大好きなクラシック音楽、本、美味しいお店、旅行などの記録です。
休日はソファの上でリラックス!
アーノンクール/ウィーンフィル「ブラームス ドイツ・レクイエム」
ブラームスのドイツ・レクイエム。大好きな曲で複数のディスクを持っていますが、外れがほとんどない、ある意味誰が演奏しても感動的な演奏となる鉄板の名曲です。強いて挙げるとバレンボイム指揮の新旧両盤がよかった印象があります。
先日、横浜駅に出た際、年末だし何かあれば買おうとモアーズ6階のタワーレコードに寄りました。その際に購入した一枚です。
鬼才の問題意識爆発の壮演です。これは驚きました。
冒頭の弦を耳を澄まして聴いて、コーラスに入ります。アルノルト・シェーンベルク合唱団の清楚な響きを聴き続けたくなるのですが、ちょちょちょっと待って、何?今の冒頭の音楽。不気味なスローテンポ、暗く重い旋律。先頭に戻してもう一度始めからスタートします。聴き慣れた壮麗な静かな音楽とは別物の気難しいブラームズが顔を出します。こんな音楽だったんだ、こういう面が隠されていた曲なんだ。
その後もブラームズというよりバッハを思わせるアタックがあったりと、初めてこの曲を聴くような新鮮な驚きがあります。大好きな曲ですが最近はほとんど聴いていなくて他の演奏と細部での比較はできないのですが全体の形、姿が違います。純音楽というよりまさにレクイエム。これは死者への慟哭、過激な葬送曲です。
アーノンクールは、初期のモーツァルト、ベートーヴェンは刺激的でしたが、その後は比較落ち着いていたような印象を持っていました。ウィーンフィルとの演奏ではアイーダが最高でしたが、それに匹敵して驚き、納得できました。2007年12月のライブですから、3年後の発売となります。どういう事情でここまで遅れたのか分かりませんが、発売されてよかったです。これは名盤です。
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「中栄」(築地場内)
普段は手に取らないのですが「週刊現代」に読みたい記事があり、パラパラと眺めていたところ、巻末に築地特集があり、そうだ築地があるじゃないかと思い立ちました。
まずは一度行きたいと思っていた場内の「中栄」です。カレーファンにも評価高いここの辛口カレーです。
早朝の店内、吉野家のようなコの字方の狭いカウンターです。カレーとハヤシを半分ずつの合がけが名物のようですが、私は辛口の印度カレー(500円)にしました。10秒くらいででてきます。
昔風の日本カレー、スパイシーです。美味い。ネットで見た写真からもしかしたらと思っていましたが、やっぱり大好きだった新橋の「スマトラ」の味に似ています。好みのタイプ。このカレーは元祖がどこかにあるのでしょうか。クセになるとろみのあるカレーです。
ルーが若干足らなかったので、スマトラでもやってくれるルー大盛を次回はやってみたいです。新橋の「スマトラ」は昼間の数時間しか営業していない不思議な店なのでなかなか用事がないと食べることができません。築地も早朝から昼までの営業なので食べやすいとはいえませんが、他の楽しみもありますし、カレー好きならワザワザ出向く価値ありです。
今回の築地ツアーの主目的は週刊現代に載っていた「鳥めし 鳥藤分店」の「水炊きの定食」だったのですが、気分が変わり、これもいつか一度と思っていた「きつねや」の肉どうふにしました。
肉どうふ600円とそこそこの値段なのに、ホルモン皿、肉どうふなど一品だけではダメ、酒かご飯を一緒に注文することと注文うるさく、味もここでしか食べられない一品ではありませんが、豆腐にダシが沁みていてうまかったです。日本酒と一緒にと思ったのですが、後のスケジュールの都合でご飯と合わせました。外のテーブルでの立ち食いは気分いいです。
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「玉友」(築地)
お持ち帰りは週刊現代で紹介されていた「まぐろ藤田」でまぐろのブツを買って帰るつもりでした。
朝の7時すぎ、青森県大間産のまぐろ100g、1000円が店頭にありました。ただ、ネットで見て美味そうだった100g、2500円のものはありません。どうしようかと徘徊しながら考えて、やっぱりせっかくなので一度高いまぐろを食べてみたい。ガラスケースに鮪のブロックが複数あり、ご希望の値段、量で切り分けますと張り紙がありました。これだ、100g、2000円程度のを頼んでみようと店に戻りました。
そこで2000円くらいのを200gで注文したのですが、今は出来ませんとのこと。ここは場内の本店で売っている本マグロの中から切れ端を提供している店なのかもしれません。ガラスケースのブロックは見世物でしょうか。しかも、100g、1000円のブロックはもうなくなっていました。300円、500円のものもありましたが、今回はパスです。
気を取り直して、定番の昭和食品で鮭の切り身です。「トキ鮭」(トキシラズのことでしょうか?)の切り身が3切れ1000円だったので切ってもらいました。まだ食べていませんが楽しみです。
もう一品は玉友で赤玉の厚焼き玉子焼き(860円)にしました。帰宅していただくと甘さとうま味がバランスよく絶品です。家でも作って食べられる玉子焼きを買うのは贅沢ですが、築地の厚焼きは堪りません。
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