒された老木の中から新たな木が育っていました。桜の木でしょうか。

 

別のところにも桜の木が育っていました。 ん?誰がゴルフボールを植えたのかな?サッカーボールに育つことはなと思うけれど…

 

中段のところではカラーで撮った画像を取り上げましたましたが、さらに高いところからモノクロでも撮ってみました。やはり普通に撮影すると、空の明るさに引かれて木々や街並みが露出不足となって黒潰れを起こします。ここでもHDR撮影して、そのモノクロ画像をクリエイティブフィルターで、油彩風に仕上げてみました。

 

花が咲き誇るまであと数週間の辛抱ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


水芭蕉の咲くころ

2016-04-07 06:00:00 | 写真

                      <散策路は雪解け水で多少ぬかるんでいますが…>

 

4月に入って好天が続き、雪解け後のセピ色の野原に、みずみずしい新緑の草花が目立ってきました。我が家の小さな花壇にも、水仙やチューリップの新芽が日増しに大きくなってきました。FBには早くも小樽苗穂公園の水芭蕉やザゼンソウが顔を出したという投稿が載りました。同公園のオープンは、4月12日ですが、今冬は暖冬のせいもあって、例年以上に早く雪解けが進み、それだけ春の花々たちも、一斉に芽が膨らんだということなのでしょう。

早速苗穂公園に撮影に行ってきました。なるほど例年なら散策路もまだ雪で覆われているのですが、地面が出ていて遊歩道の両脇に残雪が、薄く残っているだけでした。公園の管理人たちが雪囲いを外したり、開園の準備に忙しそうにしておりました。なお、画像はモノクロを主体にしております。カラーですと、雪解け跡の残滓が映り込んで汚れた感じになるので、あえてモノクロで表現しています。

 

公園入口付近を流れる小川。♪春の小川はさらさら流れ♪…童謡の世界のイメージが重なります。

 

残った雪も薄くなって、あと数日で消えてしまうことでしょう。

 

大きな木の根元に顔を出したフキノトウ。春の日差しをいっぱい受けて、やがて大きなフキの葉に変身するのでしょうか、

 

 散策路沿いの案内板は青のビニールシートにまだ包まれたままです。

 

入園口から50~60m先の池には水芭蕉が顔を出しています。

 

さらに先の池にも20㎝ほどに大きくなった水芭蕉たちが…

 

さらに散策路にそって奥に進むと、エゾ山桜の老木が、立ち枯れて…

根本の部分には大きな穴が開いています。この樹の付近には小鳥たちがやってくるのですが…もう食事の時間が終わったのかな。餌をついばんだ殻が付近一面に落ちています。

 

道端の残雪にはいろんなものが落ちています。松ぽっくりの残骸かな?

 

これはオオウバユリの枯れ葉ですね、ドライフラワーになって冬を越したようです。

 

オオウバユリの殻ですが、最初レンズ越しに見たときは、カマキリのように見えました。北海道にカマキリはいないはずですが…

 

上と同じオオウバユリですが、レンズ逆付で撮ってみました。レンズ逆付は、超マクロ撮影だけでなく、望遠レンズにもなります。ただし、色収差が補正されていないので、独特のボケやにじみが出ます。これがまた面白かったり…

(注)レンズ逆付については、当ブログ記事「レンズ逆付の荒業」(2009.3.20付)を参照して下さい。クリックすると該当記事にワープします。

 

道端の水たまりにカエルの卵がありました。毎年ここに産卵します。

 

蔓紫陽花のドライフラワーが落ちていました。

 

これもレンズ逆付で撮ってみました。独特のボケが出てきました。

 

ザゼンソウは湿地一面に芽を出していましたが、残念ながらほとんどが散策路側に背を向けていて、かろうじてこちら向きのカットが1枚だけ撮れました。なお、散策路からはみ出して湿地の中を歩くのは、ルール違反です。(一応散策路に沿って立ち入り禁止のテープが張ってありますが、雪に埋もれてテープが見えない箇所があります)

 

水芭蕉もザゼンソウもあと1週間ほどもすれば開花のピークを迎えるのでしょうか、今回は少し早いようでした。さてレンズ逆付のままUターンして公園入口に戻ります。最初の小川のせせらぎ付近のフキノトウを撮影して終わりにします。

 

シャープなピントよりも色のにじみが出てソフトな方が趣があるかも…枯れ葉、枯れ枝などの残滓がうるさい。やはりモノクロの方がいいかも。

 

フキノトウにシャープにピントが来ていますが、流れの反射に見られるように、色にじみがあるのも一興かも…

 

春も終わりころになると、水芭蕉も50cmほど程の背丈に成長します。白い花を取り巻く葉も大量に増えて、水芭蕉の可憐な姿からは程遠い逞しさになります。

 

 

 

 

 

 


春の陽気に誘われて~街中ウォッチング

2016-04-01 06:00:00 | 街中ウォッチング

ここ数日の陽気で、街中の雪もかなり融けました。道路脇や日陰などに僅かに残っているだけです。TV報道によれば、本州では桜満開・花見で大いに盛り上げっているとのこと。桜前線が津軽海峡を渡るのは4月の下旬ころ、道央ではゴールデンウィーク後半のようです。所用で小樽駅付近に行った折に、春を探しに街中を散策してみました。

 

JR小樽駅に展示された北海道新幹線開業の広告。3月26日(土曜)に新青森~新函館北斗間が開業しましたが、開通前と当日に報道されたにぎわい振りは異常なほどでした。乗車率平均は初日こそ60%台と高かったものの、平日(28日)を含めた三日間(日曜)では43%に落ち込み、空席がかなり目立ったとのこと。開通前のあの騒ぎとは裏腹にこの先が心配ですね。本当の新幹線効果は、13年後の札幌開通を見ないと何とも言えないかと…。13年後…う~ん、生きているうちに見られるかどうか。

さて小樽駅から出て所用を果たし、小樽市民ギャラリーに立ち寄りまいたが、あいにく年度末で休館中でした。そのまま海側に下り、観光街である堺町通りを通って自宅に向かいます。しばらく堺町通りを歩いていないうちに、かなり変わっているような気がしました。新規の店や春先に向かって模様替えした店舗など、車で素通りしたときには気が付かなかった店舗・看板があちこちにあります。

 

 

出世前広場小路横の店舗、ここは以前、飲食店兼土産品小物売りの店ではなかったかな?以前から時計扱っていたかな?

 

オリーブと言うイタリアンカフェでしたが、3月末で閉店するらしく、荷造り最中でした。

 

海産物販売店(飲食可能)の店頭にはタコが氷漬けになってました。

 

店舗前の道路を清掃する店員さん。冬期間は滑り止めに砂をまくために、雪解けと同時に砂が出てきて、車が通るたびに砂埃が舞い上がります。なお、掃き集めた砂は、市の塵芥収集車が回収します。

 

ホクレンふうど館前の小樽地ビールの出店。いまだ休店中です。

 

ふじ寿司のメニューを、小学生らしき男の子が物色中。でも暖簾がまだかかっていない。付近に親御さんらしき人物がいない、一人旅かな?

 

見せの名前が紛らわしいなと、通るたびに思う。「みそらーめん」と読み違えしちゃうんです。私がそそっかしいだけかな。

 

あらら、いつの間にか抹茶色の店舗だ出来ちゃったよ。抹茶ソフト大好きな私にはたまらない色の店舗です。

 

いつも思うんです、いいネーミングだな~って。

 

立ち食いコロッケの店ですが、いつもお客が数人います。全国コロッケ大会で金賞を撮ったということですが、この店舗が妙見川の向こうにあったころ、一度立ち食いしたことありますが…特別…味音痴なのでわかりませんでした。金賞受賞と言う文字に惹かれるんでしょうか。

 

ホウキュー庵?初めて目にしますが、揚げ物屋さんらしいですね。

 

ここの2F建ての店舗は入れ替わりが激しいんですが、このザンギ店は1~2年続いているかな?「ザンギ」なる言葉、内地の方には?マークかと思いますが、単純にいうと唐揚げのことです。衣の粉や揚げ方が幾分「唐揚げ」と違うんですが…。私には区別できません、味も見た目も唐揚げとの違いが…

 

洋菓子店ルタオの別館(フォトス)ですが、春になって、カラフルな椅子テーブルが通りに出てきました。まだまだいろんなカラーの椅子があるんですが…

 

最近観光客に人気なのがこれ、声をかけると同じ言葉(機械音)を繰り返すんです。

 

北一硝子の店舗前に出ていた看板と醤油差し。誰か噂をしたのかな、聞いたことがないけれど…

 

この店の前を通るたびに、焼きイカのいい匂いがするんですが、匂いにつられつい買ってしまうお客もいます。以前はこんなド派手な看板ポスターではなかったんですが、目立ちます。

 

春を見つけました。北一硝子〇号館(あちこちに店舗があって、何号館までかは覚えられない)のデスプレーを。桜が5輪ほど満開、嬉しくなっちゃいますね。

 

メルヘン交差点を渡って我が家の方に坂道を上って行くと、向うから見慣れない大型車がやって来ました。左ハンドルで、Made in Japan三菱のマーク。春先のみに出動するスリップ止めの砂を回収する塵芥収集車でした。

道路の左側を清掃するので、左ハンドルなんですね。最初に前輪と後輪の間にある大型ブラシで、水を吹きかけながら縁石付近に寄せます。二度目はそれを回収し、最後に水で吹き流して作業が終わりのようです。歩道に貯まった砂は各戸が袋に入れて塵芥収集車に引き渡します。