紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

今年のだいどんでんは…

2017-09-24 06:00:00 | 祭り・イベント

                                                    <新芸能集団「乱拍子」の獅子舞い>

 

今年のだいどんでんは、9月16日~17日の土日二日間にわたり、札幌駅前通の南1条から狸小路にかけて歩行者天国で行われました。「だいどんでん」とは聞き慣れない言葉ですが、「大(だい)道芸で、街をどん(どん)でん(でん)返しする」という意味です。いわば、街の文化祭です。ジャグリングやマジック、パントマイムなどの大道芸のほか、音楽に演劇、ダンス、伝統芸能など、多彩なジャンルのパフォーマンスが勢揃いします。

事前にだいどんでん事務局のホームページで、タイムスケジュールや、出演パフォーマーの情報を確認するのですが…今回はどこを探してもなかなか出てこない。やっとタイムスケジュールを探し出してプリントしてみて、唖然としました。今までに比べ、会場数が約半減、出演パーフォーマーも大幅減。撮影に行く予定日の17日(日)には、セ三味ストリート、乱拍子など名前を見つけて一安心。早速写友と撮影に行ってきました。

 


4丁目交差点会場で(1番会場)は、オープニングセレモニーの真っ最中、キッズダンスチームによる演舞中でした。大勢の観客がいるので、観客の少ない後方からカメラを向けると、係員から「後方からの撮影は不可」と言われ、立ち退くも、前方は立錐の余地がない。やむなく、隣の4番会場のシャワー通(なぜシャワー通りというのか不明)会場へ移動。

 


上下左右に飛び跳ね、回転する演技を披露中の若者達、なお3組がここで演舞披露中。

 


バスケットボールを自由自在に操る若者。この妙技で全道大会で優勝しているとか…

 


わお!目の前でミニスカートの女性ポリスが、足を高く上げて…何とも刺激的。目のやり場が…いえいえじっくり撮りました。

 


この会場横では、JRバスのコーナーがあって、幼児がバスのお絵かき中。

 

シャワー通り会場のプレーが終わったので、注目パフォーマーの一つである「セ三味ストリート」のパフォーマンスを見るために6番会場セントラル前にいきます。近づくと津軽三味線が大音量で響いてきます。
<セ三味ストリート…紹介記事によると肉体派津軽三味線とのこと>
「押忍!我々は、常識を覆し、前例を打破し、数々の記録を塗り替え、そして恥の上塗りを重ねる肉体派津軽三味線大道芸パフォーマンススーパーアイドルユニット『セ三味ストリート』でR! 萩原遼とピエール小野が驚異の三味線パフォーマンスを繰り広げる!おまえらの会いと勇気、そして拍手と声援、さらに花束と札束が我々のパワーの源だ!」(2011年チラシ、原文のまま)

 


三味線を奏でるのは何も「バチ」だけではない、三角定規、キューピー人形の指、卵焼き用フライ返しなどを使って演奏

 


落語なら二人羽織というところか、通行人も思わず目をとめる。

 


観客にアンコールを要求し、正調津軽三味線をまじめに弾く二人。周囲から大きな拍手がわき起こる。

 

さて次は、今日の北海道新聞朝刊に紹介されていたパフォーマーKANAさんのフラフープの演技を見に、狸小路付近の3番会場アルシュ前に行きます。演技が始まるのを待っていると、変なオジさんがやってきました、一瞬パフォーマーかと思い、声をかけると一般人だという。


どう見てもこのオジさん、一般人には見えない。胸に掲げた菱形のメダルを見ろという。六つ葉のクローバーだぞと自慢する、四つ葉はよく見るが六つ葉は…見たことないだろう、もっとよく見ろ、茎が二本ある、写真撮っておけよと行って遠ざかっていった。ん?茎が二本で葉が6枚、あれれ、一杯食わされたか?

 


KANAさんの鮮やかな手つきに、金の輪が空中に止まってるように見える…

 


あざやかなのは、輪を回すだけでなく、帽子を次から次と回転させて、頭にすっぽり、

 


両手両足で輪を回転させて…見事しか言い様がない。衣装も次から次と脱いで…一瞬下着一枚に、なんて思わせる。

 


輪と体の動きに目が釘付けになる。

 


最後に、にこっと笑顔で帽子を差し出されると、わたしも写友もつい千円札を入れてしまった。

 

さて最も期待している「乱拍子」の演舞の時間がやってきました。彼らの演舞を撮ったカットで色んなフォトコンで入賞させてもらいました。特に太鼓をたたくリーダーらしき二人の老人(といっては失礼かも)の表情がとてもユニークで素晴らしいんです。
<新芸能集団「乱拍子」…2014年パフォーマー紹介記事から>
乱拍子は和太鼓演奏を中心に、日本古来より伝わる芸能を土台として、現代に息づく「北海道芸能」を創造している団体です。子供から大人まだ縦につながり家族のように芸をしています。年間数回海外公演もこなしています。

 


この方が代表の村場辰彦さん(乱拍子HP団員紹介から)

 


顔が百面相のごとく、変わる。

 


舞台美術制作担当の亀田厚彦さん。この方の表情も絵になる。

 


オカメ・ヒョットコ踊りもユーモラスで、周囲の笑いを誘う。

 


3体の獅子がユーモラスに絡み合い、周囲の観客が大笑い。

 


跳んだり、跳ねたり、回転したり、まさに獅子奮迅。

 


アップで撮ると、ユーモラスな中にも、迫力ある獅子の顔

 

演舞の最後は、観客を回って、縁起がいいとされる獅子の一噛み、観客の頭をがぶり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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沼田町の夜高あんどん祭りを撮りに

2017-09-11 06:00:00 | 祭り・イベント

                                          <台車を上下に揺らして、見得を切り、気合いを入れます>

 

8月26日(土)写友と沼田町の夜高(ようたか)あんどん祭りの撮影に行ってきました。空知管内の沼田町は、札幌から北にほぼ130kmにあって、蛍の里としても有名です。古くはNHKテレビ小説「すずらん」の舞台となった架空の駅「明日萌駅(あしもい)」があります。実際は留萌線の恵比島駅ですが…

この時期台風が襲来することもあって、天気が心配でしたが、南海上で停滞していた超大型台風13号は、北海道をそれて熱帯低気圧に変りました。それでも余波は大きく、当日も晴れたり曇ったり、時には大雨と目まぐるしく変化します。金曜・土曜の両日に開催されるあんどん祭りは、金曜は無事開催されたと新聞報道で見ましたが、土曜はどうなることか予測がつきません。行ってダメならしょうが無いと言うことで、午後から車で小樽を出発。途中浦臼の鶴沼公園、北竜のひまわり畑にも寄ってみました。

<夜高(ようたか)あんどん祭りの由来>
詳しくは2016.9.6付当ブログ「夜高あんどん祭りを撮りに」を参照してください。

 


国道275号線を北上、石狩当別、中小屋をぬけて月形町に向かう途中では怪しい雲行き。稲光も遠くで…廃屋と併せて撮ってみました。

 


浦臼町の鶴沼公園に着くと雲の割れ目から強日が差し、時折小雨も…沼の中央の樹木が際立って美しく見えました。

 


奥の赤い屋根の建物がひときわ強烈に見えました。

 


新十津川町の田園地帯を走ると、日差しが降り注ぎ、稲穂が金色に輝いて見えます。奥の赤い屋根に日差しが来れば…と30秒もしないうちに曇り空。

 


北竜町のひまわり畑は、ピークをかなりすぎてますが…奥の方(画面反対方向)はまだまだ最盛期。

 


中国人カップルの承諾をとって、彼女の方ばかり、カシャカシャ。彼氏の方は彼女をスマホでパシャリ、撮っては二人で画像を確認。

 


幸せ家族の見本のようなカットが撮れました。TVのコマーシャルにも使えそう。こういうカットが撮れると、あんどん祭りはどうでもいいや…いやいやっぱりあんどん祭りも、撮りたい。

 

依然空模様は不安定、途中土砂降りにも出会うが、数キロ走ると日が差してくる。何という気まぐれ、台風の余波か?四の五のほざいているうちに午後5時頃沼田町に到着。駐車場はどこも満車、と思いきや公共施設の駐車場から数台出てきた。それ、そこに駐車しようと急ぐ。祭りの期間中、公共施設はどこも駐車場を開放してくれている。地方はこれだからうれしくなるね。大きな都市の料金ぼったくりとは無関係。

 


沼田中学校の生徒製作のあんどんが練り歩く。

 


午後5時半が過ぎて薄暗くなると次々とあんどんが繰り出して来る。時折小雨も一緒にやってくる。どのあんどんも透明ビニールがかぶせられていて…興ざめにも思えるが、近づくとそれがソフトフォーカス効果になってくるから、わからないものだ。

 


<夜高あんどんに関する一口メモ>
☆高さ7m、長さ12m、幅3m、重さ5トン。
☆竹細工で龍や御所車を型どり、電球を仕込んで和紙を貼り、ロウ引きをして秘伝の色で彩色した、迫力満点の巨大なあんどん。
☆台車の中央部にあんどん本体を設置し、本体下部の前後に「釣り物」と呼ばれる小型あんどんがある。
☆この釣り物の小型あんどんをぶつけ合いで、潰します。

 


各あんどんには、10人前後の女性を主とした手持ちあんどんの露払いが付きます。

 


雨が上がって、あんどんを覆っていたビニールが外されました。極彩色が目に飛び込んできます。拍子木を打ち鳴らし、若衆が大声で「夜高節」を歌います。

<夜高節>
☆1 今年や世が良て 穂に穂がさがるよ
   枡いらいで ささ箕で量る
   サッサドッコイサノサ
   サ ヨイヤサ ヨイヤサ(囃子言葉以下略)
☆2 高い山から 谷底見ればよ
   瓜やなすびの ささ花盛り

☆3 沼田自慢の 夜高あんどんよ
   お月様さえ ささまぶしがる(以下5番まで続く)

 


会場の一部では、おわら同好会による「越中おわら踊り」が披露されていました。沼田町開拓者の出身地が越中砺波地方であったことから「おわら踊り」が引き継がれてきました。

 


当然屋台や即席の売店がたくさん出ていて、いい香りに誘われ、つい、つい、手が出てしまう。

 


オオ、偶然見つけたアートらしき光。よく見ると横断歩道の白帯に、おもちゃのライトが反射。

 


さてぶつけ合いの定刻(午後7時45分)になって、B会場では、自衛隊と役場のあんどんのぶつけ合いが始まりました。まずは自衛隊の先棒部分が高く持ち上げられ、役場のあんどんの釣り物あんどんをグシャリ。

 


第2戦目は役場の先棒が高く掲げられ、自衛隊の釣り物あんどんをグシャリ。

 


潰された釣り物あんどんは即座に取り替えられます。

 

まだまだあんどん祭りは続くのですが、時間も経過、深川西インターから高速道に乗り、午後10時半過ぎに小樽の自宅に戻りました。

 

 

 

 

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さようなら裕次郎記念館

2017-09-05 06:00:00 | 日記

                              <今年2月の「小樽雪あかりの路」に参加 そのときのオブジェがこれ、中央の3体の雪だるま、う~んよく似ている>

 

8月31日をもって、小樽港マリーナの「石原裕次郎記念館」が閉館しました。昭和の大スター石原裕次郎ゆかりの品々を展示し、1991年にオープンした同館が、来館者の減少と施設の老朽化を理由に、25年余で閉館しました。最終日の31日には開館前から数百人の列ができ、閉館の午後6時には、妻のまき子さんや西部警察の面々が来館、ファンと名残を惜しみました(下記新聞記事)。

閉館の話を聞いて、昨年の9月29日に久しぶりに訪れてみました。詳細は2016.10.12付け当ブログ「裕次郎記念館が来年8月で閉館に…」を見ていただくとして、初めて訪れた平成8年当時と、展示内容はほとんど変わっていませんでした。10月12日付のブログにも感想を述べましたが、これでは小樽市民はリピーターにはなりませんね。石原プロワールドが企画実施した施設は、これ以外に、隣接の大型商業施設WingBayに『西部警察』(H11.4開業、2年で閉鎖)、また小樽運河そばに『面白撮影館』(H24.4開業、同年9月閉館)を設置するもののいずれも早々に撤退。う~ん、マーケティングがなっていない…そんな感じがします。

ともあれ、閉館が決まると、各種のお別れイベントが小樽市内で催されました。それらを含めて取り上げてみたいと思います。

☆裕次郎と小樽の関係
周知のように石原裕次郎は昭和9年に神戸市に生まれ、山下汽船に勤める父親の転勤(初代小樽支店長)に伴って3歳から9歳(昭和12~18年)までの幼年期を小樽で過ごしました。この間小樽市稲穂(国民)小学校に通学し、昭和18年父親の転勤に伴い、逗子市に転居しました。小樽で過ごした幼少期の思い入れが強かったのか、この地に記念館が建てられました。


記念館正面に立つヨットの帆を模したメモリアル

 


閉館当日、別れを惜しむファンが大勢詰めかけた。(H29.8.31道新夕刊)

 

☆市立小樽文学館企画展『石原慎太郎と裕次郎展』(H29.8.5~9.10)
写真やポスター、小学校時代の絵日記など、ほかフィルム原版などが展示されています。


 


左上の4F建てビル(小樽運河そば)は、山下汽船小樽支店で、初代支店長として父石原潔が勤務していた。同ビルは現在中華料理店「好(ハオ)」として営業中です。

 


当文学館には、小樽ゆかりの有名人のフィギュアが数多く展示されていますが、その中から裕次郎の分だけが別個に飾られていました。

 


ポスターに使われた写真と原版のネガが展示されています。

 


石原慎太郎原作の裕次郎主演映画のポスター(カラーポスター)

 

☆JR小樽駅と石原裕次郎
小樽駅4番ホームは、別名『裕次郎ホーム』として市民に親しまれています。かつてテレビドラマの撮影でこのホームに降り立ったことから裕次郎ホームの愛称がつけられました。8月24日から9月3日まで『裕次郎メモリアルルーム』の展示が行われました。


4番ホームには、等身大のポスターが常設されていて、右手に旧駅事務室が二部屋あって、そこに展示されています。

 


8月24日の新聞に掲載されました。

 


主演映画のポスターとビデオテープが展示されています。

 


壁一面にポスターが貼られている。

 


見学者が自由に記念写真を撮れるように、小樽運河をバックに等身大のパネルが設置されている。

 


JR南小樽駅にもポスターが展示されていました。

 

☆石原裕次郎記念館と関連施設
裕次郎記念館は、国道5号線東小樽トンネル手前から海岸線に出て、手宮方面にぬける「縦貫道」の小樽築港駅付近に位置します。海側は小樽マリーナ、山側は大型商業施設WingBayがあります。WingBayに『西部警察』が、札樽道から続く「臨港線」(道道17号線)の小樽運河付近に『面白撮影館』ができたことは、前にも触れました。いずれも短命に終わりましたが…。当時の画像を含めて紹介します。

 


WingBayの前身であるマイカル小樽が平成11年にオープンするとほぼ同時にできた石原プロワールド・西部警察。スタッフの格好よさに惹かれつどつど撮りに行きました。入ったことはありませんが…。

 


当時はポジフィルムで撮影。いい色が出ています。

 


2年も持たずに、閉館となりました。正面奥に「さようなら西部警察」の文字が見えます。子供が立つ床に文字と数字が書かれていますが、壊した車両4000台、使用したダイナマイト300トン等…

 


こちらは平成24年にオープンした石原プロワールド・面白撮影館、この建物は直前までオルゴールで有名な「海鳴楼」が使っていました。現在はニトリのステンドグラス美術館になっています。

 


オープン当時話題になりました。内部は撮影が自由でした。孫達を連れて行ったこともあります。

 


こんなオブジェもありました。

 


昨年9月に裕次郎記念館を訪れた際に撮影。正面ホールには西部警察で使われた車両がずらりと並んでいます。

 


手前の異星人は、面白撮影館で使われていました。

 


パチンコにも使われていたんですね。

 


今年2月の「小樽雪あかりの路」に参加、マリーナ会場としてオブジェを制作。

 

 

 

 

 

 

 

 

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