<赤井川村の「白井川」沿いの紅葉 絶景かな!絶景かな!とつい声が出てしまう>
10中旬、久しぶりに晴天の日が続きました。寒さは相変わらずですが…。周囲の山々も一段と紅葉が進んできました。そんな中10月15日(土曜)に、久しぶりに羊蹄山麓の紅葉撮影に出かけてきました。早朝4時過ぎに小樽を出て、メープル街道(国道393号)を進み、倶知安に向かいます。午前5時半頃には明るくなってもうすぐ朝日が出ます。道の両脇は霜が降りて雑草が真っ白になっています。陽が登って朝日が当たると霜は溶けてしまいます。あわてて下車して霜を撮ることにします。車から出ると、とにかく寒い、防寒対策はしてきたつもりだが…
一面雑草は白くなっています。
前日作業を終えたビート掘りのトラクターが畑に置かれたまま。ビートも白く霜をかぶっている。
クローバーの葉が、霜で棘を付けたようになっている。
富士見町の「農家のそばや羊蹄山」脇の湧水池・姿見の池、周辺の白樺の木も黄葉が進んでいる。
樹木名はわかりませんが赤い葉には、霜がびっしり。
日の出がまじかになりました。できれば羊蹄山の真後ろから陽が登る、いわゆるダイヤモンド羊蹄が撮れるかもしれません。倶知安からニセコへ急ぎます。いったん国道5号線に出て、半月湖に入る手前の信号から、廃校を利用した施設(宿&生活体験センター冒険家族)横の道道631号線に入ります。しばらく進むと、ニセコスキー場近くの、ホテル、ペンション、旅館、マンション等が立ち並ぶ区域に入ります。余談ですが、ここが日本一地価の高騰している地域です。外国人がつぎつぎと物件を立てており、建築ラッシュに沸いています。
余談はさておき、スキー場の方に上がって行き、羊蹄山の後ろから朝日が登る場所を探します。と言っているうちに頂上付近から太陽が顔を出してしまいました。
事前の下見失敗。道が途切れたり、マンションの陰になったり、工事現場があったり…もっともっと右、右、それ太陽を吊り上げろ!UFOキャッチャーのような画像も面白いかな?
高台から羊蹄山のすそ野の方を見ると…幻想的な風景が現れました。
ダイヤモンド羊蹄の撮影は失敗に終わりましたが、では次に紅葉撮影です。五色温泉近くの「お花畑」と呼ばれる付近に行ってみることにします。
秋特有の筋雲が出ています。
道路脇の赤くなった葉を透かしてみると…
お花畑と言われるエリアの道路わきを流れる小川は、水草(草名不詳)がとてもきれい。その縁には高山植物がびっしり生えている。
旭岳でもよく見かけるのですが、花の名前がわかりません。コケモモのような、姫シャクナゲのような…とにかく日が当たらず、5分もいると体の芯まで冷えてきます。午前8時半ですが、向かいの山に太陽が隠れ、まだ陽が射してきません。
五色温泉方面に降りてくると、周辺の山々は一面紅葉している。
さらに高台から降りると、農作業小屋の赤い屋根がとても綺麗。
黄葉も釣り尽くしましたので、再度393号線のメープル街道を戻ってキロロに向かうことにします。
羊蹄山の山頂はうっすらと雪化粧。
倶知安町出雲付近で見かけたビート堀の作業。一旦機械で掘り起こし作業をしますが、掘り起こしもれが結構あるらしく、手作業でビートを集めていました。
次は393号線メープル街道を戻って、赤井川村の雷音の滝に行ってみることにします。途中両側の山々の紅葉が目に飛び込んできます。
青い空と紅葉&黄葉、途中何度も車を止めて撮影。
赤井川の道の駅のかなり手前から右折して雷音橋に向かいます。この道は工事用の道路なのか道幅が狭くほとんどが砂利道。しばらく進むと左側の崖に色とりどりの紅葉が出てきます。岩肌&黄葉がとても美しく見えます。なお進むと、雷音橋(ライオンバシ)に出会います。
前方から咆えるような滝の流れの音が聞こえてきます。この咆哮がライオンの叫びに似ているところから雷音の滝となずけられたとか。橋の根元には5mほどの長さのロープが1本結ばれていて、急な崖を降りて、川から撮影できるようです。
滝には大きな落差はありません。それでも大きな音が聞こえるのは、狭い峡谷にあるせいなのかもしれません。もっとカメラを退いて撮影したカットもありますが、いかんせん狭い峡谷、半分は日陰です。明暗差が大きく、絵になりずらいのです。
周辺の枯草もよく見ると、フォトジェニック。
十分、白井川(赤井川村の、白井川と言います)沿いの黄葉を満喫しました。一旦この工事用と思われる砂利道から抜け出して、国道393号線のメープル街道に出て、小樽に戻ることにします。途中落合ダムとキロロ近くの黄金岩の滝にも立ち寄りましたが、これと言ったカットがありませんでした。以下の二つをあげておきます。
落合ダムは、ほぼ無風状態で、前回ブログで撮ったような落ち葉が渦を巻くカットは撮れませんでした。この日は数組の家族連れがカヌーを楽しんでおりました。了解を得て撮らせていただきました。
黄金岩の滝横のよどみで撮影したものの、今一つ納得のいかないカット、枯れ枝が多いし、川の流れが取り込めないし…再チャレンジ予定ということで切り上げました。
特に真っ青な空に、時折かかる筋雲が絶妙でした。一般道ではないために、あまり知られていません。この日もであったのは一組だけでした。
村としてもっとアピールすれば…う~ん、金の落さない観光客が来ても、村にとっては迷惑だけなのかもしれないですね。
ブログでは全カット紹介できないのが歯がゆいですが…いずれ機会を見て紹介します。