■ フランスで昨年末に死亡した人の冷凍保存検体から新型コロナウイルスを検出 ■
フランスでは昨年12月以降に死亡した人の冷凍検体のPCR検査をした所、アルジェリア出身の男性の検体から新型コロナウイルスが検出されたそうです。彼は昨年末に亡くたっそうで、中国への渡航歴は無かった。
この事はフランスでは昨年末には新型コロナウイルスの市中感染が広がっていた事を示します。イタリアでも昨年秋から原因不明の肺炎が流行していたと医師達が発言しているので、ヨーロッパでの新型コロナウイルスの市中感染は少なくとも昨年末には始まっていた可能性が高い。
■ 市中感染の拡大を2月以降にしてしまったので「爆発的感染力」になってしまった ■
新型コロナウイルスの潜伏期間は長い人で14日以上と報告されていますが、これはウイルスの増殖率がインフルエンザの1/100程度と低い事で起こっていると考えられます。発症しても抗体が出来ない人も居る程チンケな毒性なので、T細胞やマクロファージでウイルスの増殖がそこそこ抑え込まれており、二日酔いなど免疫が低下する要因が有った時、ウイルスが増殖して発症すると考える事が自然です。
多分、昨年末か秋以降にも新型コロナウイルスの感染で死亡する高齢者はそれなりに居らしたハズですが、欧州でも日本でも原因不明の肺炎、或いは老齢の肺炎として処理されていたのでしょう。
世界は武漢で新型コロナウイルスの感染が拡大した12月中旬を起点に、それ以降に自国の水際対策をしていますが、日本では1月下旬以降、欧州では2月以降に市中感染が始まったと考えられて来ました。ところが、この時点で市中感染拡大から既に2か月以上経っていた訳で、PCR検査を増やせば増やす程、感染者が見つかる状況になっていた。
これは日本の4月以降と同じ状況で、PCRの検査体制を充実させ検査数を増やす事で、感染が指数関数的に増えている様に見えてしまった。結果的に自然再生産数R0=2.5という高い感染力があるウイルスだと思い込んでしまったのでしょう。
■ 日本は昨年秋にはウイルスの市中感染が始まっていたかもしれない ■
各国ともロックダウンから1か月程で感染ピークを迎えていますが、日本はロックダウンや、強制的な政策をほとんで取らなくとも3月末から4月初めで感染ピークを迎えています。これは専門家会議も認めています。
私の計算では昨年12月中旬に100人の感染者が居た場合、自然再生産数2.5で3月下旬に感染ピークを迎えますが、日本での自然再生産数は東京でも1.7なので、3月末に感染ピークを迎える為には、感染開始はもっと早い時期、多分、秋ごろには市中感染が始まっていた可能性が有ります。
アメリカはインフルエンザの使者が昨年末から今年始めまで大変多かったのですが、この中にも多分、新型コロナウイルスの感染者が入っていた可能性は高い。
■ 5月中旬に緊急事態宣言の見直しがされるだろう ■
昨日、千葉県内では一部のファーストフード店が店内での飲食を解禁していました。森田知事も段階的な自粛解除を検討すると発言しています。大阪も「大阪方式」を取ると発表しています。
各都府県の知事達は、政府とは別の個別の判断をし始めています。これは、支持者からの要望によるものだと思われます。緊急事態だから5月6日までは我慢して自粛していた企業や個人事業主も、このままでは「本当に潰れる」と感じ始めたのでしょう。政府の保障が薄い事も彼らの危機感を煽っています。
「コロナよりも自粛延期が怖い」これは多くの事業省の実感になりつつ有ります。
ネットの論調も「コロナ怖い」「コロナ対策が遅い」という物から、「このままじゃ経営が成り立たない」「このまま自粛を続けたら倒産する」「5月31日まで自粛していたら生活が出来ない」に変わりつつ有ります。
ヨーロッパやアメリカでは、段階的にロックダウンが解除され始めたので、一層、国民の間に「自粛緩和」の声が広がると思われます。
政府は緊急事態宣言の修了の具体的な数字を挙げていませんが、それにより自粛が5月31日より長引くと考える人が多い様です。しかし、私は経団連などの圧力から緊急事態宣言の修了宣言は意外に早まると考えています。
具体的数字を挙げていないので、「世間の空気」を読んで、自粛緩和に動き易いフリーハンド状態を作ったと妄想しています。
きっと、今、焦っているのは小池百合子都知事と、「8割おじさん」の呼び名が定着した北海道大学の西浦教授です。世間が自粛解除を求めると、強硬に自粛を求めて来た彼らへ非難の矛先が向かうハズです。(既にネットでは一部でA級戦犯認定されていますが・・・)
私は5月14日頃に安倍首相が緊急事態宣言の一部緩和を発表すると妄想しています。
これで株価は一時噴き上がりますが・・・・経済の落ち込みが数字的にハッキリするので・・・今度は一気に16000円を割り込む可能性が有る。後は政府と日銀がどれだけ気前よくお金をばら撒くかで決まります。
本日も根拠の無い妄想を垂れ流してしまいした。
さあ、ゴールデン・ウイーク明け、皆さん、全力で経済の歯車を回しましょう!!