紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

霧氷を撮る

2009-02-28 17:31:00 | 写真
私の住んで入り小樽市内では、先ず霧氷を撮ることは不可能です。
-10度以下に冷え込むことがないからです。

しかし車で一時間も走ると、みることができます。
羊蹄山麓のニセコ、倶知安は、豪雪地帯であるうえに、とても冷え込みが厳しいからです。

前回アップした画像の中で、霧氷に覆われた樹木がありましたが、ここを流れている尻別川から霧氷が立ち込め周囲の木々に霧氷が取り付くのです。
この時は、陽が上がって時間が経っていたために、霧氷はかなり落ちてしまいましたが、それでも、残っていました。

二枚目の画像は、なんだかお分かりでしょうか。
実は、蜘蛛の糸なのです。蜘蛛の糸に霧氷が張り付くと、粘着性が失われ、触るとポロポロと崩れ落ちてしまいます。

三枚目の画像は、霧氷が輝いたものです。陽が高くなると、木に張り付いた霧氷が解けかけて、雪面に落ちて来ます。

落ちた霧氷が日の反射を受けて、七色に輝いているのです。
ピントを合せると、単なる白い光の点になってしまいます。
ぼかすとこのように色が付きます。自然とは不思議なものですね。

冬の立ち木を撮る…3

2009-02-27 10:59:09 | 写真
羊蹄山の麓ニセコ町の郊外に二本の桜の木があります。
北海道フォトスポット100にも選ばれており、残雪の羊蹄山と満開の桜の写真を良く見かけます。

今回は、羊蹄山の後ろから上がる朝日と二本桜をメインに撮ってみました。
朝焼けを強調するために、トワイライトレッドというフィルターを使い撮影したのが、上記の画像です。

わざわざ、フィルターを使わなくても、PCソフトで加工出来るのでは、と思われる方もおられるかもしれません。

確かに、可能ですが、色の組み合わせが大変面倒です。
そこで、フィルム時代に活躍したフィルターの出番となりました。

もう一枚は、尻別川流域の立ち木です。バックはニセコの山々です。
時間が経っており、霧氷は半分ほど落ちてしまいました。

もっと早い時間であれば、もっと真っ白になっていたでしょう。それは、次の機会にでも撮りたいと思っております。



冬の立ち木を撮る…2

2009-02-25 11:15:09 | 写真
美国の街はずれを走っていると雪原の中に二つの木がありました。
木と木の間が少し離れているので、一つの画面に入れると間延びがしてしまいます。そこで左側の立ち木をメインにして、右の立ち木の一部だけを入れることにしました。

更に、雪煙を加えるために、道路わきの新雪を使うことにしました。
レンズのすく前に新雪を3分の1ほど入れて、立ち木にピントを合せます。

そうして撮ったのがこのカットです。右端に木の一部を取り込んだことで、画面に、余韻が出たかなと思います。

冬の立ち木を撮る

2009-02-23 15:56:28 | 写真
国道沿いを走っていると、絵になりそうな木々に出会うことが多い。
この画像は、積丹を走っている時に、婦美付近で見かけたものである。

道路際に車を止めて、すかさずシャッターを切る。
モニター画面で画像を確認するが、いまひとつ物足りない。

そこで、内蔵ストロボを発光させて、降りしきる雪を写しこんでみる。
ここで注意すべきは、絞りを開放にセットすることだ。

絞りすぎると、折角映り込んだ雪が絞りの形を反映して、六角形になったり、七角形になってしまうので注意が必要だ。

もう一つ、出来ればビニール傘があったほうがいい。
雪がレンズの近くに来ると、大きな白丸が出来てしまうからだ。


吹雪のなかを積丹へ行って来ました

2009-02-21 15:53:02 | 写真
積丹町美国の黄金岬から上がる朝日を撮りたくて、19日朝5時の夜明け前に出発。
さっきまで出ていたお月さんが、雲に隠れ、雪がチラチラ降り出してきた。
進むにつれて、吹雪がひどくなる。
黄金岬の朝日は諦めて、積丹岬の島武意海岸へ行ってみることとする。
しかし展望台への道路が除雪されていないのだ。車を乗り捨てて、雪に埋もれながら15分ほど歩いて、展望台にたどり着いた。

これが、真冬の積丹ブルーだ。風が強く、体感温度はは、-15度くらいであろうか。足元から寒さが伝わり、シャッターを押す指が痺れてくる。

しかし目の前の光景に、寒さも忘れ、シャッターを押し続ける。
夏とは全く別の顔をみる積丹ブルーに満足した。