市井昌秀監督の新作は香取慎吾、岸井ゆきのを主演に迎えた夫婦の危機を描いた作品。旦那への不満をSNSで「旦那デスノート」として発信することで怒りを抑えていた妻。だが、それを夫が見てしまうことから起こる騒動を描くコメディ作品という骨格なのだが、単純に笑わせてほっこりさせるという安易なハートウォーミング映画にはならない。だからといって重いタッチになんかまさかならないけど。実にバランスよく楽しめる娯楽映画 . . . 本文を読む
ラストで「少年の名前はハヤブサ」という語り部(生田朗子)によるナレーションが入ったところで初めてこの物語が、あのハヤブサの話だったのか、と気づくという段取りになったなら理想的だったのだろう。アフタートークで生田さんがこの台本をもらい読んでいて「そこまで読んで初めて、あぁ、そうだったのか、と思ったの」と語っているのを聞いたとき僕も「そうか!」と納得した。彼女のようにそこまで何も気にせず(気づかず)こ . . . 本文を読む