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映画・演劇のレビュー

『デデデデ』6〜11話

2025-01-05 10:48:00 | 映画
6話はまさかの門出の心の闇を描く話になる。これがどこまで続くかと暗い気分になるが、このエピソードのラストで再び高校生の今に戻ってくる。凰蘭が再会したアイツ。ここまでを1話として見せ切る。ほんとに凄い。

基本的に23分の1話でワンエピソードが完結するように作られている。その積み重ねから全体が前進していく。見事な構成である。脚本、構成は吉田玲子。映画が2時間の2本で完結したように配信版は23分18本で完結するのだろう。

大学編に入り二葉の登場、さらには侵略者たちを政府が公表して、侵略者狩り、あるいは駆除が本格化する。お話は静かに進行していく。軍備を増強してアメリカの介入を阻止する。そんな中、SHIPはテロに向かう。彼らとの共存や保護はまるで考慮しない国家を守るために武闘派を貫く自衛隊。もちろんそれは政府の方針である。国の指導者は軍事産業と結託していき、侵略者を駆逐する。のらりくらりと躱わす無能な総理はなにもしないで、スマホで見るアイドルに夢中。

だけど、これは壮大なスペクタクル映画ではない。あくまでも、おんたんと門出の友情話である。お話はここから終盤に突入する。

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