Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

教習車には譲らないでください

2009-12-10 23:59:48 | Weblog

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路上教習で右折しようとしていると、
こちらが仮免許だと分かると直進車が譲ってくれることがあります。
向こうは親切のつもりなのでしょうが、
実は、教習生にとってはそんなにありがたくないのです。

譲ってもらったら、遠慮なく先に行かせて貰いますが、
その時に、(ドライバーの技量不足が原因とは言え)問題も発生したりします。
例えば、
譲ってくれた直進車の脇を二輪車がすり抜けて来たり、横断する歩行者がいたり、
その危険回避のために教習車が対向車線を塞いだ形で停まってしまったり、
MT車では慌てたためにエンストしたり、といったことが起こるのです。

また、「譲ってくれた相手に挨拶をする」というのが、
教習生には非常に負担になることもご理解ください。
と言うのも、右折する時は、
目線は右折後に進むべき車線を見て、両手はハンドルを回していますから、
会釈をしたり、手を挙げたり、というのが初心者には難しいのです。
もちろん、隣に座っている指導員が挨拶しますが、
「譲ったのにドライバーはお礼も無しかよ!」と怒鳴る人もいますよね。
親切ついでに、教習生の無礼も寛大な心でお許し願えれば幸いです。

また、教習生には法規どおりの優先順位を意識して運転してもらいたいのに、
譲られることで、それを覚える機会を逸してしまうという問題もあります。

ですから、路上で仮免の教習車を見かけても、必要以上に親切にならず、
優先順位の高い車は無闇に譲らずにそのまま走行してください。


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下り坂を見たら減速

2009-12-08 23:59:12 | Weblog

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上り坂では、
坂に負けないように、ある程度の強さのアクセルが求められますが、
登りきる直前では、減速しなければなりません。

それは、坂の頂上付近は、言ってみれば“カーブ”だからです。
道が右や左へ曲がるのでなく、上下方向に曲がっているカーブなのです。
登っている車には、坂の頂上やその先に何があるのか見えていません。
障害物があるかも知れませんし、交差点になっているかも知れません。
したがって、どんな状況にも対処できる速度で頂上を迎える必要があるのです。

これは、下り坂に差し掛かる時も同じです。
試験場や教習所の坂道は下りの前には必ず上りがありますが、
一般道では平らな所からいきなり下る場面もあるでしょう。
どちらにせよ、その下り坂に障害物があったり、
一般道では子どもが遊んでいたり、ということが考えられますので、
やはり、減速しなければなりません。

「下り坂を見たら減速」と覚えておいてください。

また、この言葉には「下り坂を『見る』」という意味も含んでいます。
上り坂は目の前に出現するのでドライバーは嫌でも見るでしょうが、
下り坂は、ややもするとドライバーが
“空”を見てしまって、“道”を見ていないことがあります。
自分の走るべき車線をきちんと見るのは運転の基本です。

そして、急勾配の下り坂でしたら、
MTならシフトダウンし、ATなら「2」や「L」にして、
ポンピングブレーキを活用しながら下って行ってください。


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早めに寄せて、まっすぐに向ける

2009-12-06 23:14:11 | Weblog

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駐停車する時は道路の左端に車を寄せます。
この時に、車が左へ向いて斜めに停まってしまうことがあります。
不思議なことに、
左折の手前では左に寄せてまっすぐ走れる教習生が、
駐停車では斜めになってしまうことも、珍しくありません。
同じ「進路変更」の動作であるはずなのに、
なぜこのような症状が出てしまうのでしょうか。

それは、多くの場合、
「30メートル手前」を意識していないことが原因です。

左折しようとする時は、30m手前までに寄せ終わるのが原則です。
そして、その30mを“まっすぐ”走るわけです。
ところが、駐停車では、
30m手前であろうが直前であろうが、左に寄せさえすれば許されます。
その油断もあって、車をまっすぐ向けることまで意識が回っていないと思われます。

ですから、駐停車の時も、
「手前で寄せ終わる」ことを意識してみると、きっと改善するでしょう。
具体的には、
まず、寄せ終わるべきポイントを、やはり30mくらい手前に見定め、
そこに向けて左前輪の転がる軌跡を目で先取りしながらハンドルを傾け、
寄って行ったら、その目線を今度は道路の左端遠くへ持っていく、
という手順でやってみてください。

そして、まっすぐ走る状態を作ってから停止ポイントを見定めると、
うまく停まれると思います。


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狭路の中でも“道”を見て

2009-12-04 23:15:29 | Weblog

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狭路課題(クランクやS字)で、
縁石の位置などに目標を取ってハンドルを回す人がいます。

それ自体は、悪いことではありません。
むしろ、速習に適した方法の一つだと思いますし、
パイロットアカデミーの教習でも使うことがあります。
しかし、このやり方で覚えてしまうと、
目標さえ合わせれば面白いようにうまく曲がれてしまうため、
目標を合わせることだけに一生懸命になってしまいがちです。
ドライバーが車の位置や向きを把握できていないことも、まま起こります。
これではいけません。

狭路通行の基本は、“車両感覚”です。
「ハンドルをどう回したら、タイヤがどう曲がって、車体がどう動くのか」を体感会得し、
それをこの道にどう適応させるか、が問われる課題です。
そのためにドライバーが見るべきは、
やはり、“目標”ではなく、“道”であるべきなのです。

目標を使ってハンドルを回すのは手段に過ぎず、
「“この道”に“この車”を走らせる」ことが目的であることを忘れないでください。


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速やかに交差点から出る

2009-12-02 23:27:00 | Weblog

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交通整理されているか否かにかかわらず(※)、
交差点に入ったら、
今度は、速やかに交差点から出ることを考えましょう。
(※)「交通整理」って、解りにくい用語ですよね。
  ここでは「信号の有無にかかわらず」と読み替えてもらって支障有りません。

交差点に入る前に信号を見てそれに従うのは当然のことです。
また、黄色の時に交差点に入るのも事情によって許されますし、
「うっかり」か「承知で」か知りませんが、赤の時に交差点に入ってしまうこともあるでしょう。
黄色や赤の時に無理に交差点に進入してしまったのは褒められたことではありませんが、
でも、そのまま交差点内で立ち往生してしまうのは、もっと迷惑ですし、危険です。
どんな場面であっても(もちろん青の時を含め)、
交差点に入ってしまったら、すぐに交差点から出ることを考えてください。

信号の無い交差点(どちらにも優先順位の無い場合)も、
左右の安全を確認してから進入するのは当然のことです。
高い塀などで見通しが悪い所であれば、
交差点に入る前に徐行して、あるいは場合によっては停止して、安全を確認してください。
そして、安全が確認できてから進んで行き、
交差点に進入した以上は、もうグズグズせずに、さっさと出て行くことを考えるのです。

逆に言えば、
「交差点手前での安全確認こそが重要」
ということになります。


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