原田眞人監督の新作は久々のバイオレンスアクション。東映映画によくあるやくざ映画とは一線も二線も(そんな言い方あるのか?)画する作品だ。こんなにもスタイリッシュなヤクザ映画を見たことがない。まぁ原田監督はそのキャリアの初期にもこのタイプのアクション映画は作っていた。郷ひろみ主演の『さらば愛しき人よ』だ。87年作品なのでもう35年も前になるのか。感慨深い。当時はあんなかっこいいアクション映画が日本でも . . . 本文を読む
アマゾン・プライムの扱うマイナーな日本映画のラインナップは凄い。こんな映画が入っているのか、と驚くことも多々ある。それよりなにより、そこにはまるで知らなかった自主制作のような映画まであるのだ。さすがにその全部を見ることはできないし、あまりに出来の悪い映画まで入っているから、慎重に選ぶ。貴重な時間を無駄にはしたくないからね。あたりまえの話だが、この世の中にはたくさんの映画がある。僕たち(もちろん映画 . . . 本文を読む
子供たちのために書かれた本を大人である僕も読む。子供だましなんて言う言葉があるけど、児童書を書く人にはそんなことをする人はいない。恋愛小説の騎手である彼女が書く児童書はいつも明確な目的意識がある。だからある意味少し内容は重くて硬い。ストレート過ぎてきつい。原爆を扱った『ある晴れた夏の朝』なんて特にそうだった。だけど、この重さが胸に染みる。これは誰もがきちんと向き合わなくてはならないことなのだ。
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