2009年12月11日 読売新聞朝刊より
■ 新型インフルエンザの患者が大幅減少 ■
本日の読売新聞の朝刊で、新型インフルエンザの患者数が大幅に減少に転じた事が報道されました。どうやら新型インフルエンザの感染はピークを過ぎたようです。データは国立感染症研究所の速報値で、第49週(11月30日~12月6日)の集計です。
国産ワクチンの接種が開始されていますが、医療従事者と妊婦、入院中の基礎疾患のある患者が11月中に接種を開始したグループです。この中には感染の中心世代である幼児や小中学生は含まれていません。従って、患者数の減少はワクチンの効果では無く、感染が収束に向かっている事の現われです。
■ 結局、季節性並の感染者数 ■
上図は第47週の感染者数のグラフです。本日発表される第48週のデータがピーク値を示すデータになるはずです。読売新聞のグラフでは1医療機関あたり40人の患者数です。この40人という数字、実は今春の季節性インフルエンザの患者数とほぼ同等です。この事に新聞やニュースは決して触れる事はありません。
さらに、ちょっとの発熱でも子供達が病院に殺到していますから、通常の季節性インフルエンザに比べ、患者の補足率は高まっているはずです。マスコミや世間が騒がなければ、新型インフルエンザの患者数は季節性インフルエンザの今春のピークを下回っていた可能性もあります。オーストラリアなどのデータでは、新型インフルエンザの患者数が季節性を下回っています。国を挙げての予防キャンペーンが功を奏したとも言えます。
感染症情報センターのホームページには下のURLから入れます。
http://idsc.nih.go.jp/idwr/pdf-j.html
■ インフルエンザの死者に迫るワクチンの死者 ■
今回の新型インフルエンザの国内の死者は、12月6日で100人を越えました。
http://mainichi.jp/select/science/news/20091207ddm041040109000c.html
一方、国産新型インフルエンザワクチン接種直後の使者は国内で64人に上っています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091209-00000112-mai-soci
ワクチン接種開始から日も浅い事を考慮すると、新型インフルエンザに感染して死亡するよりも、新型インフルエンザワクチンを接種して死亡する確率の方が圧倒的に高くなってしまいます。
64人の内、ワクチンが原因の死因がどのくらいあるかは不明ですが、そもそも今回の新型インフルエンザが殆ど発症しない高齢者が、わざわざ新型インフルエンザワクチンを接種して、それが原因で死亡したとするならば、これを無駄死と言わずして何と言えば良いのでしょう。(言葉が悪くて申し訳ありません)
■ 輸入ワクチンを打つのは誰だ? ■
未だ国産ワクチンも余っているようですが、年が明ければ輸入ワクチンの接種が開始されるでしょう。それまでに感染が下火になれば、輸入ワクチン不要論が国民の間から湧き上がる事も予想されます。
厚生労働省とマスコミの世論の誘導の仕方に非常に興味が持たれます。
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