紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

桜紀行2014 in 小樽~その2・豊友会桜めぐり

2014-05-26 06:00:00 | 日記


前回に続き、小樽市内の桜スポット巡りのその2です。旧写団豊友会とフォートピアを統合し、さらに新会員数名を加え、計14名で新たに新「写団豊友会」となったことは前回も触れました。その第1回目の春の撮影会が、5月11日(日曜)行われました。午前8時に小樽美術館前に集合し、3台の車に計10人が分乗して、出発です。主な撮影スポットは、水天宮、小樽公園、天上寺、住吉神社、和光荘、朝里宏楽園、手宮緑化植物園、余市ニッカウィスキー工場等です。

余市のニッカウィスキー工場については、今年9月から始まるNHK朝のドラマの舞台となります。ですので、別途詳しく取り上げることにします。まずは順路に沿って小樽市内のスポットを取り上げます。なお、スポットによっては桜が終わっていて、いい画像がないこともありますので、11日の前後に撮影した画像も含めておりますので、ご了解ください。


(1) 花園橋と水天宮

JR函館線の跨線橋である花園橋の、水天宮側マンション横には数本の桜が植えられています。この辺りは電車と桜をからめて撮ることの出来る撮影スポットです。鉄ちゃんと呼ばれる鉄道写真マニアも時折見かけます。肝心の桜のピークはかなりすぎていましたが…


札幌方面に向かう電車の流し撮りです。


必殺赤電、縦流し!なんちゃっ…。撮影日は前日の5月10日です。

久しぶりの流し撮りで、感触が今ひとつピンときません。ほとんどのカットがブレブレでした。


境内にあるミラー状の記念碑(小樽出身の詩人・川邨文一郎の歌碑)に映り込む豊友会の会員たち。


本殿左わきにあるお宮。お宮の下部に朝日が当たり、キツネが浮いて出てきたように見えました。


丸い穴の模様は何?これは桜が散るころ、600㎜のミラーレンズで撮影したカットです。散る桜もこう写れば、桜ではないような…


ついでにこのカットも上げておきます。撮影会から10日後の水天宮から見た小樽港です。画面上部の葉は花びらが散った後の桜の枝ですが、面白いシルエットになったと思います。


(2) 小樽公園

訪れたときは染井吉野はじめエゾ山桜もすでに終わっておりました。撮るものがなく、すぐに次の撮影地天上寺に向かいました。ひとつだけ撮影したのは、公衆トイレの壁に映り込んだ樹木の影が面白く…


コンデジ・PENTAX WG3でHDR加工しました。

次のカットは、5月23日に撮影したもので、桜ヶ丘球場(右手のグリーンの塀に囲まれた)の脇から撮っています。


八重桜が満開でした。


(3) 天上寺

エゾ山桜が満開でした。


桜と六地蔵。


青いランドセル(正確にはナップランドという)を背負った親子が、新一年生の入学記念写真をここで撮るとか…
(注)ナップランドとは、ランドセルとナップザックを足して2で割ったような児童用の布製カバン。小樽市特有のカバンで、ランドセルに比べ軽く安いのが特徴。


境内の端に咲いたチューリップに目が釘付けになりました。


PENTAX WG3で色残し加工しました。


(4) 住吉神社

エゾ山桜が満開です。


青空に桜は、映えます。


おみくじがまきつけられています。


縁石に落ちた花弁と桜の葉の影。


手水鉢に浮かぶさくらと九星運勢の看板のトリコロールカラー。


去年撮影したカットです。時間や日差しの具合で、ガラッと違った印象になります。


(5) 和光荘

潮見台の潮陵高校の裏手にある和光荘は、小樽市の歴史的建築物に指定されています。地元企業の北の誉酒造の経営者野口氏の個人所有邸宅です。大正11年建築のこの建物は、当時の最新技術と贅を尽くした豪壮な邸宅で、のちに宿泊所としても使われ、大正天皇、昭和天皇と皇后も宿泊したことがあります。


前の広場には数本の梅の老木があって、満開でした。左側に手入れの行き届いた庭園があるのですが、この日は管理人が不在で立ち入ることが出来ませんでした。


建物の前にある人工池。


(6) 朝里川温泉の宏楽園

樹齢100年を超える桜の老木が数多くあります。道路から本館までの道の両側に桜並木が続き、実に壮観です。


ピークを多少過ぎていて、葉桜に近い木もありました。


近隣の住民も数多く見物に来ます。


木の周辺はピンクに染まっています。


上の画像と同じ樹木ですが、HDRにしてみました。


一部のエゾ山桜はすでに花びらが落ちて、葉が新緑に変わってきています。


枝垂桜もあります。


下から青空に透かして見ると、桜の滝に打たれているような気がします。


(7) 手宮緑化植物園

当初の予定では、小樽市内桜の名所の一つである長橋町の苗穂公園でしたが、前日に所用で公園に寄ったときには、葉桜状態でした。そこで、急遽緑化植物園に変更しました。こちらは染井吉野もエゾ山桜も満開状態でした。なお、緑化植物園は、手宮公園の海側に位置します。


海が見えるこの公園は市民に人気のスポットで、桜の時期以外でも休日には大勢の市民が散策に訪れます。なお画像は多少デフォルメしております。


この日は好天、多くの市民が桜&海の景色を楽しんでいました。


楽しんでいたのは、カメラマンも同じ。


大人だけではありません、子供だって桜を楽しんでいます。


枝垂桜が、微風になびいて、三脚持参しなかったので、手持ちではこれが限界でした。


上の微風になびく桜の全体像がこちらです。


コンデジのHDR加工を使ってみました。


この後は、最後の撮影地である余市に向かいました。余市のニッカウィスキー工場裏の余市川の堰堤に桜並木があります。工場見学と堰堤の桜並木の撮影です。なお、NHK朝のテレビドラマで、余市のニッカウィスキー創業者である、竹鶴正孝夫妻(リタとまっさん)の物語が9月から始まります。ですので、別途詳しく取り上げたいと思っています。なお、次回5月31日(土曜)は、桜紀行2014の最後として札幌の桜スポットを取り上げます。


コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜紀行2014 in 小樽~その1

2014-05-21 06:00:00 | 日記
                                   

今年は4月中旬まで天候不順が続き、桜前線の北上がかなり遅れるのではないかと思われていました。例年であれば、GW後半には満開となるのですが、4月に入っても一向に暖かい日が続かず、4月の5日には銀色の世界に逆戻りする始末でした。ところが4月も下旬に入ると一転暖かい日が続き、GW突入するや、エゾ山桜のつぼみが膨らみ始め、月替わりと同時に一斉に開花し、GW後半には満開となりました。結果的には例年通りだったような気がします。

小樽市内何か所かの、いわゆる桜スポットと呼ばれる名所等の桜を撮影してきました。また5月11日(日曜)には、豊友会と私が属していたフォートピアが新しく新写団豊友会として統一したのを機に、撮影会を行いました。これらを合わせ、二回に分けて「桜紀行2014 in 小樽」として掲載していきます。


(1) メルヘン広場の桜

小樽観光街の中心の一つでもあるメルヘン広場には、5-6本のエゾ山桜が南側向きに植えられています。日当たりがいいので、開花が早いのです。毎朝のように広場の近くをイヌとともに散歩で通るのですが、気付かぬうちに満開となってしまったようで、北海道新聞の地方版を見て慌てて撮影に行ってきました。


洋菓子店ルタオの塔をバックに一枚。


午後7時10分ころ、もう観光客の姿は見えず、地元の人が数人、帰宅途中なのかスマホで桜を撮っていました。


翌日午前中のメルヘン広場。中国人らしき団体客が桜を撮っています。


横断歩道の手前からスマホで撮影。


(2) JR南小樽駅構内の桜

JR南小樽駅のホーム反対側(海側)の法面に数本のエゾ山桜の老木があります。線路内の急斜面ですので、駅広場から撮るか、線路をまたぐ量徳橋の上から撮るか、あるいは入場券を購入してホームから撮るかの、いずれかになります。


駅前広場の歩道にはみ出した桜。その下でタイから観光に来たという、6人の家族連れ。タイには桜がないので珍しいということでした。盛んにカメラやスマホ、iPadで撮影していました。


満開の桜の下を電車が走る。


ホームでは桜をバックに、記念写真撮影。


桜犬、親子か兄弟か。躾がいいのか飼い主の指示をよく聞いていいました。


(3) 朝里ダムの桜

朝里ダムの定山渓側の駐車場付近に、エゾ山桜が数十本植えられています。GW最終日の5月6日(火曜祝日)に、家族で、朝里ダムで花見をしようと言うことになりました。すっきりとした晴とはいきませんが、陽が出ています。午前中に娘婿が弁当を調理し、午後から出かけました。しかしダムに着く10分ほど前から空模様が目まぐるしく変化しました。時折俄か雨も降ります。すぐ晴間が出たり…


午後1時過ぎに着いたときは陽が射していました。


しかし山側の斜面にはいまだ残雪が多く、フキノトウが顔を出しています。桜も花をつけているのは数本のみ。市街地と違って、標高があるので、開花が遅れているようです。


いまだ蕾が多いのかなんとなくさみしい感じです。そのうち黒雲が発生してきました。


孫達も、花より団子とばかり、弁当にかじりつき、あっという間に底がついてしまいました。

30分程現地にいましたが、陽が陰ると急速に寒くなってきます。孫たちも車の後部座席の敷物を身にまとって寒さしのぎです。食べ物、飲み物も片づけて、戻ることにしました。途中銀鱗荘をまじかで見たことがないという、小樽生まれで小樽で育った娘婿の要請にこたえて、寄り道です。


銀鱗荘に着いた時にはかなりの雨が降ってきました。レンズに雨粒が…


銀鱗荘の庭からは小樽港が一望できますが、空模様が異様になってきました。


(4) 水天宮の桜

水天宮の境内の海側周囲には、染井吉野の老木があって、毎年桜が一斉に咲きます。小樽市の眺望展望地に指定されていますが、この時期結構桜と風景を見に来る方が後を絶ちません。


この日は和服を着た10人ほどのご婦人たちがやってきました。写友がご婦人たちの記念写真を撮っています。


しばらくすると、カラフルな衣装の若い娘さんたちがやってきました。


PENTAX WG3(コンデジ)で撮影、それをHDR風に加工してみました。


同じ画像ですが、青色だけを抽出してみました。

なお、水天宮の桜については、5月11日の豊友会の撮影ツアーでも撮影しています。その時にも再度紹介いたします。


(5) 入船界隈と長橋の住宅地の桜

街中を歩いていると、個人住宅地にも見事な桜が見られます。散歩がてらに撮影した住宅地の桜を取り上げます。


イヌの散歩時によく見かけるこの坂は、一の坂と聞いたことがあります。入舟町のガード横を上がる坂ですが、冬期間は除雪されず、一本道があるだけです。いつもこの道はどこに出るのか、興味がありました。突き当りに黄色い家があって…


一の坂の突き当りを左に曲がると空き地があって、その向こうに桜の大木がありました。

さらに道なりに進むと、いくつかのピンクの花びらを付けた木々が見えてきます。枝振りや花びらを見ると桜ではなく、梅のようです。内地では桜の一月程前に咲く梅も、津軽海峡を渡ると、開花が同時か、または逆転して梅が後から咲きます。草花に詳しくない私には、桜と梅の区別も判然としないのですが、枝振りからなんとなく梅とわかります。


奥まった住宅の塀からピンクの花を付けた枝がくねくねと…小路に入り込むわけにもいかず、遠方からですが、枝のくねくね状態から梅かと思われます。それにしても「洋服の病院」とは、ネーミングがいいですね。


我が家の近くの古い住宅地で見つけた、鉢植えの枝垂桜。


水天宮下の通りの、今は使われている様子のない角磯羽二重店の建物です。樹木も放置されたままです。


山田町の踏切付近のアパートの脇にも数本のエゾ山桜の木があります。


こちらは、長橋の市立第二病院に行く高台の道路にありました。もしかすると…梅かもしれませんね。


同じく高台の道路から小樽駅方面を見ると…


(6) 小樽公園付近・裁判所横の桜

公園内よりも、道路一本はさんだ向かい側の裁判所周辺の桜が見事でした。


露出オーバー目にして、ソフトにしてみました。アートフィルターには「ソフト」調がありますが、敢えてPhotoshopで同一画像から、「ぼかし」画像を作成し、元画像と重ね合わせました。そうすると、芯のあるソフト画像が出来上がります。アートフィルターのソフトとは幾分趣が異なります。


八重桜も咲いていました。


上の画像の撮影日から1週間後の雨の日に、再度撮影しました。裁判所入り口付近。


裁判所隣の、弓道場敷地内の桜です。レンズに雨がかかり、一部ぼやけました。


郵便車が来たのですかさず、6分の1のスローシャッターに切り替えました。


裁判所入り口の通路に車を止めて、1時間ほど付近を撮影。


(7) 天狗桜

冬はスキー場として有名な天狗山ですが、ここの天狗桜も有名です。この老木は、途中から二股に分かれ満開になるとハート形になります。残念ながら、一昨年枝が折れて、形が崩れてしまいました。


訪れたときはやや葉桜状態でした。


中国人グループも盛んに夜景と桜を撮影していました。


カップルに幸せあれ。









コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

GWは孫たちと水族館と博物館へ

2014-05-10 00:00:06 | 日記
今年のゴールデンウィークは、前半が飛び飛び、後半が4連休となりました。毎日が休みの定年退職者には、飛び飛びも連休も関係のない話ではありますが…。一方、二世帯住宅に住む孫たちは、一喜一憂しております。GW中も親が仕事とあっては、ジジババが何かと面倒を見ることになります。中学校に通ううえ二人は、友達と出かけたり、クラブ活動に出かけたりしています。しかし小学校5年の孫娘は、行動半径が狭くそういうわけにもいかず…、休みの都度取り残されて、我が家に来てはお出かけしようとねだっています。

GW中は、小樽市内が観光客であふれ、車が渋滞するのが毎年のことなので、極力外出したくはないのですが、4月26日~29日の前半は出かけなかったので、後半の始まり5月3日(祝日)に、下の孫二人(中1と小5)を連れて小樽水族館と博物館に行くことに決めました。渋滞を見越して、10時頃自宅を出たのですが、水族館のある祝津に向かう道路は、結構な渋滞。ともあれ駐車場(駐車場代600円)に車を入れて入場券を買います。小中学生が530円、大人が1300円、3人で…、確かシルバー割引があったはず、70歳以上は無料でした。ちょっぴり得した気分。


連休とあって、普段の休日の倍以上の人出でした。


まず入り口近くの水槽前で記念写真。


ついでに、中一の孫娘と記念写真。


大きな水槽の前には、結構な人だかり。


おこぜ、タレントでいたっけ、こういうあだ名の方が…


熱帯魚のコーナーはさすが色とりどりの魚がいて、美しい。


最近、iPadで撮影する方をよく見かけるようになりました。液晶画面が大きくてピントやブレの確認にはもってこいですね。


昆布でしょうか、珊瑚の一種でしょうか…


綺麗な熱帯のいきものを、孫たちも夢中で撮ってます。


これまた見たことのない綺麗な貝ですね。形は、あの「ボッチチェルリのビーナスの誕生」を思わせますが…



お昼12時前に2Fのレストランに入りましたが、かなり混んでいました。妹(小5・綺里)は、お姉ちゃん(中1・悠里)にこれにしなさいと、お子様ランチを指定され、ちょっぴり不満顔。


昼からは、触れることのできるコーナーでヒトデやタコに触って、ご機嫌な二人。


こちらはタコの吸盤に触れて…滅多にない経験でした。


館内から、いったん外に出て、海獣館のある海岸におります。丁度ペンギンのショーの最中らしく、大勢の人が集まっています。降りる途中のコンクリート壁には、色んな生き物たちの絵が描かれています。数年前の水族館何十周年のイベントで、ここに描かれたようです。綺里(アカリ)が絵を見てカメラを構えました。


大きな笑い声や拍手が聞こえてきます。


海岸に降りる途中の壁。何を写すのかな?


綺里が撮ったのは、このアザラシでした。


悠里(ユウリ)が狙っているのは、アゴヒゲアザラシのようです。「めっちゃカメラ目線だよ!」


悠里が撮ったのがこちらの一枚でした。本当にカメラ目線だ。


アゴヒゲアザラシのプール横にあるのが、セイウチの親子のプールです。牙がとてつもなく長い。


おや口から小魚が…何度も口に入れたり出したり、飲み込んだと思ったら、プハ~と吐き出して、また飲み込む、の繰り返し。


トドやペンギンの次のショーまでには、かなり時間があります。そこで、次の博物館に行くことに決めました。手宮の博物館本館は、かつての交通記念館と青少年科学館(プラネタリゥム)、運河沿いの博物館を統合して「小樽市総合博物館」となったものです。ここの中央ホールには、明治13年日本で3番目に敷かれた幌内鉄道(小樽手宮~札幌間、措置に三笠幌内まで)を走ったSL「SIZUKA・しづか」号が展示されています。


しづか号の前で…


歪んだ鏡の前で「スリムに見える」と喜ぶ姉妹。


こんなふうに背が高くなるといいのに…


音階を奏でる不思議な空気穴がある。


手を触れるとプラズマも回転する。


プラネタリゥム館での、GW中の特別企画展、宮沢賢治原作「よだかの星」上映時間20分間を見ました。悠里は本を読んだことがあると、得意げに話している。


施設2カ所連チャンで回るのは、この年では相当こたえました。歩きすぎて腰が痛い。2-3日は休養です。とは言いつつ、5月初めからエゾ山桜が咲き始め、満開の情報もあって、気が気ではありません。次回ブログは桜情報を取り上げます。



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする