アメリカは米国債の債務上限引き上げで議会が紛糾し、政府機関が一部閉鎖に追い込まれています。10月18日までに決着しなければ米国債がデフォルトしますが、市場関係者で本気でデフォルトを心配している人は皆無でしょう。
ティーパーティー派の議員とて、デフォルトが世界経済の崩壊の引き金になる事は充分に承知しています。彼らはオバマにピストルを突きつけていますが、オバマの手には手榴弾が握られているという構図です。
まあ、これで引き金を引いたら、自爆の道連れ確定ですから、共和党は決してピストルの引き金を引く事は出来ません。最後は適当な所で折り合いますが、米国債デフォルトの影響が大きければ大きい程、オバマが有利なことに変りありません。
最後はオバマが共和党にある程度花を持たせる形で決着すると、誰もが想像しています。
結局デフォルトリスクは限りなくゼロに等しく、仮にデフォルトした場合は、不可抗力では無く人為的にデフォルトが選択された事になります。こういった自爆テロは予測不可能で回避する事は不可能です。
ではデフォルトリスクはゼロかと言うと・・・・・・・・オバマが悪魔で無い限りは・・・ゼロなのでしょう。