シリーズ第2弾だが、明らかに前作からパワーダウンしている。もともとこれは低予算の脱力系アクション映画だったけど(前作を見た後このブログには感想も書いてない。忘れただけでわざとではないけど)今回は前作のスピンオフって感じで、前作のオマケみたいな映画に仕上げている。これはある種確信犯ではないか。ここまでしょぼい映画にしなくていいのにわざとしている。阪元裕吾監督は遊んでいる。
小さな話で、倒すべき敵は格下の殺し屋予備軍のふたりだけ。簡単にやっつけて終わり、ということなのに何故か、手こずる。たったふたりを101分の時間をかけて倒すってあり得ない。しかもかなり同レベルで戦っているし。普通の映画なら、敵は前作以上の強敵であるはず。なのにこの映画は雑魚を登場させて、どちらかというと、彼らふたりの方が主人公みたいな描き方をする。これは女子高生の殺し屋ふたりの話なのに、ね。
だいたいこの映画、ギャグ漫画のノリの冗談みたいな小品。映画ではなくワンエピソード23分のTVシリーズでいい。だから今回はそんな23分程度のエピソードを101分にした豪華版(?)なのだろう。映画を見た後、ネットで調べたら、9月には第3弾が公開されるみたいだ。もちろん今回はかなりスケールアップした作品みたい。同時にTVシリーズも放送するみたいだ。ようやく本気モードになったみたい。