ツアー初日の最大の目標であった、サロマ湖の夕日撮影は出来ませんでしたが、2日目こそノシャップ岬で夕陽を撮ると意気込んで午前5時にホテルを出ました。今日の日程は国道238号線のいわゆるオホーツク流氷街道を、最北端の地、宗谷岬に向けて北上することです。この間には「ワッカ原生花園」「オムサロ原生花園」「べニア原生花園」「猿払原野」と言った湿地野生動植物の宝庫を通ることになります。
網走市内を抜けて、国道238号線を北上すると、右手に能取湖が見えてきます。昨日も午後ここを抜けて常呂町栄浦のワッカ原生花園にまで足を延ばしました。今朝は濃い霧がかかっていて、湖も見えません。天気予報では晴れマークが出ていましたので、日が上がれば霧もやむものと思います。
(国道も御覧の通り霧の中)
(卯原内付近の湖畔にはサギが羽を休めていた 湖面にごみ?が目立ったので思いっきりオーバー目にしてみました)
(日が上がってくると畑の一部に日が差しこんできた)
(やがて霧は消えて視界がよくなってきました)
なお、能取湖と言うと、サンゴ草が有名ですが、サンゴ草が赤くなるのは秋口で、今の時期は緑色のままです。上記2番目の画像の卯原内もサンゴ草が有名です。サンゴ草は正式名を厚岸草と言って、もともとは釧路管内の厚岸で見られましたが今は能取湖が有名になってしまいました。車は常呂町に入りましたが、ワッカ原生花園は1日目の撮影しておりますので通過します。なお、常呂町(北見市と合併)は、先の2002年バンクーバー冬季オリンピックで一躍有名になった女子カーリング選手を輩出している町でもあります。
さらにサロマ湖畔に沿って走ります。佐呂間別川にかかる、佐呂間大橋(この辺りは佐呂間町浜佐呂間)の手前で川の向うに赤い屋根の倉庫でしょうか工場でしょうか、絵になる風景が見えます。
(赤い屋根の建物が目立ちます 午前7時少し前、今頃には靄は撮れて日が照ってきました)
(川に沿ってサロマ湖畔出てみたくなります)
佐呂間大橋のたもとの道路標識には、川に沿って右手は、キムアネップ岬とあります。キャンプ場があるようです。時間もありますので行ってみることにします。周辺の川や湖にはサギをはじめ野鳥がたくさんいるようです。
(残念ながら手持ちのレンズ・18-270㎜では野鳥を撮るには不向きのようです)
野鳥の宝庫でもあるキムアネップでの撮影は早々に切り上げて、国道238号線を北上します。チューリップで有名な湧別町(H21年上湧別町と湧別町が合併)を経て、流氷観光で有名な紋別市に向かいます。紋別市内を抜けると、右手の「オムサロ原生花園」が見えてきました。ネイチャーセンターに寄りますが、時間がまだ午前9前で開館しておりません。遊歩道に沿って撮影していきます。
(ヒオウギアヤメの群落があちこちにあります)
(雑草も青々としていて、まさに新緑の季節です)
(シシウドも咲き始めたばかり)
(国道の反対側には廃船が2隻保存?されています 打ち捨てられているわけではなく、原生花園のオブジェの一つとなって自然と共存しているのです)
この廃船の横小道から「オムサロ遺跡公園」に出ますが、今回はパスして、80㎞ほど先の枝幸町に向かいます。なお道内には同じ地名や似通った名前の地名が多々あります。エサシ町も二つあって、道南の江差町は民謡「江差追分」で有名。方や枝幸町は、一昨年のYOSAKOIソーラン大賞を受賞した「夢想漣(ユメソウラン)えさし」チームの町です。もうひとつ例を挙げておきます。これから訪れる「ノシャップ岬」は稚内市にあって、「ノサップ岬」は日本最東端の根室市にあります。枝幸町からはいよいよ最北端の宗谷管内(旧宗谷支庁)になります。まずは枝幸港に寄ってみます。ホタテ漁の最盛期です。
(漁船から大型トラックにホタテを積み替えています)
(船首に積み込まれた、刃先の付いた網で海底をなぞってかき集めるのだそうです)
(網を広げたところ 下の方に刃先が見える)
町内から2kmも進まないうちに、ウスタベイ千畳岩が見えてきました。エゾカンゾウが一面に咲いていて青い海とのコントラストが綺麗です。ウスタイベ岬の先端にあって、安山岩がブロック状に並んでおり、畳千枚分の広さがあるといわれています。付近にはキャンプ場もあって我々が訪れたときも大きなキャンピングカーが数台駐車していました。
(初めて訪れた名所でした エゾカンゾウ、ヒオウギアヤメが咲き乱れていました)
(荒々しい波と岩 黄色いエゾカンゾウがとても可愛く見えます)
(日陰をバックにすると、エゾカンゾウがより浮き立って見えます)
(岩の間を押し寄せる波を見ていると、海藻類がアーティスティックに見えてきます)
車はさらに北上し、浜頓別に入ります。ここには有名なベニヤ原生花園があります。北海道を代表する三大原生花園(他は小清水原生花園、サロベツ原生花園)の一つで、観光シーズンには大型観光バスが入り込みます。野鳥の宝庫で、我々が訪れたときも、超望遠レンズを抱え、迷彩服を着こんだカメラマンがたくさん来ておりました。
(やっと野鳥の撮影に成功 さてなんという鳥かな~ ノビタキかもしれません)
(遠くには風力発電の風車が見えます)
(CASIO EXILIM Z3000でパノラマ撮影 ゆっくりカメラを回転すると、カメラ本体でパノラマに合成してくれる この画像はおよそ180度ほど)
なお花はほかの原生花園と変わらないので画像アップは省略いたします。ただ緯度が高いためか、シシウド等を見ていると、花のピークは遅くなってきているように感じました。ベニヤ原生花園を後にしてさらに北上し、宗谷岬に向かいますが、標識の見誤りから、本来海岸線の国道238号線を進むべきところを内陸に入ってしまっ多様です。途中で気がつき、道道を宗谷岬に向かって進みます。岬が近づくに従い、いわゆる宗谷丘陵と言う独特の地形が現れます。と同時に無数の風力発電用風車が見えてきました。
(宗谷丘陵と風力発電の風車 宗谷丘陵は2万年前の氷河が移動した跡と言われ、北海道遺産に指定されています)
(岬の方に降りると、日本最北端の灯台と展望台があります さらに海の彼方を見ると40㎞ほど先にサハリンが見えます)
(CASIOコンデジによるパノラマ撮影、画角200度ほど)
海岸段丘を降りて、車は2日目の最終撮影地であるノシャップ岬へと向かいます。以下その3に続きます。
網走市内を抜けて、国道238号線を北上すると、右手に能取湖が見えてきます。昨日も午後ここを抜けて常呂町栄浦のワッカ原生花園にまで足を延ばしました。今朝は濃い霧がかかっていて、湖も見えません。天気予報では晴れマークが出ていましたので、日が上がれば霧もやむものと思います。
(国道も御覧の通り霧の中)
(卯原内付近の湖畔にはサギが羽を休めていた 湖面にごみ?が目立ったので思いっきりオーバー目にしてみました)
(日が上がってくると畑の一部に日が差しこんできた)
(やがて霧は消えて視界がよくなってきました)
なお、能取湖と言うと、サンゴ草が有名ですが、サンゴ草が赤くなるのは秋口で、今の時期は緑色のままです。上記2番目の画像の卯原内もサンゴ草が有名です。サンゴ草は正式名を厚岸草と言って、もともとは釧路管内の厚岸で見られましたが今は能取湖が有名になってしまいました。車は常呂町に入りましたが、ワッカ原生花園は1日目の撮影しておりますので通過します。なお、常呂町(北見市と合併)は、先の2002年バンクーバー冬季オリンピックで一躍有名になった女子カーリング選手を輩出している町でもあります。
さらにサロマ湖畔に沿って走ります。佐呂間別川にかかる、佐呂間大橋(この辺りは佐呂間町浜佐呂間)の手前で川の向うに赤い屋根の倉庫でしょうか工場でしょうか、絵になる風景が見えます。
(赤い屋根の建物が目立ちます 午前7時少し前、今頃には靄は撮れて日が照ってきました)
(川に沿ってサロマ湖畔出てみたくなります)
佐呂間大橋のたもとの道路標識には、川に沿って右手は、キムアネップ岬とあります。キャンプ場があるようです。時間もありますので行ってみることにします。周辺の川や湖にはサギをはじめ野鳥がたくさんいるようです。
(残念ながら手持ちのレンズ・18-270㎜では野鳥を撮るには不向きのようです)
野鳥の宝庫でもあるキムアネップでの撮影は早々に切り上げて、国道238号線を北上します。チューリップで有名な湧別町(H21年上湧別町と湧別町が合併)を経て、流氷観光で有名な紋別市に向かいます。紋別市内を抜けると、右手の「オムサロ原生花園」が見えてきました。ネイチャーセンターに寄りますが、時間がまだ午前9前で開館しておりません。遊歩道に沿って撮影していきます。
(ヒオウギアヤメの群落があちこちにあります)
(雑草も青々としていて、まさに新緑の季節です)
(シシウドも咲き始めたばかり)
(国道の反対側には廃船が2隻保存?されています 打ち捨てられているわけではなく、原生花園のオブジェの一つとなって自然と共存しているのです)
この廃船の横小道から「オムサロ遺跡公園」に出ますが、今回はパスして、80㎞ほど先の枝幸町に向かいます。なお道内には同じ地名や似通った名前の地名が多々あります。エサシ町も二つあって、道南の江差町は民謡「江差追分」で有名。方や枝幸町は、一昨年のYOSAKOIソーラン大賞を受賞した「夢想漣(ユメソウラン)えさし」チームの町です。もうひとつ例を挙げておきます。これから訪れる「ノシャップ岬」は稚内市にあって、「ノサップ岬」は日本最東端の根室市にあります。枝幸町からはいよいよ最北端の宗谷管内(旧宗谷支庁)になります。まずは枝幸港に寄ってみます。ホタテ漁の最盛期です。
(漁船から大型トラックにホタテを積み替えています)
(船首に積み込まれた、刃先の付いた網で海底をなぞってかき集めるのだそうです)
(網を広げたところ 下の方に刃先が見える)
町内から2kmも進まないうちに、ウスタベイ千畳岩が見えてきました。エゾカンゾウが一面に咲いていて青い海とのコントラストが綺麗です。ウスタイベ岬の先端にあって、安山岩がブロック状に並んでおり、畳千枚分の広さがあるといわれています。付近にはキャンプ場もあって我々が訪れたときも大きなキャンピングカーが数台駐車していました。
(初めて訪れた名所でした エゾカンゾウ、ヒオウギアヤメが咲き乱れていました)
(荒々しい波と岩 黄色いエゾカンゾウがとても可愛く見えます)
(日陰をバックにすると、エゾカンゾウがより浮き立って見えます)
(岩の間を押し寄せる波を見ていると、海藻類がアーティスティックに見えてきます)
車はさらに北上し、浜頓別に入ります。ここには有名なベニヤ原生花園があります。北海道を代表する三大原生花園(他は小清水原生花園、サロベツ原生花園)の一つで、観光シーズンには大型観光バスが入り込みます。野鳥の宝庫で、我々が訪れたときも、超望遠レンズを抱え、迷彩服を着こんだカメラマンがたくさん来ておりました。
(やっと野鳥の撮影に成功 さてなんという鳥かな~ ノビタキかもしれません)
(遠くには風力発電の風車が見えます)
(CASIO EXILIM Z3000でパノラマ撮影 ゆっくりカメラを回転すると、カメラ本体でパノラマに合成してくれる この画像はおよそ180度ほど)
なお花はほかの原生花園と変わらないので画像アップは省略いたします。ただ緯度が高いためか、シシウド等を見ていると、花のピークは遅くなってきているように感じました。ベニヤ原生花園を後にしてさらに北上し、宗谷岬に向かいますが、標識の見誤りから、本来海岸線の国道238号線を進むべきところを内陸に入ってしまっ多様です。途中で気がつき、道道を宗谷岬に向かって進みます。岬が近づくに従い、いわゆる宗谷丘陵と言う独特の地形が現れます。と同時に無数の風力発電用風車が見えてきました。
(宗谷丘陵と風力発電の風車 宗谷丘陵は2万年前の氷河が移動した跡と言われ、北海道遺産に指定されています)
(岬の方に降りると、日本最北端の灯台と展望台があります さらに海の彼方を見ると40㎞ほど先にサハリンが見えます)
(CASIOコンデジによるパノラマ撮影、画角200度ほど)
海岸段丘を降りて、車は2日目の最終撮影地であるノシャップ岬へと向かいます。以下その3に続きます。