紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

新緑の季節に…

2014-06-26 06:00:00 | 旅行


北海道は桜が終わって、新緑の季節真っ盛りです。一時は桜前線の北上が遅れるのではと思われていましたが、5月に入るや異常な暑さに見舞われ、一気に桜が咲き、札幌市のシンボルライラックも予想以上に早めに開花し、ライラック祭り準備が間に合わないといった事態も起こりました。道内各地で花フェスタが、盛んに行われ、テレビ、新聞などで報道されています。

そんな中、6月上旬に、写友と支笏湖の「苔の洞門」、苫小牧郊外の「北大演習林」に撮影に行ってきました。勿論新緑の風景を撮るためです。小樽を早朝5時に出発し、定山渓を経由して、支笏湖に出ます。そこから苔の洞門に入り、次いで、苫小牧市に入ります。写友おすすめの「マルトマ食堂」で昼食を取り、その後北大演習林に向かいます。


(1) 支笏湖はチップ漁の最盛期

支笏湖は、4万年ほど前にできたカルデラ湖で、周囲40km、水深363mあって、田沢湖に次ぐ日本2番目の深度があります。また湖水の透明度が高く、環境省の水質調査で5年連続日本1位に認定されています。また明治27年にヒメマス(チップ)の養殖事業が開始され、この時期チップ釣が盛んに行われています。なお解禁日は、6月1日から8月31日までです。

<チップ chep>
Wikipediaによれば、チップとは北海道原産のサケ科の淡水魚を言う。明治末期に和名ヒメマスと命名された。「チップ(チェプchep)」は本来アイヌ語で「(食用の)魚」一般を指す語であり、「ヒメマス」は「カバ・チェプ」と呼ばれていた。これを和人が「チップ=ヒメマス」と誤用して広まったとされる。


恵庭岳の麓の丸駒温泉の敷地から見た支笏湖。カメラ(CANON EOS 70D)内蔵のクリエイティブフィルターで油彩風に仕上げていますので、多少青味が強く出ています。


チップ釣を終えた漁船が湖畔に戻ってきました。


湖畔の漁師小屋では、釣り上げたチップの取引が行われています。


水槽には生きたチップが…


支笏湖の透明度が日本一と言うのも、この画像から推察できるかも… 正面に見える山が1320mの恵庭岳、その麓の温泉が丸駒温泉です。


(2) 苔の洞門は新緑に囲まれて…

苔の洞門は、1739年(元文4年)7月の樽前山(1041㍍)噴火の際に、火砕流が堆積してできた溶結凝灰岩が、土石流で侵食されてできた涸沢です。下流の第1洞門と、その上流の第2洞門で構成され、ともに両岸の岩壁がコケで覆われた回廊となっています。現在は岩壁崩落の危険性があるために、洞門の入り口から奥は立ち入り禁止となっています。また付近は、ヒグマの生息地でもあるために、環境省から委託された業者が、観光シーズン中は常時監視しております。


洞門管理センターの入り口近くに建てられた案内板。


管理センタから洞門までは徒歩15分くらいあります。途中は新緑の樹木に覆われています。


朝日を浴びた若葉。とても清々しい気分になります。


洞門入口に設けられたテラスからしか撮影できません。ここより先は立ち入り禁止で、数年前にも来ましたが、同じカットになってしまいます。


テラスの付近には、苔むした大石がごろごろ…


見上げると、今にも樹木と一緒に土砂・岩石が崩れ落ちそうです。


ふと見上げると、赤いまつぽっくりが目に入りました。松ぽっくりはこげ茶色とばかり思っていたのでびっくり。


(3) 知る人ぞ知る超有名な食堂…マルトマ食堂

苫小牧漁業協同組合事務所の一角にある小さな食堂です。10人も入れば満席です。写友F氏お勧めの店ですが、11時すぎに行ったときには、先客が4人ほどおりました。な~んだ普通の市場の食堂かと思って、一歩中に入ると…


天井から壁から、著名人のサイン&色紙がびっしり貼られていて…、中の一枚に、今大リーグで活躍中の、田中将大投手(当時駒大苫小牧高校)のサインがありました。


メニューも数えきれない。ひっきりなしに出前の注文が来ている。カウンターには、魚介類だけに限らず山菜等の揚げ物が並んでいて、単品で注文することが出来ます。

写友3人は、本日のおすすめ「ホッキ丼」(1000円)を注文しました。苫小牧港は、北寄貝の水揚げが全国一位とのことです。ここの食堂も北寄貝にちなんだメニューの短冊が所狭しと貼られています。定価の下には、赤文字で本日の割引価格が表示されています。私は生の貝よりも魚の煮つけのほうが好きなので、本日の魚定食(600円)を注文しました。


大盛りの丼飯+子持ちカレイの煮つけ+吸い物+小皿4品で600円は安い。

店に入ったのが11時10分ころ、11時半前には、次々と来店し、店の外に行列ができるほどです。生きのいい魚介類を中心にしたメニューでしかも美味しくて安いとなれば、行列ができるのも納得です。


11時40分、まだ正午前だというのに、もうこのような行列が出来ていました。


食堂の前の漁港では、ウニの水揚げが行われ、漁協に納入する最中に出くわしました。女性事務員が伝票を切っています。

しばし漁港で水揚げの風景や周辺の撮影を行い、次の撮影地北大の演習林に向かいます。お腹も気分も、満腹状態です。


(4) マイナスイオンを浴びて~北大演習林

一般には北大の演習林と呼ばれていますが、正式には「北海道大学苫小牧研究林」と言う名称で、一部区域を除いて、幌内川と言うせせらぎ沿いに沿って、広く一般に開放されています。まさにマイナスイオンがいっぱい、森林浴をしてきました。

<森林浴>
森に入ると、 空気が澄んでいるような感覚を覚え、 さわやかなリラックスした気持ちになります。 その効果の源は「フィトンチッド(生物活性物質)」や「マイナスイオン」などの効果では ないかと言われていましたが、 科学的な根拠はあまり出ていませんでした。 それが最近の研究では、 ガン細胞を防ぐNK(ナチュラルキラー)細胞が増える という結果や、 リラックス効果も実験 から実証されてきています。 体に良いといわれてきた森林浴が 、科学的にも実証されています。


こういう風景を見ただけで心身ともに癒されます。


うっそうとした森の中をゆっくりと流れる水。ここにもし、水車があれば…黒沢明監督の映画「夢」の中の第8編に出てくる「水車のある村」の舞台に似ていると思うんですが…長野県安曇野市の大王わさび農場のシーンと重なりました。


せせらぎの中に、新緑に葉が輝いて、古木と新しい木とが同居して…


川のそばでかもの親子を発見。子は5匹いましたが親鴨にぴったりとついていました。驚かせないようにそっと離れました。


川辺に咲いたピンクの花。


そのピンクの花にクロアゲハが舞う。


森林を約2時間ほど巡り歩いて、十分森林浴をし、マイナスイオンに癒されまいた。絵になりそうなカットを撮れたこともあって、早くPCに取り込んで編集したくなってきました。スケジュールとしては、恵庭のエコリン村撮影も入っていたのですが、またの機会にしようということで、早めの帰宅となりました。

札幌初夏の風物詩YOSAKOIソーラン祭り~その2

2014-06-21 06:00:00 | 祭り・イベント
                        <演舞前の緊張の一瞬、小樽商大「翔楽舞」>


前回のブログでは、主に上位に入賞したチームを中心に取り上げました。今回は、惜しくも上位は逃しましたが、従来から実力のあるチームと目されていたチームやかつて転勤で住んだことのある地域から参加したチームなどを取り上げていきます。前年も取り上げた「横浜い~じゃん」、横浜は、かって昭和の終わりに2年間勤務したことがあります。「AOMORI花嵐桜組」、青森にも3年半ほど勤務し、ねぶたを経験したことがあります。前置きはこのくらいとして画像を見ていきます。


(1) 横浜い~じゃん

札幌のYOSAKOIソーランで踊りたいという目的で、2年前に作られた、横浜市内合同チームです。出場も去年に続いて2回目、なじみが薄いですが、パフォーマンスの素敵なチームです。「いいじゃ~ん」と言う方言は、勤務していた頃あまり耳にはしなかったような気がしますが…


メンバーは小学生から初老の方まで幅広い。


このチームは、幟や大きな旗が多い。


衣裳も統一されているような、いないような…


大きな旗が雨空になびきます。


(2) AOMORI花嵐桜組

弘前に本拠地を置く結成15年目のチームです。YOSAKOIソーラン出場は13回目となります。YOSAKOIソーラン祭り公式ガイドブックによれば、記録のある2006年以降では、2007年に準大賞(2-3位)に次ぐ第4位となり、北海道知事賞を得ています。その後は毎年1次審査を通過し、セミファイナル審査で上位には残るのですが、入賞には至っていません。なおこのチームの特徴として、衣裳が何度も代わります。その都度きらびやかな衣装にため息が漏れます。


今年はどのような演舞になるのでしょうか。期待が高まります。


大間のマグロをイメージした踊りとかで、大間の名の入った提灯が出てきました。本場高知のヨサコイでは、提灯は必須アイテムですが、YOSAKOIソーランでは珍しいですね。


この方は、去年先頭に立って髪振り乱し、咆えるが如く熱演された方と思います。

<参考>

凄い、怒迫力で強烈な印象が残っています。


最後の決めポーズ。


(3) 小樽商科大学・翔楽舞

今回で7回目の出場となりますが、これまではセミファイナル審査に進出したのが最高位で、なかなか入賞に届いていません。ウェアも黒い袴に、白か水色の法被と、他のチームに比べて、派手さがありませんでした。今年は、カラフルな模様の法被に変えましたが…


和風な模様のパネルに書かれた翔楽舞の文字からして、目立たないですね。


上半身は従前と一変しましたが、下半身は黒の袴と地下足袋スタイルで従来と同じです。


法被はガラッと変わって、とてもカラフルになりました。


(4) THE☆北海道医療大学

札幌の隣町、当別町の北海道医療大学の学生を中心としたチームです。YOSAKOIソーラン祭り23回を数えるうち、出場回数20回を誇るベテランチームです。が2007年、2008年の各9位入賞(2007年は札幌観光協会長賞)以来しばらく入賞から見放されていました。2013年、14年と2年連続入賞を果たしています。


さて、今年はどんな踊りを見せてくれるのでしょうか。


演舞開始前、おやっと思わせるスタートです。


しばらくすると一斉に上半身がえんじ色に変身。女子学生の健康美が目立ちます。


さらに黄色とオレンジ色の小旗で、カラフルな演舞が続きます。


女子学生ばかり目立ちましたが、男子学生もいたのかな?


(5) 新琴似天舞竜神

過去19回出場し、2004年から2007年までYOSAKOIソーラン大賞4連覇と言う偉業を成し遂げたチームです。その後も2008年から11年まで3回連続準大賞を取っています。しかしその後は低迷しここ2年はセミファイナル審査に進むにどどまっています。着物に編笠と言う純日本風を基調にした踊りに徹しています。派手さはないものの、優雅、優美さは抜群のチームです。


今年はピンクの着物で統一しているようです。


優雅な中にも激しい踊りを入れています。


本場高知のよさこい踊りを連想させるような演舞です。


一部のパートが、純日本風の衣装に変身。


(6) その他のチーム&情景


纏を勢いよく振り回す「REDA舞神楽」船橋市から来たチームです。YOSAKOIに纏は珍しいような…


雨で濡れた路面に映り込む踊り。


目の前をピンクの布を持った踊り子が駆け抜けていきました。


「安濃津(アノツ)よさこいHAPPY ARCHIVE」(三重県津市」チームのしんがりは、ゆるキャラと幼児でした。このキャラ怖い顔をしているけれど…


凛とした美しさが…


親が子を思う気持ちがわかります。


学生のチームだと思いますが、これだけそろうと壮観です。


上の同じチームですが、法被を脱いで…こんな美人に囲まれてみたい。


演舞が終えた踊り子は、YOSAKOIのスポンサーでもあるリポビタンからドリンクを貰って、Yea~!


一瞬見せたとっておきの表情。


演舞はまだまだ続きますが、午後3時半、雨は上がったものの相当な疲労感に襲われました。これ以上カメラを構えてもよい一瞬を切り取れそうにありません。人気チームの撮影が済んだこともあり、終えることにしました。それにしても、北海道大学の縁チームの赤フンが大通パレード会場での演舞がなかったのは残念でした。ちなみに、北大「縁」は準YOSAKOI大賞に輝きました。

札幌初夏の風物詩YOSAKOIソーラン祭り~その1

2014-06-16 06:00:00 | 祭り・イベント

6月4日(水曜)から8日(日曜)の5日間、第23回YOSAKOIソーラン祭りが行われました。札幌市中央区大通西8丁目をメインステージに、大通南北パレード会場など、市内の21会場、国内外の約270チーム、27千余人の踊り手が参加しました。そしてYOSAKOIソーラン大賞には「夢想漣えさし」(宗谷管内枝幸町)が、準大賞には「北海道大学“縁”」(札幌市北区)と「粋~IKI~北海学園大学」(札幌市豊平区)が選ばれました。大賞となった「夢想漣えさし」は、数年前にも大賞を取っています。また準大賞の「北海道大学“縁”」は2年連続で準大賞となりました。同じく「粋~IKI~北海学園大学」は前回大賞を取っています。

7日(土曜)と8日(日曜)の両日撮影に行きたかったのですが、あいにく7日は小樽港に初めて入港した豪華客船「ダイヤモンド・プリンセス号」の船内見学会があり、8日のみ撮影に行ってきました。前日までの晴から一転して朝から雨模様。会場に11時頃到着し、大通西9丁目、10丁目のフリー観覧エリアから、南北両パレードを撮影しました。小雨が降り続く中の撮影、踊り子も濡れ、カメラも濡れましたが、雨の雰囲気も写し込めました。なお、パレードの先頭を走る地方車についても数年前から「地方車賞」が設定されましたので、極力地方車も取り込んで、撮影してみました。


(1) 夢想漣えさし

過去に、2010年、2011年と2年連続YOSAKOIソーラン大賞を、2012年には準大賞を受賞している人気も実力もあるチームです。北海道の北部オホーツク海側にある、人口9100余人ほどの漁業の町の町民を中心に、道内外の地縁血縁者との混成チームです。にもかかわらず、ぴったり息のあった演舞は見応えがありました。


会場に到着後すぐに「夢想漣えさし」チームに出会いました。


法被の丈が短いので太ももあらわに…魅せてくれます。


躍動感のある踊りです。


衣裳もカラフル、躍動感もあって、大賞も納得ですね。


(2) テスク&祭人(まつりんちゅ)

北海道大学の学生を中心としたチームです。今回優秀賞と地方車賞を得ました。


地方車もユニーク。


全員大学生なので、はつらつとしています。


チームの衣装もパートごとに分かれています。


踊り終えて、髪もずぶ濡れ。


ああ終わったという充実感と安堵感がうかがえます。


(3) 平岸天神

YOSAKOIソーラン創成期には、大賞を何連覇も果たし、その後も再三大賞を取っているまさにレジェンド・平岸天神チームです。今年は優秀賞どまりでしたが…なお地方車賞にも輝いています。


YOSAKOIソーランを代表するチームの登場に、観客の拍手が一段と大きくなります。


踊り子の衣装(腹掛けとズボン)も去年と変わったようです。


半纏の下のウエアが黄色となっていますね。


大漁旗がふられて華やかに…


(4) 記念写真タイム

踊り終わったチームから広場で公式記念撮影が行われています。撮影エリアには青いネットが張られ、立ち入り禁止と撮影禁止の立札があちこちに置かれていました。マイクで盛んに「写真一枚が〇千円、希望者は…」とくどいほど踊り子に説明しています。マイクの声を聴き、何事かと近づき、ついでに写真を撮りたくなります。近くによって、携帯カメラで撮影しようとしていた老人が、若いスタッフにダメダメと追い立てられていました。ならばと遠く離れて望遠で、カラフルな頭を切り取ってみました。


女の子よりも男の子のほうがカラフル、鳥の世界に似ている。


青いネットが見えます。


同じ衣装だと、後ろ姿も壮観です。


(5) 粋~IKI~北海学園大学

チーム結成18年目になり「粋と和」の調和をコンセプトにしています。今回準大賞を取っていますが、2013年には見事大賞を、2011年にも準大賞を取っていて上位常連のチームです。


地方車もユニークかなと思いましたが…賞には入っていませんでした。


地方車の上にはこんな美人踊り子が…


演舞スターの一瞬緊張する瞬間。


衣裳もカラフル、若々しさと躍動感が…見事でした。


あくまでも女子学生の健康美を前面に押し出しているように見えました。


最後の締めもぴったり息があっています。


(6) 小雨降る中を踊り終えて…

朝から降り続く雨にぬれながら、どのチームも飛んで跳ねて元気いっぱいの演舞を見せてくれています。そんな中演武の合間に見かけた表情や動作などを取り上げました。


10時半頃、札幌駅南口から、北海道庁会場に向かうチーム。全員レインコートを着ていますが、この時間は傘が必要なほどの降り方でした。


踊り終えたチームが次の集合地点に向かうのか。カメラに向けてVサイン。よく見ると雨脚が映り込んでいます。


かぶった手ぬぐいも、濡れて…


あらら一人で衣裳運び、ご苦労さんです。


どうせ濡れるなら上半身裸で…足早にかけていきました。


チーム名は忘れましたが、タンクトップが気になります、寒くないのかって。


圧倒されました、いえ、踊りにですよ!


次回、その2では上位入賞には至りませんでしたが、注目のチーム及び大通公園内のスナップを取り上げます。




運動会を記録写真から一歩踏み出して…

2014-06-11 06:00:00 | 写真
5月末から6月上旬にかけて、小樽市内のほとんどの小学校及び幼稚園・保育園等で運動会が行われます。本州では、10月の体育の日を中心に行われますが、10月は北海道では、ときに初雪が降ることもあります。春から初夏へのこのころが、運動会にはピッタリなシーズンなのです。と言うことで、我が家の孫娘(小5)が通う花園小学校の運動会も、5月31日(土曜)行われました。

当日早朝からの場所取り合戦に参加するのは、祖父の役目。とはいってもくじ引きで場所取りの順番が決まっていて、押し合いへし合いの混乱はありません。数年前にけが人が出た反省から、抽選制になりました。今年限りの6年生の家族が最優先、1番から60数番が割り当てられます。5年生以下はそれ以降の順番です。我が家は90番目。前から3列目ほどで順当な場所を確保。肝心要の孫娘が、運動会の2週間ほど前に、左手人差し指を亀裂骨折。公園のブランコで遊んでいて、鎖に挟まったとか。幸い小さなひびが入った程度で大事に至らなかったものの、まだ痛みが少し残っていて、組体操は欠席。徒競走などは可能とのこと。


当日は、絶好の運動会日和。


全治3-4週間と診断されたが、まだ少し腫れと痛みが残ると、でも走るのは大丈夫とのこと。


さて、表題にも書いたように、運動会を記録写真として残すことも家族にとって大事なことですが、ここで一歩踏み出してコンテスト等に応募できる作品として撮ってみようかと…。単なる記念写真的な記録では、第3者が見ても、感動を呼びません。おやこれは!とか、こんな撮り方もあったのか!などと見る人が思ってくれれば成功です。それには(1)流し撮りによって動感を出す、(2)面白い表情や動作を撮る、(3)構図的に画面にリズムを出す、等が考えられます。

流し撮りは結構難しく、被写体との距離、角度、動きのスピード、等いろんな要素がからんでくるので、たくさん撮って、これはと思うカットが1割もあれば御の字です。逆にいうと記録としてのカットが全滅と言うこともあります。次に、子供たちは時として大人の想像外の表情や動きを見せることがあります。子供たちのそばでじっくり構えて、一瞬を切り取るよりほかありません。ま、犬棒カルタのようなものです。最後の構図については、動きの激しい運動会ではじっくり考える暇がないので…何とも言えません。

まずは徒競走から見ていきます。撮影位置が重要になります。ゴール間際ですと先頭と最後のランナーの間隔が開きすぎる事があります。そうすると間延びした画像になってしまいます。出来るだけたくさんいて、ほどほどに重ならないように…、難しいです。一部運任せの面もあります。


第一コーナーの曲がり角から狙いました。適度にばらけて、左から2番目の子にピントが来ました。


これは少しブレ過ぎました。でも、これはこれで、面白いかも…


次は大玉ころがし競技です。よ~いどん、とともに上級生が大玉を低学年の間を転がし始めました。その様子を見つめる先生が、いい味を出していると思います。


大玉は、中上級学年では、頭上を転がします。

次は3・4年生による「ぐるぐるUFOキャッチャー」と言う競技です。3人一組となって真ん中には、ゼッケンを付けたリーダーが指示を出します。スターとともに大きな房の付いたバトンを持って走ります。左右に設置されたコーンポールの周りを回って、直進します。そこでシーソー板の端に取り付けられた洗面器状の器に、ドッジボールを置き、反対側の板を勢いをつけて踏みます。跳ね上がったボールをバケツで受け止めます。上手く受け止められたら、再度大きなバトンを持って、コーンポールの周りを回って、次の走者にバトンタッチです。


コーンポール側の子が軸になって…回転します。


おっと、真ん中のリーダーが、遅れた。「待ってよー」と言う声にかからず、両端の子は走ります。


まだバトンに手が届かない。


ポールを回りかけたところで、やっと追いついた。


外側の左の子の表情が…苦しそうにも…


かなり苦しいのか、大きく口を開けている。


まだ苦しそう…


高く上がったボールを上手くキャッチできるか…、失敗した場合は、繰り返します。2度とも失敗したら、ボールとバケツを所定の位置に戻して、バトンに戻ります。


さて次は、子供たちの面白い表情なり仕草を撮ってみましょう。時として子供は大人が想像できないような遊びをします。さりながらいざカメラを向けると途端に中止して、ピースサインを出すのが普通です。滅多なことで撮れませんが、そこはイヌも歩けば棒にあたる…方式でふらついてみました。


次のゲームのために用意されたコーンポールや、カラーマーカーで遊んでる子供たちがいました。


こんなことをやりだす子も…


日傘の代わりにならないね。

さてさて、運動会のプログラムは進んで、5-6年生110人による、午後一番のゲーム「The Fighting~110人の決戦~」が始まりました。いわゆる騎馬戦です。昔は騎馬全騎が一度に総決戦をしたものですが、今は学年ごと、一騎づつの対抗戦を行い、最後に6年生全員による総大将戦があります。最後まで総大将が残った方が勝ちとなります。


勢いは白優勢ですが、帽子を取った紅組の勝ちです。今にも崩れそうな紅組の騎手を、側で先生が真剣な目でサポートしています。


熱き女騎手同士の戦い、勝負は互角。サポートをする先生の目が真剣です。


猛烈なバトル、騎馬役の子供の目も真剣そのものです。


プログラムは午後の部もどんどん進んで行きます。気が付くと、孫娘の出場した競技の記録写真をほとんど撮っていませんでした。やはり祖父としての役目も果たさねば…、幸い次は5-6年生の「Gets! Lucky Ribbon」という競技です。走路途中に設置されたボックスの窓からから出ている、色とりどりの梱包用テープを一本引きだして、ゴールに向かうゲームです。テープの長さが区々で、短いのは1m、長いのは11mまであります。短いとすぐゴールに向かえますが、長いと、抜き終わるまで数秒かかります。


どうやら孫娘(中央赤い帽子)が引いたのは、2mほどのテープだったようです。


3位入賞でした。証書を貰って満面の笑み。いい記録写真になりました。


全種目が終わったのが午後2時過ぎ。汗と砂ぼこりに見舞われ、疲れた1日でした。

NHK朝の連続ドラマ「マッサン」の舞台となる余市ニッカウヰスキー工場

2014-06-05 06:00:00 | 日記


前々回のブログでも記しました通り、5月11日(日曜)の写団豊友会の撮影ツアーで別途報告するとしていた余市の「ニッカウヰスキー工場」について今回レポートします。今年9月から放映予定のNHK朝の連続小説(ドラマ)「マッサン」の舞台となることが決まり、ロケも一部進んでいるようです。日本人技術者・竹鶴政孝(マッサン)とスコットランド人妻・リタによるウイスキーづくりの奮闘記です。詳細については、リンクを参照してください。

この工場は国道5号線を小樽から車で30分ほどのところにあります。石造りの工場や古い木造邸宅は、2005年に、国の有形文化財として登録されました。従来から観光名所としてしても有名で、多くの観光客が夏冬問わず訪れます。また建物の雰囲気がとても良いので、しばしばモデル撮影会でも利用されます。そんな工場・邸宅の一部を紹介いたします。なお、駐車場が工場の最後尾にありますので、工場案内の順路(下記図参照)とは逆になります。


パンフレットから抜粋しました。パンフレット等には、「ニッカウヰスキー」と、イの文字が旧仮名文字がつかわれております。


その前に肝心の写団豊友会の桜ツアーの余市編から、2-3紹介しておきます。工場の後ろを余市川が流れていますが、この両岸の堰堤に桜が植えられていて、「余市川桜づつみ」と愛称されています。


桜づつみで昼食の弁当を食べる写友たち。右手はニッカウヰスキー工場の駐車場、売店・ノースランド、その奥の塔の建物が試飲会場・ニッカ会館。なお桜は、かなり葉桜状態でした。


川の反対側、中年のご婦人がサイクリングを楽しんでました。


子供も自転車を楽しんでいるようです。


さて駐車場に車を止めて、散策をします。本来試飲会場は見学コースの最後なのですが、今回中に入りませんでしたが、古い写真(H17年ころ)を1枚あげておきます。ここではガイドさんのウイスキーにまっつわる話を聞いた後、15分間に限って、試飲が自由です。もちろんお酒を飲めない方のために、果実のジュース類も豊富にそろえてあります。


内地から来られた元勤務先の同僚ご夫妻を案内したときのものです。


順路を逆にたどっていきます。1号貯蔵庫の隣の「原酒直売所」です。正面の写真が竹鶴政孝とリタ夫妻です。


直売所の向かいにあるのが「ウイスキー博物館」です。さらに奥に進むと…


有料試飲コーナーです。車で来ている我々は、つばを飲み込みながら先に進みます。


ニッカの歴史ビデオが放映されています。


ウイスキーの変遷が分かります。


壮観の一言。


旧竹鶴邸。政孝・リタ夫妻はここに住んでいました。


同じく竹鶴邸。グリーンで統一され、窓の多い洋風建物です。


全く異質な画像が…ですいません。この建物の中で行われたモデル撮影会の時のものです。(H19年9月頃)とても雰囲気の良い作りとなっていて、モデル撮影会にはもってこいです。


ウイスキー樽を前に記念撮影するグループ。


工場のガイドさんが観光客の案内をしていました。下の画像は平成11年のものでガイドさんの制服に注目です。


このころの制服は、女子高校生のような…


途中のカーブミラー、何のためのミラーなんでしょうか?ウイスキー運搬車のためのものでしょうか?


さらに進むと、キルン塔と呼ばれる倉庫が現れました。ピートを燃やした煙で、麦芽を乾燥させる倉庫です。奥正面が正門です。守衛が立っています。


一旦正門から外に出て、正門を見ると、


工場見学希望者受付窓口前で、列を作っていました。このアーチ形の門がまた絵になります。


冬バージョンです。(H22年2月撮影)


入り口の日陰を利用して、モデルをシルエットで…(H19年9月撮影・北海道写真協会小樽支部モデル撮影会)


見学者待合室前の、記念プレートの前に、モデルを立たせて…(同上)


豊友会撮影日、記念プレートの前にいた若者たちにお願いして、ジャンプしてもらいました。


正門入り口横の、見学者待合室ないです。このステンドグラスの絵は、かなり有名ですね。

最後は同じ敷地内にある、樽の倉庫でのワンカットです。


ちょっとエロチックに。H19年9月撮影(北海道写真協会小樽支部モデル撮影会)


なお、このブログの書き込み中の5月3日(火曜)に、北海道新聞の後志版及び社会面に、NHK連続テレビ小説「マッサン」が取り上げられました。主役の竹鶴政孝役の玉山鉄二さんと、妻リタ役のシャーロット・ケイト・フォックスさんが、余市ロケのためにニッカウヰスキー工場を訪れたというものです。その後数日間にわたり、余市町をはじめ道内数カ所でロケが行われるということです。