全部門総合で「雪かきチャンピオン」に決まった「えちごまさ雪」チーム
第4回「国際スポーツ雪かき選手権inおたる2017」が2月18日(土曜)、小樽運河近くの小樽マリン広場で開かれました。道内はもとより、東京、静岡、ネパール、バングラディッシュなど国内外から27チーム、169人が参加しました。競技は3部門に分かれていて、午前中は小樽市内最上地区でボランティアの除排雪(第1部門)に参加。採点には反映されないものの、ボランティア除排雪参加が必須条件。
午後1時から第2部門の「スノーショベリング&ムーブトライアル(スコップとママさんダンプによる雪の異動}競技」そして午後3時から第3部門の「スノーマンコンテスト(雪だるま製作)」という順番。第2部門と第3部門の合計で順位が争われます。なお当日は天気予報では大荒れの猛吹雪とのことでしたが、一夜明けると予報は大きく外れ、時折陽が射す絶好の競技日和。ただ寒い寒い、日中でもマイナス7-8度かな。
☆開会式と協議内容等の説明
小樽市長、地元国会議員、国際雪かきスポーツ選手権実行委員長等の挨拶があり、その後審判団からルールの説明がありました。そしていざ競技開始。
大荒れの天気予報に反して、青空の見える絶好の競技日和。ただ気温が低く、とても寒い。
官公庁チームや、外国人チームに加え、仮装したチームもあり、多種多様…
小樽運河のマスコットキャラ「運がっぱ」も応援に駆け付けてきました。
こちらは昨年準優勝したチーム「えちごまさ雪」、毎年このコスプレで参加、今年はピンクの女性も加わった。
☆第2部門の「Snow shoveling & Move Trial」競技がスタート
ルールは簡単、4人一組となって、約1.5立方メートル(300㎏前後)の雪の塊を、スコップで崩し、スノーカート(いわゆるママさんダンプ)で10m先の地点に運ぶ速さを競う。
こちら東洋大学の女性チーム。初めてスコップを使ったとか、スコップの持ち方が違う!それじゃ雪は崩せないよ、と周囲の観客から声援ともヤジともつかぬ声が飛ぶ。結局タイムオーバー、残念。
こちらの外人(留学生)チームも、固い雪の塊に悪戦苦闘。
昨年の経験が効いているのか、えちごまさ雪チームは、早い早い。
ゴールとともに、苦しいのか、大口開けて倒れ込んだ!
こちらのチームは運び終らないうちにタイムアップ!
こちらの「ニセコ留学」チームも時間切れ、残念、立ち上がれないほどに疲れてしまった。
<ニセコ留学チームA~Eとは>
ニセコはそのパウダースノーの素晴らしさから、スキーシーズンにはオーストラリア、ニュージーランドをはじめ多くの外国からスキーヤーが押しかけてきます。昨今は賃貸用高層マンション建設ラッシュで、冬期間の人口が急増しています。となれば当然関連施設やそれを維持する人も増えます。ここニセコに大学生等がインターンシップという名のもとに、大勢やって来ます。そうした短期滞在の学生たちのチームが、今回のニセコ留学チームです。
ニセコ留学Bチーム、開始の合図とともに勢いよく走ってきましたが…
こちらは本物の外国人留学生です。チーム「HUISA」(Hokkaidou University International Students Association=北海道大学留学生協議会)、雪かき経験ゼロの方も多い。なんせ雪の降らない熱帯の国からの留学生も交じっている。
悪戦苦闘の末、ゴールできた。彼らの笑顔がとても素敵です。笑顔は万国共通の言葉だ。
☆第3部門は「スノーマン」製作コンテスト…
その前にしばし休憩。会場のテントにはアツアツのスープを有料で販売するコーナーもあります。また道路1本挟んだ向かい側の観光船乗り場では、今回静岡県牧之原市から参加したチームの一員が無料でアツアツの緑茶を無料サービスしております。
さすが午後3時頃になって日が陰ると急速に気温が下がってきます。熱い緑茶&ストーブで冷えた体を温める。
濃い緑茶は、冷えた体に効く~、販売も兼ねていたので、緑茶大好物の私としては買わないわけにはいかない。
ニセコ留学チームのSさん、生まれ育ちは名古屋近郊で、東京の大学で勉学中、英語は話せませんが…と語っていました。さてこれから雪だるま作りに取り掛かるところ。
北海道科学大学ボランティア局の学生立ち、取り崩した雪の塊でどんなだるまが出来るのかな?
応援していた観客も熱が入って遂小サイズの雪だるま作り…
茶所牧之原市のチーム(茶恋者=チャレンジヤー)は緑茶の色を使って…アピール。
いろんな雪だるまが出そりました。118番と言うと…、小樽消防署チームの作品。
左側の雪だるまは誰かに似ている…日本コカコーラチームの作品
午後4時過ぎに全部門の審査が終了し、総合優勝は、去年2位に甘んじたえちごまさ雪チーム(小樽市)が獲得しました。
寒い中、選手のみなさん、お疲れ様でした。