
■ そうだ、箱根に行こう!! ■
天候不順のゴールデンウィークですが、
5日の子供の日は、ようやく五月晴!!
今回の連休でやりたい事が一つありました。
それは、新しい自転車で「坂を登る」事。
「坂」といえば「箱根」
といい事で、今回の「人力でGO」は、
自転車で箱根駅伝にトライ!!
浦安を朝5時30分にスタート。
日本橋を6時通過して、イザ「一人箱根駅伝(自転車だけど)」スタートです。
■ 藤沢バイパスに入っちゃった?? ■
スポーツバイクで街中を走られた経験のある方はお分かりかと思いますが、
街中はとにかく信号が多い。
200~300m置きに信号があるから、
走っている時間よりも止まっている時間の方が長い。
せっかくスピードに乗っても、直ぐに次の赤信号・・・。
これって、ストレス溜まりますよね。
そんな、走ってるのか、止まってるのか分からない状態を続けてようやく「鶴見中継所」。

さて、横浜を過ぎて上り坂が多くなります。
権太坂を過ぎたら、「戸塚中継所」です。
戸塚を過ぎて快調に走っていたら・・・・あれあれ、
TV中継で見た事が無い風景が続きます。
何と、藤沢バイパスに入ってしまいました。
でも、信号が無いし、緩やかな坂道が楽しいので、そのまま進みます。
■ 湘南の海!! ■
藤沢バイパスが国道1号線と合流すれば駅伝コースに復帰するかと思いきや、
まだ風景はTV中継と違います。
そういえば、茅ヶ崎当たりは海沿いの風景だったよな・・・。
ヤバイ、このままじゃ「徳光さん」に実況してもらえなくなっちゃう・・・・。
そこで茅ヶ崎付近で進路を海岸に向けます。
湘南らしいお洒落なカフェやサーファー向けショップがチラホラと現れ出したら、
眼前に「海ーーー」

ここまで浦安から70Km。
さてここからは海沿いの国道134号線を進みます。

そうそうこの風景だ。
徳光さん、ばっちり中継をお願いします・・・って居る訳無いか。
ロードバイクの方も増えて来ました。
134号線は工事中の区間も多く、
自動車の渋滞の脇を集団ですり抜けて行きます。
■ 寒川神社のお祭りらしい ■
湘南大橋を越えたらもう直ぐ「平塚中継所」。
花水川の橋を越えた所にあります。
大磯からは海沿いを離れて、国道1号に復帰します。
吉田茂の邸宅は確かここら辺にあったと思いながら走っていると、
お祭りの一団に出くわしました。
どうやら本日は、寒川神社の春祭りの様です。

■ 小田原到着。 いざ箱根へ ■
この辺からは箱根に向うロードバイクの方が沢山いらっしゃいます。
そして、既に箱根方面から返っていらっしゃるい一団も。
酒匂川を越えたら、小田原はすぐそこ。

どうやら本日は小田原もお祭りの様です。
市内いたる所に神輿が繰り出しています。
掛け声が独特です。
可愛らしい子供神輿に出会いました。

■ いざ、箱根の上り坂に突入!! ■
「小田原中経所」を過ぎたら道は湯元に向けて緩いのぼり。
ビンディングのおかげか、バイクの性能か、
このくらいの上り坂は30Km/hが楽に維持出来ます。
箱根湯元の駅を抜けたら、ここからは箱根の上り坂。
かつて「天下の剣」と言われた東海道の難所です。

昨日まで天候が悪かったので、本日の箱根は大渋滞。
上の写真は車が居ない時撮りましたが、
側溝のどぶ板の上を進まなくてはなりません。
上りでただでさえ安定しないのに、時々溝にタイヤがはまります。
実は、自転車で箱根を登るのはこれが二回目。
大学生の時に、イトーヨーカドーで2万9千8百円で買った
なんちゃってロードバイクで登った事があります。
あれはキツかった。
勿論ビンディングなんて付いていないし、
車体は鉄の塊で重たいし・・・・。
それに比べて今回は・・・・やっぱキツイじゃないか。
ギア、フロント3枚なのに、もう一番軽いギアに入っちゃってるよ・・・。
それにしても、引き足って慣れてないと使えないものですね。
だって、引き足に使う筋肉が鍛練不足だから、もう攣(つ)っちゃってます。
・・・・大丈夫か46歳のオレ。
でも、ここで負けたらダメ人間確定だぞ・・・・
500m進んではヒーヒーと休む事を繰り返します。
■ キター!! 最高到達点 ■
学生時代のに一度登っているだけに、
この先の長さが分かるだけにツライ。
若者に抜かれ、バリバリのオジサン達にも抜かれ、
それでもキター!! 最高到達点。
海抜874m。

ここからは、一回フェイントの登りがあるけれど、
そこからは、一気に芦ノ湖に下ります。
ゴールテープはもう直ぐだ。
風を切って、一気に下ります・・・・。
・・・シマノのブレーッキって利きが悪いくせにカックンじゃないか??
アルテグラってこんなもんなのか・・・・。
今までのカンパみたいに、ヌルーーって利いてくれない。
後輪が流れそうで恐いじゃないか・・・。
ヤベー、手が攣(つ)ってきた・・・。
■ カンパニョーロ VS シマノ ■
この自転車に乗るのは3回目ですが、
カンパニョーロのグリップに慣れた身からすると、
どうもシマノのグリップは大きすぎてブレーキが引きづらい。
さらに、指先でブレーキレバーを引くと、
ブレーキレバーがシフトを兼ねているので、横にぶれてしまいます。
結果、ブレーキの効き始めの「当たり」が良く分かりません。
そして、ブレーキがどのくらい利いているのかの「感じ」もつかめません。
さらにブレーキシューが硬いのか、利きだすと一気に制動が掛かります。
これは下りでは怖い。
後輪をロックさせたら、コーナーでズルってコケちゃいます。
だから、コーナー前で十分減速して、
コーナー中もポンピングみたいなブレーキの当て方をします。
(シマノを使われる方は、ブレーキに不満は無いのでしょうか
それとも、6500アルテグッラの癖でしょうか?)
ここら辺、カンパのブレーキは引いた分だけリニアに反応します。
ブレーキレバーとシフトレバーが独立しているので、
ブレーキレバーが横ぶれする事も無いので、
人指し指1本で、楽にブレーキ操作が出来ます。
コーナー中もブレーキを緩める感じで安定感を維持出来ます。
但し、シフトのスムースさはシマノの圧勝です。
多分に「慣れ」の問題もあるのでしょうが、
私は、カンパのカッタン、カッタンというシフトチェンジにも
なんだか人間くささを感じてしまったりします・・。
そんなこんなで、初めてのシマノのSITレバーに苦しみながら
涙半分チョチョ切れながら、コーナーを何回か攻めていると、
お、芦ノ湖が見えて来た。
■ ゴール!! 芦ノ湖到着 ■
ようやく芦ノ湖に到着です。

苦闘8時間。
距離120Km。
平均時速、21.6Km/h。
よくやった46歳オレ。
それにしても箱根は凄い人です。
お昼ごはんは、蕎麦でも食べようと思っていましたが、
ここはガッツリと焼肉定食で鋭気を養います。

鳥居も見たし、プチ観光気分を味わいました。
■ 下りは登りに、 登りは下りに ■
少し、血糖値も戻って来たので帰路に付きます。
そこで当然ながら、往路の下り坂が、復路では上り坂として立ちはだかります。
芦ノ湖からの復路は、いきなり登り坂です。
・・・キツイ。でも頑張ります。
ちょっとギアーを重くしたら、あれあれ、登り易いぞ・・・。
そうか、ビンディングだからクルクル回せばいいと思って、
ギアーが軽すぎたようです。
意外にも順調に「最高点」に到達。
ここからは、一気に下りです。
薫風を頬に浴びて、走る走る・・・って56Km/hはヤバクないか・・・。
取りまわしも、ブレーッキも今一慣れないバイクの下りは恐い・・・。
途中からは、前の車に追いつきます。
車が良いペースメーカになってくれるので、
オーバースピードに気をつけながら順調に下ります。
宮之下からは、大渋滞です。
バスがボトルネックになっている様です。
握力も集中力も切れてきたので、ゆっくり下る方が安全です。
■ 函嶺洞門を過ぎたら、箱根路も後僅か ■

おなじみの函嶺洞門を過ぎたら箱根路も後わずか。
人でごった返す湯元を過ぎて、一路、小田原を目指します。
■ 踊り子号で1時間で東京に ■
小田原の駅前は、お祭りで盛り上がっていました。
やはり面白い掛け声です。
さて、自転車をたたんで、
輪行バックに収めたら・・・って収まらないですよ。
だって、娘が小学校4年の時に買ってあげたバックですから。
だから、こんないい加減な有様。
後輪も面倒なのでいつも外さない。
まあ、何か、袋みたいなのが被っていれば電車には乗れます。(いつも)

帰りは踊り子号で1時間で東京に。
いつも思うのですが、電車って安いですよね。
人力で移動する手間を考えたら、特急料金入れても安い。

本日の走行距離、142Km
平均速度 21.6Km/h
まあ、二年ぶりの自転車で遠出なので、
今日のところは勘弁してやる、オレ。