<旧手宮線会場では、レールがレインボーカラーに染まり…>
7月30‐31日の両日、小樽運河周辺で「オタルサマーフェス2022」が行われました。また8月1日が、小樽市制施行100周年に当たることから、運河散策路と日銀通りの街路樹計58本が、LEDイルミネーションが施されました。
サマーフェスの主な会場は、①小樽運河浅草橋および運河散策路会場、②日銀通り会場。③北運河会場、④旧JR手宮線会場の4カ所です。各会場でのイベント内容は、後ほど画像掲示のさいに述べるとして…。サマーフェスと聞いて、思い当たることがあるのではないでしょうか?特に年配の方々には…
そうです。昭和40~50年代、交通渋滞を解消するためとして、運河沿い倉庫群の取り壊し・運河埋め立て方針が打ち出されました。これに対し、若者を中心に反対運動がおこり、全国的な規模にまで議論が展開し、大混乱が起きました。そんな中、埋め立て反対派が、昭和53年7月7日小樽運河で「第1回 ポートフェスティバル」を開催したのです。全くのど素人たちが手造りりで行ったこのフェスティバルは、当時人口18万人余小樽市で、なんと8万人が押し寄せたと言います。
このフェスティバルは7年間続き、運河埋め立て論争も、南運河を幅40mから20mに縮小、半分埋め立てる。北運河は幅40mをそのまま残すという形で、決着しました。この間の経緯については、「もう一つの小樽運河保存運動史(地域に生きる蕎麦屋薮半親爺のブログ)」参照してください。
☆①小樽運河浅草橋及び散策路会場
浅草橋広場で高校生によるカフェ、散策路でフリーマーケットを実施などのイベントです。
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カフェの主役は高校生たち。キツネの耳は、プロ野球ファイターズ応援ガールのいでたちだ。彼女たちに聞いてみた、キツネダンス踊れるの?踊れません、だってさ(笑)。
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運河散策路には数多くのフリーマーケット(緑色のテント)が出ています。中央橋(運河クルーズ船発着所)までこのテントは続いています。
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向かいの倉庫のベンチを見ると、火野正平似の初老の男性と奥さんがビールを飲んでいます。何を話しているのか、まったりとして、とても心和むシーンです。
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中央橋からさらに北運河方向にも露店が出ています。
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時間が少し経過し、あたりが暗くなってきました。運河手すりから中央橋の下を覗くと、橋の下も点灯されていて、光が運河に煌めきとてもきれい。
でも、手すり横の草ぼうぼうは、ちょい艶消しだ。
☆さて次の会場は、このまま運河沿いを進めば、竜宮橋になり北海製缶旧第3倉庫前の、③北運河会場です。
ここではレストランなどのテントがひしめき、椅子とテーブルが運河沿い並べられています。向かいの北海製缶旧第3倉庫では、JAZZ LIVEが行われています。
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画像は、彼女が「どう?上手く撮れた?」と聞いているのかな?
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竜宮橋を降りて運河沿いを進みます。ここからが通称北運河と呼ばれる区域です。中段右手に奥に釣り船などの小型船が係留されいています。その少し手前にも即席の桟橋が見えます。
サマーフェス期間中、北運河~竜宮橋~浅草橋を結ぶ臨時水上バスが運行されているので(1回大人300円)、仮桟橋が設置されました。
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第3倉庫の2Fの一角がカラフルにライトアップされ、JAZZが聞こえてきます。
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望遠レンズで引き寄せてみると、女性ボーカリストが歌っています。
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31日午後3~5時ころ一時的に小雨が降りましたが、気にする人はおりません。
☆さて一旦、②日銀通り会場に戻りましょう。
ここでは音楽ライブとビアガーデンが開かれています。
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舞台の真ん前には同じTシャツ姿の若者たちが大勢で占拠している。一瞬サクラの集まりか?とも思いましたが、音頭をとったり、拍手をしたり、ライブを楽しんでました。
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後方のテーブル席の客たちは食い気が優先なのかも。
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時間が経過し、後方の櫓が電飾でkらきら。午後8時、まだまだライブは続きます。
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ビル一棟隣のニトリ芸術村の会場ではキッチンカーで、求めた食べ物飲み物でいっぱいですが、日銀通り会場に比べ観客は少なめでした。
パンフレットには小樽芸術村(旧三井銀行小樽支店)内の展示が無料とありましたが、入り口を覗くと、企画展は有料とあります。はてな?浮世絵展は有料なのか、無料なのかわからない。企画展って何のことだ?
☆④旧JR手宮線会場へ
夜のトロッコ運行と光と音のインスタレーションとある。「インスタレーション」については昨年も実施されていたので、おおよそわかりますが…、夜のトロッコ運行は初めてだ。これは凄い、レインボーカラーに電飾されたレール、しかもそのレインボーカラーが動くのだ、いや走ると言ったほうがいいかもしれない。
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最上段、トロッコが始発点に戻って来た。中段は、スタッフがトロッコを転車台に乗せるところ。下段はトロッコを180度回転させて向きを変えている。
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転車台で向きを変えたトロッコは、スタッフが2名がこぎ役となって、後部座席に乗客を乗せて走るのだ。
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走る線路は画像の通り、レインボーカラーだ。しかもこのレインボーカラーは、左から右上にかけて色が走るのだ。そんなレインボーカラーで遊ぶ子供たちを見ていると、おとぎの国に迷い込んだかな?と思っちゃう。
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さて旧手宮線も半分から日銀通りにかけては、ガラッと変わって、「光と音のインスタレーション」だ。枕木にタッチセンサーが貼られていて、音楽に合わせたり、あるいはセンサーを踏むと枕木の色が変わるという仕掛けになっている。
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子供が二人、枕木の上をはねると、色が変わったり、変わらなかったり…、仕掛けがよくわからない。
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日銀通りの出口には電球の飾りが吊り下げられています。外国人女性が何度もタイマー付きスマホで自撮り(6~7回)しているけれど、気に入っ回たショットがないのか…
見かねて、私が彼女のスマホで連写しました。彼女は動きながらポーズをとります。そのうちの1枚が気に入ったのか盛んに、OK、OK、サンキューを連発。その時カメラで撮らせていただいたのがこのショットでした。
ふ~、腰痛持の身には二日間連続の撮影歩きは堪える。でもフォトコンに手ごたえを感じるショットも撮れたかも…。自分自身に「お疲れさま」と言いたい(笑)。