キネ旬の特集で見たティム・バートンの写真がなんだかクロム・モリブデンの青木秀樹さんとやけによく似ていた、と思ったのはきっと、僕だけだろう。もうすぐ、クロムの新作がまた、大阪でも見れて嬉しいな、なんて思いながら、ティム・バートンの新作を見る。本当は『第9地区』が見たかったのに、劇場に行ったら、1時間以上待たなければ、見れないので、あきらめて、アリスを見てしまった。
もちろんティム・バートンが描 . . . 本文を読む
初めての作家を読むのはちょっと緊張する。どんな文体を持つのか、どんな発想を、どう見せるのか、それが気になる。健闘していても、そこまでだ。なかなか凄い人には出会えない。1冊でさよならするしかない人も多い。
今回も微妙なラインだ。こういう中間小説の問題点はいつも同じだ。かなりよく出来ているにも関わらず、がっかりするしかないのは、せっかくの発想をつまらないオチで台無しにさせることだ。どいつもこいつ . . . 本文を読む