紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

晩秋の積丹路を彷徨い歩く

2015-11-28 06:00:00 | 旅行

                      <枯草に着いた朝露が滴となって輝いています> 

 

前回のブログ「晩秋の富良野路を往く」に続いて、今回は「晩秋の積丹路を…」取り上げました。前回はフォトコンでGETした宿泊券の消化で層雲峡までの一人旅、長距離運転で結構疲れました。なにぶん後期高齢者(あと2年チョイ)目前、運転していても、体力的にも精神的にも、かなり衰えてきたことを自覚しています。車での長時間・長距離運転は難しくなってきたことを実感しました。

そんななか、写友から積丹撮影ツアーの誘いが来ました。そういえば「積丹観光フォトコンテスト」の締め切りが11月30日だったような…、早速OKの返事をしました。え!午前3時半出発?いま日の出が午前6時20分ころだよ、そんなに早く出てどうするの?日の出を撮るって言ったって、このところ天候の具合が…等々やり取りの結果、午前4時出発で妥協。それにしても早すぎるような気が…

途中コンビニで飲み物を調達したり、小樽~余市間の高速道路工事中のカットを撮ったりしながら、国道229号線(積丹1周)を西に向かいます。なお、この229号線沿いの海岸は奇岩奇跡の多いところで、ニセコ、羊蹄を含めて「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に指定されています。

 

先ずは余市郊外の白岩漁港で、えびす岩と大黒岩の撮影です。奥の水平線上・札幌方面は夜明けの兆しが見えます。ここは道路側に夜間でも街路灯があって、結構明るい。余市の観光パンフレット等には、鳥居の中に朝日を取り込んだ画像や、朝日を点撮りして鳥居の中に入れるという高度なノウハウを持って撮影した写真も見たことがあります。

 

余市と古平の境にある豊浜漁港(余市町)、ここからはロウソク岩が見られます。かつては前述の白岩漁港から旧トンネル沿いにロウソク岩の真ん前まで行けましたが、今は通行禁止で、金網の塀があって近づくことは出来ません。AM5:45幾分空が明るくなってきましたが、晴とはいかないようです。

 

同じく豊浜漁港ですが、上方右辺に金星でしょうか、一番星が出てきました。

 

 

中央左がロウソク岩です。ロウソク岩と漁火やロウソク岩の先端に朝日を取り込んだり、そういう画像をよく目にします。

 

先に進んでいくと、古平町の浜町十字街の手前に大きな川があります。この古平川の河口には、秋口には鮭が遡上してきます。6:10地平線が明るくなってきました。あと10分もすれば日の出の時間です。と言っても空には分厚い雲が垂れ込めています。とにかく積丹方面に急ぎます。途中の婦美町から道道913号線で幌武意(ホロムイ)、日司(ヒヅカ)に向かいます。

 

農家の作業小屋のようですが煙が立ち上っています。奥の方の松林もすっかり紅葉しています。天気が良ければ黄金色に輝くのですが…

 

なんとなく様になっているような、いないような…中央の枯れ木が撮ってくれと…

 

積丹岬の入り口付近の駐車場に到着しましたが、島武意海岸へ降りる途中のトンネルが封鎖されていました。トンネルの向こう側には、日本の渚百選にも選ばれた島武意海岸を一望できる展望台があるのですが、残念です。とはいってもこの時期、花も咲いておらず海もねずみ色では絵になりません。日司漁港方向に降りて行きます。

 

日の出から30分弱、積丹岳の中腹に雲の割れ目から陽が射しこみました。AM6:50

 

しばらくすると日差しは海岸近くの林に差し込み、一段と赤くなりました。

 

なんとなく不気味な空模様です。あらためて見ると、神威岩(中央の岩)の周辺にかなりの岩礁があるんですね。

 

野塚を過ぎて神岬に進むと国道わきからキタキツネが、親子でしょうか低姿勢で出てきました。あげるものはないよ、自分で餌を探しなさい。と言いつつ、数カット撮影。

 

さて、途中で神威岬の駐車場に立ち寄りましたが、あの広い駐車場には誰もいません、シーズンオフと言うことでしょうか、自販機が全部封印されています。やむなく、神岬に立ち寄りしばらく漁村風景を撮影、その後婦美に戻り、積丹岳登山口あたりに向かいます。周辺は一面セピアカラーです。

 

正面に冠雪した積丹岳が見えますが、道路わきのカラマツは黄葉ピークを過ぎていました。

 

やや!変な風景、何がって?後ろの山がトラ刈り状態だよ。ん?バリカンの見ない今の時代、トラ刈りは死語かな?

 

なんだろう?変なモノ見つけたけれど、牛舎の跡でもなさそうだし、それに丸いコンクリートの玉は?

 

カラマツの赤が一段と目立ってます。

 

周辺のカラマツに陽が射すのを待ってあれこれ撮影しましたが、進むうちに、美国町に出てしまいました。まっすぐ進むと、漁港で干物を販売している鎌田商店があります。生干しのイカを購入し、親父さんとしばし雑談。その後余市・小樽に戻ることにします。

 

今日は生干しのイカしかありませんでした。ここの店も、漁港改修で立ち退きを要請されており、今年一杯で営業を終わるとか…

 

途中古平漁港に寄ってみると、漁協の前の海岸で、魚船から魚を降ろしているようです。よく見るとかなり大きな魚です、それに混じって小魚も一杯上がってきます。聞くとブリの定置網漁から戻ったばかりで、仕分けの最中ということです。早速撮らせていただきました。

後方の三角のマスからベルトコンベアの上に捕獲した魚が並んで出てきます。サイズ別に周辺のポリ篭に仕分けられます。

 

漁船から網で救い上げて、三角のマスに入れられます。マスの出口を調整して魚の大きさ別にベルトコンベアーに流します。

 

ブリを選別します。その前にブリが咥えていた小魚をエラをつかんで吐き出させます。小魚は、イカ、フグ、サバなど多種多様です。ん?ブリはフグを丸呑みして毒にあたらないのかな?何ともないそうです、漁師の返事でした。不思議?

 

(注)ブリは出世魚と言われるように、大きさなどで区分されます。体調80cm以上をブリと称します、60cm程のものをワラサ、40㎝のものをイナダと言うようです。ただ地域によって区分も呼び名も異なります。60cm程のものをハマチとも言いますが、ハマチは養殖に限って使うようです。

 

船腹にはまだまだ魚が詰まってます。

 

ブリが咥えていた小魚を漁師が捨てると、すかさずカラスが寄ってきます。

 

運ばれてきたブリを漁協の職員が大きさ、重さ別に再仕分けしています。1本約1万円ほどとか…個人には販売しませんとのこと。すべてセリにかけて卸売業者に渡すとのことでした。

 

最後に珍しい光景に出合い、十分満足しました。これも午前4時に出発したおかげかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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晩秋の富良野路を往く

2015-11-22 06:00:00 | 旅行

                          <十勝連峰はすでに冠雪しています>

 

11月4-5日層雲峡の朝暘亭に行ってきました。ご存知の方もおられるかと思いますが、朝暘亭30周年を記念して今年の4月から3カ月ごとに4回にわたって「旅の思い出」フォトコンテストを実施しております。その第1回フォトコンテストで、グランプリとなって、ペアー宿泊券を頂きました。家内と行こうかと思ったのですが、我が家にはイヌ&ネコが同居していて、夫婦で宿泊旅行と言う訳に行かず、単独で行くことにしました。

自家用車で行くとなると、雪の降る前に、できれば周辺の景色等を撮影しながら…ということになります。二日間とも快晴の日にと思い天気予報とにらめっこ、晴れマークの続いく4-5日と言うことになりました。一月ほど前の10月7日に、写友と夕張・富良野・美瑛に撮影ツアーで行ったばかりですが、再度晩秋の富良野路を撮影することに決めました。一人旅ですので、気ままにゆっくりと…

 国道12号線を岩見沢まで高速・道央道で行きます。岩見沢市郊外から道々917号線で三笠・桂沢湖に向かいます。なお、この沿線には北海道で最初に鉄道の敷かれた、旧幌内鉄道(小樽手宮~三笠幌内)の鉄道駅舎等が保存され、残っています。その一つ「唐松駅」で数カット撮影、その後桂沢湖でも数カット、そして富良野市に入りました。

 

十勝連峰はすでに冠雪、晩秋の紅葉とマッチしています。市内には入らず、そのまま麓郷方面に向かいます。

 

収穫の終わった畑は来春のために耕され、冬を待つばかり。

 

富良野郊外から、麓郷方面に向かう少し手前の道路わきから…里の秋が感じられます。

 

山間部に入って最初に目にする赤く燃えたカラマツ林と一軒の建物。トラクターが見えるので農家かも…ペンション風のしゃれた建物でした。

 

さらに進むと白樺の木でしょうか、日蔭となった斜面から木の先端に日が当たって…

 

途中、2015.10.27付当ブログ「紅葉撮影ツアーで富良野・美瑛へ(3)」で取り上げた八幡丘の「草太の牧場(フェニックス牧場)」や「三好牧場」でも撮影しましたが、フェニックス牧場の牧舎(牛舎?)は取り壊され、跡形もありません。わずかにサイロと建物が1棟残っているだけでした。また三好牧場は、ブルで丘が掘り返されている最中でした。その後どういう風景になるのかが楽しみです。

布礼別の交差点で右折すればドラマ北の国からで使われたロケセットが多数残っている麓郷ですが、左折して上富良野方面に向かいます。

丘陵地帯に赤い屋根の一軒家がありました。農家ではないようですが…

 

丘陵地帯はカラマツの赤い色と雑草地の緑、耕作地の黒が帯状に広がり、美しい帯模様となっています。

 

上富良野市外に出る前のカラマツ林路側帯で一服です。

 

林道を抜け出て上富良野郊外に抜けるあたりは、このような風景があちこちに見られます。

 

さらに進んで国道237号線、通称「花人街道」(富良野~旭川間)に出ます。この国道を直進すると旭川市内に出ます。まだ時間が早いので、もう少し周辺を撮り歩くことにします。さすが観光シーズンが終わっていることもあって、交通量も少なく、観光スポットにも殆ど車が見られません。12時過ぎでしたので、美瑛町と上富良野町の境にある深山峠でふらふら…食堂を探していると、閉鎖中のお土産品店の中で、1軒だけ営業中の店がありました。

メニューは麺類が数種類のみ、ワンコインで食べられるのがうれしい。腹ごしらえの後は、四季彩の丘、拓真館ギャラリーに行くことにします。

 

あれだけ華やかだった四季彩の丘も、ごらんのとおり冬将軍の到来を待つばかり。花1本見当たりません。其れでもレンタカーが数台止まって売店で買い物をしていました。

 

四季彩の丘から新星の拓真館刊までは車で10分ほど、途中カラマツ林があったり…

 

丘陵の農道で自転車が一休み中だったり…

 

周辺の畑はほとんど収穫を終えてますが、ビートは収穫の最盛期のようです。なお、沖縄のサトウキビは主に黒糖になりますが、北海道のビートは主に白砂糖になります。画面からはわかりにくいですが、ビートは、ジャガイモ3-5個分くらいの大きさです。

 

拓真館は幸い営業中でした、が来館客は私一人。このギャラリーは無料ですが、玄関ホールに「館内撮影禁止」のマークがあちこちに張られていました。10数年前に訪れたときには禁止の札は貼られていなかったのですが…当時館内で結構撮影したはずですが、当時のネガが探し出せず…拓真館館内の庭の画像を撮りましたので…

冬期間は休館します。過去何度もここを通っていますが、館内に入るのは…10年ぶりくらいかも…。関内には写真集などで見たことのある富良野・美瑛の写真がたくさん展示されています。中央ホール正面には「麦秋鮮烈」という題名で、前田真三の名を一躍有名にした、写真が大きく引き伸ばされ展示されています。

<参考 「麦秋鮮烈」下記>

某お土産品店でパネル入りで販売されていました、それをチョイ失敬して…

 

拓真館はこの地区の小学校の廃校跡を利用したもの。元学校だっただけに敷地がかなり広く、大きな雑木(白樺が主)ばやしや、広大なラベンダー畑があります。

 

さて時間も午後4時半を過ぎてしまいました。もうすぐ日が落ちてしまいます。急いで旭川方面、さらに層雲峡へと向かいます。途中旭川から上川町に入ったあたりで日没、周囲は真っ暗です。ただただ層雲峡に向けて走ります。午後6時半無時朝暘亭に到着です。

 

荷物を部屋に置いて即夕食をとりに1Fレストランへ、バイキング料理ですがとても食べきれないほどの量と種類。食後のアイスクリームも8種類ほどあって、食べ放題。部屋に戻って大浴場にもゆかず、そのままバッタンQ~。翌日も大浴場には入らず朝食後すぐスタート。

 

う~ん、せっかくの温泉にも浸からず何をしにホテルに行ったのか…、食事をして寝ただけでした。一旦南下して、銀河の滝、流星の滝を撮りましたが、日陰で絵になりそうにもなく早々に戻ります。途中旭川市内には入らず、旭川空港から美瑛方面に抜けます。北瑛で、マイルドセブンの丘、北西の丘で撮影、その後富良野、三笠桂沢湖、岩見沢から高速道で帰りました。

 

旭川郊外、東神楽町付近は靄がかかって、後方の大雪山の雪渓が太陽に反射しているのがかすかにわかるほどでした。

 

北瑛の「親子の木」は10月上旬の爆弾低気圧と台風で、真ん中の子供の木が倒壊してしまいました。さて、これから何と呼ぶのでしょうか?元親子の木?

 

 

 

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晩秋の羊蹄山麓

2015-11-08 06:00:00 | 旅行

               <ダイヤモンド富士ならぬ、羊蹄ですが…上部の雲が邪魔、自然が相手では…>

 

10月22日(木曜)ニセコ倶知安へ撮影に行ってきました。前日夕方写友から突然電話で、明日は羊蹄山山麓に雲海が発生するかもしれない、ついては22日午前4時に出発しようという誘いでした。思えば従来毎月と言っていいほどニセコ・倶知安へは撮影に行っておりましたが、今年はタイミングが合わず、4月23日以来約半年ぶりとなりました。

満天の星空の下、国道393のメイプル街道を進みます。途中キロロ、道の駅を過ぎ、トンネルを二つ過ぎると倶知安町大和に出ます。左側に羊蹄山が頭に雲をかぶって、体半分ほど見えてきました。さらに扶桑に進むと羊蹄山全体が姿を現します。いつもであればそのまま393号線を富士見まで走りますが、途中で町道西3号線を、羊蹄山に向かって直進します。この辺りは碁盤の目のようになっていて、迷うことはありません。

山頂は薄い雲に覆われてます。傘雲の期待も…、農家の煙突から煙が出ていいアクセントです。

 

少し引いて撮ると、山頂に傘雲、麓に雲海が漂い始めました。AM5:50、周囲は明るくなりましたが、日の出までには、まだ15分ほどあります。

周囲を見渡すと、麓の尻別川にそって雲海が流れ出しています。

 

羊蹄の右側(ニセコ連峰方向)の空はピンクに染まりました。もうすぐ日の出です。

 

AM6:05、日の出です。傘雲の左側(東方向、京極町方面)に朝日が当たって雲がピンクに染まりました。

 

日の出の左側の木々が赤く染まりました。

ニセコ連峰の山々も麓も赤く染まっています。

 

日の出にカメラを向かると、尻別川から湧き出た霧が舞い上がっています。

AM6:25、日の出から20分経ちました。尻別川に近づき過ぎたせいか、周辺一面霧に包まれてしまい。一旦バックして、富士見町の十割蕎麦屋(注:下記)の姿見の池に行ってみることにします。

(注)正式店名は『農家のそばや羊蹄山』と言いますが、十割蕎麦の幟が数本立っていて、目立つので十割蕎麦屋と勝手に呼んでいます。

一面霧で、羊蹄山は霧の中です。もう少し離れてみることとします。

薬剤噴霧器でしょうか、周辺は霜がびっしりです。

 

羊蹄山と周辺の街を含め、雲海を撮るべく、羊蹄山の山麓から離れて、ニセコ連峰に向かいます。倶知安郊外から道道58号線でイワオヌプリの麓の通称「ニセコお花畑」に向かうことにします。標高が高くなるにつれて、寒くなってきました。車から降りて写真撮っていると、手袋を用意して無かったために、10分もカメラを構えてくると、しびれが来ます。倶知安の平地で-0.1℃の予報でしたから、お花畑付近は、-7~8℃かもしれません。

道路わきの笹薮は、霜と言うより雪がかぶってました。

この小川(幅1mほど)の両側は霜で真っ白です。

周囲の斜面は、白樺(垂直に立っている木々)と岳樺(踊りくねっている木々)の木々が、階層状に並んでいます。

寒さに耐えかねて少し、山を下って五色沼温泉、大湯温泉郷(通称旅館名をとって雪秩父温泉ともいう)に降りてきます。雪秩父温泉はあの古い建物が改築されて、「日帰り温泉雪秩父」になりました。羊蹄山山麓の雲海が見えます。

 

上の画像をもう少し望遠側で引っ張ってみました。

 

一通り雲海を撮り終えたので、道道66号線、207号線を下って昆布駅方面に向かい、国道5号線を通って一路倶知安方面に戻ることにします。と、蘭越湯の里の手前で、薯掘り作業中に休息している農夫の方々が目に留まりました。いい風景です。そこは地元出身のF氏、休息中の農夫の方々の輪の中に入り交渉、「写真OKの了解を取ったよ」と、大声で呼び寄せるではありませんか。さそっそく、休息中のカット、作業中のカットをたくさん撮らせていただきました。

なんとお菓子までいただきました。

トラクターで掘り出した薯を、選別、篭詰め作業をしている最中だったのですね。

トラクターで掬い上げた薯を選別してプラ篭に入れます。 

この後、湯山別川の橋の上から産卵のため遡上したシャケを撮り、ニセコの道の駅「ビュープラザ」でソフトクリームを食して、周辺を激写。ハローウィンが近いせいか、オレンジ色の飼料用カボチャが庭に置かれていました。

「真昼の決闘」かぼちゃ編、なんちゃって!

さて最後はキロロに黄金岩の滝で撮影ですが、何度も撮っていますので、私は周辺をふらふら。

センターフォーカスフィルターを使用。

シャッタースピード設定のミスなのか、それにしてはおもしろい画像になったと思います。題名「風に吹かれて…」、フォークソングに同じ題名の曲があったような…

ともかく楽しい一日でした。運転役をしてくれたS氏、ナビ役をしてくれたF氏、ほか写友の皆さんに感謝です。

 

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写団豊友会秋の撮影会に参加して

2015-11-02 06:00:00 | 旅行

                 <ふと見上げると、木々の隙間から差し込んだ光に輝いたカエデが一枚…>

 

10月16日(金曜)に写団豊友会の秋の撮影会がありました。ちょうど紅葉の時期でもあり、紅葉の名所と呼ばれる撮影スポットを巡ることになりました。小樽市立美術館前を起点に、朝里ダム、定山渓ダム&渓谷、支笏湖、そして最後は苫小牧市の北大演習林です。高速道路を利用して小樽に戻るという順路です。

参加会員7名を2台の車に分乗、午前8時過ぎに出発しましたが、途中朝里ダムで路肩に転倒者が出たり、支笏湖付近の道路で壁面に車輪をぶつけバーストしたりとトラブルがあったものの、幸い大事に至らず、無事撮影が終了しました。ただ昼食の機会を失し、撮影後苫小牧の「海の駅・ぷらっとみなと市場」で昼食を取ったのは午後3時半でした。ともかく楽しく、いい写真がGET出来たと、皆さん大喜びでした。

朝里から道道1号線で定山渓方向に進むとまず目にするのがこの光景。朝里スキー場の手前温泉ホテルが立ち並ぶあたりで、今盛んに工事が始まっています。当初新幹線工事?と思ったのですが、高速道路(札樽自動車道)の延長工事のようです。小樽から余市までの延伸工事が最盛期を迎えているようです。

地上数10mの高さの道路になるのかな?

朝里ダムから流れ出し朝里川となって海にそそぎだします。階段状の落差を流れる水も、よく見ると面白い。

川に架かる橋の反対側の民家に、不思議な飾りがあるのを発見。大きな実のようなものは何だろう?両側の木は桜なのでこのような実がなるはずがないし…、オレンジの飾りはハローウィンと関係が?想像が膨らみます。

高台から見ると、周囲は紅葉一色。

ダム直下の公園を見ると、ダム上部の影が…

定山渓の街に入る前に定山渓ダム(さっぽろ湖)の縁に車を止めて数枚撮りました。

後方の天狗山・1145m(小樽市内の天狗山・533mとは異なる)には数日前に降った雪が残ってます。

道道1号線に沿ってダム湖は5㎞程続きます。途中数カ所の展望所があります。

さらに進んで定山渓渓谷に出ると、カヌーが2艘進んできました。橋の上から紅葉ツアー客も盛んにカメラのシャッターを切っていました。ここにもアジア系の観光客が来ています。

 

先を急ぎます、なんせ紅葉撮影のメインは苫小牧の北大演習林ですから…結構距離があるので、一か所に長時間を割くわけにはいきません。定山渓から支笏湖に出るには、国道230号線で一旦札幌市内に向かい、石山町付近で再び南下します。支笏湖までは小1時間ほど。

途中携帯電話圏外か所で、2号車が路肩に接触し、タイヤがバースト。補助タイヤに交換するというハプニング。幸い同乗者にけが人もなく、30-40分遅れで支笏湖着です。ために湖畔まで下りずに駐車場、お土産品店周辺で数カット撮影で、苫小牧へ急ぎます。

湖畔に出てじっくり撮りたかったのですが…

湖畔のお土産品店では、中国人団体でしょうか、何か曝買いしているのかな?長蛇の列です。お土産品店で列になるなんて、考えられませんが…

紅葉はピークのようです。

 

国道276号線(樽前国道)を南下して、苫小牧に入りますが、ここからが難解なんです。1号車にナビは搭載されてますが信用がいまいち、何度も騙された経緯があります。ここはS氏のSmartPhoneによるナビが活躍、迷うことなく、右折左折を何度も繰り返しながら、無事演習林の駐車場に到着です。

演習林の内部は、川沿いに沿って散策路が設けられ、誰でも入ることが出来ます。この日も数組の方々がカメラ片手に紅葉を撮っておられました。散策路入り口付近の川面に映り込んだ紅葉。 

川面に映り込んだ紅葉をバックに枯れ木のアート。

目を上にずらすと、カエデが赤く染まって…

遮光土器の 目を思わせる。

 あの青々としていた羊歯も今は茶色。

カエデも、数日前の爆弾低気圧や台風の影響で、必ずしも美しいとは言えない。

朽ちた倒木に新しい目が出てきた。

漣の美しさにしばし呆然。

 

しばらく小川(幌内川)に沿って上流に進みましたが、上流ほど紅葉が少なくなって、写真スポットとしてはイマイチでした。途中で駐車場に引き返しましたが、午後2時半を過ぎていました。あいにく食堂はおろか休憩場も付近にはありません。撮影はこれまでとして、漁港にあった「マルトマ食堂」に行くことにします。残念着いたら午後2時で閉店でした。夜の部までは待てませんので、教えて頂いた「海の駅ぷらっとみなと市場」に向かいます。ここで遅めの昼食です。

 

海産物、野菜などが売られています。奥の部分は定食、ラーメン、そばなどの食堂が並んでいます。

 最奥が食堂街。

苫小牧名物、ホッキカレーを注文。味ですか?味覚音痴の私に聞かれても…とにかく腹の足しにはなりました。

腹を満たしたところで、高速道で小樽に向かいます。各自自宅に戻ったのは、すでに日が落ちて、真っ暗でした。

 

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紅葉撮影ツアーで夕張・富良野・美瑛へ~(3)映画「愛を積むひと」のロケ地へ

2015-10-27 06:00:00 | 旅行

                      <映画「愛を積むひと」の撮影現場となった建物>

 

10月7日(水曜)の紅葉撮影ツアーの最終回は、富良野・美瑛の撮影レポートです。7月7日~9日に、道東撮影ツアーの最終日に富良野・美瑛に立ち寄りましたが、主に富田ファームのラベンダーと美瑛町の青い池が、撮影のメインでした。この時、映画「愛を積むひと」のロケ現場が美瑛町に保存されていることを、新聞報道で知っておりました。時間的に立ち寄るひまがなくて、まっすぐ小樽に戻ってしまいました。

今回の日帰りツアーは、富良野・美瑛については撮影スポットを事前に決めておりません。行き当たりばったりで、ロケ現場だけは寄るつもりでした。ということで、夕張シューパロ湖をあとにして、三笠桂沢湖から、国道452号線で芦別方面に向かいます。途中「三段の滝」を過ぎて、道道135号線(美唄ビバイ・富良野線)で富良野市内に入ります。

夕張紅葉山から富良野までの約80㎞の間には、コンビニも道の駅もありません。ここ三段の滝に唯一トイレが設置されています。滝自体は過去に何度も撮影しているうえ、撮影エリアが狭く何度撮っても同じ画像になってしまいます。なお上記の画像の50mほど下流に滝がありますが、画像のアップは省略いたしました。

富良野市内に入りましたが、前回富良野マルシェ等に寄って撮影してますので、今回は素通りです。富良野鳥沼公園手前から、麓郷方面に向かいます。ご存知のように麓郷は「北の国から」の撮影ロケ地で、五郎の「石の家」や、スキー場のゴンドラをそのまま家に組み込んだ「拾ってきた家」などがあります。今回も麓郷にはゆかず、手前の布礼別で左折して上富良野町に出ました。

先ずは、富良野郊外の鳥沼手前から麓郷方面に向かうと、八幡丘にはいくつもの撮影スポットがあります。平成6-7年にかけて放映されたNHKのテレビドラマ「 春よ来い」で使われた1本の木です。

この道路沿いにはほかにもスポットがあります。以前取り上げた「フェニックス牧場」は北の国からで岩城光一ふんする草太の牧場でした。その後牧場は倒産して(ドラマのことではなく)放置されたままとなって、今回目にしたときには、半倒壊状態でした。またこの先には三好牧場がありました。プロの写真家が絵ハガキにするほど素敵な牧場でしたが、この牧場は造られたシーンで、一時無許可の撮影を禁じるとの看板が建てられたほどですが、今回牧場にあった丘陵は掘り返されて工事中でした。参考までに以前の画像をアップしておきます。

<参考>

 

 テレビドラマ「北の国から」に使われたフェニックス牧場(H15年頃撮影)

三好牧場(H15年頃撮影)、10月7日通ったときには工事中で、赤い屋根の小屋も、木もありませんでした。

 

さて車を進めて、麓郷に入る手前の布礼別交差点付近でいくつかの気になる光景に出合いました。

丁度玉ねぎの収穫の最中のようでした。掘り起こされた玉ねぎが畑に点々と置かれれています。

こちらはゲージに入れられ出荷直前のようです。

さらに進むとひまわり畑がありました。肥料用のひまわりで1週間もすると、畑に鋤き込まれてしまいます。

広大な土地になひまわりが咲いてます。この時2台のレンタカーで中国人らしき観光客がやって来て、とかどかと畑の中に入り込んでいきます。大きな声で畑に入ってはダメですよと注意すると、リーダーらしき中国人が注意を与えていました。

観光客は、何も知らずに畑の中に入り込みますが、靴に付着した細菌類の混入を農家の方は、非常に嫌います。いつぞや新聞紙上にも出ていましたが、美瑛の「嵐の木」の所有者が、立ち入り禁止の看板にもかかわらず畑に入り込む観光客に業を煮やし、塀で囲ったというニュースをご存知の方もおられるかと思います。

しばらく上富良野町方面に進むと、初雪をかぶった十勝岳連峰が美しく見えてきました。

森の中を見ると、民家の煙突から煙がなびいています。周囲の紅葉とマッチし、里の秋を感じました。

上富良野町の郊外のパノラマロードを通って国道237号線に出て、美瑛方面に向かう途中に神野ファームがあります。観光シーズンを過ぎていることもあって、花も観光客もまばらです。

赤いサルビアも近くに寄ってみると、かなり傷んできています。

この神野ファームから国道を挟んで反対側には、嵐の5本の木が見えます。

 

さてここで一旦美瑛町の観光協会に立ち寄ることにします。観光協会で、愛を積むひとの舞台となったセット跡がどこにあるか聞きました。マップに経路を書き込んでもらって…途中まではマイルドセブンの丘方向です。角に看板があって…と教えてもらいましたが、看板を見落としたのか、何度か行きつ戻りつしてやっと、小さな看板を見つけました。

写友が倒れかかった看板を見つけました。

<2015年6月20日全国ロードショー「愛を積むひと」について>

原作は米国のエドワード・ムーニーJr.著の「石を積むひと」。日本で一番美しい村、美瑛町を舞台に移し、夫婦とそこに集う人々の愛と交流の物語。

第二の人生を大自然に囲まれた美しい土地で過ごそうと、美瑛に移り住んだ夫婦、篤史・佐藤浩市と妻良子・樋口可南子。良子は篤史に家を囲む石塀づくりを頼んだが、かねての心臓病で亡くなってしまう。悲しみの篤史のもとに、ある日良子から手紙が届く。次々と見つかる手紙に導かれて、篤史は周囲の人々に関わり、疎遠となっていた娘と再会する…やがて見えてくる希望…

観光協会のチラシから

道路わきの駐車場から砂利道を10分ほど歩くと、1軒の建物に出会う。これが撮影に使われた建物と石塀。

建物は施錠されカーテンが曳かれ、中の状況はほとんどわからない。 

私たち以外にも数組の観光客が訪ねてきましたが、外観だけしか見ることが出来ない。かなりがっかりした様子でした。10分近い砂利道の途中には大型バスが駐車できるほどのスペースが、2か所ありました。なぜ入り口で駐車させ、奥の駐車場を使わせないのか疑問です。足の悪い人や車椅子の方はとても来ることが出来ません。

もう一つ、いかに観光シーズンが過ぎたからと言って、カーテンまで閉め切っては、興味半減です。ロケ現場を観光目的にいかすのであれば、観光客目線で管理・運営してほしいものです。砂利道といい、締め切ったカーテンといい不満の残るものでした。

 

さて最後の撮影スポットは、四季彩の丘です。花の最盛期はとっくに済んでいるはずですが、ここ四季彩の丘は手入れが行き届き真夏と一見変わらないほど鮮やかに咲き誇っています。ただ近寄って一本一本の花を見ると、真夏程のいきいきかんないようです。離れてみる限りは…、それにしても中国、韓国の観光客が相変わらず多いのには驚きです。

十勝連峰の初雪が、さらに花を添えています。

 赤いサルビア身近寄ってみると幾分いたんでいますが…

大型トラクターでコースを回りますが、大きな後方の車輪の外側には1個50kgのオレンジ色の重りが2個、両輪で200㎏の負荷をかけています。さらにトラクターの先端には1個45kgの重りが8個、360㎏に負荷を、トータルで560㎏の重さを加えて、2-3台の客車をけん引します。これだけ負荷をかけないと前輪が浮き上がって、トラクターが丘を登れないそうです。

さて本日の撮影は当初の予定通り順調に進みすべて終了しました。あとは富良野、桂沢湖を通り、岩見沢に出て高速道路で小樽まで帰ります。三笠郊外から岩見沢に出る農道の途中で夕日が沈む瞬間、下記のような画像も撮れました。

 

 

 

 

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紅葉撮影ツアーで夕張・富良野・美瑛へ~(2)シューパロダム湖の枯れ木

2015-10-21 07:15:52 | 旅行

                 <エメラルドグリーの湖面に枯れ木の白が、よくマッチして…>

 

 

前回のブログでは、国道274号線沿いの朝露とモヤに霞む風景等をご紹介しました。今回は夕張滝の上公園の紅葉と清水沢の大夕張鉄道そしてシューパロ湖ダムを取り上げます。撮影時期が10月7日と、紅葉時期としては1~2週間早かったこともあって、山々一面紅葉と言う訳にはいきませんでした。

さて、陽が高くなるに274号線沿いのモヤは和らいできましたが、遠くに見える山々の裾野にはまだモヤがかかり、付近に川があると、川からキリが発生しています。車から出て撮影していても、かなり気温が低いせいか、ジャケットを通して寒さが染み込んできます。夕張紅葉山交差点の15-6㎞手前に「滝の上公園」があります。ここにはいくつもの撮影スポットがあるので、ここでまずは撮影です。

レンガ色の建物は、「滝の上発電所」です。石炭産業旺盛な頃はここの水力発電が、大きな動力源でありました。しかし、今はその役目も終わり、築80年のレンガ造りの建物は、老朽化しています。立て直すにしてはコストがかかりすぎるし、取り壊すにしても壊せない状況にあるといいます(河川法上の諸問題等)。現在は北海道炭鉱遺産に指定されています。

夕張川をまたぐ公園内の赤い鉄橋の上からは「千鳥ヶ滝」が望めます。長い年月を経て流れが侵食した渓谷、奇岩はいつ見ても写欲が掻き立てられます。モヤが晴れず、とても寒く、本来であれば、この鉄橋を渡って対岸に出たいところです。そして右手に進むと、赤い橋があって、素晴らしい景観があるのですが…とにかく寒くて断念です。

 

 橋の上から上流を見ると、これが「千鳥ヶ滝」です。

 

同じ位置から下流方向を見ると、左奥にかすかに赤い橋が見えるのですが…、ここを「竜仙峡」と言います。多少震えながら撮影です。この二カット撮ってすぐに駐車場方向に戻ります。

 

モヤが晴れて、ピーカンの天気になれば、一段と紅葉が映えるのですが、こればかりは如何ともしがたいです。

 

公園の駐車場には満天星(どうだん)つつじが咲き誇ってました。花音痴の私がよくわかったなって?いえいえ同乗者のF氏に教えて頂いたのです。

防寒対策はしてきたつもりなのですが、さすが山間部の地域で、おまけに陽が隠れているため、一向に気温が上がりません。早々に車に乗り込んで先に進みます。午前7時半過ぎ、腹も減ってきましたので、紅葉山交差点付近のコンビニで、朝食と温かい飲み物を買うことにします。そして国道274号線に別れを告げ、道道452号線(夕張~三笠~芦別)に入り、清水沢に向かいます。

 

午前8時前交通指導員のおばさんがおりましたので、ダム管理事務所の方向を教えてもらいました。進行方向に雲海らしきものが見えます。上手くいけばシューパロダムに雲海が…という期待感が膨らみます。

 

さらに進むと、後方の夕張山地の下に雲が流れ、住宅街の方まで流れてきています。 

 

先ずはシューパロ湖ダム管理事務所わきの展望台(らしきスペース)に到着しましたが、残念ながら雲海は全く見当たりません。湖面は結構水量があって、三弦橋は水没したままです。今年の2月に撮影に来た時にはダム供用開始前で、鉄橋は全面結氷の湖面から顔を出していました。

 <H27.2.20撮影>

右のベニヤに張られた画像は、水没前の鉄橋。左は、徐々に水嵩がまして水没直前の鉄橋。

 

シューパロ湖は一見何の変哲もないように見えますが、よく湖面を見ていると、風の具合、太陽の高さ、時間帯等によってさまざまな表情を見せていることに気が付きました。

 

遠方の湖面は空の青さを写し込んでマリンブルーに輝いていますが一部に後方の樹木の色を写し込んで緑色にも輝いています。

 

緑色の湖面に枯れ木のアートが…

 

先程の撮影場所から1㎞程離れ、時間帯が違うと…多少濁った色合いになりました。

 

水没していた枯れ木も、樹木の種類によって色調が微妙に異なる…

 

鮮やかな水色の湖面に枯れ木がシンメトリーに映り込んで…

 

対岸に目を写せば白い枯れ木がモノクロームの世界となって表れてきました、そこを白黒調にして撮ってみました。

 

モノクロ撮影ですが…枯れ木が水面に映り込んで、何か不思議な感じがしますね、シンメトリックなような、そうでないような…上部の枝が揺れている?あれっ、画像逆さまだったかな?

 

湖面にばかり気を取られていますが、道路の反対側にも面白い光景があります。ダム満水時には水に埋もれていたであろう枯れ木が絡み合って、面白い作品になってました。殆どモノトーンでしたので敢えて、モノクロで撮ってみました。

 

とにかく湖面上にはまだまだ紹介しきれないほどの、面白いアートがたくさんありました。それらはまた別の機会に紹介するとして…、肝心の紅葉はイマイチでしたので敢えてアップしませんでした。ということで、シューパロ湖での撮影を切り上げて、富良野・美瑛方面に北上します。途中道路わきに保存されている「三菱大夕張鉄道車両」(北海道遺産)に立ち寄りました。

 

ラッセル車でしょうか、とにかくごつい機関車です。ま~、ヒグマが出そうな森林地帯を走っていたわけですから、多少の障害物なんぞ跳ね飛ばしたのでしょうね(勝手な想像です)。

 

乗客車両があるということは、石炭だけでなく沿線住民の足として利用されていたんですね。

<三菱大夕張鉄道 ウィキペディアから>

明治44年開業の炭鉱専用列車で夕張線(夕張鉄道)の清水沢駅と南大夕張駅を結んでいたが、昭和14年にさらに奥地の大夕張炭山まで延伸。主に石炭、木材を運搬していたが沿線住民の足として利用された。

昭和44年以降、相次ぐ閉山、周辺人口の減少、合理化等によって、昭和62年に廃線となった。現在は客車など6両が「大夕張シネマトレイン保存会」の手によって、歴史遺産として整備・保存されている。

 

この列車も、シューパロ湖を横断するあの三弦鉄橋を走ったのであろうか?

 

次回は紅葉撮影ツアー最終回で、富良野・美瑛での撮影画像を取り上げる予定でいます。

 

 

 

 

 

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紅葉撮影ツアーで夕張・富良野・美瑛へ~(1)朝モヤに包まれる大地

2015-10-15 06:00:00 | 旅行

                     <小豆畑の向こうに広がる山々には雲海が…>



9月の下旬から10月上旬にかけて、台風やら爆弾低気圧の襲来を受けて道東ではかなりに被害が出ました。今回は道内一円、広範囲に暴風雨の被害が及びました。災害の少ないといわれる小樽でも、倒木が相次ぎ、電車や国道が通行止めになる事態も起こりました。そんな中、10月上旬の数日の晴れ間を見て写友と日帰り紅葉撮影ツアーに出かけてきました。

10月7日(水曜)午前4時に小樽を出発して、夕張のシューパロ湖、さらに脚を伸ばして富良野・美瑛に行くというスケジュールです。翌8日午後は台風23号接近の予報も出ているため日帰りにせざるを得ませんでした。ともあれ星空を眺めながら、札樽道、道央道の高速道路で大谷地インターまで向かいます。夕張まで高速に乗る手もありますが、大谷地ICから夕張紅葉山までの国道274号線は、走りやすいので、274号線を行くことに決めます。

大谷地ICを抜け長沼に入る頃から東の空が明るみ始めました。進行方向の東の地平線がだんだんとモヤが濃くなってきます。


午前5時10分、夜明けまでにはまだ30分ほどあります。正面に見える山々は、夕張山地。


路肩に車を止めてモヤに煙った風景をとります。近くに石狩川の支流である千歳川が流れていて、そこからモヤと言うかキリが湧き立っているようです。


川面から湧き立つキリ(モヤ)。
<モヤとキリの違い 気象庁気象用語から>
☆モヤ(靄):微小な浮遊水滴や湿った微粒子により視程が1km以上、10km未満となっている状態。
☆キリ(霧):微小な浮遊水滴により視程が1km未満の状態


カメラを太陽が上がる東方向から、90度ほど北に向けれと、画像の赤みは全く出てこない。ナナカマドが真っ赤に色づき、葉も一部紅葉している。


足元の雑草は水滴が金色に輝いて、とてもきれい。


274号線道路の反対側を見ると、霞むモヤの中に、灌漑用構築物が見える。左側にダストが映り込んで…よく見ると鳥が飛んでいました。

さらに275号線を東進すると、AM5時45分過ぎ、朝日がそろそろ顔を出す時刻となり明るさが一段と増してきましたが、依然モヤに包まれたままです。道路わきの樹木が切れて視界が広い地域に出てきました。面白い看板を見つけたので、下車です。さらに雑草の中に水滴まみれのトンボを見つけました。


名物「赤字丼」?初めて聞きましたが、どのような丼なのでしょうか、気になりますが、周辺を見渡してもそれらしき飲食店はありません。


午前5時50分霞む山の上に太陽が顔を出したようです。集合住宅のような、何かの設備等のような建物の窓と壁に、朝日が反射して鏡のように煌いてます。


トンボの翅に水滴がびっしりついてます。右手の丸ボケは大型トラックのライトです。


このトンボのバックに上ったばかりの朝日を入れてみました。


見渡すと、トンボはあちこちで背の高い草につかまっています。ネコじゃらしがとても綺麗です。
☆ネコじゃらしは俗称で、正式には「エノコログサ」と言います。元々はイヌの尻尾に似ているところから「いぬっころぐさ」と呼ばれていましたが、それが転じて「エノコログサ」と言う呼称になったとか。漢字では「狗(イヌ)の尾の草」と書くそうです。なおネコじゃらとよぶのは、ネコがこの穂にじゃれつくからだそうです。


さらに進むと、刈り入れが終わった畑に牧草ロールが点々としています。視界が1㎞ないのでこうなるとこれはキリと呼んだほうがいいのかな?


畦道の雑草にびっしりついた朝露。牧草ロールをバックにすると、より一層露が輝いて見える。


ネコじゃらしが、おいで、おいでと呼んでいるようにも見えます。歩き回っていると、スニーカーが濡れてぐっしょり。


今の時期珍しくタンポポの綿毛を見つけました。

周辺にはまだまだ撮影したい光景が広がっていますが、夕張シューパロダムと富良野・美瑛での撮影が主たる目的ですから、先を急ぐことにします。しばらく進むと、またもや撮影意欲を刺激する光景が待ち構えていました。標題の画像にも使いましたが、刈り入れの済んだ畑の向こうに集落や、モヤに霞む畑と防風・防雪林や山々が見えてきました。しかも雲海らしき雲が山間部を流れています。


モノクロにすれば墨絵のようにも…なるかもしれないと思い、標題の画像を、モノクロ変換してみました(下の画像)。


余り特徴のない画像になってしまいました。ここでちょっと悪戯心から…ネガ反転してみると…


あれまあ~、真冬の樹氷林になってしまった…


時間とともに、靄は薄れていくようですが、山の間には依然雲海が漂っています。


完全に陽が登りきると、朝焼けのオレンジ色が薄れて普通の光景に戻りました。なお山間部には雲が漂っています。


再び、夕張のシューパロ湖を目指して進みます。


夕張紅葉山交差点で、左折すると夕張方面に向かいます。右折すると、樹海ロード・日勝峠を通って帯広・釧路に向かう道路となります。時間はちょうど午前7時です。交差点付近のコンビニで、朝食を摂ることにします。その2では、夕張滝の上公園の紅葉を、シューパロ湖の紅葉等を取り上げます。

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初夏の道東を訪ねて(3)~富良野・美瑛へ

2015-08-16 06:00:00 | 旅行
            <富良野のラベンダー園は中国語、ハングル、英語が飛び交う、一瞬、外国に来た錯覚に…>



初夏の道東撮影ツアー3日目は、この際何としてもトマムの雲海テラスを見たいものと思っていましたが、天気が良すぎてどうやら雲海が発生していない模様でした。となると津別峠の雲海見逃しが悔やまれます。帯広から国道38号線を札幌方面に向けて走ります。途中の清水町から高速に入り占冠まで行きます。占冠から最後の撮影地美瑛・富良野に向かいます。

帯広郊外に出ると、国道の両側にイモ畑が広がります。さらに進んで清水町に入ると、大きな池と公園が見えてきました。高速道に乗る前に公園内を歩いてみます。


薄い紫の花がどこまでも続きます。


平日の早朝と言うこともあって、人影が全く見えません。何度かこの国道38号線を通っていますが、このような公園があることに気づきませんでした。奥の赤い屋根の建物の方に行ってみると…


休憩所でしょうか、奥の方はゴルフ場のようにも見えますが…


ボート遊びもできるようです。


誰もいない公園、ベンチがぽつんと…絵になります。


奥に社があるのでしょうか、赤い鳥居が二門並んでいました。

清水町の公園内で十分撮影した後は、十勝清水インターから高速道路道央道線に乗り、トマム・占冠方面に向かいます。富良野・美瑛方面は国道38号線でも行けますが、ひょっとするとトマムの雲海テラスが望めるかもしれないからです。と話し込んでいるうちに、トマムインターの出口を過ぎてしまいました。振り返って見ても、天候が良すぎるのか時間的に遅すぎたのか、、雲海が発生していない様子(あるいは消滅)。次の占冠で高速道を降りて、国道237号線、38号線を乗り継いで富良野方面に向かいます。

トマム雲海テラス

星野リゾートトマムHPから 雲海を撮るためには日の出前の4時30分発(時期によって5時発)のゴンドラに乗る必要がありそう。次回に期待です。


富良野市内に入って、まずは富良野マルシェでなにか食べ物を物色です。ここの名物と言えば「なまら棒」です、餃子と春巻きを足して2で割って、揚げたもの、と言えば理解できるでしょうか。


このマルシェが出来た当初はなまら棒を求めて列ができるほどでしたが…


写友がカメラに収めています。一本では、う~ん満腹感は今一つ。


あれれ、こんなガラナもあるんだね、初めて見ました。

<北海道限定 炭酸飲料のガラナ>
内地の方にはなじみが薄いですが、道民にとってはなじみの飲料です。詳しくはブログでも何度か取り上げていますので、そちらを参照願います。2010年12月1日付ブログ「小樽街中散策~キョロキョロ1」最下段9番目に画像および解説があります。


現在の富良野マルシェの道路一本はさんで、「富良野マルシェ2」が新しくできました。中は「マルシェ1」と大差ありませんが…吹き抜けの大ホールがあって、イベントが可能なようです。

なまら棒一本では満腹感が満たされず、結局は近くのコンビニで弁当を買うことになりました。食べた後はまずは富田ファームのラベンダー見学です。


駐車場に、メロンカラーのバイクが、中年ライダーがさっそうと跨いでいました。え!鹿児島から来たって?


ラベンダー畑の方に進むと…これまた奇妙な格好の…モデル?コスプレ?


韓国から来たという二人組でした。


親子連れ、子供がポーズを取って…絵になってますね。こちらも外国の方のようです。


撮影スポットの定番ですが…赤い花がありませんでした。チョイ物足りない。


先程の親子連れにもう一度登場してもらいます。母親も娘もラベンダー色のシャツですね、ラベンダーソフトが美味しそうです。


撮っても撮っても飽きない風景がいっぱいです。さすが1時間も撮影していると…満足感がわいてきます。

時間もたっぷりあります。また絶好の好天、美瑛に足を延ばすこととします。時間が合えばノロッコ号に乗車してみたいのですが…、それはまた別の機会にして、北瑛方面に車を進めます。ケンとメリーの木を素通りして、セブンスターの木に向かいます。名古屋から来たという娘さんたちが、セブンスターの木の前でジャンプしてはパチリしてますが、タイミングが合わないようです。早速しゃしゃり出て声をかけます…


何度かタイミングを合わせてジャンプしてもらいますが…約1名タイミングが合わない。3-4度繰り返してやっと…


美瑛の雄大な景色に見とれて…道産子でも見とれてしまいます。


有名な親子の木です。麦畑に着いたトラクターの跡がいいアクセントになってます。

まだまだ撮っていたいのですが、最後に青い池に向かいます。う~ん、なんと観光客の多いことか、夏休み前だというのに、駐車スペースがほとんど埋まっている。しかも飛び交う言葉が中国語にハングル…


相変わらず青い、当然と言えば当然ですが、


温泉成分に含まれる硫黄の成分が、太陽の光に反射して…

<この青さは、ウィキペディアによると…>
この付近の湧水には水酸化アルミニウムなど、主に白色系の微粒子が含まれており、美瑛川本流の水と混ざることによって分散され一種のコロイドが生成される。水中に差し込んだ太陽光がコロイドの粒子と衝突散乱して水の吸収による青色の透過光が加わり、美しい青色に見えると言われている。


自撮り棒が威力を発揮、


今回の道東初夏の旅は、途中タイヤのバーストと言うハプニングに見舞われ、当初の計画通りに進まなかった点はありますが、絵になる写真がたくさん撮れ、十分満足できるものでした。雲海の撮影については、次回にリベンジしたいと思っています。







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初夏の道東を訪ねて(2)~日本最東端の地納沙布岬

2015-08-11 07:30:08 | 旅行
              <ん、これは何だ?最果ての地で出会った珍しいモノに…新型の風力発電らしい>




7月7日から9日まで道東ツアーに行きましたが、今回二日目は、屈斜路湖から根室の先、日本最東端の地納沙布岬へ、そして釧路経由で帯広(泊)までの行程です。当初のスケジュールでは、津別峠の雲海、根室の手前の春国岱、そして納沙布岬を撮影し、浜中町の霧多布湿原、厚岸町の道の駅「コンキリエ」でのあぶり焼きの昼食、釧路市内での撮影(釧路コールマイン・石炭関連の撮影、米町公園、幣前橋夕景等)、そして帯広のホテルまで直行と言う予定でした。

結論から言うと、その予定の半分も消化できませんでした。途中でとんでもないハプニングのために…詳しくは後程述べるとして、朝一番で、津別峠の雲海撮影を予定しています。前日ホテルに確認すると、このところ毎日雲海が出ているとのことです。期待が膨らみます。日によっては10時頃まで雲海が出ているとのこと。と言うことで午前7時からの朝食を取ってからでも十分間に合うはず…

朝3時過ぎに目を覚ましトイレに向かうと、ザックとカメラを背負った数人が出かけるようです。聞くと雲海と朝日を撮りに行くといいます。う~ん、ここは日の出の5時前に現地に行くべきか…しかし同行の写友とは朝食後出発と言う約束。ともかく7時からの朝食を手早く済ませ、津別峠に向かいます。


津別峠の展望台からは、一面霧がかかって雲海どころではありません。やはり日の出前に来るべきだったかと反省しきり。止む得ません、3日目の朝のトマムの雲海テラスに期待です。

スタートからつまずきですが、気を取り直して、弟子屈町から別海町経由で根室市に向かいます。別海町は酪農業が盛んですが、人口の約10倍の10万頭の牛が飼育されています。


途中で見かけたドライブイン、私が釧路に勤務していた折に数回立ち寄ったことがありますが…広い駐車場はいつもガラガラでした。駐車場に大型トラックが何台も止まっているドライブイン程、安くて美味しいという口コミがありますが…


根釧原野らしいどこまでもまっすぐな道と広い大地。


平原にぽつんと木が一本


やっと牛の放牧に出会えた。カメラを構えると何やってるの、とばかりに牛が集まってくる。牛は何にでも興味を示します。

このまま国道243号線を南下すると、霧多布湿原で有名な浜中町と、根室の中間の国道44号線の厚床に出ます。この経路は釧路勤務時代に何度も通っています。途中横槍から左折して近道を通ります。ジェットコースターのような下りを進みますが、両側に牧草ロールがたくさん見えます。


電線もいいアクセントになったかな?


途中の牧場入口で見かけた花、根釧原野で目にするものは牧草や木々であって、花を目にするのは珍しいことです。なんの花だろう、葉はエゾ山桜に似ていますが、花はハナミズキにも似ているし…

国道44号線を根室方向に進むと、やがて風連湖を囲む砂嘴、春国岱に出ます。ここは別名原生野鳥公園とも言われています。国道から100mほど離れたところに鶴の親子が見えました。


最初親子3羽固まってましたが、1羽が右のほうに歩いてゆくと、子がじっと見ておりました。


春国岱は砂嘴との間に橋がかけられ車で渡れますが、そこから先は進めません。この風連湖には子育て中の鶴が何組も見られます。


浜茄子とシシウド(正しくはシシウドの変種エゾノヨロイグサ)が満開です。


看板が朽ち落ちてしまったようです。左側に木造の通路がありますが、通行止めになっています。

さて春国岱で十分撮影し、根室市に向かいます。街中には立ち寄らず、根室半島の最東端納沙布岬に向かいます。岬の数km手前で妙な風車を見つけました(標題の画像)。道の先には見慣れた大型の風車も一基あります。


最初見かけたときは???と思いましたが…

道路側にある小屋(施設)の壁には「風力発電云々」と表示されていました。なるほど、これだと小型で、従来の風車に比べて羽の落下などという事故も少ないし、コストも格段に安くなりそうですが…


道端の湿原にはエゾカンゾウが満開。カメラのフィルターでミニチュア風に加工。

周辺の景色に見とれ、あれこれと話し合っていると、突然がたがたとそろばん道路を走っているような音が…たぶん自衛隊の戦車か農業用トラクターが通ってキャタピラの跡が路面についてなんて、気楽に考え、先に進みました。最東端納沙布岬の灯台です。


日本最東端の灯台。


納沙布岬から約3.7㎞先に、旧日本陸軍が設置した灯台があります。潮が引くと砂地が見えます。これを貝殻島と呼んでいます。

<貝殻島について>
正しくは島ではありません(国際海洋法上)。そのため戦後直後には奥に見える水晶島(平らな島)と納沙布岬の中間に、日ソの境界線が引かれ(いわゆるマッカーサーライン)、貝殻島は日本の領海に入っていました。しかし3年後にGHQが再調査し、貝殻島と納沙布岬の中間(納沙布岬から1.8㎞)にマッカーサーラインが設置し直されてしまいました。当時アメリカ軍は日本の防衛義務を負っていなかったためとも言われていますが、詳細不明。
貝殻島周辺は昔から良質な昆布が採れることで有名です。なんせ目の前に漁場が広がっている訳ですし、一時日本の領海内でしたから、地元漁民は納得できず、1.8㎞先の中間ラインを超えてまででも出漁するケースが多発しました。拿捕、銃撃事件が多発したのも、背景にはかような事情があったわけです。早く北方4島が日本に戻ってきてほしいものです。


はるか彼方には水晶島が見えます。不思議なことにこの周辺の島々は、剃刀で削ぎ取られたように、凹凸がありません。中央付近に監視塔と監視小屋が二棟見えます。


実は、この周辺には撮影ポイントがまだまだたくさんあります。できれば北方資料館にも立ち寄りたいし…それが撮影不可能になってしまうなんて、予想もつきませんでした。いざ車を動かそうとすると、左後輪がパンクのようです。よく見ると、タイヤがバーストしているではありませんか。キャタピラーの跡を、がたがた走っていたと思ったのは、実はパンクだったのです。しかも無理して数㎞走ったために、タイヤが裂けてしまったとわかって愕然です。

とりあえず、スペアタイヤに履き替えますが、バーストしてしまっては修理が不能、早く残り3本と同系のタイヤに取り換える必要があります。早速根室のオートバックスに出向くも、在庫なしとのこと。周辺のタイヤ専門店に架電してもらうも、見つからず、やっと目処がついたのが釧路星が浦のオートバックス。結局タイヤ交換できたのが午後6時過ぎ。厚岸での撮影も、コンキリエでのあぶり焼きも、釧路市内での撮影も中止です。

と言うことで、平成15年7月に訪れた納沙布岬での画像を2枚あげて終わりとします。


今は見られなくなった看板。以前はもっと過激な看板もありました「武力で取り返せ、北方四島!」と言うのも…


かすかに貝殻島の灯台が見えます。


『望郷の地、北方四島、早く戻れ日本に!』祈らずにはいられません。

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小樽潮祭り、熱い3日間が終わりました

2015-08-06 06:00:00 | 旅行
           <祭り最終日にメイン会場ステージ前でお宮入りする神輿 担ぎ手によって激しく揺さぶられる>



小樽最大の祭り第49回潮祭りが、7月24日(金曜)~26日(日曜)行われました。この3日間ともあいにく曇り・小雨の天気でしたが、昨年のように激しい降雨で行事が中止になることもなく、無事全行事が終わりました。観客入込数も113万に達し、一昨年(H25)の108万人を上回りました。平成26年は一部行事中止で、数値が把握されませんでした。

この3日間の主な行事は、24日(金曜)が潮ふれこみ、花火第1部打ち上げ、25日(土曜)が89梯団・7000人の潮ねりこみ、26日(日曜)が海上パレード、神輿お宮入り、花火第2部の打ち上げでした。なお同じ期間中に旧手宮線会場で小樽ガラス市も行われました。


<旧手宮線跡地にきらめくガラス…>

今年は地元小樽をはじめ全国から37店舗が出店、各店舗思い思いの作品が展示されました。また日銀通りの入り口には20メートルにわたってやぐらが組まれ風鈴アーケードが作られました。夜間には照明も灯され幻想的な雰囲気を醸し出していました。祭り初日に、ステンドグラスの素材が欲しいという家内とともに、見て回りました。


輝くペンダントの後方に飾られた、ヒマラヤケシでしょうか青い花が目を惹きました。


浴衣姿の方々が目立ちました。


雪あかりの路などの浮き球を製作されている老舗「浅原硝子製造所」の4代目社長の浅原宰一郎さんにお会いできました。後方に展示されている雪山の写真に目を奪われて…「あれは全部山スキーに行った折に私が撮った写真です」とのこと…


左端はキロロの樹氷で、次は利尻富士…冬山スキーが大好きで、ついでに写真撮影をされるとか、しばし写真談義。社長さん、ガラス買わずにすいませんでした。


スポットライトを浴びたガラス小物達、話し声が聞こえてきそうです。


風鈴アーケード、ライトアップでより一層幻想的な雰囲気となりました。


<25日は潮ねりこみ、花園小6年の孫娘も出るとあって…>

祭りメインイベントの一つ、潮ねりこみです。89梯団約7000人の踊り手が、花園町のグリーンロードから会場まで1時間半ほどかけて進んで行きます。花園小学校は、菁園中学校、花園連合町会と組んで、一つの梯団となります。


花銀通りからサンモール一番街へと進みます。


スタートから30分もたっていないので生徒たちもまだまだ元気。


異色のチーム、小樽商大留学生のチームです。浴衣姿にスニーカーは…ご愛嬌と言うことで。


<メイン会場の第3埠頭には屋台がずらり123店舗も…>

圧倒的に食べ物屋の屋台が多いようですが、このところ単価が上がっているのか、焼きそばで5-600円、くじ引きで500円等々小学生の子供にとっては1000円程度の小遣いは、あっという間に消えてしまいそうです。


浴衣姿の親子連れ


削りイチゴ、これが今年は流行っているのかな。あちこちで見かけるし、我が家の孫も食べたいといって、1000円札ねだって買いに走りました。


どうやらこのグループも削りイチゴらしい。


定番のチョコバナナ、


浴衣姿の女シューター


<神輿のお宮入り>

地元小樽の各神輿会をはじめ、遠く東京浅草三社祭の担ぎ手を含め、70の神輿会、約1000人の担ぎ手が6基の神輿で街中を渡御し、午後5時にメインステージ前に集合しました。そして実行委員長の合図のもと、豪快な引き廻しが行われ無事お宮入りが終わりました。


担ぎ手が小樽近郊だけではなく、全道そして東京からも参加していたことに驚きました。神輿を担ぐことに情熱を燃やす方々がいかに多いか…初めてその熱気に触れた思いです。


観客の前で、大きく見得を切る、これが神輿のダイナミックシーン。


ご自分の持ち分は終わったのでしょうか、満足そうな表情が出ていました。


汗で法被までぐっしょり。


<花火大会は自宅の屋上から鑑賞>

潮祭りの花火大会が、それまでは祭り最終日の最後を締めるイベントでした。初日と最終日の2回に分けられたのは、もう6-7年前のことでしょうか。分割の理由は公表されていません。その前年の花火大会が潮祭り始まって以来の大型尺玉が打ち上げられると評判になったことがありました。

にもかかわらず当日は雲が低く垂れさがり、打ち上げられた尺玉が残したのは大きな音だけでした。市内のどこからも花火の姿が見られなかったという事がありました。その翌年から2回に分割されたのです。いわば危険分散でしょうか。それでなくても潮祭りの花火はショボイと言う批判もあったのですが…

確かに初日30分間(約1000発)、最終日40分間(約1500発)の花火は、人口12万の都市規模としては、最下位ランクかも…。ともあれ初日は祭り帰宅途中で手持ち撮影し、最終日は自宅屋上で撮影しました。


帰宅途中浅草橋交差点付近で、花火に遭遇。手持ち撮影するも、周辺の風景撮り込むと、4分の1以下のシャッタースピードではどれもブレブレ。


自宅屋上からの撮影、ルタオのドームがいいアクセントになります。WBを下げれば赤みが抑えられたかも、反省。


打ち上げ位置が固定されているのか、変化に乏しいい写真になりました。街の街路灯や祭りの提灯の明がフレアーとなってしまいました。


わずか40分の花火では、ズーミング、フォーカス移動等の画像は撮れませんでした。


潮祭りを上回る打ち上げ規模の、高島漁港の花火大会や祝津の花火大会に期待です。
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早春の恵庭公園原始の森へ

2015-05-20 06:00:00 | 旅行
                      <突然原始の森に響く嬌声と子供たちの出現、一瞬妖精たちかと…>


雪解けから顔を出した枯れ葉を踏みしめて坂を下りていく。それまで聞こえていた子供たちやテニスを楽しむ大人たちの声が小さくなり、やがて消えて行った。沢の底を流れる幅2mほどの小川、これがこの原始の森を流れる「ユカンボシ川」だ。アイヌ語で「シカの住んでいるところ」と言う意味を持つユカンボシ川、沢の奥から湧き出すこの清水は、縄文時代から人々の生活を潤してきた。源流付近には1200年前の住居跡が30カ所も見つかっている…。

前置きが多少文学的になりましたが、2011年8月北海道新聞に連載された「水辺の風景~その3ユカンボシ川源流(恵庭市)」の文章の一部を借用いたしました。と言うことで、今回は4月29日(水曜・祭日)に恵庭公園、エコリン村、道道117号(恵庭岳公園線)線沿いの白扇の滝の撮影に行ってきました。恵庭市と言うと「恵み野のガ-ディニング」が有名です。ただこの時期は、春まだ浅く十分花々が咲きそろっていないので、花ロードの撮影はパスしました。

さてユカンボシ川源流のある恵庭公園は、JR恵み野駅から約1.5km、市街地の住宅街と恵庭南高校に挟まれた街の真ん中にあります。野球場や球戯場、陸上グランドが併設された総合公園です。その公園に手つかずの原始の森があります。



幅2mほどの小川にかかるアーチ状の眼鏡橋。水は澄んで、とても冷たい。


眼鏡橋の上から見ると、川に点々と水草が生え、石は苔むしている。川辺を散策する人も…


川辺に沿って沢を歩くと、そこは手つかずの原始の森。


一段とグリーンが綺麗な大きな草は、水芭蕉にも似ていますが…


倒木はそのまま放置され、樹木に張り付いたキノコが半ば化石化しているみたいです。


新緑にはまだ早く、木々の枝は裸です。


新緑の葉もまだ子供です。


アカゲラがつついたのでしょか、古木の根元は穴だらけ。


日当たりの良いとこではエゾエンゴサクが一面に咲き誇っていました。


突然現れた子供たちは(トップの画像)、倒木や樹木の間を跳ねるようにして、あちこち飛び回っていました。何とか追いつこうと彼らの後を追いますが、倒木から滑り落ちで、水深20cmほどの小川にざぶん、結局見失ったしまいました。どうやら子供たちにとっては、この原始の森は遊び場のようです。ここで十分撮影を済ませて、もと来た広場の方に戻りました。風になびく桜を撮影していると、あの子供たちが帰ってきました。


沢での遊びに飽きたのか、広場に戻って来たようです。


これはチャンスとばかり、桜と自転車に乗った子供を…スローシャッターのままだった。でもいい感じに撮れました。


さて恵庭公園での撮影を終えて、近くにあるエコリン村に向かうことにします。エコリン村は過去何度か撮影に行っていますが、数年前に、写真道展で道展大賞を取った作品が、ここエコリン村で撮影されたものでした。教会風の建物をバックに、マリアの石像を下から撮影したもので、頭頂部に偶然日暈(日傘のような輪)が射していた画像だったことを思い出しました。写友がその撮影現場を見たいというので…残念ながら、かの撮影現場の石像はすでに移動されていて、教会風の建物も改造されているようでした。


エコリン村の入り口で歓迎してくれた農夫。働いた後は地ビールでも…と言っているような、いないような…


ここの名物は一本の水耕トマトの苗です。シーズン1万7千個の実がなるといいます。


有名作家によるオブジェも展示されています。


その一つを利用して、セルフポートレート。ん?お邪魔虫?では次、お口直しに…


道展大賞の石像とは違いますが、石像コーナーにあったのを借景して…


大賞を撮った現場が無くなっていて、がっかりしていたY氏も、豊満な若い女性モデルを見つけて、俄然張り切りました。


いやーオヤジさん久しぶり、しばらく会わないうちに随分日焼けしたね。アフリカに3年も行っていたって?それでお土産にダイヤモンドの原石をくれるって?嬉しいけれど…それ、岩塩だよ。

エコリン村を後にして、道道117号線(恵庭岳公園線)を恵庭湖(漁り川ダム)、白扇の滝方面に向かいます。途中恵庭湖の手前を右折するとダムの堰堤下に桜公園があります。休日とあってかなりの車が駐車していましたが、あいにく時期が早いのか桜はまったく咲いていませんでした。それでも大勢の花見客(?)がバーベキューやボールゲームで遊んでいました。桜の下でのバーベキューであれば絵になりますが…先を急ぐことにします。


漁りダム下流の桜公園は、バーベキューをする人たちでにぎわってました。


白扇の滝は、道道117号線沿いにあります。駐車場も完備されていて、訪れたときには10組以上の方々が滝を背景に記念写真を撮ったり、三脚で撮影されている方もおりました。オールシ-ズン売店は営業しているようですが、長距離運転で疲れているときには、ソフトクリームがとても美味しく感じました。


白扇の滝は、川幅18m、落差15mあります。


紅葉の時期であればもっと映えるのでしょうが…


川のふちには柵が張られていて、撮影ポイントもほぼ決まっています。何度か撮影に来ていますので、毎回似たような画像になってしまいます。


ほぼ当初予定していた通りの撮影ができました。あとは小樽に向かうだけです。
次回は5月8日(金曜)に行われた、豊友会の春の撮影ツアーの模様を取り上げます。撮影地は、北海道神宮、平岡梅林、札幌農試公園です。



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残雪の羊蹄山麓(後篇)

2015-05-14 06:00:00 | 旅行
                      <京極町ふきだし公園の湧水池に残雪の羊蹄山が映り込む>


前回のブログでは、ニセコ曽我の二本のサクランボの木と羊蹄山の撮影スポットで朝日を撮影し、倶知安富士見町の十割そば店の湧水池(姿見の池)で撮影したところまで紹介しました。次は京極町のふきだし公園に向かいます。ここ十割そば店の前の道道478号線(京極倶知安線)を左に15分も走ると、京極町の「ふきだし公園」に着きます。

この京極町のふきだし公園の湧水は、羊蹄山に降った雨や雪が数十年の歳月をかけて地下に浸透し、この地に湧き出したものです。夏も冬も絶え間なく湧出し、1日約8万トン(約30万人分の生活用水)の湧水量を誇ります。なお、羊蹄山麓には各地に湧水地がありますが、この京極のふきだし公園と、真狩村のカムイワッカ(神の水)の湧水地が最大規模で、いずれも環境省の「名水百選」に選ばれています。そして双方ともに名水を売り出しています。片や「京極の名水」として、片や「カムイワッカの麗水」と言うブランド名で…

さてふきだし公園の湧水地に着くと、やはり標高が高いせいか、小樽市内では終わってしまった水芭蕉が、今が盛りとばかりに咲いておりました。


池に架かる木道のそばに固まって咲いています。


逆光で見づらいかも…


角度を変えてみると…


池の上流から見ると…中央は50-60cmの段差になっています。


さらに上流の湧水口に向かうと…水鳥(鳥名不詳)がいました。


吹き出し口では、5-6人の作業員が清掃中ですいた。この吹き出し公園にはよく来ますが、初めて清掃作業を見ました。

残念ながら4月23日は平日で、しかもGW前の早朝と言うこともあって、水汲みあるいは名水を飲みに来た方も見当たりません。と言うことで、ここでの撮影を切り上げ、次の撮影地である尻別川ラフティングの名所に向かうべく、車の駐車場に戻ります。とその時、遠方に野焼きの煙が見えました。急いでそちらの方に向かいます。


公園の向こう側の民家の奥から野焼きの煙が何本か立っています。


老農夫が枯れ木を燃やしているようです。この煙を見ると間もなく本格的な農作業が、始まります。


一旦道道を倶知安方面に向かい、途中で尻別川沿いの農道を走ります。

何度もラフティングの撮影スポットに来ているのですが、途中に目印となる目標物がなく、何度も迷います。ただ今の季節は、新緑に覆われていないので尻別川の方向が分かりますので、堰堤を目指し車の入れる道を探します。堰堤のサイクリングロードが目印です。


どうやらいつもの撮影スポットに来たようですが、河川敷は雪解け水で池のようになっています。


この水たまりも今が春真っ盛りのようで、水芭蕉やフキノトウが咲き乱れています。


幾分トウがたちすぎてますが…


白樺の根元の日当たりがいい場所に、フキの兄弟が…

水たまりの河川敷で撮影に夢中になっていると…ラフティングのボートが3艘やってきて、中州に乗り上げました。どうやらGW前に、インストラクターたちが訓練しているようです。


何に可は中州に上陸しました。


何人かは急流に逆らって登ろうとしていたり…


敢えて急流に飛び込んで、上陸した仲間が救命用ロープを投げたり…

30分ほど訓練を繰り返していましたが、やがて彼らも、さらに下って行ってしまいました。珍しい光景を見せて頂きました。時間はまだAM10時になったばかりですが、ここまでで満足できるシーンが撮れたせいでしょうか、小樽に戻ろうということになりました。なお、ニセコ近辺の温泉付近にも撮影スポットはあるのですが、いまだ冬期間通行止めが何か所かあって、全線開通に至っていません。と言うことで、国道393号線(メープル街道)を赤井川方面に向かいます。


最近できたばかりの「道の駅あかいがわ」に立ち寄ります。


午前11時前と言うこともあって、来店者はぽつぽつでした。ソフトクリームでもと思いコーナーを覗きましたが…結構いい値段。

早々に道の駅あかいがわを出て、途中落合ダムに向かいます。残念ながらダムは一部を除いて全面結氷。管理棟から先は除雪がされておらず、撮影スポットには行くことが出来ません。機会があれば行ってみたいと思います。



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残雪の羊蹄山麓(前篇)

2015-05-08 06:00:00 | 旅行
                <赤井川村から倶知安町に入ると、田んぼの水たまりに羊蹄山が映り込んでいる 午前4時>


羊蹄山麓へは、数年前までは四半期に一度くらいの割合で撮影に来ておりましたが、このところめっきり回数が減って1年半ぶりくらいでしょうか。歳をとるとともに、車の運転が億劫になって来るし、以前再三一緒に行動したフォートピアの仲間たちも、意見の相違から分裂・消滅したことも原因かもしれません。ともあれ、久しぶりに羊蹄山麓から昇る朝日を撮りたいという写友たちと一緒に、4月23日(金曜)、午前3時に小樽を出発しました。日の出が5時前後ですから…まずは国道393号線(メープル街道)でキロロを経由して、倶知安町富士見、ニセコ町曽我の「二本のサクランボの木と羊蹄」の撮影スポットに向かいます。


倶知安町富士見(十割そば店の湧水池のある撮影スポット)に近づくに従い、霧が濃くなってきます。


サクランボの木と農作業小屋のある撮影スポット。進むに従い、霧が濃くなってくる。この辺は真夏には、一面のジャガイモ畑です。


日の出15分ほど前に、ニセコ町曽我の撮影スポットに到着です。


かなり冷えていて、多分氷点下5度以下でしょうか、水たまりがごらんのとおり、あちこちで結氷しています。


色んな形があります。


水たまりすべてが形が違っていて…全部紹介はしきれません。


午前5時羊蹄山の裾から朝日が顔を出し始めました。


真ん中の方は、前夜から車に泊まり込みで、この瞬間を待っていたとのこと。


太陽は、地平線上に上がってきましたが…私は何度かこのシーンを撮っているので、興味は別のところへ…


川渕の樹木のそばにはフキノトウが顔を出していますが…細かな水滴と言うか氷滴が輝いてます。


蔓アジサイが雪の下から結氷&ドライフラワーとなって顔を出しています。


何という木の葉かわかりませんが…


さてニセコ町曽我の朝日を十分撮影したので、次はニセコ連峰の中腹に行ってみます。羊蹄山麓のい町々には、尻別川をはじめ、川が網の目のように流れていて、川面の温度と空気中の気温差が大きいと霧が発生します。これを高いとこらから見ると、雲海を眺めていることになります。


気象条件に左右されますが、まずまずかも…


陽が高くなるに従い、雲海の赤みが失われていきます。


雲海も撮り終えて次は、元来た道を戻ります。倶知安町富士見町の十割そば店の遊水地に向かいます。ここの正式呼び方は…「姿見の池」とも呼ばれていますが、よく知りません。蕎麦屋さん(店名は「農家のそばや羊蹄山」)の幟が「十割そば」と書かれているので、仲間内では「十割そばの池」と呼んでいます。天気が良くて無風の時は、この湧水池に羊蹄山が映り込みます。


池の周囲の木々が新緑だと、もっと映えるんですが…


池の反対側から、見るとニセコ連峰が映り込みます。


池の周囲を回ると、フキノトウに朝日が当たってとても綺麗に見えます。


そばがらの中からフキが出てきました。周囲の白っぽいのは霜です。やがて朝日にあたると消えていきます。


池からあふれた水は小川となって流れてゆきます。

さて次回の後半では、京極町の吹き出し公園、尻別川のラフティングの撮影スポット、赤井川に新しくできた道の駅、最後に朝里川沿いの桜を撮る予定です。
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樹氷を求めて~富良野・美瑛撮影ツアーその3

2015-03-28 06:00:00 | 旅行
                                        <旭川郊外の忠別川沿いに咲いた霧氷の花>


撮影ツアーの1日目、夕張シューパロ湖と富良野・美瑛、青い池のライトアップの撮影を最後に終えて、宿泊先である旭川市内のビジネスホテルに午後7時過ぎに到着しました。陽が落ちるとさすが内陸の旭川、かなり冷えてきて駐車場の路面は凍ってガチンガチンです。多分-10度近いのではないかと思われます。この調子ですと明朝はひょっとして樹氷の撮影が期待できるかもしれません。一応樹氷+朝日を撮るべく、午前6時前にはホテルを出る予定です。

念のためチェックインの際に、フロント係に旭川市内の樹氷の様子を聞くと…。今年は例年にない暖冬で、このところ市内では樹氷の発生を見ていませんとのこと。北海道では2月の中旬は一年で最も寒い時期にあたるのですが、ことしは市内の街路樹真っ白に染まったことがありませんとのこと。どうやら明日も樹氷の発生は期待薄のようです。と言うことであれば、ゆっくりとホテルで午前7時から食事を済ませて、小樽にまっすぐ帰ることにしました。

7時半頃にホテルを出発です。市内の街路樹に樹氷が着氷しておりません。やはりだめかと思いつつ、高速道路に向かいます。市内の一般道を高速道路に向けて走行中に、大きな橋を渡りました。よく見ると川の両岸の樹木が多少白っぽく見えます。すわ樹氷では!と思い、ここで方向転換。東川町・忠別ダム方向に向かいます。この道道は、東川町の街中の手前で忠別川と並行するように走っています。全面結氷していない忠別川からは、冬期間濃霧が流れ周辺の樹木は樹氷に覆われることが多いのです。案の定忠別川が近くなるにつれて周辺の木々の白さが増してきます。


旭川市内から15分ほど進んだところでは、松の木は白くなってはいませんが、背の低い木々は白っぽく見えます。


さらに進むと、背の低い木々は真っ白です。背の高い気も樹氷が付いているように見えます。さらに先に進んでみます。


忠別川から離れているところでも、このように木々がが白くなってますので、堰堤に出れば一面樹氷かもしれません。


道道から左折して忠別川沿いに寄ってみます。一部の雑草、樹木は着氷して真っ白です。

農道の先端は忠別川の土手になっているようで、土手の雑木林は着氷して真っ白です。


枝に着氷して樹氷となっています。


背丈の高い雑草もご覧の通りです。


すすきも茎から穂の先端まで樹氷に覆われています。


土手の日陰をバックにすると、樹氷が一層映えます。


土手に上がってみました。樹氷林が立ち並んで、壮観です。


さらに川原に降りてみます。


朝日を浴びて、一部七色に反射しているのですが、写真に撮ってみると…再現できないですね…


相当冷えるのでしょうね。川面の一部は凍っているようです。


川からキリが出ています。

樹氷のもととなる川霧は、放射冷却で冷えた空気が、相対的に温度の高い川面(通常は温度差10度以上)に触れたときに発生します。この霧が大気中で冷やされて、樹木に着くと樹氷となります。流れている川の水温は、通常4度~1度です。0度以下になると結氷してしまいます。詳しくはウィキペディア「霧氷」参照のこと。

このブログの第1回目で取り上げたシューパロ湖がまさに、それで全面結氷していましたね。そのため周囲の気温がいくら低くても(当日は多分-10度前後と思われます)、霧の発生源がなかったために、樹氷とはならなかったのです。ただ、風の具合も関係しますが…

さて忠別川ですが、一部凍っていましたので水温は多分+1~2度と思われます。一方大気は-7~8度でしょうか、なので川面に霧が発生していたのですね。朝日が当たって大気が温められるとこの霧は止んでしまいます。もちろん樹木に着いた樹氷も解け落ちてしまいます。

なお、霧氷はその発生と着氷によって、樹氷、樹霜、粗氷の三つに分類されますが…素人目には区別がつきにくく、混同している点があることをお断りしておきます。詳しくは先にあげた「霧氷」のリンクを参照してください。













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富良野・美瑛の雪景色~その2

2015-03-22 06:00:00 | 旅行
                                          <美瑛「青い池」のライトアップ>


前回のブログでは、湖底近くまで水嵩が減少したシューパロ湖を主に取り上げました。さらにシューパロ湖をあとにして富良野市街、そして麓郷方面へと向かいました。富丘、布礼別と車を走らせましたが、今一つ絵になりそうなスポットが見つからず、美瑛に向かう国道237号線に出ます。深山峠を過ぎて、美馬牛の交差点を左に入ってみました。いわゆるルベシベと呼ばれる地域です。過去何度も美瑛には来ておりますがルベシベ地域には滅多に入ったことがありません。有名な撮影スポットが少ないせいもあって…

信号を左折してしばらく進むと、昔見た記憶のある風景に出合いました。確か釧路支店勤務を終えて札幌に勤務していた頃(H9~12年頃)、某フィルム会社が主催した富良野・美瑛撮影ツアーに参加した際に、ここで撮影したシーンがよみがえってきました。


手前に牧舎が数棟あって、奥に立木が並び、さらに奥にも木々が並び…

<参考>

H12年2月撮影、タングステンフィルム使用。


奥の方の立ち木の一部を、ズームアップしてみました。


牧舎の一部です。

しばらくルベシベ界隈を撮影し、そのあとJR美瑛駅に向かいます。美瑛駅周辺の建物は欧州風に外観が統一されています。これだけ街並みが統一されているのも、北海道では珍しいことです。


正面がJR美瑛駅です。


駅前から右手に観光案内所があります。


一部はホテルにもなっているようです。

さて本日の最大の撮影目的である、青い池のライトアップまでは時間があります。有名な撮影スポットを駆け巡ることとします。先ずは、駅からも近いマイルドセブンの丘、北瑛の丘、セブンスターの木に向かいます。


例年であれば、冬期間積雪があってこの道は雪に埋もれて通行不能なんですが、今年は暖冬気味で小雪のせいか、奥の方まで行けるようです。


PhotoshopCS6でリングを作ってみました。フィルター→描画→逆光を選び、さらにレンズの種類、光源の位置を選択すると、リング状のフレアーが出てきます。


入り口付近の駐車スペースに戻ってくると、若い女性がカメラを構えていました。これをシルエットで撮ってみました。右手にいた男性はあえてカット。

さらにもう一か所のマイルドセブンの丘に行って見ます。ただここのマイルドセブンの丘でもこの次の丘でも、農家の方が立ち入り禁止の看板やテープ(ロープ)を張っているのですが、無視して畑の中に入り込む撮影者がいます。雪が覆っているので、構わないだろうという安易な気持ちで入り込むのでしょう。でも靴に付着してるかもしれない雑菌に、農家の方はとても敏感なのです。絶対に畑に、入り込んではいけません。


もう一つのマイルドセブンの丘。


右側に、奥まで入り込んだ足跡がありますね。ルールを守らない外国人(東南アジア)も多いのですが、日本のカメラマンも多いですね。


秋口には周囲にひまわりが咲いていました。(2014.10.20付当ブログ「富良野・美瑛紅葉撮影ツアー」


セブンスターの木の駐車場には数台のレンタカーが駐車してました。台湾の方でしょうか、香港の方でしょうか…


ここの白樺林は絵になります。

いったん国道237号線に出て、富良野方面に向かいます。途中の美馬牛に入って、美馬牛小学校の尖塔と、クリスマスツリーの木のスポットに向かいます。


美馬牛小学校の周囲の松林が年々成長してきたために、以前は近くからでも尖塔が見られたのですが…今は結構離れないと見えなくなりました。小学校の前を通り新星方面に少し進むと…


美瑛はなだらかな丘陵地帯が多いのですが、このように段々畑風になっているのは珍しいですね。これが凍れる日で早朝なら、奥のポプラの木が真っ白になってるんですが…


此方はご存じクリスマスツリーの木です。20~30人のカメラマンが盛んにシャッターを切っていました。さすがこの時間帯になると冷えてきて、素手でカメラを構えるのが、大変です。


…が、よく見ると、道路沿いに建てられた「立ち入り禁止」の看板や柵代わりのビニールテープを超えて農地に入って行った輩がいるんですね。

足跡がたくさんついていて複数の人が入り込んだようです。なお木の根本方向に続く小さな足跡はキツネのものと思われます。こうした自分勝手な行為が再三にわたり続くために、観光協会と地元カメラクラブの方が、チラシを持ってカメラマンに注意を促していました。情けない限りですね。

さて、本日の撮影のメイン目的である青い池のライトアップを撮ることですが…今年が初めての企画だそうですが、どのようなシーンが出現するのか、楽しみです。

午後5時半ごろ青い池に到着しましたが、周囲が明るくて、まだライトアップされていません。この企画のためなのか、見学・撮影できるエリアが決まっていて、池沿いの途中で立ち入り禁止の柵が設置されています。やむなくその柵の近くで撮影すべく待機しました。時折試験点灯されますが…
どうやら池の左右からライトアップされるようです。数分ごとに点灯とオフが繰り返されます。


左側(美瑛川サイド)から点灯されたものです。


右側(入り口サイド)から点灯されたものです。


美しさに訪れた方々もため息ついていました。

小一時間ほど撮影していましたが、とにかく暗くて、ピント合わせやカメラ操作に苦労しました。それでも納得のいくカットが、モニターで見る限り数カットあるようで、撮影を打ち切りました。一路旭川市内のビジネスホテルに向かいました。明日は樹氷の撮影がメインですが…果たして…
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