紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

日本最北端の地を目指して~その2

2012-07-28 06:00:00 | 旅行
ツアー初日の最大の目標であった、サロマ湖の夕日撮影は出来ませんでしたが、2日目こそノシャップ岬で夕陽を撮ると意気込んで午前5時にホテルを出ました。今日の日程は国道238号線のいわゆるオホーツク流氷街道を、最北端の地、宗谷岬に向けて北上することです。この間には「ワッカ原生花園」「オムサロ原生花園」「べニア原生花園」「猿払原野」と言った湿地野生動植物の宝庫を通ることになります。

網走市内を抜けて、国道238号線を北上すると、右手に能取湖が見えてきます。昨日も午後ここを抜けて常呂町栄浦のワッカ原生花園にまで足を延ばしました。今朝は濃い霧がかかっていて、湖も見えません。天気予報では晴れマークが出ていましたので、日が上がれば霧もやむものと思います。


(国道も御覧の通り霧の中)


(卯原内付近の湖畔にはサギが羽を休めていた 湖面にごみ?が目立ったので思いっきりオーバー目にしてみました)


(日が上がってくると畑の一部に日が差しこんできた)


(やがて霧は消えて視界がよくなってきました)

なお、能取湖と言うと、サンゴ草が有名ですが、サンゴ草が赤くなるのは秋口で、今の時期は緑色のままです。上記2番目の画像の卯原内もサンゴ草が有名です。サンゴ草は正式名を厚岸草と言って、もともとは釧路管内の厚岸で見られましたが今は能取湖が有名になってしまいました。車は常呂町に入りましたが、ワッカ原生花園は1日目の撮影しておりますので通過します。なお、常呂町(北見市と合併)は、先の2002年バンクーバー冬季オリンピックで一躍有名になった女子カーリング選手を輩出している町でもあります。

さらにサロマ湖畔に沿って走ります。佐呂間別川にかかる、佐呂間大橋(この辺りは佐呂間町浜佐呂間)の手前で川の向うに赤い屋根の倉庫でしょうか工場でしょうか、絵になる風景が見えます。


(赤い屋根の建物が目立ちます 午前7時少し前、今頃には靄は撮れて日が照ってきました)


(川に沿ってサロマ湖畔出てみたくなります)

佐呂間大橋のたもとの道路標識には、川に沿って右手は、キムアネップ岬とあります。キャンプ場があるようです。時間もありますので行ってみることにします。周辺の川や湖にはサギをはじめ野鳥がたくさんいるようです。


(残念ながら手持ちのレンズ・18-270㎜では野鳥を撮るには不向きのようです)

野鳥の宝庫でもあるキムアネップでの撮影は早々に切り上げて、国道238号線を北上します。チューリップで有名な湧別町(H21年上湧別町と湧別町が合併)を経て、流氷観光で有名な紋別市に向かいます。紋別市内を抜けると、右手の「オムサロ原生花園」が見えてきました。ネイチャーセンターに寄りますが、時間がまだ午前9前で開館しておりません。遊歩道に沿って撮影していきます。


(ヒオウギアヤメの群落があちこちにあります)


(雑草も青々としていて、まさに新緑の季節です)


(シシウドも咲き始めたばかり)


(国道の反対側には廃船が2隻保存?されています 打ち捨てられているわけではなく、原生花園のオブジェの一つとなって自然と共存しているのです)

この廃船の横小道から「オムサロ遺跡公園」に出ますが、今回はパスして、80㎞ほど先の枝幸町に向かいます。なお道内には同じ地名や似通った名前の地名が多々あります。エサシ町も二つあって、道南の江差町は民謡「江差追分」で有名。方や枝幸町は、一昨年のYOSAKOIソーラン大賞を受賞した「夢想漣(ユメソウラン)えさし」チームの町です。もうひとつ例を挙げておきます。これから訪れる「ノシャップ岬」は稚内市にあって、「ノサップ岬」は日本最東端の根室市にあります。枝幸町からはいよいよ最北端の宗谷管内(旧宗谷支庁)になります。まずは枝幸港に寄ってみます。ホタテ漁の最盛期です。


(漁船から大型トラックにホタテを積み替えています)


(船首に積み込まれた、刃先の付いた網で海底をなぞってかき集めるのだそうです)


(網を広げたところ 下の方に刃先が見える)

町内から2kmも進まないうちに、ウスタベイ千畳岩が見えてきました。エゾカンゾウが一面に咲いていて青い海とのコントラストが綺麗です。ウスタイベ岬の先端にあって、安山岩がブロック状に並んでおり、畳千枚分の広さがあるといわれています。付近にはキャンプ場もあって我々が訪れたときも大きなキャンピングカーが数台駐車していました。


(初めて訪れた名所でした エゾカンゾウ、ヒオウギアヤメが咲き乱れていました) 


(荒々しい波と岩 黄色いエゾカンゾウがとても可愛く見えます)


(日陰をバックにすると、エゾカンゾウがより浮き立って見えます)


(岩の間を押し寄せる波を見ていると、海藻類がアーティスティックに見えてきます)

車はさらに北上し、浜頓別に入ります。ここには有名なベニヤ原生花園があります。北海道を代表する三大原生花園(他は小清水原生花園、サロベツ原生花園)の一つで、観光シーズンには大型観光バスが入り込みます。野鳥の宝庫で、我々が訪れたときも、超望遠レンズを抱え、迷彩服を着こんだカメラマンがたくさん来ておりました。


(やっと野鳥の撮影に成功 さてなんという鳥かな~ ノビタキかもしれません)


(遠くには風力発電の風車が見えます)


(CASIO EXILIM Z3000でパノラマ撮影 ゆっくりカメラを回転すると、カメラ本体でパノラマに合成してくれる この画像はおよそ180度ほど)

なお花はほかの原生花園と変わらないので画像アップは省略いたします。ただ緯度が高いためか、シシウド等を見ていると、花のピークは遅くなってきているように感じました。ベニヤ原生花園を後にしてさらに北上し、宗谷岬に向かいますが、標識の見誤りから、本来海岸線の国道238号線を進むべきところを内陸に入ってしまっ多様です。途中で気がつき、道道を宗谷岬に向かって進みます。岬が近づくに従い、いわゆる宗谷丘陵と言う独特の地形が現れます。と同時に無数の風力発電用風車が見えてきました。


(宗谷丘陵と風力発電の風車 宗谷丘陵は2万年前の氷河が移動した跡と言われ、北海道遺産に指定されています)


(岬の方に降りると、日本最北端の灯台と展望台があります さらに海の彼方を見ると40㎞ほど先にサハリンが見えます)


(CASIOコンデジによるパノラマ撮影、画角200度ほど)

海岸段丘を降りて、車は2日目の最終撮影地であるノシャップ岬へと向かいます。以下その3に続きます。
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写真展が始まりました

2012-07-25 06:00:00 | 写真
かねてお知らせしていた写真展がいよいよ今日から始まりました。昨日24日、午後に展示作業を行い65点すべての展示が終わりました。写真展の詳細についてはすでに前々回のブログでお知らせしたとおりですが、今一度下記のとおりご案内いたします。お近くにお越しになった際にはぜひお立ち寄り、ご高覧いただければ幸いです。



期間:平成24年7月25日(水曜)~29日(日曜)
    午前10時~午後5時まで、最終日29日は午後4時まで
場所:小樽市美術館市民ギャラリー1F
    小樽市色内1丁目9-5(旧手宮線横、旧日銀小樽支店向かい)
    TEL 0134-34-0035

出品者
   ☆豊友会会員    太田照二(会長フォートピア代表)  池谷昭三
               小林和子              小林孝子
               長尾年彦              鹿戸芳之・HPブログ「yotutiの写真日記
               松尾淑恵              吉川陽子
               横川宏子
   ☆フォートピア会員   貝沼正雄              紅露雅之・HPブログ「紅露の写真日誌
               成沢克朗              嵯峨秋雄・HPブログ「嵯峨秋雄 北の風景


以下、24日の展示作業風景並びにフォートピア会員の賛助出品作品の一部をご紹介いたします。


☆ 太田照二(豊友会会長・フォートピア代表)


(題名:ヨサコイ絶好調)

☆ 鹿戸芳之(兼豊友会)


(題名:楽しいお面)

☆ 貝沼正雄


(題名:黒ダイヤ夢の跡)

☆ 嵯峨秋雄


(題名:火渡り祭り 読売風景写真コンテスト入選作品)

☆ 成沢克朗


(題名:YOSAKOIソーラン3)

☆ 紅露雅之


(前回ブログで紹介済み)

☆ 会場風景


(CASIOのコンデジで、カメラをパーンするだけで、カメラが勝手にパノラマ合成します、こりゃぁ~便利だわ…)
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美国神社と古平恵比須神社の火渡りの儀式

2012-07-22 06:00:00 | 祭り・イベント
7月6日(金曜)に積丹町美国神社の火渡りの儀式を、また14日(土曜)には古平恵比須神社の火渡りの儀式を、写友3人で見てきました。この時期積丹町の美国と古平町の夏祭りで、相前後して火渡りの行事が行われます。美国は例年7月の5-6日に、古平町は7月第2週土・日曜日に行われます。古平町では、秋祭り(9月第2度・日曜日)にも火渡りが実施されます。

いずれも午後8時ころの開始予定ですが、6日の美国には午後3時前に小樽を出て、出来れば積丹の夕日も撮ろうという魂胆です。車で1時間ほどで美国に着きますが、さらに島武意、余別にまで足を延ばします。でも一向に晴れ間が出てきません。婦美で国道229号線を出て、道道913号線に入り積丹岬方面に向かいますが、天候が回復する兆しがありません。岬には立ち寄らず、入舸、日司を経由して野塚から美国に戻ります。まだ時間が早いので、観光船乗り場の干物を売っているオヤジさんを冷やかし行こうということになりました。


(子持ちカレイの半干、1パック3枚入り400円を3パック+スルメ1枚を1000円にまけさせて… 「商売にならんな~」とオヤジさん)


(1) 美国観光遊覧船に乗る

丁度そこへ観光グラスボート船が戻ってきました。3人乗るなら行くよ、とのこと。乗船料一人1300円と言う。最後だから1000円にまけろと船長と交渉するも不調、1300円払いました。船員が、最後のお客だから、籠に入った飴玉をたんまり持って行けという。


(ムラサキウニがごっそり海底にへばりついている 沖縄と違いカラフルな魚はいない)


(海岸沿いを走る)


(海鵜とカモメが仲良く休んでいる)


(これが積丹ブルーですとアナウンスあり)


(用意されたパンくずを見せるとカモメが寄ってくる)


(漁港までカモメも併走)

40分ほどのクルーズでしたが、普段陸上からは見られない積丹ブルーの景色が見られたこと、カモメが船と並走してパンくずをついばむ場面を撮影できたことを考えれば、乗船料もまずまずでしょうか。さて時間はまだまだありますが、夕陽が出ていませんので、手持ち無沙汰です。夕食を撮ることにします。もちろん、地元の方々おすすめの「安富」でラーメンを食べました。1時間ほど写真談義をして、火渡りの会場である美国神社に向かいます。まずは天狗(猿田彦)の火渡りから始まります。


(2) 美国神社の火渡り

神社の境内は結構広くて、火は2か所で焚かれ、鳥居から入った天狗や神輿はこの2か所の火をくぐりますが、行きと帰り二往復、つまり4回くぐることになります。最初に神主と氏子がお祓い、塩まきをした後に、天狗(猿田彦)が渡ります。その後神輿が続きます。


(天狗のお面がねずみ色の毛でおおわれているため、正面の顔がどうしても暗くなってしまいます ストロボがあった方がよかったかな)


(お神輿の火渡りが始まりました)


(火は2か所で焚きあげられます 気合を込めて一気に二ヵ所を渡ります)


(炎で熱いのか、担ぎ手の顔がゆがみます)


(多くの担ぎ手は口と頭に手拭いをしていますが、なかにはしていない担ぎ手も…)


(神輿は3基、いずれも二往復します、最後はお宮入りです)


(3) 古平恵比須神社の火渡り

7月14日6時半頃小樽を出ましたが、天気はよかったものの地平線近くには厚い雲があって、夕焼けにはなりませんでした。午後8時の開始予定が、神輿が町内を練り歩くのに時間がかかっているためかなかなか始まりません。午後9時近くになってようやく神主や氏子代表のお祓いが済みました。まずは天狗(猿田彦)の火渡りから始まります。


(今回はストロボを持参しましたが、連写モードでは最初の1枚目にしかストロボ光は届きません 2枚目以降は充電が追い付かないので…)


(ストロボが上手く効きました)


(天狗の次は赤獅子と緑獅子のペアによる火渡りです)


(手前の氏子役員が行ったり来たり、ふらふらカメラの前を…仕方がないですね)


(火の中へ神輿が驀進)

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写真展開催のお知らせ

2012-07-19 06:00:00 | 写真
このほど下記の要領にてフォートピア会員が、豊友会(会長太田照二氏)の写真展に賛助出品することとなりました。
豊友会会員9名とフォートピア会員6名(うち2人は豊友会会員と重複)の13名による写真展です。
各自A4または四つ切プリントで5点ずつ計65枚の出展となります。
期間・場所等については下記のとおりです。27(金曜)-29日(日曜)は小樽潮祭りの期間中でもあります。
開催場所の市民ギャラリーも、旧手宮線の横であり、潮祭り期間中は旧手宮線で「おたるガラス市」が開催されています。
是非写真展会場まで足をお運びいただきたくお願い申し上げます。

期間:平成24年7月25日(水曜)~29日(日曜)
    午前10時~午後5時まで、最終日29日は午後4時まで
場所:小樽市美術館市民ギャラリー1F
    小樽市色内1丁目9-5(旧手宮線横、旧日銀小樽支店向かい)
    TEL 0134-34-0035

出品者
   ☆豊友会会員    太田照二(会長フォートピア代表)  池谷昭三
               小林和子              小林孝子
               鹿戸芳之              長尾年彦
               松尾淑恵              吉川陽子
               横川宏子
   ☆フォートピア会員   貝沼正雄              紅露雅之
               嵯峨秋雄              成沢克朗

なお、私の出品作品は下の通りです。

(1)

題名「青色のとき」
たんぽぽの綿毛と水滴をレンズ逆付けによって超マクロ撮影
壁紙写真部「第1回彩フォトコンテスト」 金賞受賞

(2)

題名「夢の中へ」
H21年道写協札幌・小樽支部合同「滝野すずらん公園撮影会」  準特選受賞

(3)

題名「桜吹雪」
桜文化芸術応援団「あなたの桜色2011」フォトコンテスト  最高映像部門賞受賞

(4)

題名「影が伸びる」
学研『大人の科学』付録のトイカメラ+3色フィルターによる多重撮影
第22回ブログdeフォトコンテスト  準グランプリ受賞

(5)

題名「フィナーレ」
東京府中競馬場の花火大会
壁紙写真部「夏の思い出フォトコンテスト」  銅賞受賞
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沖縄の思い出(その2)

2012-07-15 06:00:00 | 旅行
前回は沖縄本島中央北部の名護市周辺を取り上げました。今回はブセナビーチの続きと、それ以南の各ビーチ、伝統工芸村、那覇市内を取り上げます。


<ブセナビーチ>


(海中展望塔のらせん階段を下りると、丸窓から魚の泳ぐ姿が見える)


(北海道では見られない、熱帯魚のような魚が泳いでいる)


(日差しは初夏のよう、観光客はまばら)


<インブビーチ>

ブセナビーチの1㎞ほど南にあるビーチです。


(誰もいないビーチを若い女性の二人組が散策していました)


<サンマリーナビーチ>

西海岸を走る国道58号線をさらに南下すると、恩納村の有名な「万座毛」があります。離れたところからしか撮影できないので、とっても、どうしても観光写真にしかなりません。ということでさらに南下すると、サンマリーナホテルがあって、ホテルの向かいがサンマリーナビーチになっています。


(ホテルの窓から女子高生でしょうか、手を振って「撮って~」と言っています 遠慮なくパチリ)


(遊具がぽつんとさびしそうに…)


(海は何処までも青い 白砂にマッチ)


(ビーチの端では子供たちがビーチバレー)


(休憩所も閑散としている)


<琉球村>

かつての琉球王国時代の古い建物がここに移築され、保存されています。また藍染めや紅型の体験工房や陶芸工房もあります。アトラクションとして、「エイサー」も時間によっては見学することができます。また村内で流通する琉球小判があります。


(旧家の案内係りの女性 カメラを向けるとニコリとポーズを取ってくれました)


(お酒、泡盛販売の店員さん)


(こちらの旧家では、サーターアンダギーを作っていました)


(これからエイサーの始まり)


<残波岬>

国道58号線沿いの琉球村から一旦北上し、県道6号線に入って真栄田岬、残波岬方面に向かいます。読谷村の西側の突き出た景勝地で、高さ30mほどの崖が2㎞にわたって続きます。訪れたときは引き潮で崖から1㎞ほどの平らな岩地が広がっていました。


(海は後ろ側になります 引き潮で出来た水たまりには真っ黒なナマコがたくさんおりました)


(サンゴ礁の岩が削り取られていますが、大潮のときはこの辺りまで海面が上昇するのでしょうか)


<むら咲むら>

15世紀ごろの琉球王国の街並みを再現した施設で、陶器、ガラス、三線などの伝統工芸を体験できる工房があります。沖縄伝統の三線工房では、本格的な蛇革による三線から和紙や空き缶を使った簡易なものまで色とりどりです。家内が蛇革の三線を購入しましたが…数回使った後は、部屋の飾りになってしまいました。


(琉球村、残波岬、むら咲むらのマップ)


(奥は陶芸工房 赤いブーゲンビリアが…)


(港の方に降りていくと絶景が広がっている)


(真っ青な海に赤いボート 荒々しい岩肌)


<那覇市内・首里城>

最後はやはり那覇市内の国際通りにある牧志公設市場と首里城を取り上げます。


(2000年の九州沖縄サミットを記念して発行された2000円札 守礼の門で記念撮影しているところを割り込ませてもらいましたが、ピンボケ!)


(沖縄を代表するもう一つの花ハイビスカス)


(牧志公設市場内で島ラッキョウを売るおじさん)


(北海道の市場では見られない魚たち)
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日本最北端の地を目指して~その1

2012-07-11 06:00:00 | 旅行
6月25~27日、写友3人で道北写真撮影ツアーに行ってきました。これまで写真仲間フォートピアの連中とは、帯広・釧路など道東へは年に2-3回撮影旅行をしておりますが、道北は初めてです。私自身は、学生時代に自動車部の部活で7泊8日の全道沿岸一周旅行に行ったことがあります。この時が生まれて初めて、稚内の地を踏みました。その後、その後現役の時代に、勤務先の同僚と2度ほど道北旅行をしております。H16年の、退職1年前にも、一人でノシャップ岬にまで行きました。というわけで今回が5度目の道北ツアーになります。

今回のルートは、1日目に高速道路を使って旭川に行き、その後道道333号線を走り、白滝、佐呂間、網走に出ます。時間があれば、小清水原生花園、能取湖、サロマ湖を回り、サロマ湖で夕陽を撮ろうという予定です。翌日二日目は、オホーツク海沿いを北上し、日本最北端の地宗谷岬を回って稚内で宿泊です。最終日はサロベツ原野の海沿いを走り小樽に戻ります。1日当たり、350㎞前後の走行距離を予定しています。

当日25日は朝4時半に自宅を出て高速道路に乗ります。旭川を経由して白滝、遠軽方面に向かいます。天気予報では今日は曇りマークです。案の定空は分厚い雲に覆われて、周りの風景も濁ったように見えます。時折雲の割れ目から日が差すようになりました。


(この日はあいにく曇り空、空の割れ目から日が差しました 一瞬の出来事でした 佐呂間町若狭地区にて)

天気が今一つよくないために、網走湖、能取湖畔を走っても絵になりません。一旦網走市内の道の駅「流氷街道網走」で観光情報を集めます。色々なパンフレット等を参考にして、小清水の原生花園やその途中にあるJR釧網本線の無人駅を撮ることにしました。国道244号線を東方面、小清水・斜里に向かいます。最初に海岸沿いに見えたのがJR藻琴駅。


(JR藻琴駅 次に紹介するJR北浜駅とともに、高倉健主演の「網走番外地」のロケ地となりました)


(線路の反対側からホームを見る ルピナスが盛りですが手入れされていないために、繁殖力の強い紫色だけになってしまいました)


なお、藻琴駅も次の北浜駅も民間に委託されているのか、駅舎の半分が喫茶店・レストランになっています。訪れたのが午前10時前でしたがいずれもオープン前でした。藻琴駅から車で3-4分の北浜駅も、ロケ地となっていますが最近中国映画のロケ地として使われました。

北海道ブームを引き起こした中国映画史上最大級のヒット作「非誠勿擾」(日本語タイトル「狙った恋の落とし方」)は、自然豊かな道東の名所各地でロケが行われました。2008年9月に、釧網線の北浜駅で撮影が行われ、主人公達が北海道へ誘われた玄関口の舞台として、重要な役割を担いました。


(赤いポストは道内では各所で現役で使われていますが、内地や中国、韓国では珍しいらしい)


(駅舎の中はごらんのとおり、名刺やメモがくまなく張り巡らされていて、帯広の旧幸福駅と似ています ただ、北浜駅は無人駅ですが、現役です)


(駅付近から西、つまり網走方面を見ると、線路と波打ち際がどこまでも続きます)

さらに車を東に走らせ、小清水原生花園に向かいます。道の両側にエゾカンゾウやハマナス、エゾスカシユリが見えてきます。駐車場に車を止めてあたりを見回すと、いたるところにハマナスが咲きエゾスカシユリも見えます。駐車場に設けられたお土産品店の中には、原生花園に咲く花々の写真があります。踏切の向うには夏季限定(5-10月のみ列車は臨時停車する臨時駅)のJR原生花園駅があり、その横から遊歩道が続いています。


(線路脇にエゾスカシユリが一輪)


(手前の赤はハマナス)


(夏季臨時駅の原生花園駅)


(徒歩1周30-40分ほどの遊歩道が続いている)


(原生花園内で見られる代表的な花たち)


(滅多に見かけることのないクロユリを見つけました)


(シシウド 内地では高山植物とされ平地では見かけることがないとか、道内ではどこにでもあります)


(エゾスカシユリが群生している)


(エゾカキスゲ=黄色、とエゾスカシユリ=オレンジの中を列車は走る)

小清水原生花園での撮影を終えましたが昼にはまだ1時間ほどあります。原生花園に接している濤沸湖を一周することにします。地図によれば牧場があるらしいのですが、結局見つけることはできませんでしたが、途中でキタキツネに遭遇したり、農作業風景を撮影することが出来ました。


(子ぎつね2匹は隠れてしまいました 真ん中が親狐らしい)


(手前は麦畑ですが、奥は長葱畑)


(この日は寒く、気温11度しかありませんでした 暖かい大地から湯気が立ち上っています こういう光景があちこちで見られました)

一旦網走市内の道の駅に寄って昼食を取ります。昼過ぎになると、天気も回復し、時折日差しが射すようになってきました。サロマ湖の夕景撮影までにはまだ6-7時間もあります。と言うことで、網走を代表する名所、そうです網走番外地に行ってみることにします。映画網走番外地シリーズで観光地となった「網走監獄」はもともと網走駅近くの(と言っても2㎞ほど)三眺町無番地(いわゆる番外地)にありました。その後昭和59年に、木造の建物を移築して、天都山の麓、呼人町に「博物館網走監獄」として再現されたのです。三眺町には、現在網走刑務所がありますが、もちろん内部の見学は出来ません。


(入監料800円のところ、シルバー割引で520円で入れます 中は博物館、旧獄舎も再現されています)


(入り口中央に監視室があり、5方向に伸びた独居房があります)


(その一つを奥に進むと…)


(映画のポスターや、ミニチュアセットのある部屋で、ホログラムが…)

写友3人無事出獄しても夕景撮影までにまだ時間がたっぷりあります。ということでサロマ湖の東端の栄浦にある「ワッカ原生花園」に行ってみることにしました。この辺りはかつて網走管内常呂町と称しておりましたが、その後北見市との合併で、北見市常呂町になったようです。午後4時過ぎに着いた時にはさすが観光客は少なくて、超望遠レンズを抱えた、野鳥専門のカメラマンが数人いるだけでした。それにしても肌寒い。ワッカネイチャーセンターの係員によれば、昨日は20度を超えていたのに、今日は10度しかありませんとのこと。野鳥撮影用の超望遠レンズを持参しておりませんので、花を撮影して切り上げました。


(ムシャリンドウ)


(ハマナスとセンダイハギ)


(エゾカンゾウ)

小清水原生花園では、「エゾキスゲ」が、ここワッカ原生花園では「エゾカンゾウ」が見られました。両者の区別がつくでしょうか。
☆エゾキスゲ 花が黄色で、夕方に咲き始め翌日の昼頃しぼみます。いわゆる夜に咲くのが…♪=キスゲ
☆エゾカンゾウ 花がややオレンジっぽい 朝から夕方まで咲く昼の花 別名ニッコウキスゲとも言われます。
え?カンゾウがキスゲで、キスゲがキスゲ?一層混乱してしまいます。いいんです綺麗であれば…

撮影は5時ころ終わりましたが雲が低く垂れこめ、夕陽は望めそうにもありません。ホテルに戻って、反省会です。
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沖縄の思い出(その1)

2012-07-07 06:00:00 | 旅行
過去に撮りためていた花の画像を見ていて、この時期沖縄では、ハイビスカスやブーゲンビリアが綺麗に咲いているのだろうなと急に思い出してしまいました。沖縄には何度か旅行をしています。最初は昭和56年頃で、家内と幼稚園児であった長女を連れて、その翌年にも訪れています。沖縄には、大学同期のM君がおり、二度ともM君の家族とともに那覇市内のホテルで会食したことがあります。

平成16年退職間近な時期にも家内と訪れ、M君の自宅で沖縄料理をごちそうにないました。食後に頂いたミカンに似た「タンカン」(九州・沖縄特産)がとても甘みがあって、美味しくすっかり虜になってしまいました。北海道ではめったに見かけることはなく、九州特産品展でもない限り手の入らないのが残念です。H18年の4月には、どうしても沖縄の海に沈む夕日が撮りたくて、8日間の撮影ツアーに行ってきました。名護市のビジネスホテルに泊まり西海岸のビーチを、毎日のようにレンタカーを走らせました。8日間粘っては見たものの天候不順が続き、期待した夕陽は撮れませんでしたが、沖縄の青い海を満喫してきました。H16年と18年の画像から二回に分けてご紹介したいと思います。


<沖縄海洋博公園付近>

まずは名護市周辺地域のうち沖縄海洋博公園の美ら海水族館から見ていきましょう。この公園は昭和50年の沖縄日本本土復帰を記念して開かれた沖縄国際海洋博覧会の跡地を利用して作られ、水族館ほか、エメラルドビーチ、熱帯・亜熱帯植物園などがあります。


(沖縄というと美ら海水族館、というほど有名な水族館)


(目の前を大きなエイが悠々と泳ぐ 迫力満点)


(いい写真が撮れたかな?)


(南国の花 名前はわかりませんが台湾でも見た記憶が…)


(黄色いブーゲンビリアがあったとは…)


(H18年4月、7年ぶりに咲いたという大宝灌木=通称ベネズエラのバラ)

<琉宮蝶々園>

海洋博公園から車で5分ほどのところにあります。琉球と竜宮城を足して二で割ったようなネーミングの「琉宮」が笑わせますが、ここでは国の天然記念物にもなっているオオゴマダラが飼われています。日本で最大の蝶で羽を広げると15cmにもなります。さらにびっくりしたのは、オオゴマダラの蛹が、金色だったことです。


(これが本物の金であれば、一個持って帰りたい…)


(オオゴマダラは、赤い色が大好きだとか… 近くにいた子供が造花のカーネーションを揺すっている)

<今帰仁城跡>

琉球王朝成立以前の城郭の跡で、世界文化遺産にも登録されています。


(駐車場近くの売店 屋根にブーゲンビリアであろうか蔓が張って花が咲いていた オレンジ色のペットボトルはシークァーサ)


(城郭の近くに蔓草に覆われた木が一本)

<名護市及び周辺>

名護市内から海岸に出ると、21世紀の森公園があって、目の前には21世紀ビーチが広がっています。その海の青さは目をみはるばかりの青さです。ここで写真を撮影していて気づいたことがあります。この時カメラは、一眼レフの「CANON EOS Kiss DigiN」とコンパクデジの「FUJI FINE Pix F11」の2台です。海の青さが全く違うのです。これまでもCANONのカメラの色づくりには不満を感じていましたが、沖縄の海を撮影してさらにはっきりしました。FUJIのカメラは、さすがフィルムメーカーです。色づくりが上手です。以下同じシーンを、画像の色調整なしでアップしておきます。


(CANON EOS Kiss DigiN 海の青さが全く出ていません、赤みが強く濁った感じです)


(FUJI FINE Pix F11 撮影モード=フジクローム 海の色、空の色が見た目どおりです)


(名護市内ではブーゲンビリアが街路樹となって色を添えています)


(亜熱帯の動植物が飼育されているネオパーク沖縄 見たことのない鳥が…)


(6000平方mのゲージには数百種類の鳥類等が放し飼いにされている フラミンゴの目が…)

<ブセナビーチ>

名護市の最南端にあるブセナビーチは、2000年に九州・沖縄サミットの会場となったブセナテラスがあります。ホテルの突端には海中展望塔があり、海中を泳ぐ魚たちが見られます。またグラスボートも出ていて海底のサンゴ礁などが楽しめます。


(ビーチには色とりどりの遊具が揃えられているが、本格的観光シーズン前で人もまばら 右奥が海中展望塔)


(この日は待ちに待った快晴の日 ひょっとして夕陽が…期待が大)


(地平線がもやがかかっていて大きな夕陽にはならず…)


(ソテツの木を入れて南国らしく…)

次回その2では、西海岸のビーチ、伝統工芸の体験村、琉球村やむら咲むら等を紹介します。
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4-6月のフォトコンテスト入選状況

2012-07-03 06:00:00 | フォトコン関係
4-6月の入選件数は13件と、前年と同じ件数にとどまりました。まずまず健闘したかなとは思いますが、前年はこの期間に賞金額の大きなコンテストが2件ありましたが、今年はその2件とも選外に終わってしまいました。残念ながら賞金額では大きく下回ってしまいました。また前年は最高賞に輝いた「あなたの桜色フォトコンテスト」も2次審査(最終審査結果は7月発表)で敢え無く敗退。年初のおみくじの言葉「今年はなかなか思うようには進まない」が頭をよぎります。まぁ、気を取り直して7月以降のチャレンジに期待です。以下主な入賞・入選作品を紹介したいと思います。


☆ OCN「アニメのある風景」フォトコンテスト 7位「黒猫のジジ」

<コンテスト要綱から>
日本が海外に誇る文化の一つとなったアニメと特撮。
フィギュアやプラモデルといった個人が楽しむものをはじめ、原作者の生誕地には記念館や博物館ができ、各地にはアニメや特撮の舞台となった“聖地”が…。OCNアニメ・特撮では、そんなアニメ・特撮の聖地やイベント、施設、あなたのコレクションなど、アニメや特撮のある風景写真を大募集!アニメや特撮を愛するみなさまの想いのこもった作品で、ぜひ盛り上げてください。たくさんのご応募お待ちしております。


(魔女の宅急便に出て来る黒猫のジジ)


☆ あなたの美味しい記憶フォトコンテスト 美味しい記憶賞「キノコ汁あっちち」

K食品会社が主催するフォトコンテスト


(国道5号線仁木町にある道の駅「キノコ王国」でキノコ汁を食べる孫娘 慌てて食べて、あっちち)


☆ アスカネット第8回「冬の一こま」フォトコンテスト 3等「群来きたる」

アスカネットは、デジタルプリントやフォトブックの作成、あるいはストレージサービスを提供するネット系の会社です。定期的にテーマを設けてフォトコンテストを実施しています。


(小樽の海岸に、毎年2月頃ニシンが産卵のため浜辺に押し寄せてきます、オスニシンが放精したために海が白く濁っています、これを群来クキと呼びます、数年後には大きく育ったニシンが前浜に押し寄せてきます)


☆ アスカネット第9回「一期一会」フォトコンテスト 3等「終漁の時」


(日本最北端の地稚内ノシャップ岬では、夏は午後8時近くなっても夕焼けで真っ赤になります 浜辺の漁師の家はすでに灯りが消され、静まり返っています)


☆ 第4回SDフォトコンテスト 銅賞「子狸勉強中」

<コンテスト要綱から>
写真電気工業株式会社のホームページで行われるフォトコンテストです。今年のテーマは「人工光」。照明機材使用の室内で撮影された写真を募集致します。被写体はどんなものでも構いません。人物は肖像権の許可があるものでお願い致します。プライベートな未発表の作品などございましたら一度ご応募してみませんか?ネットショップさまの商品撮影されたものでも構いません!作品タイトル、コメント(苦労された点や撮影裏話など)を添えてどんどんご応募ください。

画像についてはこのページでの掲載を控えます。なんせ、孫娘も恥ずかしがる年頃になりました…、娘からもNETに写真載せるのを控えるようお達しがありました。
(孫娘に狸のメイクを施し、教科書のわきから顔を出したところを撮影 円形の蛍光スタンドの後ろから撮りました)

<審査員安珠氏講評>
可愛い!たぬきのメイクをしていなくても、きっとかわいいお孫さんだと思います(笑)。
円形の蛍光灯スタンドを入れて撮ったアイデアで不思議な世界観が出ました。
リングライトのように均等に光が回っていますね。


☆ 第7回HAKUBAフォトコンアワード「新緑」 佳作「白樺の小道」

写真用品メーカーのHAKUBAが主催するフォトコンテストで、風景部門、スナップ部門、マクロ部門のサークルがあります。年に数回時季折々のテーマを決めてコンテストを実施しています。数年前までは会員相互の互選で入選を決めていましたが、組織票による不公正云々という意見があり、近年はHAKUBAのスタッフによる審査で決まるようになりました。


(倶知安町郊外富士見町の湧水地にある白樺並木)

<HAKUBAスタッフの一言>
水面と地面との割合を半々ではなく、水面を多くした構図が印象的で、その場の 静かで澄んだ空気が伝わってきます。他の移りこみを入れず白樺だけに絞った事により、森の木と木の間を流れる春の空気をより感じさせる一枚☆


☆ FUJI Fotonoma 第7回「旬の写真館~春」 PickUp作品賞「ガラス工芸品」


(小樽堺町通りにある観光土産品店の店先のガラス製品をパチリ)

<講評> 
柔らかな春の光の中のガラス細工を逆光で捉えた作品ですが、もう少しポイントを絞り込んだほうがより強調できたと思います。画面右側をカットしたトリミングか、思い切って画面中央のみを縦位置にしてトリミングしてみたらどうでしょうか。


☆ FUJI Fotonoma 第6回「旬の写真館~冬」 デアゴスティーニ賞


(1月に北海道開拓の村のモデル撮影会の時の写真です 小雪がぱらついていい演出となりました) 


☆ CAMERA REVIEW JAPAN第3回フォトコンテスト「ハイキー調」 優秀賞「桜一輪」


(神社境内の手水鉢に落ちた桜一輪、後方にある九星運勢のパステルカラーの立て看板の色が映り込みました)


☆ SKYGATE旅の思い出フォトコンテスト 入賞「スコールの中のラッシュアワー」


(昨年6月に雨季のベトナムハノイを訪れた際に撮影した一枚)

13件のうち主な作品10件を紹介いたしました。それ以外に現在1次予選を通過して読者の投票期間中の作品が1件、同じく予選を通過して7月7日に最終審査を行う作品が1件あります。後者は「神戸市トーアロードビジュアルフェスタ・街と人が行きかう風景フォトコンテスト」です。最終審査未了ですので作品は掲載できません。なお前者については、予選通過6作品による投票受付中(7月30日まで)ですので、よろしければポチッていただければ幸いです。6作品のうち投票数上位3点が入賞です。入賞賞品ですか?名誉だけらしいです。


☆JENESYS(国際交流協会)第5回写真コンテスト(テーマ山) 出品作品「羊蹄山と二本のサクランボの木」



投票画面(JENESYS写真コンテスト画面)→こちらですhttp://sv2.jice.org/jenesys/exchange/contest/

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