お正月マレーシアに遊び行ったとき、偶然映画館でこの映画の予告編を見た。驚いたね。だって、とてもじゃないけど、まともな映画には見えなかったからだ。それは、日本ヴァージョンのような感動を売りにしたものとはまるで違い、なんだか訳のわからないとんでもない代物に見えた。あの衝撃は忘れない。その時見た映画よりも、この予告の方がずっと印象に残っている。冗談のような映画に見えた。まぁ、実物を見てもそんな感じなの . . . 本文を読む
なんと沢木さんの短編小説集である。これは沢木さんが書く初めての小説らしい。全体は9つの作品からなる。作者の意図通りのとても読みやすい作品になっている。大人でも子供でも、理解できる。それは簡単な話だから、ということではないのは当然だ。ここに描かれる気持ちは、誰もが心当たりのあることばかりで、だから、子供でも大人でもわかるというのである。
各エピソードは長さにばらつきがあるのも沢木さんらしい。編 . . . 本文を読む
原作コミックは30分程度で一気に読めたのに、映画は2時間以上ある。それって何か? 特別原作を膨らませて、オリジナルストーリーとしてまとめたわけではない。どちらかというとストーリー自体は原作にとても忠実である。追加したエピソードはたぶんそれほど多くはないはずだ。(もう半年以上前に読んだので、細かいことは覚えてないのだが)
では、なぜ、こんなことになったのだろうか、と考えると、思い当たるのは主人 . . . 本文を読む