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スエーデンは勝ち組か・・・死者は半数は高齢者施設の老人

2020-05-24 06:28:00 | 分類なし
 

■ スエーデン政府はトリアージの基準を明確にしている ■

世界で唯一、「集団免疫作戦」を取っているスエーデンですが、この方法の問題点は重症患者が短期間に増えると集中治療施設が足りなくなる事です。いわゆる「医療崩壊」が起こります。

そこで、スエーデン政府はICUへ入院する人の優先順位を定めています。

スウェーデンの日刊紙アフトンブラーデットは11日土曜、同国ストックホルムのカロリンスカ医科大学病院の文書に基づき、80歳以上の新型コロナウイルス感染者、また病歴がある60歳以上の感染者が、特別治療病棟の入院優先順位から除外されることを報じました。
この文書の内容は、「スウェーデン政府関係者が年齢グループにより特別治療病棟への入院の優先度を区別し、生存確率の高い人にICUの治療を受けさせようとしている」


1)80歳以上
2)60歳以上の基礎疾患のある人

これらの人達は、ICUに余裕が無い場合は入院の優先度が低くなります。


■ 「老人の見殺し」か「医療虐待の防止」か ■

上の挙げた高齢の方々は、新型コロナウイルスに最も感染し易く、最も重症化し易い方達です。一方で、仮に重症化した場合は、死亡率が一番高いグループでも有ります。

「老人の見殺し」と思われても仕方の無い政策ですが、実は重症化した高齢者に「優しい」政策だと私は考えます。

一般的には新型コロナでICUに搬送される患者は、だいたい呼吸困難に陥っているので先ず気管切開で気管挿管を行い人口呼吸器に繋がれます。そして強制的に酸素と空気を混合したガスを肺に送り込まれます。肺が繊維化して柔軟性を失っているので、これはかなり苦痛を伴います。

アメリカの医師は「新型コロナの患者の多くは高山病の症状に近く、酸欠で夢見心地の様な状態で運ばれて来る」と語っています。彼は気管挿管に反対して治療スタッフから外された様ですが、現在は酸素マスクの自然吸入でも充分呼吸できる事が分かっています。しかし、アメリカでは未だに気管挿管が続けられていると私は推測します。何故なら、その方が医療保険制度のメディケアから病院に支給される金額が高くなるから。これは医療虐待に等しい。

気管挿管による人工呼吸や、様々な効果も疑わしい投薬を行っても、80歳以上の高齢者や、基礎疾患を持つ高齢者が生き延びる確率は極めて低い。又、命を取り留めたとしても肺などの大きなダメージを負っているので、細菌感染などによる肺炎など直ぐにお亡くなりになる可能性は高い。

だから医療資源が足りなくなった場合、高齢者のICUへの入院の優先度を低くするスエーデン政府の政策は合理的だと言えます。その分、若い人が助かるのですから。


■ スエーデンの死者の50%は高齢者施設に入居する老人 ■

この様な政策を取るスエーデンの新型コロナウイルスの死者は現状4000人弱です。このうちの50%程度が高齢者施設に入居している高齢者だそうです。

スエーデンは「集団免疫作戦」を実施するに当たり、高齢者の自主隔離を呼ぼ掛けています。高齢者施設の老人は外出しないので、隔離された状態です。

しかし、高齢者施設の職員は封鎖されていない街で普通にマスクをせずに生活をしているので、高齢者施設へのウイルスの侵入を防ぐ事は出来ません。当然、施設内での集団感染が起きた。

この様な状況でもスエーデンの人工100万人当たりの死者数は318人で、イタリアの502人や、イギリスの465人を下回っています。


■ 医療崩壊を起こしたイタリアではトリアージは医師の判断に任された ■

ヨーロッパで最初に感染が拡大したイタリアでは、医療崩壊が起りました。イタリアは慢性的な財政難なのでICUの病床数が少なかった。

次々に運ばれて来る重症患者を前に、イタリアの現場の医師達は、誰をICUに収容して誰を収容しないかの判断を迫られます。当然高齢者の優先度が低くなりますが、イタリアは高齢者を大事にする国なので、医師達は相当なプレッシャーの中でトリアージを行っていた様です。

ある医師は「酒の飲み過ぎで病気を持っている患者と、一所懸命に生きて来た高齢者のどちらをICUに入れるかは相当に迷う」と語っています。

この様な医師のストレスを軽減する為にも、本来は政府が「トリアージの基準」を明確にするべきですが、「高齢者を見殺しにするのか」という国民の声が怖くて、政府は政治的にトリアージの基準を決める事が難しい。

スエーデンの政府が国民に信頼されているからこそ「集団感染作成」や「トリアージ」が実行できるのです。そして国民は自分自身に責任を持ち、自己判断で危険を回避しています。非常に成熟した社会なのです。


■ ドタバタだけど集団免疫作成を続けるブラジル ■

実はブラジルも集団免疫作戦を実行中です。ジャイル・ボルソナロ大統領は「このままでは経済が破綻する」としてロックダウンの様な強制的な対策を取っていません。

これに対して国際社会は非常に批判的です。メディアも「墓地に新しい墓穴が次々に掘られている」などと煽情的な書き方をして大統領を非難しています。




上のグラフの一番最後に曲線が立ち上がる薄いオレンジ色がブラジルの人工100万人当たりの死者数ですが、未だピークには達していませんが、人口100万人当たり100人を少し超えた辺りでぴーくを迎えそうです。(季節的にはこれから寒くなるので、もっと増える可能性も有りますが)

ブラジルが死者の正確な数を把握し切れていない可能性は否定出来ませんが、しかし、ヨーロッパ諸国より死亡率が低い事は確かでしょう。これは自然免疫の影響や、高齢者が少ない事などが原因と思われますが、ハイリスクの高齢者が少ないブラジルが集団免疫作戦を実行する事には合理性が有るのです。

世界にはブラジルと似た様な国は多く存在しています。それらの国ではロックダウンを実施するメリットは少ない。


■ 東アジアはもうコロナを忘れてもイイ ■

日本を始めとする東アジアは「ファクターX」によって新型コロナウイルスに社会が耐性を持っている事が確実です(認めたく無い人は一部に居ますが)。

東京も25日(本日)、緊急事態宣言の解除が発表され、明日からは段階的に自粛解除が始まります。感染の再拡大を懸念して、徐々に解除が進みますが、日本の新規感染者数の20人程度などは、世界の別の地域の新規感染者数に比べたら屁みたいな数字です。

カリフォルニアなどは1日の新規感染者数が1000人を超えていますが、既に規制が緩和され始めビーチは人で賑わっている様です。

アメリカ全土で人口は日本の2.5倍程度ですから、日本の状況はアメリカ全土で新規感染者が50人程度発生した状況と同じです。もう、一所懸命に感染者を捜しても見つからない状態が現在の日本です。(PCR検査の数に差がありますが)

韓国も少人数の感染に国民はビクビクしていますが、東アジア諸国はもう新型コロナウイルスなど忘れても問題の無いレベルまで感染は収束しています。


ただ、日本人は潔癖症なのいウイルスが持ち込まれていない病院や高齢者施設が残っているかも知れません。その様な場所で、今後、散発的に集団感染は発生すると思われますが、それが社会全体に広がる事は有りません。・・・元々、「ファクターX]によって守られていたのですから・。

「恐怖」で世界を壊してしまった私達・・・コロナは終わったが・・・

2020-05-24 00:50:00 | 新型コロナウイルス
■ チョロすぎる新型コロナ ■

世界的にロックダウンが解除され、東京も25日に緊急事態宣言が解除される見込みとなりました。

新型コロナウイルスに関する「不都合な真実」が徐々に明らかになり始めています。その最たるものが、「新型コロナウイルスの抗体を世界の人々は元々持っていた」というもの。

<引用開始>

独自】未感染者の半数すでに免疫?...米研究、過去の風邪が経験か〔読売新聞〕


新型コロナウイルスにまだ感染していない人の約半数が、すでに免疫を一定程度持っている可能性があるとする研究結果を米ラホイヤ免疫研究所の研究チームが近く米科学誌セルで発表する。過去に他のコロナウイルスに感染した経験が影響したとみられている。感染や重症化をどの程度防ぐ力があるかは不明だ。
 研究チームは、流行が始まる前の2015~18年に米国で収集された20~60歳代の保存血液20人分を調べ、約半数から新型ウイルスを認識する免疫細胞「ヘルパーT細胞」を検出した。

<引用終わり>



既に過去に感染したウイルスによって新型コロナウイスるに反応する抗体を人々が持っていたという事で、「交差免疫反応」と呼ばれるものです。同様の研究結果はドイツでも報告されています。

ただ、この抗体が新型コロナウイルスの発症をどの程度抑えるのかは明らかになっていません。抗体の中には免疫細胞の中にウイルスを引き入れる悪い効果を持つものもあり、また、何らウイルスの増殖防止に役立たない抗体もあるからです。

ただ、本来免疫力の低い子供が新型コロナウイルスに感染(或いは発症)し難い、或いは50代以下でほとんど重症患者が出ない事などから、世界の人々は新型コロナウイルスに有効な何等かの抗体を持っていた可能性は高い。

特に東アジアでは中和抗体を持っていたと仮定しなければ説明のつかない感染率の低さとなっています。

「誰も抗体を持っていない新種のウイルス」として世界は恐怖しましたが、結局「チンケ」で「チョロイ」ウイルスだった事が徐々に明らかになっています。

■ 死ぬ人は死ぬ 以上! ■

世界は何故、こんなチンケなウイルスにこれ程までに過剰に反応してしまったのか、陰謀論を抜きにして考えてみます。

1)急激に症状が悪化して死に至る
2)症状の無い感染者がウイルスをまき散らす

新型コロナで死に至るケースは主に二つ。

A) 両方の肺が間質性肺炎になり、酸素を取り込め無くなって死亡する
B) 全身の血管の内皮細胞が炎症を起こし血栓などにより多臓器不全を起こす

この二つの症状とも高齢者で基礎疾患を持っている患者に出やすく、結果的に重症者や死者のほとんどが65歳以上の高齢者となります。新型コロナウイルスは「老人の疫病」だった。

糖尿病患者などは血管障害を発症するケースも多く、又、リンパ球である好中球の活動が不活発になる為に、新型コロナウイルスの恰好のターゲットになります。


一方で好中球を多く持つ子供や、自然免疫が強い健康な大人では感染してもほとんど症状が出ないか、風邪程度の軽症で治癒します。

ですから、言葉が悪い事を承知で書かせて頂くと「新型コロナウイルスがターゲットとする人が死ぬ=死ぬ人が死ぬ」・・・ただそれだけのウイルスだった。


■ 自然再生産数R0が初期に高く出た理由 ■

新型コロナウイルス感染で世界が過剰な対策を取った原因は、初期に観測された自然再生産数R0が高く、さらに見掛けの致死率も高かったことが挙げられます。

1)新型コロナウイルスは考えられているより早く各国に侵入し感染を広げていた
2)若者は発症すらしないか軽症なので新型ウイルス感染と分からないまま感染を広めた
3)高齢者の感染や死者はインフルエンザの中に埋もれていた

4)武漢で「新型が発生した」と騒がれてから世界はPCR検査を始めた
5)既に浸入して感染を広げていたウイルスだったのでPCR検査数を増やせば感染者が増える
6)PCR検査数の増大がR0の見掛けの数字を押し上げてしまった

7)症状の出ない、或いは軽い若年者がPCR検査から外れた為、感染者数が低く見積もられた
8)ハイリスクの高齢者の致死率は高かったので、「強毒性」と勘違いされた

ドイツやWHOが発表した自然再生産数R0は2~2.5程度と高いものでしが、武漢からのチャーター機での帰国者のデータは1.7程度で、この数字を出したのは西浦教授です。


自然再生産数が2.5から1.7に減るだけでも、感染者数は大幅に減り、感染拡大スピードも遅くなります。西浦教授は自分で1.7という数字を算出しながらも、緊急事態宣言の時は2.5という高い数字で被害を予測して国民に8割の接触抑制を求めた。


■ ロックダウンにほとんど効果が無かった ■

感染拡大を緩やかにして医療資源を温存する目的で世界で実施されたロックダウンですが、ロックダウンした都市と、ロックダウンしていない都市の感染者の増加率がほとんど変わらなかったという研究が出始めています。

この事は、市中感染が始まってからロックダウンしてもその効果は限定的、或いは殆ど無い事を示唆しています。

実際にロックダウンをしたイギリスはロックダウンしていないスエーデンよりも人口当たりの死者数が高くなっています。経済的理由でロックダウンを断念したブラジルですが、最終的に人口当たりの死者数はヨーロッパ各国と変わらない数字になりそうです。

今後、仮に第二波、第三波が発生したとしても、世界各国は大規模なロックダウンを実施しないでしょう。

■ 学問的に検証はされても、政治的に反省はされない ■

今後、新型コロナウイルスの「チョロさ」に関する研究結果が沢山出て来ると思います。同時に学門的にはロックダウンの効果も検証されるでしょう。

しかし、政治的には、各国のロックダウンや、コロナ対策の反省は成されないでしょう。今後、世界経済が壊滅的な状況になる中で「実はロックダウンは間違いでした」なんて発表してしまったら政権崩壊どころか、暴動が発生します。

むしろ「ロックダウンが世界を救った」と宣伝され、日本でも小池百合子知事の人気が高まる可能性が有ります。(本当は日本の経済被害を拡大した張本人なのですが)


■ ウイルスに多く触れる人は健康になるのに、ウイルスを逃れようとする人々 ■

新型コロナ騒動が終わっても、女性や高齢者を始めマスクを常用する人は以前にもまして増えるでしょう。ポストコロナの時代、人々はウイルスの感染を極度に恐れる様になります。

しかし、新型コロナウイルスで得られた経験は、「ウイルスや細菌に多く接触する人は、自然免疫が鍛えられており、獲得免疫の種類も多いので感染症に罹り難い」という当たり前の事実です。

これは寄生虫学の権威である東京医科歯科大学の藤田紘一郎名誉教授が以前より書かれている事ですが、何故か人々は「感染」を遠ざける事で自らの免疫力を下げる事に余念が有りません。床に落ちた物は「3秒ルール」で口に入れる位が健康には丁度良いのです。


■ 焼け太りするワクチンビジネス ■

今回の新型コロナ騒動で大儲けするのはワクチンビジネスです。

来年からは「ただの風邪」になるであろCOVID-19ですが、インフルエンザ同様に多くの人がワクチンを接種するハズです。

ワクチンは効果のあまり期待できないDNAワクチンから実用化が始まるはずです。大腸菌のプラスミド(環状DNA)にウイルスのDNAの一部を埋め込んで、大腸菌を培養する事で短期間に量産が可能なDNAワクチンですが、その効果は3カ月程で消えてしまいます。

免疫賦活力が弱いので、補助として「アジュバンド」げ添加されると思われますが、アジュバンドの安全性は立証されていません。それどころか、アジュバンドが何故免疫を賦活する効果は発揮するのか作用原理も良く分かっていません。部分的に比較的長期間炎症反応を持続させる効果があるのですが、「異物」を直接筋肉などに注射するので、免疫の異常反応を引き起こす可能性は充分に有ります。

私は新型コロナウイルスごとき「チョロイ」ウイルスで、効果も安全性も怪しいワクチンを打つ勇気は有りません。

■ アビガンは危ない ■

新型コロナウイルスの救世主の様に一部で持ち上げられたアビガンですが、私は絶対に服用したくありません。

アビガンはRNAポリメラーゼの働きを阻害し、細胞内でのウイルスの増殖を抑える効果を持ちますが、ウイルスのRNAだけで無く、人の胚や精子にも影響を与える事から「催奇性」があります。厚労省は特別なケースに限ってアビガンの使用を承認しています。それは他のどの薬も効かなインフルエンザに対してであり、実際には、鳥インフルエンザの様な強毒ウイルスを想定しています。

陰謀論界隈では「タミフルを売りたいアメリカがアビガンの使用をさせない」などと噂されていますが、サリドマイド同様に催奇性のある薬は本来承認されません。国内での臨床試験すら出来ない薬なのですから。新型コロナウイスるでは医師の判断で一部の患者で試験投与された様ですが、当然、もう子供を作る事の無い中年以上の患者に限定されているハズです。

今回は世論に押される形で今井尚也氏がが厚労省に承認を急がせた様ですが、この騒動が終わればアビガンは再び「封印」されるでしょう。


■ 「人はいつかは死ぬものだ」という単純な原理を忘れた人々 ■

今回のコロナ騒動によって、世界経済は壊滅的な影響を受け、コロナなど比較にならない被害を世界に及ぼすでしょう。

「緊急事態宣言を出せ」とか「東京もロックダウンしろ」と言っていた人々は、「緊急事態宣言など出したから経済がこんなになった」と手のひらを返して政府を批判するハズです。マスコミも同様な論調で塗りつぶされる事でしょう。

一方、彼らは、混乱の本当の原因に目を向ける事は有りません。こんなにも「バカらしい危機」が発生した原因は「人はいつ死ぬものだ」という当たり前も事を忘れ、コロナで亡くなる高齢者の死を、「明日は我が身」と恐怖した事にあります。

「自分だけは死にたくない」という強い思いが混乱を大きくしたのです。


実際にはコロナで死ぬリスクはインフルエンザで死ぬリスクよりも低い。始めは専門家も正しい情報を発信していましたが、欧米での感染が広がるにつれて、正しい意見は消えてしまいました。


私達は「人はいつかは死ぬものだ」という当たり前の事を忘れ「恐怖」に囚われて世界を壊してしまった事にこれから気付くのです。