紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

初夏をを迎えた小樽はイベントがいっぱい

2016-06-30 06:00:00 | 祭り・イベント

                       <儀式は子供にとっては退屈なもの、まだ終わらないのかな~>

 

本州はいまだ梅雨の真っ最中。北海道には梅雨はありませんが、6月中旬以降スカッと晴れた日が二日と続きません。と言っても本州と決定的に違うのは、湿気が少ないことです。30度を超える真夏でも、一般家庭でクーラーを使うことはまずありません。我が家もかつて転勤族だったこともあって、クーラーがありますが、昨年は…クーラーのスイッチをオンにした記憶がありません。

話はそれましたが、6月中旬以降小樽はイベントの連続。14~16日は小樽3大神社の「水天宮」のお祭り、18日~19日の土日は、「第3回ロックサーキットバン」ドが、19日(日曜)は「第28回小樽運河ロードレース大会」が、そして20日~22日には「龍宮神社」のお祭りがあります。さらの25日~26日は小樽商大「緑丘祭(学園祭)」と続きます。7月も同様にイベントが目白押しですが、今回のブログでは、日付順に前4件のイベントを取り上げます。

 

 

☆毎年雨に降られる水天宮のお祭り(14~16日)

水天宮のお祭りと聞くと毎年のように雨に降られるというイメージがあります。初日はやはり小雨模様の曇天でした。2日目の本祭時に行ってみました。この日もどんよりした日でしたが、幸い雨にはなりませんでした。自宅からは、メルヘン交差点を左に曲がって相生町を抜けて名前のない急坂を上がります。何度かブログでも取り上げましたが、この坂のきついこと。生活に不便なのか、両側は空き家の多いこと。途中何度も立ち止り、腰を叩いては、境内にたどり着きます。水天宮は海抜50数mの高台にあります。


昼頃だったためか境内はガラガラ、もっとも小中学校は平常通りの授業があります。また出店は境内ではなく、左手の花園町方面に出ています。

 


鳥居の手前の石段の上から見ると20店ほどの屋台があります。

 


山田町(この近くに職人坂がある)会館前では町内神輿がお宮入り。

 


かつて10数年前までは、この通りは屋台であふれ、ミツウマ(長靴のブランド)と言う名のアーケードの向こう、国道5号線まで出ていたのですが…人口減少、子供の減少の影響でしょうか…

 


この時間は、暇だと見えて…

 

 

☆ライブバンドが集まる「小樽ロックサーキット」(18ー19日)

Facebookの紹介記事だったか何か忘れてしまいましたが、6月18日~19日の土日に「小樽ロックサーキット」なるライブ演奏が、マリン広場で行われる旨の記事を目にしました。過去この広場ではロックやジャズなど年間に数回行われています。入場無料と言うことなので、初日の18日昼ごろ(午前10時開始、午後9時終了)行ってみました。


幸い薄日が差す天気でしたが肌寒い日でした。周知が徹底していないのか、閑散としていました。飲食屋台が数店に、なぜか骨董品・古物を扱う屋台も出ています。

 


小1時間ほど聞いておりましたが、曲目は全く不知。60~70年代のロックを期待していたのですが…

広場の入り口付近に本部と書かれたテント席があったので、プログラムを貰うべく受付の係員に尋ねたところ、プログラムはないとのこと。周囲を見渡しましたが、案内板も看板もありません。普通の人や観光客(運河が近く、付近に観光用駐車場がある)が結構通る道に面しているのですが…これまでの音楽イベントではテーブルやスチールパイプ椅子が並べられ、くつろぎながら飲食した聞き入ってたのですが、全く用意されていません。二組ほど聞いて早々に退散しました。なんというオソマツなイベントと思いながら…翌日再度夕方に寄ってみることにしました。


 
前日よりは観客数は多いようですが、椅子席がないため、地べたに座り込むひともいました。

 


最前列の数人は盛り上がっていました。同じロックバンドの方々のようです。

 


午後7時を過ぎると急に寒くなってきました。バンド交代時には帰る観客もいて、会場は閑散。

 

 

☆運河・歴史的建造物沿いを走る「第28回小樽運河ロードレース」(19日)

平成元年に小樽開港90周年を記念して始まったこの運河ロードレースも28回目を数え、道内・全国各地から、2691名が運河沿いを駆け抜けました。距離別(ハーフ、10km、5km、2.5㎞)、男女年齢別に、4グループに分かれ、午前9時00分~20分の間にスタートしました。


色内埠頭公園をスタートしたランナーは、北運河の旧日本郵船前を走り…

 


運河沿いに咲くハマナスも、走者には目に入らないかな。

 


スタート地点の色内埠頭公園から、石造りの倉庫群を横目に運河沿いを走り、臨港線を小樽築港方面に向かいます。



丁度運河クルーズ船がやって来ました。乗船客も、偶然の光景に驚いていたようでした。

 


この北運河にはよく来ますが…右端のえんじ色のボートが係留されていたなんて…知らなかった。

 

 ☆竜宮神社のお祭り(20日~22日)

小樽三大神社の祭りのうちの二つが6月にあります。水天宮に続いて龍宮神社の例大祭が6月21日~23日に行われました。好天に恵まれた21日の本祭に行ってみました。なお、竜宮神社は幕末から明治にかけて活躍した榎本武揚によって建立されました。
<小樽と榎本武揚>
明治維新の新政府に対抗してエゾ共和国初代総裁となった榎本武揚ですが、函館戦争で新政府軍の指揮官・黒田清隆(後の北海道開拓使長官)に敗れました。しかし榎本の才能を見た黒田清隆が、助命を嘆願。その後新政府で頭角を現し開拓使を務め、功績により後に逓信大臣、外務大臣等を歴任。明治政府の国有地払い下げに当たり、小樽市の西側(現稲穂町・梁川町、当時は湿地帯) を取得。その一部に龍宮神社を建立しました。明治9年のことでした。

21日の本祭は好天に恵まれ午前中から多くの参拝客が押し寄せました。そのなか、宮出しの儀式が行われました。


各町内、道内から担ぎ手が結集。宮出しの儀式が粛々と進められます。


榎本武揚の銅像前で、地元名士・中の目氏が扮する榎本武揚と…


儀式が終わりいざ神輿出陣、


神輿を掲げ、このまま石段を下りて各町内を練り歩くいわゆる渡御の始まり。


社殿前の石段を下りて、一旦祭りの屋台が集中する梁川町へ向かう。


かなりの人出でした。


小樽商大商学部の江頭ゼミの学生たちが実践する授業の一部、焼きそばや、飲食物などの屋台経営もしています。かつては、大学内の授業だけで、街中に出て実践すということはありませんでした。現在は、積極的に街中に出て、商業学や経営学を実践しているようです。

 

 

 

 

 

 




25周年を迎えたYOSAKOIソーラン祭り…その2

2016-06-24 06:00:00 | 祭り・イベント

             <『平岸天神』 さすが最多大賞受賞チーム(過去24回中、前年を含め9回受賞)の躍動感あふれる演舞…> 

 

 

第25回YOSAKOIソーラン祭りは、6月12日(日曜)大通8丁目会場にて、最終審査が行われ、YOSAKOIソーラン大賞はじめ各賞が決まりました。最終審には道内外の11チームが出場、大賞には愛知県犬山市から参加したチーム「笑’’」(じょう)が選ばれました。道外のチームが大賞を獲得したのは、第1回目の「セントラルグループよさこい踊り子隊」(高知市)以来2度目とのこと。

☆最終審査結果は以下の通り(コメントは公式ガイドブックによる)
大賞 笑’’(じょう) 愛知県犬山市 出場4回目で大賞GET、犬山祭の踊りを取り入れ一糸乱れぬ激しい踊りが評価された。 
準大賞 REDA舞神楽 千葉県船橋市 15歳から70歳代までの出場13回目のチーム、「馬鹿になれ!」をモットーに 
準大賞 新琴似天舞龍神 ご存知過去に大賞を4年連続GET した実力チーム
優秀賞 北昴 平岸天神 藤・北大&ホンダカーズ 北海道大学’縁’ 北海道文教大学~陽燕~ 室蘭百花繚乱 夢想漣えさし CHI世REN北天魁 

あいにく大賞を受賞したチーム「笑’’」の画像はありませんが、新琴似天舞龍神、平岸天神、夢想漣えさしなど、過去に大賞を受賞したチームは撮影しておりました。それらのチームに加え、海外からの参加チーム「Time for Taiwan」他を今回取り上げました。そして最後に会場内のスナップ風景等を紹介します。

 

☆大通会場南北会場および一番街(三越前・丸井今井前)の演舞から…


北鼓動&名寄市立大学チームの白とピンクの布が美しい。


ピンク一色に変わった。

 


JCB・夢翔舞は、菖蒲色の衣装で「舞い上がれ!祭リズム」を合言葉に演舞。


一転、お神輿風にチェンジ。

 

 
今回準大賞を獲得した「新琴似天舞龍神」の華麗な舞。

 


過去2年連続、そして第23回目の大賞に輝いた「夢想漣えさし」


 


道北宗谷管内の枝幸町は漁業の町、海に生きるをテーマに演舞。

 


台湾は台北市にある文化芸術学院ダンス学科の生徒65名による華麗な演舞。


人形劇をモチーフにした舞踏、武術融合の演舞。

 


小樽商大・翔楽舞、今年は衣装がこれまでとは180度転換。


演舞もかなり激しくなってきました。


以前は男子学生は上半身裸でしたが、前掛け風のシャツになりました。でもニッカーボッカー風のズボンと地下足袋は…

 


標題の画像もそうですが、平岸天神が現れると、観客の拍手が一段と大きくなります。


決めポーズもピタッと決まります。

 

☆大通西7丁目のワオドリスクエア会場他…

この会場は、誰でも飛び入りで参加できる特別枠で、一度は踊ってみたいが仲間がいない、練習の時間がない…そんなあなたにこのチャンスに体験してみましょう!(公式ガイドブック)


舞台上で踊り子インストラクターが手本を示しています。それをなぞって足腰を振れば、それは立派な演舞、子供もお年寄りも誰でも参加OK。


見よう見まねでいいんです。


こんな子供でも立派な踊り子。


イェ~、演舞が終わった北大’縁’の女子学生。


おおっ、スーパーマリオも踊ってる。


YOSAKOI公式グッヅを販売しているお兄ちゃんも、ついて手足が動いてしまう。


こんなほほえましい光景があちこちでみられました。

 

このほか、大通西5丁目、6丁目の公園内では例年通り「北のふーどパーク」が開かれ北海道のグルメや市町村の特産物販売が行われています。なお画像は掲載しておりません。以前ブログで取り上げたライラック祭りと同じスタイルです。

 

 

 


25周年を迎えたYOSAKOIソーラン祭り…その1

2016-06-18 06:00:00 | 祭り・イベント

             <25回目の今年は新企画もいっぱい 旗士による応援合戦もその一つ 重たい旗を振りかざして…>

                  

今年で25回目の開催となるYOSAKOIソーラン祭りが、6月8日(水曜)から12日(日曜)まで、5日間行われました。昨年より10チーム多い280チーム、約2万8千人が、札幌市内大通公園など市内20カ所で演舞が披露されました。観客数も前年を7万人上回る205万4千で、200万人を上回ったのは3年ぶりと言う。

☆YOSAKOIソーラン祭りの歴史
高知県のよさこい祭りの熱気、躍動感に魅せられた北大の学生たちが、1992年(平成4年)に「街は舞台だ!日本は変わる」を合言葉に誕生しました。参加10チーム、参加者1000人、観客数20万人から始まったこの祭りは、回を追うごとに勢いを増し続け、今では、道内はもとより道外、海外からも注目を浴びるようなり、すっかり「北海道初夏の風物詩」と言われるまでに成長しました。(公式ガイドブックより)

初日こそ小雨のぱらつく天気でしたが、週末の土日は好天で絶好のYOSAKOI日和。初日8日と11日(土曜)に大通公園を中心に撮影してきました。8丁目会場ステージ前の自由席はほぼ満員、そのため有料観覧席(1000円、1時間半で入れ替え)を確保。午後6時からのオープニングは市内近郊の学生ソーランで始まり、その後市内のいくつかのチームの演舞です。幸い過去何度もソーラン大賞に輝いた「新琴似天舞龍神」の演舞もあります。

 


学生チームの躍動感あふれる演舞が続きます。おおっと危ない、赤フンがチラリ。最前列で演舞するは、北大’縁’チームの学生か。


新琴似みどり小学校の生徒の演舞。スローシャッターで、静と動を同時に写し込みました。


小雨降る中、のびのびと演舞。


大学生の混成チームの演舞。今回のYOSAKOIは、演舞に欠かせない旗(幟)も「The旗祭り~華麗なる旗士たちの舞~」の新企画もあります。


旗士たちも精いっぱい振りかざします。


GOGO'S&クワザワグループの一糸乱れぬ演舞も見もの。


過去25回のうち、4年連続YOSAKOIソーラン大賞を獲得し、上位入賞常連の「新琴似天舞龍神」が登場。ひときわ大きな歓声が上がる。
 


洋風衣装が圧倒的に多い中、天舞龍神の和風演舞は目立ちました。


和服の裾が大きく割れて…これもいつもの通りのサービスかな。

 

☆11日(土曜)は、大通南北パレード会場で… 
初日に購入した公式ガイドブックで、各出場チームとりわけ注目のチーム(撮影の被写体として)の時間割を調べ、南北両会場と一番街(三越前と丸井今井前の2か所)を往復しながらの撮影。順不同で取り上げます。


The日本海&北國新聞チームです。幟のマークが「加賀梅鉢」で前田家の家紋ですね。


梅模様の赤い傘が、とても印象的なチームでした。


1回踊り終えると、和服に帯の衣装が相当乱れます。輪になって前の方の衣装を整える…なるほどいいアイデァですね。


上位入賞常連チーム、「北海道大学’縁’」チームです。ひときわ拍手喝さいが沸き起こります。


若い学生ならではのエネルギッシュな踊りです。


男子学生は全員赤フン、沿道の客からは、待ってましたとの掛け声と同時に拍手喝さいが沸き起こります。演舞後半のこの赤フンが、売り物。


演舞を終えて休憩中の北大の学生たち。中央の学生は、手に赤い紐のメダルを握っています。1回の演舞で1~2個のメダルが渡されます。優秀賞的な意味合いらしく、各ブロックにいる係員が、踊り子に渡していました。


平岸天神マスターズチームには、「平岸天神」を卒業した踊り子たち。一目見て激しさはないものの、ゆったりした演舞に上手さが洗われています。


ママさんも交じって、優雅に舞います。


コンサフリーク~武蔵女子短大の演舞は、サッカーの応援調に似ているような…


チィアガールのような振付からすると…サッカー2部リーグの札幌コンサドーレの応援団?

 

各チームの演舞はまだまだ続きますが、残りは次回として、会場内の様子もご紹介しておきます。


う~ん、なんといっていいか…




躍り終えたチームは、集合写真を撮影しています。旗をバックに…


鬼が睨んでいます。会場内にごみを散らかしてはいけません!とにらんでいるのかな?

 

次回、その2では、大通南北会場のチームと観客も参加できる輪踊り会場の様子なども取り上げます。

 

 

 

 

 

 



 

 


三島さんちの芝桜が凄すぎ!

2016-06-12 06:00:00 | 写真

              <倶知安町・三島さんのご自宅もまるでお伽の国に出てきそうな建物…真っ赤な郵便受けまで…>

 

桜が終わって、そろそろ新緑の初夏を迎える頃、芝桜の話題が取り上げられる時期になってきました。北海道内では芝桜のスポットと言うと、規模、歴史、観光客動員数などから言って滝上町の「滝の上芝桜公園」と大空町にある「ひがしもこと芝桜公園」(旧東藻琴村)の二つが取り上げられます。このほか旅行雑誌等で取り上げらるのが、8カ所ほどあります。

その中でもここ数年盛んに取り上げられるのが倶知安町の三島さんちの芝桜です。元農業の三島さんが平成15年ころから花壇を作り始め、少しずつ面積を増やし、現在は約4000平方メートルにまでなりました。しかも自宅庭園を無料開放しており、『三島さんちの芝桜』として親しまれています。最近では海外の旅行雑誌でも取り上げられ、東南アジア系の方々が観光バスで来ることもあります。

ということで、5月23日、天気を見計らって、撮影に行ってきました。倶知安へは、キロロ経由のメープル街道(国道393号線)を通ります。途中撮影スポットに立ち寄り、帰りは国道5号線で余市経由で戻りました。

 


赤井川村の道の駅で一休みした後は、白樺林を抜けいくつかのトンネルを抜け出ると、倶知安町にに出ます。今まで山道とは一転して、道の両側は平たんな畑が続きます。大和に入ると、旧大和小学校跡地の「大和ふるさと公園」に出ます。池には鯉が数匹泳いでいて、オレンジ色の土俵(今は休憩所)の屋根が池に映り込んでいます。


羊蹄山の麓は道内でも有数の野菜の産地。春浅い今はまだ耕されていないところも、


またもや廃校跡地、旧瑞穂小学校跡地。人口減とりわけ子供の数が減っているのでしょうか、都市部、郡部を問わず、廃校が目につきます。


旧瑞穂小学校の校庭でしょうか、今は一面タンポポが群生しています。かつては今頃運動会で親も子も競技でにぎわっていたのでしょうね。


さらに1kmほど進むと、出雲地区で393号線は左に折れて羊蹄山目指して、直線道路が続きます。のどかな田園風景が続きます。


さらに富士見町の姿見の池のある(農家のそばや)方向に進むと、過去何度か画像を掲載したことのある農作業小屋と二本のサクランボの木(同名のスポットはニセコ曽我にもある)のところ。今年は何を植えるのでしょうか。

さて三島さんちの芝桜は…国道5号線から、JR函館線をまたいでニセコ連峰方面に進みます。線路を渡り、さらに尻別川支流の橋を渡るとニセコ酒造があります。ニセコ酒造の裏を通ると、ピンクの芝桜が見えてきます。個人の住宅地なので駐車場がありません。着いた時には道路の両端にびっしり駐車中で、車2台がすれ違えないほど。後ろには中国人観光客を乗せた大型バスが続いてますが、乗客下車後、Uターン。何とか空きスペースに止めて進むと…そこは別世界。


真っ先に目に飛び込んできたのはこの光景。芝桜もさりながら建物の美しいことに唖然としました。三島さんの美的センスがうかがわれます。


羊蹄山バックに写真を撮る人が後を絶たない。


おおっ!一瞬本物かと思っちゃった。


芝桜だけではなく、菜の花も堪能できます。


個人の庭園ですので、遊歩道等整備されていませんが、芝桜の美しさだけでなく建物の美しさも十分味わえました。

 

 

なお、倶知安町の芝桜は、かつてスキー場のある旭が丘公園がメインでした。10数年前に、倶知安の芝桜が有名だとの話を聞き、家族で来たことがあります。その当時の画像をと思い、探してみると…
ありました。H17年6月19日撮影とメモ書きが残っています。 カラーのネガをスキャナー(CANOSCAN9600MarkⅡ)で出力すると…、あら不思議、セピアに近い単色で出てくる(下の画像)。何度スキャンしなおしても同じ。ネガを透かして見ると、ちとおかしい。


平成17年6月19日撮影、CANON EOS 7 +KODAK T400 CN 、倶知安町旭が丘公園、孫娘姉妹と父親。
色調がおかしいはずです。フィルムがネガ現像(C-41)用のモノクロ写真が手軽に楽しめるという、フィルムでした。 かなり色転びしてセピアに近くなりましたが…斜面の白い部分が芝桜です。この数年後に聞いたところによると、この芝桜はほとんど消滅してしまったとか…


こちらの画像はH185月20日に滝の上町の芝桜公園で撮影したものです。FUJI FX33(コンデジ)

 

セピアの画像を除けば、どの画像もソフト調整は一切行っていません。JEPG撮影でそのままの画像です(ブログ用にリサイズしてますが)。両メーカー(OLYMPUSU&FUJI)とも色づくりはさすが上手いと思います。

 

 

 


初夏の札幌街歩き…天神ふじが見ごろと聞いて

2016-06-06 06:00:00 | 街中ウォッチング

             

 

ライラックの開花に合わせるように、初夏の花である藤も見ごろとなりました。Facebookにも各地の藤棚が紹介されて、その中で札幌の方から『天神ふじ』が満開ですよと画像付きで紹介されていました。初めて聞く名前ですが、札幌市豊平区の天神緑地公園にあると言います。天神緑地公園は初めて聞く名前でした。平岸天神(天満宮)のそばだと言います。

平岸天神と言えば、もうじき始まるさっぽろYOSAKOIソーランで過去何度もグランプリに輝いている「平岸天神」チームしか知りませんでした。Netで調べてみると、札幌地下鉄南北線の南平岸から徒歩10分ほど先に『天神緑地公園』があって、その一角に『天神ふじ』や平岸天神(天満宮)がありました。

ということで今回の札幌街歩きは、『天神ふじ』と5月28日(土曜)に行われたOLYMPUS札幌支社での『トークショー』と前回積み残した『地下歩行空間』のイベントを合わせて紹介します。

 

☆OLYMPUS「PEN F」と言う往年の名機がデジタルで登場…
カメラにあまり興味や知識の少ない人でも、オリンパスのPENと聞くとハーフサイズのカメラだと思い当たるのではないでしょうか。昭和の30~40年代に大ヒットしたハーフサイズカメラの先駆けとなったのが、昭和34年に発売された「OLYMPUS PEN F」なんです。


上段の画像(OLYMPUSホームページから)が最近発売されたOLYMPUS PEN F(デジタル)。下段は私が学生のころ(S39年頃)質流れ品を購入したOLYMPUS PEN F(フィルムカメラ、ハーフサイズ)。今も完動品で使えますが…ボディに刻まれたドイツ風装飾文字「F」が気に入ってます。

 

なお最初の講座は、「新製品ファーストインプレッション PEN-F」 について写真家「佐々木啓太先生」のお話です。


10時からの講座の途中から出席、PEN Fの機能の一つプロファイルについて説明中でした。


オリンパスブルーと呼ばれる(佐々木先生が)独特の色の出し方を説明。


窓ガラスの青空の反射と、偶然飛び立った鴉について説明あり。


二番目の講座では、「懐かしく感じた場所 ~ 故郷 (ふるさと) 」(佐々木啓太先生のモノクロ作品)について、佐々木先生と、オリンパスクラブ札幌支部長である写真家畠山公妥先生のトークショーです。


佐々木先生は、講演の前日に現地入りして、現地の街角をモノクロで撮影するそうです。この日も前日に札幌に入り、銭函(小樽市)を撮り歩いたということでした。

第3講目は畠山公妥先生の300㎜ズイコーレンズのお話でしたが、午後2時近くになりますので、退席して次の撮影地平岸に向かうことにしました。


☆天神緑地公園の天神ふじを撮りに…
札幌駅から地下鉄南北線で南平岸に向かいます。南平岸からは歩いて10分ほどで天神緑地公園に着きます。元々天神ふじは民家が所有していて藤の掻か時期に庭園を開放していたものですが、昨年敷地を札幌市に譲り、公園の一部に編入されたということです。現在公園として工事中ですが、藤の開花時期に一時的に開園 している旨告知されていました。


天神藤入り口付近から奥の方を見たもの。天神緑地公園とつながっていますが、現在一部造成中で立ち入り禁止となっています。ここの藤の部分は、開花時期に限定して特別オープンしているものです。


今度は逆に、奥から国道側を見たもの。左はフジの根元の部分。立て看板によると、明治維新で蝦夷地開拓に入った方が、鉢植えの藤を持ち込み、ここに移植しました。爾来百五十年幹回りは1.5mを超え、枝は8mを超えているといいます(ただし昭和45年時点)。昭和44年に、当時の札幌市長原田与作氏が、この見事な藤を『天神ふじ』と命名しました。


藤棚の奥も見事な花々が咲き乱れていました。残念ながらこれ以上奥には進めませんが…


牡丹も見事。

ここで一旦天神ふじを離れ、天神緑地公園を覗いてみることにします。緑地公園の南平岸側(平岸通り)に平岸天満宮があるので、孫の学力増進を神頼みに…


公園内を10分ほど進むと小さな社が見えてきました。これが平岸天満宮(天神)です。こじんまりとした社で、境内も狭いです。


さすが学問の神様菅原道真を祀る天神、合格祈願の絵馬がびっしり飾られています。

天神さまと言うと九州大宰府の天神(天満宮)がルーツですが、江戸時代庶民が願い事があっても、大宰府や神々のルーツの出雲まで旅をすることはほぼ不可能。武蔵の国の谷保の天満宮(現国立市矢保)で済ませました。これを太田蜀山人が、野暮と谷保をかけ「神ならば出雲の国にゆくべきに、目白で開帳やぼのてんじん」と川柳を詠んだことが「野暮天」の語源の一つとされています。他諸説多数あり。

ということで平岸通りに出て、札幌に向かいますが、一つ先の澄川駅まで歩きました。現役(再雇用)最後の勤務地札幌支店時代よく澄川駅まで来たことがあります。


澄川駅前通り。奥に「みよしの」の看板がありますがここで昼食餃子定食を食べたのが懐かしく…


☆札幌駅前遊歩道・チカホはいつも何かの催事が行われている…
スナップ写真を得意とするカメラマンにとって、チカホは絶好のエリアです。常に何らかの祭事が行われていて人が大勢集まるからです。


「シーニックバイウェイ」のポスター展示や同フォトコンテストの入賞作品が展示されていました。(H28年5月22日撮影)

<シーニックバイウェイ北海道とは…>
シーニックバイウェイ (Scenic Byway) とは、Scenic(景観のよい)、Byway(脇道、寄り道)といった意味の造語で、主に自動車の走行する道路からの視点で、景観、自然、文化、レクリェーションといった要素によって観光や地域活性化などを目的として、地域の魅力を具現化するための取り組み、またはそのためのルートのことをいう。広域的に複数のルートで行政と地域が連携して取り組むプログラムとして制度化され、北海道に先駆的に導入されている。


平成26年に行われた①宗谷シーニックバイウェイ、②天北オロロンルート、③大雪富良野ルートの3ルート連携フォトコンテストの入選作品が展示されている。上段から2番目右の写真(セピア色の靄のある)が私の入選作品です。


5月28日(土曜)~6月5日(日曜)まで札幌駅前地下歩行空間で行われていた「つながろう2016Hard/Soft展」。絵画・染色・造形・デザイン・建築・Web等のクリエーターの作品展。


千手観音ならぬ、千尾猫


まだまだ紹介したい作品や画像がありますが、かなり長文になりましたので、残りは何かの折にでも取り上げたいと思います。