これは『期末試験』にひっかけたタイトルで、「期」のところに「ワタシ」(私)を入れただけ。そんなタイトルだったなんて、見るまで知らなかった。高校生にとって、この期末試験が終わると、夏休みがやってくる、そんな時間の物語。
期末の後は、夏休みだけではない、冬休みのときもあるし、春休みもある。いずれにしても子供たちにとって長期休暇直前の関門がこれだ。この芝居が描くさわやかな時間は、すてきな時間迎える . . . 本文を読む
SABU監督の新境地なのだろうが、全然面白くない。彼が頭で作ったような映画を見ても面白いはずがないと思っていたが、ここまでつまらないとは、別の意味で驚いた。走らないSABUなんてSABUじゃない、だなんて言うほど彼のファンではないが、走りを禁じられて、ビジュアル重視の映画として、小林多喜二である。見る前から、なんか、想像を絶した。怖いもの見たさに近い感覚で劇場に足を運ぶ。
始まってしばらくは . . . 本文を読む
トラン・アン・ユン監督が『夏至』以来5年ぶりに放つ新作。ロス、ミンダナオ、香港を舞台にした表面的にはアクション映画。しかも、ハリウッドからジョシュ・ハートネットを主演に招き、彼が追う行方不明の青年を日本から木村拓哉。香港のマフィアに韓国からイ・ビョンホン。ジョシュの親友であり現地の警察官としてショーン・ユーという国際色豊かな超豪華キャストを組んだ大作映画である。いつものようにフランス資本で、言語 . . . 本文を読む