■携帯依存症を間近に見る日々■
4月に息子が高校生になりました。
かねてからの約束で、妻が携帯電話を契約してあげました。
それからというもの、息子は片時も携帯を手放しません。
「トイレや風呂まで携帯を持ち込む子供達」という話は聞いたことはありましたが、
まさか自分の息子がそうなるとは・・。
朝起きる、携帯を開く。
食卓に着く、携帯を覗く。
部屋を覗く、携帯を見ている。
夜中に部屋を覗く、携帯とニラメッコ・・・。
いくら注意しても改善の兆しはありません。
これが世にいう携帯依存症か!!
■パケ放題なんて、もうアホかと■
息子の携帯の代金が月1万円弱。
ほとんど通話していないのに、メールとiモードでよくもまあ・・・・。
さらに、ワンセグで夜中のアニメまで録画してチェック。
アホだ。
息子もアホだが、親もアホだ。
パケ放題なんて契約にすれば、
子供が自己規制なんてするハズ無いから、
当然、携帯依存症。
■強権発動!!携帯を止めた■
テスト直前も携帯とニラメッコする息子に、妻もとうとう切れた!!
強権を発動して、DOCOMOに電話して携帯の使用をストップ。
携帯自体にロックを掛ける方法なので、ワンセグもストップ!!
息子よ、社会はキビシイのだよ。
忠告の後には、実力行使が待っているのだよ。
父親が仕事で使用している携帯の使用料が5000円で、
息子のお前が1万円は、社会が許しても、私が許さないんだよ!!
■情報から隔絶したらどうなるか■
実は、息子はパソコンも持っている。
しかし、ネットには繋がっていない。ただの箱です。
どうせ、ロクなモンは見ないのだから、
インターネットの接続量は自分で契約して自分で払えと言ってあります。
銀行に口座を作りに連れて行きましたが、
写真入の身分証明書を持っていなかったので、その時は作れず仕舞い。
我が家はTVが見れません。
共働きなので、TV見放題状態に呆れて、電源コードをハサミでチョキン!!
さて、携帯も無く、TVも無く、ネットも無く、新聞も読まない・・。
情報から隔絶された息子はどうなるのでしょうか??
■20年前の高校生■
尤も、20年前の高校生なんて、こんな感じでした。
朝起きて、メシをかきこんで、朝練に飛び出して、
夜8時頃に部活から帰宅して、夕飯食って、風呂に入ったら疲れて寝る。
なんとシンプルな生活でしょう。
■メールが無いと生活出来ない現代の高校生■
今の高校生は携帯が無いと生活出来ないようです。
少なくとも、息子はそう言います。
「部活の連絡も全部メールなんだよ!!」
確かに息子達は通話はしません。
全部メールばかり。
1ヶ月のメール件数が1000通に達したと自慢していました。
アホだ。
■シンプル機能の携帯が欲しい■
携帯に関しては、多分譲歩せざるを得ないでしょう。
支払いを息子の口座からにして、
パケ放題を、定額プランに変えて契約し直そうと思います。
4月、5月の違約金が幾ら掛かるか、とても心配ですが、
規制の掛からない携帯を持たせるより、
自分の小遣いの範囲でやりくりする事が最善かと思います。
本当はワンセグのアンテナなんて、ヘシ折ってやりたいのだけど・・・。
本当を言うと、もっとシンプルな機能の携帯があったら良いと思っています。
携帯の会社は、通信料を稼ぐ為、メールから写メール、デコメール、
iモードと、パケット通信料が掛かるサービスを開発してきました。
でもね、いくら企業の業績が上がっても、
将来を担う子供達が、携帯ジャンキーのサルになってしまったら、
携帯会社はどう責任を取るのでしょう?
ワンセグ無し、iモードの接続制限強化の携帯電話を売り出したら、
親は安心して携帯を子供に持たせられます。
ドラえもん携帯じゃ駄目ですよ、
もっと格好良いデザインで。