なんだか気になる不思議なタイトルだ。舞台美術が作品に先行して作品作りがなされたというのもなんだか不思議。竹腰かなこさんにまずプランを自由に作ってもらってそこから得たインスピレーションをもとに台本を書き起こした。舞台装置に合わせて芝居作りをした。何重にもなる(舞台上に3つ、客席にまで作られてある)細胞膜を思わせるアーチ。そこは3人の女性がそれぞれ暮らしている3室の部屋。あるいは水族館の水槽のガラス、 . . . 本文を読む
初めて見る劇団だ。旗揚げから既に今回で9年になるらしいが知らなかった。今回の作品は彼らの代表作の再演。案内をいただいたので見に行くことにした。どんな世界を見せてくれるのか、楽しみである。ダブルキャスト2ヴァージョンでの上演。僕が見たのはチームピンクの方。まるで予備知識もなく見た。思いもしない芝居だった。戸惑いながらラストまで見た。こんなにも音楽がない。感情を音に乗せないのだ。せりふも少ない。噛み合 . . . 本文を読む