ソクーロフの映画だから、仕方がないのかも知れないが、まず劇的な展開がない。一切ない。ただ、静かに、室内劇として目立った動きもドラマもなく、ただ、ヒロヒトの終戦直前の姿と、戦争が終わった直後が描かれる。
あまりにあっけなさ過ぎてがっかりするし、昭和天皇を主人公にした彼の苦悩を描いたドラマとして受け止めるには、情報量が圧倒的に少なすぎる。
しかも天皇に対する僕たち日本人が抱くイメージと、ソク . . . 本文を読む
基本的には、ここにはプレビューは書かない。これは僕の備忘録だから、誰かに読んでもらったりするためではない。だから、宣伝活動につながるようなことはあまりしようと思わない。だけど、今回はちょっと方針転換だ。だってIST零番館の佐藤さんは、あまりに宣伝を疎かにし過ぎだ、と思う。こんなに凄い企画を立てたのに、広報活動がここまで後手に回っていいのか、と心配になる。
まぁ、いらぬお世話かもしれないが、作 . . . 本文を読む