紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

街中ふらり散歩

2022-03-06 18:20:10 | 写真

 

道内の新型コロナウイルスの新規感染者数は、依然高止まり状態で、小樽市を含む後志管内も80~100人前後が続いています。3月6日で切れる北海道の蔓延防止重点措置を、3月21日まで延長することが決まりました。

2月15日に、3回目のワクチン接種が済んだとはいえ、むやみに外出することもはばかれるし、なんといってもマスクの着用自体億劫です。眼鏡が曇るし、息がしずらいし…。そんなか小樽市文学館・美術館で「北に生きる猫展」や「石原慎太郎追悼展」が行われているという。また田中酒造亀甲蔵では、ひな人形店が3月6日まで、行われているという。と言うことで、見てきました。

 

☆小樽市文学館・美術館では常設展や、写真展など様々な展示が行われいます。

 


日銀通りの正面からではなく、旧JR手宮線に回ると、雪あかりの路が中止になったこともあって、手宮線は高さ2m程の雪山に覆われていました。
文学館の建物は半年ほど前に外装がリニューアルされて、奇麗になっていました。2Fに上がる踊り場の窓には、小樽ゆかりの有名人の似顔絵が描かれています。
さて入館すると、まず目に飛び込んできたのが、猫写真展の立て看板。

 


ふてぶてしい野良猫と言うイメージの猫「ケンジ」のポスター。実際その通り高島漁港付近に住み着くボス猫なのだ。
なお左横の案内板に出ている、小樽美術の絵になる風景、池田良二と一原有徳の版画展、後志インフラ文学展については見学しておりますが、前二者は撮影禁止、後者は撮影可能ですのが、インフラ展については、機会があれば、紹介いたします。
なお、インフラ展は、函館本線と小樽・後志にかかわる有名人(石川啄木など)を紹介しています。

 


猫写真は、2F展示室に50点以上展示されていますが、写真撮影不可ですので紹介できません。写真展のチラシや、数枚購入したポストカードの中から、数点紹介します。その前に、まず土肥美帆氏のプロフィールを紹介します。
<土肥美帆氏>
北海道生まれ、滋賀県草津市在住。2014年から小樽で海辺で生きる猫を撮り続けている。JPS展文部科学大臣賞、ニッコールフォトコン大賞、岩合光昭ネコフォトコングランプリ2年連続受賞等。2018年「北に生きる猫」を出版など。

 


ポストカードから。上「ダイナミックゴロン」雪の浜辺で、ゴロンと腹を上に向けて寝そべる姿、カメラマンに全く無警戒。この辺りではケンジと呼ばれるボス猫だ。
下「かっちゃかれた」(=ひっかかれた)、喧嘩でもしたのか大きなひっかき傷がある。

 


「旗頭おっぱ」ケンジのエリアの近くで勢力を持つメス猫「おっぱ」、ケンジもこのメス猫にちょっかいを出すも、かなわない。
なお、猫たちは全くの野良ではなく、数軒の民家を渡り歩き、餌をもらっているらしい。呼び名も様々とか。
なお、この写真展は5月8日(日)まで、入館料一般500円ですが、各種割引等もあります。

 

☆石原慎太郎追悼展
慎太郎・裕次郎の兄弟は、昭和11年海運会社「山下汽船」に勤める父の転勤(小樽支店長)に伴って小樽に転入。昭和18年父が逗子支店に転勤になるまで7年間小樽ですごした。
なお、当時小樽は貿易港として栄え、支店長であった父(石原潔)が小樽老舗の料亭「海陽亭」を借り切って、ドンチャカ騒ぎをしたとの逸話が残っている。

 


慎太郎と裕次郎、稲穂小学校近くの幼稚園に通ってた頃(S11年)の兄弟。

 


S14年稲穂小学校入学時の慎太郎

 


S31年「太陽の季節」で芥川賞を受賞、その時の授賞式宴会の様子。伊藤整が、自分のカメラ「オリンパスPEN F」で撮影した写真である。

 


石原慎太郎の原作・脚本の映画であるが、弟の裕次郎ともども端役で出演している。

 


S31年石原慎太郎原作・脚本、石原裕次郎、北原三枝(後の石原まき子)主演の「狂った果実」が大ヒット。この映画で裕次郎は、大スターになった。

 


狂った果実の俳優陣スタッフとのスナップ写真。未公開の写真もあるようです。
なお、小樽文学館2Fには、伊藤整、小林多喜二ほか小樽ゆかりの文学者たちのコーナーが併設されています。

 


小樽サンモール一番街のアーケード街に飾られている、裕次郎と出演作品のポスターなど。ポスターは大小100枚近く展示されています。

 

☆3月3日はひな祭り
H20年に、小樽市内5店舗で始まった「小樽ひな巡り」は、H24年には参加企業数が50にまで膨れ上がりました。数が多くなると、開催経費等様々な問題が出てきて、結局H28年を最後に中止となりました。その間毎年撮りに行きました。
中止後も、展示を続けているのが田中酒造の本店と亀甲蔵です。あとは数店舗が自社製品の売り上げに絡めてやっているようです。過去の画像(順不同)と、3月5日亀甲蔵で撮影した画像を取り上げます。

 


入船市場の国道側の惣菜店(酒田商店)でもミニひな壇が飾られていた。(H25.2.26撮影)

 


北一硝子ランプホール(カフェ)で撮影(H26.2.24)

 


小樽新光町にある「狸庵」のひな人形、吊るし雛が多い。中央は、家内の携帯で撮っている孫娘。この孫娘も、この3月に、札幌山の手高校を卒業しました。(H24.2.25撮影)
吊るし雛は、元々北海道にはありません。伊豆の熱川、福岡の柳川が発祥の地と言われています。

 


クラフトショップ・レン所蔵のひな壇は、中山美穂主演の「Love Letter」の初めのシーンで使われたものです。詳しくは、2014年3月6日付け当ブログ「北のみやび…」を参照してください。(H26.2.28撮影)
なお、中山美穂はこの映画で、ブルーリボン賞を獲得。またこの映画は、韓国で大ヒットし、「お元気ですか~」が流行語となり、韓国人観光客が小樽に押し寄せるきっかけになりました。

 


田中酒造亀甲蔵では、琴の演奏会もおこなれていました。近年はコロナの関係もあって、演奏会は行われていないようです。

 


(R4.3.5撮影) 亀甲蔵の2Fに、地元旧家から譲り受けたひなセットを飾り付けています。以前は、吊るし雛も数多く展示していましたが…

 


2F展示室受付で見かけた自由記入帳には、かなりの数の感想文が書かれていました。感心したのは、感想文、すべてに赤のボールペンで、担当者が、お礼の言葉を書いていたことです。おそらく期間中に本人に読まれることのないお礼の言葉、そう分かっていながら書くことの大切さが、ひしひしと伝わってきました。そうした思いは、次にコメントを記した方々にも伝わるはずです。商売の基本なのでしょうか。

 

さて、次回は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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新年あけましておめでとうございます

2022-01-05 14:59:58 | 写真

                             鎌倉市稲村ケ崎から見た富士山と江の島

 

正月2日住吉神社に初詣に行ってきました。雪の止んだ合間を見計らって、でも寒い、年末から年始にかけて、日中も氷点下の真冬日が続いています。

新年最初のブログの画像は、例年神社の入り口に掲げられるその年の干支が描かれた巨大絵馬を予定していましたが、昨年に引き続き絵馬の掲示が中止されました。では、反対側の神社のPR板をと思い数枚撮ったところで、あれ何かおかしいことに気づきました。正月7‐8日は境内で「どんど焼き」が行われるのですが、7日(火)、8日(水)となっている。おいおい、金土の間違いだろうが…何と2年前の看板の曜日を訂正せずに、そのまま使ったんだ。神様も手抜きかいな。

と言うことで、手持ち画像のなから、正月にふさわしいものを選ぶとするか…。いち=富士、に=鷹、さん=茄子の言葉通り、富士山の画像を使うことにしました。東京勤務の折(H12~14年八王子支店勤務)よく富士山を撮影したので、在庫画像は豊富。

標題の画像について、平成13年1月撮影 この時期空気が澄んで、富士山が奇麗に撮れます。(ポジフィルム+O56フィルター使用)
稲村ケ崎は、近年では、サザンオールスターズの桑田佳祐が監督・音楽担当した映画「稲村ジェーン」(YouTubeにリンク、2分間)で有名なサーフィンのメッカであります。古くは新田義貞が鎌倉幕府打倒のために、この地で自らの太刀を竜神にささげ、波がひいたときに打って出て勝利を得たとの逸話がある地です。なおその詳細については、玉木造ほか共著「反太平記」に詳しく、私の表題の画像も使われています。

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イルミネーション輝く時期に…小樽芸術村と青の小樽運河へ

2021-12-30 16:01:28 | 写真

                            <小樽青の運河を進むクルーズ船>

 

新型コロナウイルスのオミクロン株の拡大を、TVも新聞も大々的に報じておりますが、発症ゼロの北海道も年末年始の帰省客や旅行客で、ごった返す正月明けには感染者が出る可能性もあります。今のところはコロナの新規感染者も下火で、小樽市内も感染ゼロの日が続いています。

長かった自粛生活から解放されたせいか、市内に観光客もかなり戻って来ましたが、喜んでもいられません。29日の北海道新聞朝刊にも掲載されていましたが、2021年の小樽市の出生数見通しでは過去最低とか、原因は若い世代の札樽圏への流出云々。抜本的な対策を見いだせないなかでは、小樽に未来はありません。

それはそれとして、12月24-25日に、小樽運河で堺町商店街主催のクリスマスイベントが行われました。その模様を24日に撮影して来ましたが、時期を同じくして、運河沿いに建つ「小樽芸術村」の似鳥美術館(旧三井銀行小樽支店)横の中庭で、プロジェクションマッピングも行われていました。まずは似鳥美術館の中庭へ…

 

☆一面新雪に覆われて中庭には3基の照明があって…
プロジェクションマッピングは、「小樽・余市ゆき物語」の一環として、美術館横の中庭で、12月17日~2月14日まで行われます。詳細については「小樽芸術村クロスマッピング~光のアート」を参照のこと(リンクをクリック)。

 


運河側の小路を通って会場に入るや目に飛び込んできたのが、この光景。奥に進むと(色内大通り方向)…

 


雪のない時期は、この庭でいろんなイベントが行われます。画像に見るように、三つの櫓があって、それぞれ光を放っています。


ぐるぐる回転したり、拡散したり…

 


広い雪面に多様な文様が拡散収縮、流れたり、いつまで見ていても飽きない。30分以上続くのであろうか。

 


雪面への投影が終わると同時に、似鳥美術館「旧三井住友銀行小樽支店」の石造り建物の側面に色んな文様記号が次、次投影される。

 


三井銀行小樽支店開設当時の街並みや、銀行内部などなど歴史を感じさせる映像が次々投影される。

 


花火の画像も終盤に投影される。

 

☆順番が前後しますが、青の小樽運河浅草橋広場(正式には「小樽運河浅草橋街園」という)に戻ります。小樽観光街の一つである「堺町商店街」が主催し、ランタンで飾りつけしたツリーと小樽名産のホタテ料理を直売するというものです。

 


青の運河広場で行われるイベント案内ポスター。

 


ランタンツリーの後ろにいる緑色(黄色っぽい)は「運がっぱ」です。小樽運河のマスコットキャラクターです。

 


運がっぱと…奥の白いキャラクターは知りません。

 


左手前では、エレクトーン(電子ピアノ)の演奏もやっていました。

 


ランタンツリーの前で記念写真用にポーズをとる観光客。

 


観光案内所の前の温度計は、氷点下5.7度。素手でカメラを構えてると、痺れてくるほどの寒さ&冷たさだ。

 


三脚をセットして、カメラの機能を「ライブコンポジット(比較明合成)」にセットし…、ところが肝心のクルーズ船が来ない、まあいいかとシャッター切る。車道の車のテールランプの流れが赤い線になった。
<ライブコンポジット撮影とは>
背景の明るさを変えずに、花火や星などの明るい光跡の変化をを観察しながら、複数枚を合成した1枚の画像にすることです。OLYMPUSU OM-D E-M10取扱説明書による。よくわからない?でしょうね。
手っ取り早く言うと、星空の撮影で、大地や建物はそのままで星が回転している写真を見た事があるかと思います。それです。

 


しばし待機していると、クルーズ船がやってきた。ライブコンポジットで試したものの、シャッター操作が不調、出来上がった画像は明らかに露出オーバー。かろうじて、手前に来るクルーズ船のLEDの光跡がわかるが…。おそらく外気温が低すぎて正常に機能しなかったのかも。もともとこの機能の主たる用途は星空の軌跡を撮るためのものだから、しょうがないか。

 


最後に、手持ちでクルーズ船をメインに青の運河を普通に撮影。

マスクと眼鏡のくもりに加え、素手の痺れで、散々でした。早々に帰宅、石油ストーブと床暖房の温かさでついごろ寝でした。

 

 

 

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積丹町のカラマツ林を撮りに…

2021-11-11 10:56:54 | 写真

                    <積丹町のカラマツ街道、別名ロマンチック街道ともいう>

 

このところ冷え込む日も多くなり、街中は紅葉が急速に進み、秋の終わりへと近づきつつあります。家々にへばりつく蔦の色も、燃えるような赤色になってきました。Facebookでもどなたか呟いておりましたが、小樽市内は蔦が多いようです。言われてみれば…向かいの駐車場も、メルヘン広場の周囲にも、そして我が家にも、1F駐車場の壁にも這い寄ってきています。その都度取り払ってはいますが、始末が大変です。

さて、一昨年も積丹町のカラマツ林を目指したのですが、入り口をミスって…。帰りに積丹町観光協会でルートを確認。グーグルMAPで、探していただき、「積丹岳登山口」が目印であることを確認しました。今回は11月7日(日)に再チャレンジ。あいにく雨予報でしたが、行けば何とかなる。まずは、余市郊外のブドウ園を経由し、美国、婦美方向にそしてカラマツ街道に向かいます。

 

☆余市郊外も秋の終わり

 


空き地に立つクリの木も葉がかなり落ちていました。

 


イガイガの中からクリが弾け出したのかな?
なお、余談ですが、「くり」「どんぐり」「くるみ」の区別がつきますか?ウイキぺデイアで調べてみてください。

 


雑草の中にカエデの葉が一枚。

 


何という葉かな?美しい。

 


カラマツの葉が落ちて、車の轍に沿って模様を描いている。

 


半分崩れかけた小屋とビニールハウスが…

 


葡萄の葉も黄色一色に染まりました。

 

☆余市町を出て、国道229号線を海岸にそって、古平町、美国町へと進みます。空はますます雲を厚くして、小雨がぱらついてきました。美国町の漁港に立ち寄りましたが、干物売りのオヤジさんも、商売にならないのか、かたずけの最中。美国漁港を出て婦美の山中を走ります。10分ほど走ると、左側に「積丹岳登山口」の標識と大きな「牛の看板」が見えます。ここを左折すれば、カラマツ街道に出ます。

 


並木道は7-800mもあるでしょうか、道の両側にカラマツ林が続いています。空が青空でないため、空の部分を少なくします。ズームレンズで引き寄せたので距離感が出ていません。
<参考画像H24.11.11撮影 当ブログH24.11.29「燃えるカラマツ林を撮りに…」から>

(ん?民家が付近に見当たらないのにネコが一匹悠々とこちらを見ている) 
後日談:近所に牧舎と宿舎が数棟ありました。またこの画像は、H24年積丹観光フォトコンテスト・四季の部門 優秀賞「美しきカラマツ街道」となりました。

 


今回撮影したカラマツ街道ですが、先の画像の奥の方から撮ったものです。この画像ですと、7-800m林が続いていることがわかります。なお両側に続く林はここで終わりです。
カラマツ街道は、別名「ロマンチック街道」ともいいます。またここを舞台にした映画『足りない二人」のロケ地としても使用されました。

 


カラマツ林の裏に回ってみると、農地ですので奥には入れませんが…

 


さらに先に進んでみますが、ところどころにカラマツはあります。カラマツに近寄ってみると…

 


松ぽっくりは珍しくありませんが、葉の先の部分が黄色い。新芽なんでしょうか?

 


さらに進むと、国道229号線に出てしまいます。出口付近で見かけたのがこのシーン。トラクターが土地を耕しています。牧舎と言うか宿舎らしき前にさらに大型機械が数台あって、道外ナンバーでした。聞けば内地での作業が終わって、ここで耕し、春先に植えるまで、一旦内地に戻るとか…、詳しくは聞けませんでしたが。

 


229号線沿いの丘陵地帯には、カラマツ林が、幾層にも連なって、美しい景色を見せていました。

 


相変わらず、曇り空のままでしたので、国道229号線を戻ることにしました。

 

 

 

 

 

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久しぶりに、神仙沼の紅葉を撮りに…

2021-10-14 03:07:45 | 写真

                           <快晴、無風と撮影にはうってつけ…>

 

9月30日をもって、コロナ禍に伴う緊急事態宣言や蔓延防止措置等が解除され、小樽市内にも観光客が戻りつつあります。幸い10月9日(土)~11日の3連休(11日は平日になったので、3連休ではないが)も、初日は天気予報では好天とか。写友と相談し、9日に遠出(と言っても後志管内)しようということになり、多分紅葉真っ盛りのはずの「神仙沼」に行くことのなりました。

まずは、赤井川村の「落合ダム」と「雷音の滝」に寄り、それからニセコ町の「五色沼温泉」へ、そして「神仙沼」へ、帰りは共和町側に降りて小樽に戻るというコースです。自粛疲れから解放されるたということか、観光地はどこも車で溢れかえっている。

とりわけ驚いたのは神仙沼の麓の駐車場でした。午後3時過ぎ、パトカーが数台いて、警察官が交通整理に出ている。この時期、午後4時半には陽が落ちるので、観光客は少ないはずとの読みが大外れ、駐車場内に入るのに20分ほど待たされました。いつもはガラガラなのに…。なお、ここは「神仙沼自然休暇村」と言うらしい。

 

☆小樽を出て、国道393号線の通称メープル街道を赤井川に向かいます。毛無峠を終え、キロロの入り口を素通り、落合ダムに向かいます。駐車場付近にはいく張りものテントが張られ、カヌーを楽しむ人たちがおりました。

 


対岸の山々もほぼ緑色で、紅葉は所々で見られる程度です。

 


紅葉はほんの一部です。

 


赤いカヌーがやってきました。幸い風もなく、湖面はベタ凪です。

 

☆国道393号線に戻り、雷音の滝へ向かいます。工事用の道路なので、標識がなく見過ごしてしまいそうですが…途中の景色が素晴らしい。山ブドウの葉が真赤に染まり…

 


今年は山ブドウもドングリも不作とか、ヒグマも餌探しで大変らしい。

 


一つ目の白い橋は、車両がぶつかった跡が多く、ガード用の欄干が、ガタガタに傷んでいる。この付近は、標高が幾分高くなったせいか、紅葉が幾分進んでいる。

 


川沿いのモミジ、幾層にも枝葉が張り出して、モミジの葉に影が写り込んで、面白い。

 


雷音の滝、水量が少なくて豪快さには欠ける。ただ音だけは大きい。快晴のこの日は、日向と影の明暗差が大きく、写真としてはいまいち。

 


黄色い欄干(塗り直したのか、真新しい)、から流れをよく見ると…ライオンの顔(いや、ゴリラかも)に見えなくもない。

 

☆393号線に戻り、倶知安町郊外を走って羊蹄山の遊水池である「農家のそばや羊蹄山」に向かいます…が、なんと駐車場が満杯。そば店内に入り切れない客が並んでいるのにはびっくり。

 


湧水池のふちの駐車スペースは満杯。過去何度も来ていますがこれほどの来客初めて見ました。

 


シラカバの木がすっかり紅葉しています。

 


上の画像のシラカバ林の奥から、そば屋・駐車場方向を見ると…食事を終えた客が湧水池越しの羊蹄山を見ているのかな?それにしても、快晴で無風で、池はまるで鏡のようだ。

 


さて、先に進んで…、羊蹄山麓ではあちこちで小豆(アズキ)の収穫が始まっています。

 


よく見ると、トラクターの後方から煙が上がっている。小豆を刈り取った後、脱穀、もみ殻と枝を粉砕、そして埋め込みまで一瞬にして行うようです。相当機械化が進んでいる。今まではもみ殻や枝は焼却して、灰を漉き込んでいましたが…。

 


さて、先に進んでニセコ町の五色沼温泉に来ましたが、駐車場はほぼ満車。
源泉を覗くと、気泡がぷくぷく…。湯本温泉に入る前の道道を、神仙沼方向に向かいます。まだ結構車両が走っています。やはり久々で遠出を楽しむ車が多いようです。なお、この道道66号線は、10月の末頃には閉鎖されます。

 


神仙沼に向かう道道の両側はダケカンバの踊りくねったような姿が美しく見えてしまいます。地面のささやぶの緑が、黄葉したダケカンバの踊りを引き立てている。

☆神仙沼の入り口にある神仙沼自然休暇村の駐車場は満杯。警察官や警備員が誘導しており、20分ほど待ってやっと空きが出来た。沼までは約1㎞弱ほどですが、板敷きの遊歩道が狭くすれ違うのがやっと、おまけにところどころ傷みがあって、気を付けないと嵌りそう。

 


見通しが悪く、樹木が張り出している。遊歩道に穴が開いていることも、傷みが相当激しいのかも。注意して進む。途中アップダウンが厳しい個所もある。

 


6~700mほど進むと、突然視界が開けます。樹木がすっかり黄葉しています。

 


さらに進むと、そこが神仙沼。パノラマの世界。

 


休憩したり、写真を撮ったり…、見渡す限り黄葉が広がっている。

 


ニコンの大きなカメラを構える娘さん。緊急事態宣言解除で、東京からやってきたという親子でした。ニコンの重たいカメラで、母娘撮ってあげました。ありゃ、私のカメラで撮るの忘れちゃった。美人の母娘でした。

 


全くの無風状態。咲き終えたコウホネが美しく見えました。十分撮り終えて戻ることに、秋の夕はつるべ落としと言うので。

 


おおきく迂回して点在する湿地を見ながら戻ります。

 


あちこちに池糖があります。神仙沼の秋はピークでした。

 

帰りは、岩内町方行に降り、共和町を通って、小樽に戻ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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長橋なえぼ公園も秋色に…

2021-10-07 04:38:38 | 写真

                     <アジサイの枯れた赤紫と、まだ青い花びらの対比が美しい>

 

9月の下旬、コロナ禍の第5波が終息に向かって、緊急事態宣言解除云々されているときに、手宮緑化公園に寄った際、長橋なえぼ公園にも寄ってみました。そこで、公園管理事務所である「森の自然館」で、写真展開催のため公園内で撮影した作品を募集していることを知りました。

管理員のY氏の案内で、展示作業中の様子を見せていただきました。そこで2年前の小生のブログがピン止めされていました(2020.6.4付け「久しぶりに長橋なえぼ公園に」)。写真展には私の写真仲間も数人出品しております。ということで、急遽2点出品することに決めました。詳しくは、後程今回のブログで取り上げます。

 


森の自然館左の「平成のサクラ」エリアにある「あずまや」で1枚。9月28日撮影ですが、木々は黄色に染まり、落ち葉も赤くなってきました。


以下は10月3日撮影です。中央園路を挟んで「ふれあい木の広場」で休憩する人。なお場所の名前は、公園案内図に基づいています。

 


「みんなの原っぱ」で、犬とボール遊びをする女性。周囲の樹木がかなり紅葉していました。

 


中央園路沿いを北上(奥の出口方向)する途中の切り株に生えた新芽が、みずみずしい。

 


トンボやカエルなど水性小動物の住む「ビオトープ沼」も、今は何もない。春先はミズバショウやフキノトウ、オタマジャクシなどで賑わっていました。

 


歩いて数分先の「ミズバショウの湿地」に出ると、枯れかけたミズバショウの痕跡があちこちにありました。

 


再び、中央園路に出ると…、散策する人、カートを下ひいた人は赤岩方向に戻るのかな?

 


犬を連れて散策する人も。

 


中央園路を挟んで左側「平成のサクラ広場」には、50m程のシラカバ並木があります。

 


1本のシラカバの幹に、キツツキが突いた跡でしょうか数カ所に穴がありました。木くずを取り出してみましたが、空洞でした。それよりも瘤のようなキノコが気になりますた。サルノコシカケか、カバノアナタケか、違うような…

 


さらに北出口の方向に進むと、天狗のうちわのような大きな葉が、紅葉しているのが見えました。一枚の葉が八つに分かれてるので、ヤツデかな?

 


古い樹木には瘤の塊のような…顔に見えないこともないけれど…

 


クリのイガイガが、小道いっぱいに散らばっていました。エゾリスの餌になるんでしょうね。

 


北の出口に近い「ザゼンソウの湿地」は、春にはザゼンソウが満開ですが、今は背の低い雑草が一面に生えていました。

 


ゲートを抜けると民家が5-6軒ありますが、目に飛び込んできたのが、このアジサイの花。ピークを終えて赤紫に変色した中に、数輪のアジサイが夏を惜しむように咲き誇っていました。

 

☆さて今来た道を戻って、森の自然館の写真展を覗いて見ます。

 


森の自然館に入ると、すぐ右に部屋があってそこに展示されています。今回募集した写真だけでなく、自然館ができた当時からの歴史がわかる写真等もあって、80点ほどが展示されているようです。
私が応募した写真は上記2点です。左のモノクロは、切り株断面が顔のように見えて、しかも切り口が押されて「息苦しい~よ」と叫んでいるように見えます。右の写真は古木の瘤ですが、目のようにも見え「怪獣瘤だ~」とネーミングしました。

 


長橋でフォトスタジオを構えている小松氏の作品。エゾエンゴサクの紫の花が可愛い。
(注) エゾエンゴサクではなくて、「カタクリ」の花の間違いでした。

 


写友でもあるYさんの作品群。左下の赤い4つのユリが印象的。

 


3氏とも、なえぼ公園をエリアにしておられる方々の作品です。

 


自然館には、植物、動物図鑑などが豊富に揃っています。

 


きのこの写真もたくさん掲示されていましたが、シラカバの小道で見たキノコは…わかりませんでした。

 

写真展は、10月末まで開催されております。機会があれば覗いて見てください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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小樽港マリーナ(3)…ウイングベイの花火大会

2021-07-15 11:26:14 | 写真

                <長年続いたウイングベイの花火大会も、本体の経営不振で、平成23年以降は…>

 

一昨年の暮れに小樽雪花火と題して、ウイングベイ小樽前のマリーナで花火大会を行う予定で、実行委員会が観客席の割り振りまで決めて進めていました。しかし新型コロナの感染急拡大を受けて、結局は、直前になって中止のやむなきに至りました。久しぶりに小樽港マリーナで花火が打ち上げられると期待していたのですが…

じつは、ウイングベイ小樽が、マリーナで花火をあげるのは、平成11年ウイングベイ小樽の前身であるマイカル小樽が開業して以来、平成22年ころまで毎年行われていたようです。ただし、私自身転勤等もあって、途中知らない時期もあります。またマリーナのイルミネーション(11~翌年2月)と花火が重なる時期もありました。

 


H11.12.31撮影 この年は、マイカル小樽が開業した年でもありました。正確には平成11年3月11日「マイカル小樽」して開業しました。マリーナは現在ほど整備されていませんでした。
なお、翌年H12~14年は、私が札幌北支店から八王子支店に転勤しており、その間の画像はありません。

 


H15.12.24撮影 マイカル小樽(後のウイングベイ小樽)のシンボルマークでもあった観覧車を絡め撮影しました。撮影場所はJR小樽築港駅ホームだったと記憶しています。花火と絡めると、どうしてもシャッター速度が遅くなります。観覧車がぶれしまいました。観覧車内の人物か写るとよかったのですが…

 


マイカル小樽は鳴り物入りで開業(平成11年3月)したものの、2年後には早くも経営破綻。平成15年3月に、経営主体が「ウイングベイ小樽」に代わりました。しかし、その後も経営不振から脱却できず…、ここでは関係のない話ですので後はウイキぺデアで見てください。
なお、この観覧車も現在は取り外され、台湾に売却されてとか、あるいは道内のレジャー施設に売却されたとか言われています。

 


H17.8.8撮影 手宮の厩海岸から撮影しました。

 


H18.7.22撮影 小樽市内桜町旧海員学校下から、国道12号線に出る途中から撮影しました。

 


上の画像と同日同じ場所で撮影。 左隅の影は東小樽トンネル部分です。

 


H18.12.24撮影 やっとイルミネーションと花火が同時に写り込んだ画像が出てきました。

 


上の画像と同じ日に撮影。このころはヨットの電飾がまだ十分にいきわたってなかったみたいです。

 


H19.7.14撮影 ウイングベイのイルミネーションは、小樽雪あかりの路(2月中旬開催)までのつなぎのイベントでした。なので、夏季は開催されていません。

 


同日撮影 波が静かだと花火がとてもきれいに写り込みます。

 


H19.8.4撮影

 


同じ日に撮影、幾分露出不足でマリーナの様子が分かりませんが…

 


H20.8.9撮影 前々回のブログ「小樽港マリーナで南仏気分…」の画像の中で、9番目の画像にINADAさんのスケッチ画がありましたが、その中に3段ほどの遊歩道があったことを思い出してください。そこが観覧席になっているのです。

 


同日撮影

 


H22.8.7撮影 あいにくこの日は雨模様でした。マリーナハウス前で出店したお店も、お客がいなく手持無沙汰。

 


同日撮影 雨で花火も心持かすれて見える。
この日以降、ウイングベイの花火画像がありません。経費の面等々の理由で中止されたのかと思います。イルミネーションもこの年以降中止されています。

 

最後は、ちょい締まりのない画像になってしまいました。小樽雪花火大会が、一日も早く、ここ小樽マリーナで実行されることを願っています。

 

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小樽港マリーナ(2)…イルミネーション

2021-07-08 18:27:22 | 写真

                      <波のない日は、ヨットのイルミネーションが海に写り込んで…>

 

前回は、小樽港マリーナで、南フランス気分が味わえる云々という記事をアップした。ところが、カフェの窓ガラスが汚れていて、ちょい南フラン気分を損ないました。そこで今回は挽回ということで、平成17年~23年ころまで、マリーナで行われていたヨットのイルミネーションについて取り上げます。

これは、11月から翌年2月中旬までの「おたる雪あかりの路」関連イベントとして行われました。当初は係留されている一部のヨットが飾り付けを行っていましたが、やがて全ヨットが参加して、とてもきらびやかにななりました。しかし、これも残念ながら、経費が嵩むということで、平成22年以降、縮小・中止になりましたが…。

 


H17.12.4撮影 CANON EOS7+TAMRON28-200 KONICA業務用フィルム100 多重露光=1回目は三日月を、2回目はマリーナを撮影 
三日月は反対側に出ていたのですが…、多重露出で強引にこちら側に来てもらいました(笑)。
なお、この年の9月に初心者用デジタル一眼レフ(CANON EOS DigiN)を購入しましたが、12月4日までに撮影した全画像を、ミスクリックで紛失するという大失態。
なお画像をよく見ていただくと、ヨット本体の電飾はごく一部であることがわかります。殆どがマストのみの電飾です。

 


H17.12.4撮影 上の画像と同様フィルム撮影ですが、多重ではありません。後方に今は取り払われて無くなった観覧車が写り込んでいます。
観覧車は、利用客がほとんどおらず、むなしくぐるぐる回るだけ。平成27年には解体され、中央ふ頭勝内側に山積みされていました。台湾に売却されるとも聞きましたが…消息は不明です。

 


H17.12.18撮影 EOS7+クロスフィルター KONICA業務用フィルム100 前のカットの2週間後ですが、ヨット全体が電飾されているのはごくわずか。バックに写り込んでいるのはWingBayとホテルです。このホテルも再三経営主体が変わり、名前を忘れてしまいました。ヒルトンだったかな?現在はグランドパークホテルです。

 


H18.1.22撮影 CANON EOS Kiss DigiN これ以降はデジタルカメラによる撮影。この時点でもヨット全体が電飾されているのはごくわずか、と言うか殆ど無い。

 


WingBayの2番街から臨港線とマリーナを撮影(H18.1.22)
臨港線は、右手は東小樽で、国道5号線に合流し、左に進むと、運河沿いに立つ倉庫群を抜けて、道道454号線に合流し、手宮・祝津方面の向かいます。

 


H19.12.5撮影 全体が電飾されているヨットを撮りましたが露出不足でヨットの形がわからない(笑)。それよりも5番街ネイチャーチャンバーの外にクリスマスツリーが電飾されています。確か道内広尾町のサンタランドから寄贈された松の大木(約20m前後)です。この大きなツリーも、平成20年の台風で倒壊し、翌年から中止されました。

 


上の画像と同じ日です。電飾されたヨットが、海面に写り込む。

 


H20.12.8撮影 CANON EOS40D+TAMRON18-200mm ISO=800, 3秒露光 
標題に上げた画像ですが、この日はベタ凪で、マストの電飾がきれいに海面に写り込みました。この画像は翌年の「カナデンデジタルフォトコンテスト~彩」で入選しました。

 


H21.12.4 この日はベタ凪とはいかず、海面がわずかに揺れていました。

 


上の画像と同日撮影、H17年に比べると、電飾されているヨットが多くなっています。

 


同じく、H21.12.4の撮影ですが、裕次郎会館の海側からシラカバの木を入れて撮ってみました。この年には一部電飾を取り外したヨットも多くなりました。
経費の節減や燃料費の高騰が言われ、H22~3年には、マリーナ会館前のエリアを除いて、ヨットのイルミネーションはすべて中止されました。

 

次回はWingBayの花火について取り上げる予定です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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モノクロ画像を取り込んで…その2

2021-06-24 16:40:10 | 写真

                     <渋谷駅前でイベント撮影中の外国人クルーが目にとまった…>

北海道内に出ていた緊急事態宣言も、6月20日(日)をもって終了し、1ランク下の蔓延防止等措置に代わりました。と言って不要不急の外出自粛が解除になったわけではありません。北海道内の新規コロナ感染者数も日を追って減少し、小樽市内に限っても、ゼロが続く日もあります。

65歳以上の高齢者優先の、ワクチン接種も5月31日に1回目が、今週の21日に第2回目が終わりました。副作用が気になりましたが、2回目を接種後8時間ほど経過して、接種した左腕が、やや筋肉痛のような感じがしましたが、それも1日で完治、ほぼ副作用はゼロでした。

話変わって、写真撮影にここ一月ほど行っておりませんので、ブログに取り上げるネタがゼロ。自粛中に、せっせとスキャナーで取り込んだモノクロフィルムから、いくつかをアップしたいと思います。すでに紹介済みの画像もあるかもしれません。ご了承願います。今回はH12~14年に、八王子勤務時の画像が主です。

 


JR八王子駅は、そごうデパートの2Fにあって街中への出入り口は多数ある。時折、イベントが行われていたり、ストリートミュージシャンが演奏していたり…。なおそごうデパートはH24年に撤退しているとのこと。

 


女性二人組(学生かな?) なお後ろに見えるMARUIは北海道で言う丸井今井とは違って、デパートではありません。
なお、八王子市内には20数の専門学校・短大・大学があって、学生数だけで10万人を超えると言われています。そのほとんどが住民票を移していないとか。市の人口が当時で51万人余。なおいずれも当時の話で、現在の状況は不知です、念のため。


駅の渡り通路から見ると、中央線の電車が入線してくるところです。これだけの線路の入り組みを見ても、八王子駅が、交通の要所であることがわかります。中央線のほか八高線、横浜線の始発駅にもなっています。

 


駅を出て駅前道路に出ると高層ビルが立ち並んでいます。この日ビルの外壁清掃中でした。朝日が壁面に当たり、白い雲が写り込んで…慌ててバッグからカメラを取り出してシャッターを切りました。本来ならビルに合わせ、縦長の画像にするべきですが、数枚撮った内、清掃員の格好がこの画像が一番よかった。
なお勤務先はこの先、1~2分のところの生保ビルの1~2Fにあります。

 


勤務先の道路1本向こうのビルでも看板取り換え工事が行われていた。若い女性向けのウエアを扱う店です。中央の男女のセンスの良さそうなポスターに惹かれました。

 


表題に掲げた画像ですが、H22年12月の画像です。ボルボカレンダーフォトコンの授賞式に出席した際に宿泊したのが渋谷駅前のホテルでした。この日駅前で若い女性グループがライブを行っており、それを外国人クルーが撮影しているところに出くわしました。
でも私が注目したのは、バックの地下鉄駅出入り口の大きなポスターです。人気刑事ドラマ「相棒」の水谷豊に、睨まれているようで、シャッターを切ってしまいました(笑)。

 


過日Twitterに上げましたが、この日銀座松屋で、中古カメラ市があって、中古カメラで有名な田中長徳氏が在籍していると聞いて、駆け付けました。

 


銀座松坂屋の中古カメラ市で見かけた田中長徳氏。大勢の中古カメラファンに囲まれておりました。なお、この時中古カメラを購入したかしなかったかは、記憶にありません(笑)。

 


東京都庁45Fの展望台から見た夜景。南西方向で、新宿パークタワー、オペラシティの見える方向とのことですが、どのビルがどれだか今は思い出せません。とにかく夜景がきれいだったことは覚えています。

 


もう一つ、東京の夜景です。JR浜松町駅と直結している世界貿易センタービル屋上から見た夜景です。東京タワーが左に写っています。なお、この貿易センタービルも建て替え工事予定で、7月には閉鎖されるとか。ここへはよく通いました。すぐそばを高速道路が走っていて、絵になるポイントでした。

 


東京都最後の都電荒川線です。早稲田に近い高架・千登世橋から走ってくる都電を撮影。ただ防護柵や鉄柱が多くて、効果的な画像が取れなかったのが残念でした。

 


最後はちょいユーモラスな画像を。多摩市の動物公園で撮影したシマウマです。モノクロ写真にはもってこいの被写体(笑)。2頭が何を話しているのやら、それにしても縞模様がとても美しい。
このほか多摩動物公園には珍しいものがたくさんあります。放し飼いのライオンたちの中を窓を開けたバスが巡回したり、窓際につるした肉を、ライオンが飛びついてガブリ。あるいは天然記念物のオオゴマダラ蝶が、園内客の頭や手にとまったり…などなど、機会があれば訪れることをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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水芭蕉を撮りに長橋なえぼ公園へ

2021-04-15 13:31:47 | 写真

 

このところ天気予報も、良い方に外れ好天が続いております。道路わきに黒ずんで残っていた雪もすべて解けて、滑り止めの砂もきれいに片づけられました。住宅地では、春のぽかぽか陽気に伴って、様々な花が芽吹き始めました。

全国的には、コロナの発生が相次ぎ第4波もささやかれ、蔓延防止措置が云々されています。そんな中、幸いにも小樽では発生ゼロの日が続き、街中には観光客も戻りつつあるようです。わずかですが…。

久しぶりに水芭蕉で有名な、小樽市内の長橋なえぼ公園に行ってみました(4月6日)。

 


公園の事務所(=森の自然館)から続く中央園路の両側には、桜をはじめ多種多様な木々が植栽されています。この園路を先に進むと、昆虫類の棲む「ビオトープ沼」「水芭蕉の湿地」「ザゼンソウの群落」があります。なえぼ公園の水芭蕉については、このブログで何度も取り上げておりますので、併せて読んでいただければ幸いです。(2018.4.18付け「再び長橋なえぼ公園へ」)

 


中央園路のそばを幅50㎝程の流れがあって、ここにフキノトウや水芭蕉がところどころに顔を出しています。なお、水芭蕉が群生しているのは、この水路以外に、昆虫類の生息するビオトープ沼とさらに少し離れた湿地にあります。

 


昆虫類の生息するビオトープ沼。この端にも水芭蕉が群生しています。この沼にはオタマジャクシもおります。

 


もう少し暖かくなると、オタマジャクシになります。

 


「水芭蕉の湿地」と呼ばれる一角です。

 


その一部をズームレンズでアップしてみました。
なお、4月11日付北海道新聞朝刊「くらし」のページ 杣田美野里さんの記事「花と語れば」に水芭蕉についての解説が掲載されていましたので、紹介いたします。




「水芭蕉の湿地」から、中央園路に出て奥に進みます。散歩中にすれ違った女性が、「(公園を出て)奥の湿地に群生している水芭蕉が、今が最盛期です。周辺のごみがかなり整理されました。」と教えてくれました。
そのあたりは水芭蕉の群生地ですが、周辺に粗大ごみが散乱していて、いつも気になっていました。その粗大ごみがかたずけられたようです。

 


中央園路に沿うように小川が流れています。

 


園内の「水芭蕉の湿地」を北上します。あちこちに残雪が見られます。その残雪につるアジサイの枯れた花が落ちていました。

 


さらに北上し、公園の出口の少し手前の湿地にザゼンソウの群落があります。

 


仏像の光背に似た形の花弁の重なりが、僧侶が座禅を組む姿に見えることが、名称の由来とされる(ウイキぺデイアによる)。

 


湿地に大量の緑色の芽が出ていますが、やがてザゼンソウになっていくのでしょうか。このザゼンソウの湿地帯が公園の北端に当たり、ポール二本が出口の目印になっています。出口を100mほど進むと、T字路になっていて、右折すると群生地に出ます。

 


奥の方にはまだ雪が残っています。

 


近くの痛みの少ない水芭蕉を選んで撮ってみました。

 


周辺の粗大ごみは、かなり取り除かれましたが…右の木の根元の黒い物体は、タイヤです。まだところどころに粗大ごみが残っていますが、以前に比べ大幅に減少しました。
ということで、撮影も終わって「森の自然館・公園事務所」に戻ります。事務所近くでさらに数カット撮影。

 


モノクロで小川の流れを手持ちで撮ってみました。ピントは向こうのフキノトウ。(OLYMPUS E-M10MarkⅡISO=200 1/3秒 F10.0)

 

☆自宅近くで春の花を撮ってみましたので以下に紹介します。

 


お隣の花壇のクロッカス

 


我が家の花壇の水仙 まだつぼみで、あと10日ほどでしょうか。

 


裏の空き地には土筆が芽を出しています。

 


フキノトウもたくさん咲いています。道内では、土筆もフキノトウも食べる習慣はないようです。キタキツネのエキノコックス菌が怖いからかも…。なおここの空き地のフキは京ブキで、煮つけにするととても美味しく…でも皮を取るのが面倒なので、ついスーパーで買ってしまうことが多い。

 


笹に雀、伊達家の家紋じゃないですが…。青いのは隣家の屋根です。なお、北海道に竹はありません、道南の函館が、北限かも。笹はあちこちに生えています。

 


サクラは、まだつぼみ(4月10日撮影) バックは洋菓子店ルタオの塔です。メルヘン広場は日当たりがよく、小樽市内でも桜は早めに咲きます。今年はいつ頃咲くのか楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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フォトコン入選作品2020年

2021-01-26 15:23:43 | 写真

                              <雪面に不思議な跡が…?>

 

一向に収まる気配の見えないコロナ騒ぎ。この先どうなるんでしょうか、不安が増すばかり。外出自粛が声高に叫ばれ、近くの床屋さんに行くにも周囲の目が気になります。おまけに、一昨年4月の沖縄旅行以来腰痛が続き、時には不安定な気候からか痛さが増し、このところ自宅にこもりっぱなし。運動不足でさらに体調悪化と悪循環。

という訳で、写真撮影に出かけることも、めっきり減少。自分の特技が先細り、人生のゴールが…と思っている今日この頃です。今回は、めっきり減少してきた2020年の入選作品、紹介することにします。

 

☆第3回小樽商大「北に一星」フォトコンテスト 応募者はほとんどが現役の学生のようですが、規定にはOBも応募可能とありましたので、ここ数年毎回応募しています。ただ2021年は中止なのか、今のところ不明です。

 


副学長賞「影も踊る」 踊りの主人公「翔楽舞」は、例年9月に小樽市民ホールで発表会を行っています。その際に撮影したカットです。なお、令和2年9月の発表会はコロナの影響で、中止となりました。

 


ブログ賞「全員集合」 緑丘祭のメインイベントの一つYOSAKOIソーラン演舞ですが、近隣の大学のチームも一緒になって行う演舞は圧巻です。

 

☆第76回シニアコムカップフォトコンテスト「年始年末風景」

 


銀賞「外国人も興味津々」 中島公園入口付近でしめ飾りを売る屋台に見入る外国人。ちょいと距離を置いて見いる姿に、日本の正月についての戸惑いがあるのか…

 

☆LUMIXマンスリーフォトコンテスト「冬の光景」 女性写真家・佐藤仁重先生が選ぶフォトコンテスト。機材問わずなので応募しやすい。LUMIXのコンテストには、マンスリー以外にも、機材問わずのフォトコンがあって、応募しやすい。

 


銅賞「風雪模様」 東北北陸地方の湿気の多い雪と違い、北海道の雪は極めて湿気がなく軽い。道路上の雪はご覧の通り、少しの風で舞い上がる。まるで路上でダンスをしているようにも見える。

 

☆MAPカメラ「私のお気に入り」フォトコンテスト テーマは毎回変わる。

 


入賞「フィルムの空箱を集める」
当初は中古カメラの収集が趣味でした。その数100台以上集めて本棚に飾っておりました。結構レアものもありました。中には昭和11年の六桜社(後の小西六、コニカ)製のリリーと言う箱型のカメラも…。しかし家内の一言「2F部屋の床が抜けるのでやめて」と言われ、収集は中止。ならば、フィルムの空箱であれば問題なかろうと言うことで収集したのがこれ。
なお中古カメラは、半分以上、燃えないゴミの日に廃棄してしまった。

 

☆USBレンズフィルター「蔵出し」フォトコンテスト 信越地方のカメラ関係部品メーカーのフォトコンテストです。

 


入選「美女と観覧車」
トライアンフの文字が逆?窓ガラスにポスターが写り込んでいるのです。女性下着の「トリンプ」ですね。同じ綴りで、東ドイツ製の車がトライアンフ、一部ベニヤ製だったという噂も…
後方の観覧車は、撮影場所「小樽マイカル(現ウイングベイ)」が完成した数年後に、出来ましたが、利用客はほとんどおらず、空車でむなしく回転していました。7‐8年前に解体され、台湾企業に売却されたとか…。
賞品として、レンズ曇り止めヒーター頂きましたが、いまだに使う機会がなく箱詰めのままです。

 

☆北海道写真協会小樽支部フォトコンテスト2020 

 


入選「若者達」 旧手宮線で、支部のモデル撮影会があった折、近くにいた若者たちが、興に乗ってこんなポーズをとってくれました。

 

☆FUJIFILM Facbook日めくりカバーフォト 下記以外にも入選しております。

 


2020年10月21日分カバーフォト「晩秋の美瑛の丘」

 


2020年3月11日分カバーフォト「厳冬の朝」 倶知安町郊外の農家を撮影したものですが、-20度の朝、樹氷が見事だったのを覚えています。

 

☆小樽カレンダーフォトコンテスト2021   小樽市民会議主催のフォトコンテスト、採用(入選)が6点のみの狭き門です。以前は+表紙で7点でしたが、6-7年前に表紙は水彩画になりました。

 


入選11-12月頁「青の小樽運河」 審査員の先生からは、右の欄干のLEDがもう少し欲しい、運河をこちらに向かって来るクルーズ船がもう少し手前に来るまで待ちたかった、等のアドバイスを頂きました。

 

☆第3回赤井川村雲海フォトコンテスト2020 カルデラ盆地の赤井川村は、雲海が発生することで有名ですが、フォトコンテストでは、雲海に限らず村内で撮った写真であれば、応募が可能。

 


入賞「秋には紅葉が楽しめるスキー場」 キロロのスキー場ですが、紅葉の時期に限って、ゴンドラが運行されます。

 

☆第3回サイエンスフォトコンテスト 科学技術団体連合が主催する「身近な科学の驚きや不思議」をテーマにしたフォトコンテスト。

 


サイエンス賞「雪面に不思議な跡が…?」 ニセコ町と蘭越町の境にある雪秩父温泉で見かけた光景。前日の異常な気温上昇で雪肌が溶け出し、筋状になって流れ落ちた。ところが翌日は一転寒気になったため(冬期間は-15~20度が普通)、このような筋状のひだが残ったものです。ニセコアンヌプリ全体がこのような筋状になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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石狩平野と旭岳の樹氷など

2020-12-31 09:37:25 | 写真

                              <石狩川流域を走る送電線と樹氷林>

 

樹氷シリーズも、今回で4回目となり、在庫画像も底をついてきました。画像を選んでいると、案外身近なところでも樹氷が発生することがわかりました。今回取り上げた石狩川流域は、今まで取り上げた内陸と違って、海に近いこともあって、-20度を下回ることは、滅多にありません。

標題の画像を撮影した2012.1.8AM9:30頃の気温は、-15度になっていなかった記憶があります。でも石狩川流域なので、樹氷が発生しやすいのかもしれません。さらに北上して、栗山町、芦別市、私の故郷雨竜町、最後に旭岳を取り上げる予定です。

 

☆石狩川流域(石狩市)
画像はいずれも、H24.1.8撮影 CANON EOS40D+TAMRON18-200mm使用。

 


奥に白い煙が見えるのは、札幌市のごみ処理場です。中央に土手が走ってますが石狩川の堰堤です。手前の樹木が樹氷林になっています。
なおこの画像は、H24年「札幌フォトコンテスト」入賞(特別賞)「厳冬の朝」作品です。選評 :身も凍りそうな氷点下の朝に撮影された作品ですが、朝の霧氷だけでも感動する内容ですが、手前の霧氷、土手、処理場から排出される水平に流れる煙の線が三位一体で捉えられ味わい深い写真です。

 


茨戸川の水門に至るオレンジ色の橋(一般通行止め)が、ひときわ目立つ。

 


石狩川から一歩内陸の道路沿いも、樹氷林が続く。中央の人物は、写友たち。

 


送電線と樹氷林。普段は、撮影の邪魔になる送電線も、この時は一転主役になる。
H27北海道電力Facebookフォトコンテスト 最優秀賞 「樹氷林と送電線」

 


美瑛の丘の「親子の木」に似ているような…

 

☆空知管内の栗山、芦別、雨竜の樹氷いずれも石狩川に近く冬は大幅に凍れる地域です。

 


栗山町のホテルパラダイスヒルズに宿泊、早朝散歩に出ると一面の樹氷林。(H11.12.22撮影、以下同じ)

 


丁度通学の時間帯。通りかかった女子中学生の赤コートが目立ったので撮影させてもらいました。(H11.12.22撮影OLYMPUS OM-4+フジクローム64Tタングステンフィルム)
なお、「タングステンフィルム」について説明すると、色温度の話など複雑になりますので、興味のある方は、別途PCで検索してみてください。

 


上記通学路脇の樹木。タングステンフィルム使用しているので、青みが強く出ます。

 


ススキの穂にも、雪の結晶がびっしりついてます。通学路沿いには小川が流れ、そこからの水蒸気が付着したと思われます。

 


H9.12芦別郊外のスターライトホテルに宿泊した翌日付近を撮影したときの画像です。ナナカマドの実は、鳥たちにとっても、不味いと言われ、ついばまれることは少ないようです。

 


同日撮影したものですが、温泉地であることに加え、内陸で冷え込みが厳しい地でもあります。

 


雨竜町江竜橋付近で撮影。この辺りは田園地帯で、かつてはハサギ(刈り取った稲を干す)として使われていたようです。タングステンフィルムを使用していますので、青みが強く出ました。

 


上の画像とは撮影日が異なりますが、陽が高くなって、風に樹氷がパラパラ、舞い落ちているところです。

 

☆大雪山系旭岳へ
大雪山系は、日本一早い秋の訪れ、初雪の降る地として有名。例年9月20日前後に初雪が降ります。

 


(2009.12.11AM7:30撮影) 早朝旭川近郊のビジネスホテルを出て、旭岳に向かいます。忠別川に沿って旭岳方面に進みますが、川から沸き上がった気嵐(?)が、街路樹に付着して樹氷となっています。それが朝日に照らされて、金色に輝く様子は、まるで現実の世界とは思えないような…

 


道路わきの側溝からも気嵐が立ち込めています。

 


旭岳ロープウエイの駐車場に着くと、周辺の雑草に、雪の結晶が付着。

 


麓駅(標高1100m)から終点「姿見駅」(標高1600m)まではロープウエーで上る。

 


姿見駅付近から見る冬の山肌は、見る方向によって様々な模様が見られる。

 


一人のスキーヤーが山頂を目指すのであろうか。
第9回HAKUBA  Photocon Award(風景の部・冬) 入選「旭岳を滑るスキーヤーひとり」

 


2010. 9.24撮影(以下の画像も同日撮影)。この日が旭岳初雪の日。雪に埋もれた高山植物を撮影してる私の姿を、某テレビ局のカメラマンが撮影している。放映されたかどうかは不知。

 


この白っぽい綿毛のような花は、チングルマです。枯れる前は、黄色の花芯に白い花ビラで、とてもかわいい花すが、秋になると、白っぽい綿毛になります。

 


小枝に着いた樹氷ですが、まるで、バイクにまたがったサルが、2匹のドジョウと、ぶら下がった1匹のサルのように見えました。「これこれ、バイクの4人乗りは危険だよ」と言いたくなりますね。

 


同日、旭岳から戻る途中の忠別ダム休憩所での光景。シャツの背中に、トンボが1匹止まっている。

 

依然コロナ騒ぎが続いているし、年末近くになって、大寒波と風雪が吹き荒れていて、撮り歩くこともできません。小樽市でも某病院内でクラスターが発生、20数人が罹患したとか…。2021年こそは良い年になってほしいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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十勝川の樹氷&ジュエリーアイスを撮る

2020-12-25 09:52:05 | 写真

                      <豊頃町大津海岸のジュエリーアイス こんな宝石が浜辺に…>

 

樹氷シリーズも今回で、3回目になります。十勝管内には日本国内極寒の地、陸別町があります(自称全国一寒い町と称していますが…)。帯広市内でも、夏は30度越え、冬はマイナス30度以下になることも珍しくありません。なんと寒暖差は、60度にも及びます。当然冬は樹氷やダイヤモンドダストを、目にすることが多々あります。

なお、公式記録では日本最低気温は、幌加内町朱鞠内湖の母子(もしり)地区で観測された-41.2度ですが、十勝の陸別町は-37度前後と言われています。余談ですが、陸別町では、凍れ体感フェスティバルなるイベントがあって、一晩かまくらの中で過ごすというものです。

さて、十勝平野のど真ん中を流れる十勝川流域は、前回の釧路川流域同様、樹氷やダイヤモンドダスト発生のメッカでもあります。

 

☆十勝川流域の樹氷(2012.2.19撮影)

 


帯広市と音更町を結ぶ「十勝大橋」です。気嵐が立っているのが見えますね。また上流(画面左)から下流に向けて、氷塊が流れています。この氷塊が…豊頃町の大津海岸にたどり着いて、ぶつかり合って、砂浜に打ち上げられると、いわゆる「ジュエリーアイス」になります。

 


橋から50mほど下流に、倒木が凍り付いて身動きできなくなっていました。周辺は相変わらず気嵐が立ち、氷塊が流れています。シャッタースピードを、遅めにして流れを強調しています(S=1/8 F=22 ISO=100 WB=オート)。

 


川辺の手前の林は、ご覧の通り、樹氷がびっしり。

 


樹氷には青空が似合いますね。左下に赤文字の看板(雪捨て場云々の注意文です)が写り込んでしまった。

 


バックが青空だと、なお一層樹氷が映えます。

 


見渡す限り四方八方樹氷だらけ。

 


樹氷は木ばかりじゃありません。付近の雑草だって、見事なものです。(多少青を強めに調整)

 


雑草についた雪の結晶。

 

☆十勝大橋を渡って北上し、音更町、然別湖、糠平湖へ(2012.2.13および2.20撮影)

 


音更町の家畜改良センターでは、冬期間妊娠馬の運動不足解消のため、1周800mほどの馬場で追い運動がされている。1トン近い大型馬が、地響きをたたて走るさまは、豪快の一言。平日の月曜日は、馬が走りたくて、猛烈な勢いで走るものの、金曜日になるとだらけ切ってしまうとのことでした。ああ、樹氷とは関係ない話ですね。

 


然別湖では、冬期間「コタン祭り」が行われます。氷点下十数度になるなか、露天風呂でポーズをとってくれたおじさんに感謝。この露天風呂、凍った湖の上にスチール釜を設置して作られています。熱で底の氷が抜けるんじゃないかって?大丈夫、氷の厚さは1mほどありますから。

 


雪や氷でできた建物があちこちにあります。ここのアイスバーで、一杯吞みたかったのですが、車でしたので…

 


糠平湖は人造湖です。遠方の橋は、有名な「タウシュベツ陸橋」で、冬期間は湖面が凍結するので、近くにまで寄ることができます。手前のカメラマン3名は写友で、「キノコ氷」を撮影中です。この湖では、冬期間も発電のため放流しています。夏と違い湖に入る川が凍結し、放流すればするほど、水位が下がります。湖の表面の氷が下がれば、元々あった立ち木にぶつかり、木の株に氷が残ります。それがキノコ氷と呼ばれるわけです。

 


水位が下がって、湖底の段差にぶつかって湖面の氷が割れると…その断面の写真がこれです。実に不思議、気泡があちこちに出ています。なぜこのような気泡模様ができるのか?わかりません。
この画像は、H26年小樽写真市展第2部で特選となりました。題名「閉じ込められた気泡」

 

☆さて今度は十勝川の下流、豊頃町の大津海岸を目指します。(2018.1.22撮影)
前日深夜に自宅を出発、高速道で帯広を目指すも、出口を見失い、さらに豊頃町で方向を見誤るという失態。現地の大津海岸に到着したのが、午前7時40分。陽はすっかり上がってしまっていた。

 


慌てて海岸線に出ると、気嵐の中漁船が1艘停泊中。海岸には氷塊が数個打ち上げられている。

 


海岸には結構な数のカメラマンが、打ち上げられた氷塊を見定めている最中。

 


砂にまみれた氷塊。とてもジュエリーとは呼べないものの、何だ、この丸い穴は?

 


近くにあった氷塊を波打ち際に立ててみると、もう少し近づいて太陽にかざせば…

 


これぞ、まさしくジュエリーアイスだ。この画像も「オリンパス・美しい四季の風景写真」冬の部・最優秀賞「冬の浜辺に輝くジュエリーアイス」となりました。

 


あちこちで、カメラマンたちが、美しい氷塊を探しているのだ。

 


探しているうちに陽はかなり高くなって青空が濃くなってきた。それはそれで、美しいジュエリーが撮れる。この浜辺に着いてから約30分ほど経過、寒くて我慢の限界だ。まだまだ撮りたいけれど、一旦駐車場に戻ることにしました。

 


最後の画像は、波打ち際を撮影したものですが、一見何の変哲もないように見えます。左側のサメの頭部に見えるのは砂をかぶった氷塊です。実は気温が低すぎて、焦げ茶色の部分の砂浜は、凍っているのです。通常塩分を含んだ海水なので、凍らないはずですが、潮が引くと、たちまち凍って硬くなります。不思議です。

 

☆十勝川流域のダイヤモンドダスト

 


大津海岸で撮影後、帰路に就く途中で、雪原にキツネの足跡を見つけました。撮影していると、あれれ、きらきら光るものが流れてくる。キツネの足跡どころじゃない。

 


雪原一面にダイヤモンドダストだ!静かに静かに、左から右に流れているのだ。

 

さて、次回は、ネタ切れかな?

 

 

 

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釧路湿原の樹氷

2020-12-18 09:39:28 | 写真

                             <金色に輝く樹氷 釧路湿原展望台にて>

 

相変わらずコロナ騒ぎが続いており、外に出る機会もめっきり減りました。テレビニュースで、時折映し出される大通公園のイルミネーションを見る都度、撮りに行きたい衝動にかられます。でも、それって不要不急の外出になると、家内や娘たちに止められてしまいます。

最新画像によるアップが無理であれば、旧い在庫を探すしかないか。と言うことで、前回に続き樹氷を取り上げます。過去冬期間に、釧路湿原には何度も撮影旅行に行っており、樹氷に関する画像も結構あります。なお、ウィキペディアによれば、樹氷は、霧氷のうちの一つで、樹氷、粗氷、樹霜の3種類に…分かれ云々とあります。難しいことはさておき、ひっくるめて取り上げたいと思います。

 

☆釧路湿原展望台へ(H21.1.28撮影)

 


夜明け前に釧路湿原展望台に到着したときには(午前6時20分頃)、あたり一面霜が降りて(樹霜)いる。多分氷点下20度を下回っていると思われる。カメラ(CANON EOS 40D)のシャッターが切れない、バッテリーがすぐあがる等のトラブル多発。仕様では氷点下20度までの耐性はあるようだが…。さっそく持参のカイロをボデーのあちこちにペタペタ。手拭いで覆って、ご覧の通り頬被り、やっとシャッターが切れる。(H21.1.28撮影)

 


6時30分ころ、展望台の後方から、陽が上がり始めた。後ろを見ると、林の枝々が金色に染まり始めた。

 


これぞまさに金色の樹氷。

 


釧路湿原が金色に染まりつつある。陽がもう少し上がれば、手前の影も金色に輝きそうだ。(撮影日H21.2.11)
<参考>この画像は、H21.3Freeml(GMOの写真交流サイト)冬のハッピーフォトコンテスで「第1位 釧路湿原の朝」となり、当時発売されたばかりのソニーのブルーレイディスクデッキ(10万円相当)を頂きました。デッキとの相性も考慮して、テレビをブラウン管からソニーの液晶TVに買い替え。TV・デッキともに、10年以上故障一つなく、今も活躍中。

 


釧路川河畔の樹氷も金色に輝きました。川からは気嵐が立っています。

 

 


陽が上がり始めると、両岸の樹氷が金色からピンクに変わりました。

 


釧路川のボート引き込み場所に写り込んだ真冬の桜。桜でないのは一目瞭然ですが…
<参考>ハートンホテルフォトコンテスト2010 最優秀賞「真冬に桜?」

 


陽が高くになるにつれ、両岸の樹氷は本来の白に戻ります。

 


陽が少し高くなって、色は消えましたが、樹氷は快晴の空をバックに、美しさを増しました。なお、釧路川は、上流で出来た氷塊が流れて来ますが、時折カーブで、岸に衝突し、その都度、「ドーン」と大きな音を発します。このまま川から海に流れ出したのが流氷ですが、海に出るまでにほとんどが砕けて、解けてしまいます。

 


川辺の樹氷はそのままですが、気象条件によっては、ダイアモンドダストが見られます。ダイヤモンドダストはいつでも見られるわけではありません。気温が氷点下15度以下、天気の良い早朝、無風であることなどが条件です。画像の粒粒がダイヤモンドダストです。

 


バックは林ですが、あえてマイナス補正して、見えやすくしました。

 


釧路川の川べりには、雑草に霧氷が重なり、足元に氷の輪ができるという珍しい現象が見られます。

 


上の画像と同じ現象です。

 


釧路市湿原に来る途中の塘路湖湖畔で、見たボートの浮き球とロープに、霜がびっしり付着。浮き球は、まるでハリネズミのようだ。

 

☆弟子屈町の川湯温泉(H22.2.9撮影)

 


さて、釧路湿原から幾分北上して、摩周湖の麓にある弟子屈町の川湯温泉にやってきました。この辺りは温泉の吹き出しがあちこちにあって樹氷が発生しやすい場所です。温泉の湯気が冷たい空気に触れそれが周囲の樹木や物に触れると…

 


これが樹霜ですね。

 


青空に映える樹氷。

 


川湯温泉では例年1月下旬からの約1か月間ほど「ダイヤモンドダスト in KAWAYU」というイベントを行っています。氷点下15度以下の夜に、画面中央の金属ドームで、人工的に、ダイヤモンドダストを発生させます。

 


人工的に作られたダイヤモンドダスト。

 

☆屈斜路湖湖畔(H22.2.10撮影)

 


湖畔の波打ち際には、押し寄せる波が凍って、ひも状のラインになった。奥に白鳥がおります。

 


拡大してみると、繰り返し押し寄せる波が凍って、不思議なラインになった。

 


さらにその一部を切り取ると、氷の塊同士がくっついて…不思議な形に

 

なお、撮影日については同じ個所に数回にわたり訪れており、画像は数年にまたがっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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モノクロ写真の数々(6)

2020-10-08 10:48:59 | 写真

              <雨の銀座4丁目交差点、大型バスの車体に描かれた女性が…目に飛び込んできた>

 

モノクロ写真については、このブログで過去5回取り上げてきましたが、今回は、平成12年4月から14年7月の八王子支店勤務時代の画像を取り上げます。この間2年4か月ほどを単身赴任をしておりましたので、休日は自由に写真を撮りに歩けました。

住宅は立川市の錦町で、立川駅までバスで7‐8分、そしてJR中央線で八王子まで11分、下車すれば目の前に勤務先が見えるという好条件。しかも勤務先支店の隣がヨドバシカメラ、また立川駅の北口に接するように、ビックカメラがあるとなっては、なんというラッキーな転勤&単身赴任。

と言うことで、今回は、この2年4か月間に撮ったモノクロ写真を取り上げました。なお、当ブログ2011.9.22付け「モノクロ写真の数々…(H12-14頃)」に、より詳しく掲載しておりますので、そちらもご覧いただければ幸いです。

 

☆立川市は、東京の多摩地区にあって、JR中央線、青梅線、南武線、五日市線のほか、多摩モノレール線があって、交通の要所となっています。隣接して、旧立川飛行場跡地を整備してできた国営昭和記念公園(東京ドーム約40倍の広さ)があって、官舎からは自転車で15分ほどしかかかりません。

 

<昭和記念公園見取り図>


立川口(MAP最下段)から入って、10番のカナル沿いを、進みます。

 


10番のカナルでは、季節によっていろんなイベントが行われます。手前の大きな噴水の水滴越しに、撮りました。

 


みんなの原っぱ(30番)には、大きなケヤキが1本あって、公園のシンボルにもなっています。この広場ではいろんなイベントやスポーツが行われます。

 


天気のいい日はのんびりと… (コニカ赤外フィルム)

 


子供の遊び用具もたくさん。

 


イチョウ並木もあって、秋にはギンナン拾いが楽しめます。大型クレーン車が、木をゆすると、一斉に拾います。袋一杯拾う人もおります。

 


春には桜もあちこちに咲いて、家族で花見を楽しむ姿が見られます。(赤外フイルム使用)

 


満開の桜の中を、家族でサイクリングを楽しむ。レンタサイクルもあります。(赤外フィルム使用)

 

☆通勤は、立川から、八王子へ…JR中央線で11分です。私自身は通勤時間帯がやや遅いので比較的すいています。
八王子市は人口51万人ほど(H12年当時、現在58万人))ですが、市内には法政大学、創価大学初め、短大、高専を含めると、21校あって、学生数は約10万人余、ほとんどの学生は住民登録をしていないので、実質人口は、60万人を超えます。

 


いつも先頭車両に乗って、

 


運転手席の横の窓から前方を眺めます。右に左に電車が曲がる都度、前方に富士山が見え隠れします。八王子から富士山までは約80㎞ほどだそうです。

 


JR中央線が入ってきました。

 


八王子もまた交通の分岐点になっていて、JR横浜線、JR八高線(八王子~高崎)の乗換駅に加え、数ブロック離れて京王線八王子駅があります。

 


JR八王子駅出口で歌って踊って、パフォーマンスを見せる二人組。休日になるとあちこちにみられる。

 


支店近くの高層ビルでは、清掃が行われていた。

 


向かい側のビルでは、外壁の清掃であろうか。

 


支店の隣では、ヨドバシカメラが、ビルを建築中でした。

 


建築中で周囲をかこったテントの隙間から、指示を出しているのであろうか、

 

☆東京の街の表情…メインはカラーフィルム撮影で、時としてサブカメラでモノクロを撮ったものです。
なお、モノクロ撮影で赤外フィルムを使う場合は、レンズの前面に、R1またはR60という赤外フィルターを装着し、可視光線をカットします。一眼レフカメラでは被写体が目視できない(しにくい)ため、ファインダーが独立しているカメラ(昔のコンパクトなカメラ)を使うことが多いんです。

 


東京都庁45Fの展望台からは、4方全域が見渡せますが、高層ビルの多い新宿方向がきれいです。

 


東京都内で、都電が運行されているのは荒川線だけで、千歳橋から都電が写せると聞いて、さっそく三脚持参で撮りに行ってきました。もっと俯瞰で撮りたかったのですが、橋の手すりと落下防止の柵が邪魔で撮れませんでした。

 


浅草隅田川名物アサヒビールの金のオブジェ。これはアサヒビール職員の「燃える心」を表しているんだそうです。左端に少し見えるビルも、夕日が当たると金色に輝きます。こういう遊び心のある創作物を見ると、つい気持ちが和やかになります。

 


大井競馬場のゴール前のたたき合い。中央競馬とは違い、地方のイベントを時折ここで行うこともあります。相馬の野馬追をここで見た事があります。甲冑姿の武士が、背に旗印を付けてダートコースを疾走する姿は、見事です。カラーで撮影しているので、ここにはアップできませんが、機会があれば紹介いたします。

 


富士川口湖町勝山で行われた「流鏑馬」、近年は北海道でもなにかのイベントの折に見かける機会がありますが、本州では毎年大きなイベントとして開催されています。初めて、流鏑馬を見たのは明治神宮で、それも午後4時ころの日暮れ時。カメラにはISO=100のフィルムが詰まっている。十数カット撮ったものの、見事にブレブレのオンパレード。

 

まだまだ紹介した画像がありますが、機会を見て取り上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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