
MT車は「半クラッチ」を使って発進します。
平地での発進も、坂道の途中からの発進も、基本は同じです。
ですので、坂道発進がうまくできないからと言って、
ずっと坂道でばかり練習しているのは、
実は、それほどの効果が期待できません。
坂道発進がうまくできないのは、8割方が、
「半クラッチが分かっていない」のが原因ですから、
むしろ、平地で半クラッチを上手に使えるように練習しておき、
それにサイドブレーキの操作を加えるだけ、
と覚えたほうが上達が早いはずです。
では、平地でも半クラッチが苦手な人は?
パイロットアカデミーでは、そういう人には、
狭路(クランクコースなど)を走ってもらっています。
狭路での速度調節は、
「半クラッチで車を動かし、あまり速度が出ないうちにクラッチを切る」という
「断続クラッチ」を使いますので、
半クラッチの位置や半クラッチでの車の挙動が把握しやすいのです。
もちろん、「狭路」は、
ハンドルの取り回しや車両感覚を身に付けるための練習課題でもあります。
実は、仮免許を持っている人にもクランクを走ってもらうことがあるのですが、
そんな、いろいろな意味を含んでいますので、
本免の試験課題には無くても、無駄な練習にはなりませんよ。
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2012/06/14 23:30現在、自動車(運転技術+全般)カテゴリーでは、第18位です。
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