台湾の新作映画で、スリラーサスペンス。こういう映画が本国公開から日本ですぐに見ることができるって凄い時代になったものだ。傑作というわけではないし、どちらかと言うと失敗作である。だけど見る価値はある。
まず、そのルックスが素晴らしい。ひんやりとした夜の空気が確かに伝わってくる。映像がスタイリッシュで切り取られた画角が斬新でカッコいい。デビット・フィンチャーの『セブン』を想起させる。心臓 . . . 本文を読む
今日はちょっと軽めのエンタメ小説を読むことに。初めて読む作家さんで、帯には「エンタメ作家である私の集大成です!」とあるから信用して読み始めた。
21歳になる元アイドルダンスグループのまメインボーカル歌手だったイケメン男が役者として再スタートする。書けなくなったシナリオライター小鳥遊さん(35歳)と出会い、彼女からのアドバイスを受け入れて少しずつ芸能界で力を発揮していくというお話。よく . . . 本文を読む
乾ルカの新作。白麗高校3部作の完結編。前作の『水底のスピカ』が面白かったので期待して読んだ。高校時代(3年時)と現在(卒業から7年後)が交錯して描かれる。8年前のあの時何があったのか。そして担任だった水野の死の謎。ミステリースタイルでお話は展開する。主人公はあの頃虐めに遭っていた優菜。今は母校で図書館司書教諭をしている。もうひとりの主人公は自称作家の華。あの頃優菜を虐めていた。今はスーパーのバイト . . . 本文を読む