習慣HIROSE

映画・演劇のレビュー

小川糸『椿ノ恋文』

2024-02-02 12:27:08 | その他
待ちに待った新作をようやく読み始める。シリーズ第3作。あの鎌倉の代書屋、ツバキ文具店が帰ってくる。前作『キラキラ共和国』からかなりの歳月(調べたら6年だった)が経ったから、少しお話や登場人物を忘れていて最初はなんか乗れなかったけど、だんだん調子を取り戻す。   この至福の時間に入り込んでいく。結婚から出産を経て、変わっていく鳩子さんが再び代書屋を再開する。ふたりの子どもを産んで、家族 . . . 本文を読む
コメント

『“それ“がいる森』

2024-02-02 12:25:47 | 映画
まさかこの映画がこんな映画だった、だなんて想像もしなかった。一応ホラー映画だろうとは思っていたが、安物のUFO映画だったなんて、ありえない。設定も展開も史上最悪。こんなバカな脚本とわけのわからない宇宙人👽の映画にGOサインを出したのは誰だ?   相葉雅紀は本気でこんな映画に出演したのか。松本穂香はあんなアホな先生役を演じて恥ずかしくなかったのか。野間口徹は何の疑いもなく、あの教頭のあ . . . 本文を読む
コメント

月森乙『弁当男子の白石くん』

2024-02-02 12:23:44 | その他
この手のYA小説は数あるけど、そこにはなかなかの傑作が隠れていたりするから侮れない。今回の初めての作家は日大中国文学科卒で商社勤務を経て、オランダ、アイスランド,ハワイ、ドイツ等(この「等」って?)に移り住み、現在はアメリカのオハイオ州在住という強者らしい。今回の小説はよくある学園ものだが、そんなキャリアが作品に生かされているのか、なんてことも楽しみ。   あまりにもパターンに忠実す . . . 本文を読む
コメント

『ミーガン』

2024-02-02 12:21:56 | 映画
一応これはホラー映画だが、怖がらせることを目的としたショッカー映画ではなく、お話で見せるタイプの映画になっている。そこには昨日見た『哀れなるものたち』にも通じるものがある。レプリカントが意思を持ち、という『ブレードランナー』パターンにも近い。もちろんこれはそんな立派な大作映画ではないけど、なかなかよく出来た映画小さなになっている。   ラストも潔い。こんなところで、と思うくらいに唐突 . . . 本文を読む
コメント