いろいろ書きたい映画や芝居はあるのだが、まず今はこれから始めたい。
ついに『ヤマト』を見てきた。まだ封切りから5日目なのだが、見るならこれから、と思い劇場に足を運んだ。期待と不安が半々で、先日の『ゴースト もういちど抱きしめた』のような『スマスマ』レベルの隠し芸大会になっていたなら、どうしよう、と、予告編を見た時から本当はかなり不安の方が勝っていた。ただ、監督は山崎貴なのだから、そんな自爆行 . . . 本文を読む
今なぜ、沢木耕太郎が昔20代で書いたノンフィクションを、今20代の若い作家たちが映画化しようと思ったのだろうか。昨年、伊坂幸太郎の『ラッシュライフ』を映画化した東京芸大が贈る劇場用長編オムニバスの第2作である。前回同様4人の学生監督が、1本の映画を競作するというスタイルだ。
この重くて暗い70年代の現実を今の視点から映画化することを通して、変わることのない「現代人」の孤独の深淵を切り取ろうと . . . 本文を読む