また2部作。でも、『SP』とは違い今回はちゃんと独立した作品になっている。2時間10分。ノンストップで、アクションのつるべ打ち。3部構成。GANTZに3回呼ばれる。どんどんエスカレートする。ヒーロー物の定番をちゃんと踏襲しながら、今までになかった新機軸が、あっと驚く発想のもと展開していく。しかも、謎が謎を呼ぶ意味深なラストもちゃんと用意して4月のパート2に期待させる。二宮和也と松山ケンイチの関係 . . . 本文を読む
まさかのファンタジーである。終盤では定番の『銀河鉄道の夜』までもが引用される。これが深津篤史の新作なのか、と驚かされる。とてもじゃないがありえない構造である。しかし、ただなんとなく見ている分にはとてもこれがファンタジーだなんて見えないことも事実だ。ストーリーの結構もわかりにくいし、まるで、この作品世界が観客である僕の心に入り込まない。作品からどんどん取り残されていくような気分がして焦った。
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3話からなる連作。手紙のやりとりからなるミステリ。湊かなえの小説としてはこれまでで一番よくできている。ただ、『告白』の時もそうだったが、最初はいいけど最後までその勢いが持続しないのが彼女の問題点だろう。今回は各エピソードがほとんど独立しているからトータルな評価は意味がないのかもしれないが、3話目の弱さは如何ともし難い。
話自体もよくできているし、必ずしも単純ではないし。2話まではこの手の作品 . . . 本文を読む