■残念な事に雨降りの「子供の日」■
せっかくのゴールデンウィークも連休後半は雨模様。
家内と娘は二人で御宿に一泊旅行の予定でしたが、
雨の海を見に行くだけでは可哀想。、
私は家で仕事の予定でしたが、「子供の日」なのでサービスす。
■ローカル線で行く 春の房総■
早速「養老渓谷、春の房総ローカル線の旅」を追加しました。
又、養老渓谷かとお思いでしょうが、東京近郊から手軽に行けて、
こんなに新緑と紅葉が美しい所は少ないです。
さらに、「小湊鉄道」と「いすみ鉄道」というローカル線の旅が楽しめます。
「小湊鉄道」はJR内房線・五井駅から房総半島中央部の「上総中野」を
養老川沿いに走る、単線のディーゼルの鉄道です。
「上総中野」からは第三セクターの「いすみ鉄道」に接続し、
城下町の大多喜を経由して、外房の「大原」まで行くことが出来ます。
「小湊鉄道」の沿線は、のどかな田園風景が広がり、
カメラを持った鉄道マニアが沿線で三脚を立てている事もしばしば。
今の子供はあまり乗り物や電車に興味を示しませんが、
私達の年代では鉄道は憧れの対象でした。
今でも子供のバスケットチームの父親達が集まると、鉄道談義に華が咲きます。
という事で、本日は子供そっちのけで、「房総半島 ローカル線の旅」を楽しみます。
本日乗車した列車はめずらしく3両編成、家族連れで乗車率も80%程。
車掌さんは女性二人で、検札の他に、時刻表と周辺案内を配ってくれます。
「小湊鉄道」は、ローカル線という観光資源を充分活用しているようです。
田園の中をディーゼルの音を響かせながら30分程進むと、
「上総牛久」に到着します。
ここからは、平地を離れて、山間の風景になります。
切りとおしをゆっくり進む車窓は、
なんだか、ディズニーのウエスタンリバー鉄道の様で、ワクワクします。
時折、眼下に養老川を見下ろしながら、
五井から1時間余りで終点の一つ手前「養老渓谷駅」に到着します。
津田沼から自転車で2時間半ですので、電車もほとんど時間は変わりません。
駅前には電車の時刻に合わせて、「栗又の滝」行きのばすが待っています。
バスは山間の集落を縫うように走り、徐々に標高を上げて行きます。
■養老渓谷は雨の中■
「栗又の滝」の手前、「幻の滝」に近い停留所で下車して、
のどかな集落の中を歩くこと10分弱で、養老川に下りる階段に到着します。
樹林の下のコンクリート製の階段を30m程下ると、
そこは養老川が大地を侵食して造った渓谷です。
あいにくの小雨ですが、しっとりとした新緑も又違った趣があります。
栗又の滝までの1.7Kmは、コンクリート製の遊歩道が整備され、
ハイヒールでも歩けます。
ちょっと風情に欠ける気のしますが、中高年の方や小さなお子さんには
気軽に渓流の風景が楽しめます。
途中、いくつかの小さな滝が現れて、楽しませてくれます。
雨がだんだん強くなってきて、傘を差して進みます。
足元がしっかりしているので、傘で手が塞がってもも安全です。
今は新緑のもみじも、秋には真っ赤に色付きます。
遊歩道の終点、「栗又の滝」は二股に分かれた、なだらかな滝です。
大きな岩の上を、なめらかに水が滑り降ります。
養老川周辺に地層は、昔、海底で体積した砂岩や泥岩の地層です。
川底は一枚岩になっていたりして、なかなか地学的楽しみも多い所。
「黒滝不連続」という体積と侵食が作り出す地層の不連続が露出したりしていて、
地学ファンには、ちょっとワクワクするスポットです。
栗又の滝から、階段を登った所にホテルがあり、
宿泊しなくても、食事と外湯が楽しめます。
「たけのこ」のシーズンなので「かぐや姫ご膳」なる定食を注文します。
朝掘りの「たけのこの刺身」が美味でした。
さて、ホテルで食事を済ませた後は、
バスで「上総中野」の駅に向かいます。
雨はいよいよ本降りになってきて、ビショビショになった観光客がバスに乗ってきます。
■いすみ鉄道は まるでバス■
「上総中野」の駅で「小湊鉄道」と「いすみ鉄道」が接続して、
房総半島を横断出来ます。
「いすみ鉄道」は以前は「JR木原線」でしたが、
廃線の危機を第三セクター化で切り抜けて現在に至ります。
車の普及が鉄道の経営を圧迫しましたが、
鉄道が廃線になると高校生や老人の足が奪われてしまいます。
「いすみ線」の車両もディーゼル車で、車体ははっきり言ってバスです。
扉の開閉も折りたたみ式でバスそのもの、
車体のウスペラな感じも、バスに似ています。
雨で窓が曇って、ほとんど車窓から外は見えませんが、
切り通しが続く山間を抜けると、田園風景が広がります。
途中、江戸時代の城下町の「大多喜」を経由して、一路「大原」に向かいます。
上総中野から大原までで、駅員が居たのは「大多喜」だけだったような・・・。
終点の「大原」も静かな駅で、駅前には小さな喫茶店が一軒。
町にはコンビニも無く、小さな魚屋の氷水に浸かったカツオが
ここが外房の町である事を思い出させてくれます。
「大原」からは家内と娘は御宿へ、私は特急で帰宅します。
雨の御宿で何をするのやら・・・。
いつもは、自転車で訪れる養老渓谷とその周辺ですが、
たまにはのんびりローカル線の旅も楽しいものです。
男には幾つになってもテッチャンの熱い血が流れているのです。
・・・娘はというと、ずっと読書に夢中で・・・
まったく最近の子供は、テレビやゲームにしか感動出来ないのでは???
結局「子供の日」は”大きな子供”の為の日になってしまいました。
せっかくのゴールデンウィークも連休後半は雨模様。
家内と娘は二人で御宿に一泊旅行の予定でしたが、
雨の海を見に行くだけでは可哀想。、
私は家で仕事の予定でしたが、「子供の日」なのでサービスす。
■ローカル線で行く 春の房総■
早速「養老渓谷、春の房総ローカル線の旅」を追加しました。
又、養老渓谷かとお思いでしょうが、東京近郊から手軽に行けて、
こんなに新緑と紅葉が美しい所は少ないです。
さらに、「小湊鉄道」と「いすみ鉄道」というローカル線の旅が楽しめます。
「小湊鉄道」はJR内房線・五井駅から房総半島中央部の「上総中野」を
養老川沿いに走る、単線のディーゼルの鉄道です。
「上総中野」からは第三セクターの「いすみ鉄道」に接続し、
城下町の大多喜を経由して、外房の「大原」まで行くことが出来ます。
「小湊鉄道」の沿線は、のどかな田園風景が広がり、
カメラを持った鉄道マニアが沿線で三脚を立てている事もしばしば。
今の子供はあまり乗り物や電車に興味を示しませんが、
私達の年代では鉄道は憧れの対象でした。
今でも子供のバスケットチームの父親達が集まると、鉄道談義に華が咲きます。
という事で、本日は子供そっちのけで、「房総半島 ローカル線の旅」を楽しみます。
本日乗車した列車はめずらしく3両編成、家族連れで乗車率も80%程。
車掌さんは女性二人で、検札の他に、時刻表と周辺案内を配ってくれます。
「小湊鉄道」は、ローカル線という観光資源を充分活用しているようです。
田園の中をディーゼルの音を響かせながら30分程進むと、
「上総牛久」に到着します。
ここからは、平地を離れて、山間の風景になります。
切りとおしをゆっくり進む車窓は、
なんだか、ディズニーのウエスタンリバー鉄道の様で、ワクワクします。
時折、眼下に養老川を見下ろしながら、
五井から1時間余りで終点の一つ手前「養老渓谷駅」に到着します。
津田沼から自転車で2時間半ですので、電車もほとんど時間は変わりません。
駅前には電車の時刻に合わせて、「栗又の滝」行きのばすが待っています。
バスは山間の集落を縫うように走り、徐々に標高を上げて行きます。
■養老渓谷は雨の中■
「栗又の滝」の手前、「幻の滝」に近い停留所で下車して、
のどかな集落の中を歩くこと10分弱で、養老川に下りる階段に到着します。
樹林の下のコンクリート製の階段を30m程下ると、
そこは養老川が大地を侵食して造った渓谷です。
あいにくの小雨ですが、しっとりとした新緑も又違った趣があります。
栗又の滝までの1.7Kmは、コンクリート製の遊歩道が整備され、
ハイヒールでも歩けます。
ちょっと風情に欠ける気のしますが、中高年の方や小さなお子さんには
気軽に渓流の風景が楽しめます。
途中、いくつかの小さな滝が現れて、楽しませてくれます。
雨がだんだん強くなってきて、傘を差して進みます。
足元がしっかりしているので、傘で手が塞がってもも安全です。
今は新緑のもみじも、秋には真っ赤に色付きます。
遊歩道の終点、「栗又の滝」は二股に分かれた、なだらかな滝です。
大きな岩の上を、なめらかに水が滑り降ります。
養老川周辺に地層は、昔、海底で体積した砂岩や泥岩の地層です。
川底は一枚岩になっていたりして、なかなか地学的楽しみも多い所。
「黒滝不連続」という体積と侵食が作り出す地層の不連続が露出したりしていて、
地学ファンには、ちょっとワクワクするスポットです。
栗又の滝から、階段を登った所にホテルがあり、
宿泊しなくても、食事と外湯が楽しめます。
「たけのこ」のシーズンなので「かぐや姫ご膳」なる定食を注文します。
朝掘りの「たけのこの刺身」が美味でした。
さて、ホテルで食事を済ませた後は、
バスで「上総中野」の駅に向かいます。
雨はいよいよ本降りになってきて、ビショビショになった観光客がバスに乗ってきます。
■いすみ鉄道は まるでバス■
「上総中野」の駅で「小湊鉄道」と「いすみ鉄道」が接続して、
房総半島を横断出来ます。
「いすみ鉄道」は以前は「JR木原線」でしたが、
廃線の危機を第三セクター化で切り抜けて現在に至ります。
車の普及が鉄道の経営を圧迫しましたが、
鉄道が廃線になると高校生や老人の足が奪われてしまいます。
「いすみ線」の車両もディーゼル車で、車体ははっきり言ってバスです。
扉の開閉も折りたたみ式でバスそのもの、
車体のウスペラな感じも、バスに似ています。
雨で窓が曇って、ほとんど車窓から外は見えませんが、
切り通しが続く山間を抜けると、田園風景が広がります。
途中、江戸時代の城下町の「大多喜」を経由して、一路「大原」に向かいます。
上総中野から大原までで、駅員が居たのは「大多喜」だけだったような・・・。
終点の「大原」も静かな駅で、駅前には小さな喫茶店が一軒。
町にはコンビニも無く、小さな魚屋の氷水に浸かったカツオが
ここが外房の町である事を思い出させてくれます。
「大原」からは家内と娘は御宿へ、私は特急で帰宅します。
雨の御宿で何をするのやら・・・。
いつもは、自転車で訪れる養老渓谷とその周辺ですが、
たまにはのんびりローカル線の旅も楽しいものです。
男には幾つになってもテッチャンの熱い血が流れているのです。
・・・娘はというと、ずっと読書に夢中で・・・
まったく最近の子供は、テレビやゲームにしか感動出来ないのでは???
結局「子供の日」は”大きな子供”の為の日になってしまいました。